強風と雨の富士山

2019年07月18日(木) 〜 2019年07月19日(金)

• GPS: 08:55
• 距離: 10.8km
• 登り: 1,442m
• 下り: 1,424m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:07
• 休憩: 0:04
• 合計: 1:11

12:39 富士宮口五合目
12:53 12:56 富士宮口新六合目
12:56 12:57 六合目雲海荘
13:50 新七合目御来光山荘

2日目

• 山行: 6:11
• 休憩: 1:34
• 合計: 7:45

5:03 新七合目御来光山荘
5:33 5:36 元祖七合目山口山荘
6:14 6:17 八合目池田館
7:03 7:13 九合目萬年雪山荘
7:31 7:45 九合五勺胸突山荘
8:18 8:20 富士宮口頂上
8:24 8:24 三島岳
8:39 8:55 富士山
9:02 9:02 三島岳
9:07 9:07 御殿場口頂上
9:26 9:33 九合五勺胸突山荘
9:55 10:01 九合目萬年雪山荘
10:31 10:42 八合目池田館
11:13 11:29 元祖七合目山口山荘
11:52 11:57 新七合目御来光山荘
12:30 12:30 六合目宝永山荘
12:31 12:31 富士宮口新六合目
12:41 12:42 富士宮口五合目
12:48 ゴール地点

6.5合目（新7合目）にある御来光山荘に宿泊。
五合目からここまで1時間30分、ここから頂上まで3時間30分。
もう30分歩いて元祖7合目山口山荘に宿泊したほうが、
翌朝のスタート時間の調整、距離とも有利かと思う。
下りで足をやられないよう、スローペース下山につとめた。

天候

7/18曇りのち雨(深夜大雨)
7/19早朝、8合目から合目から頂上。曇りのち強風を伴い雨。
10時過ぎ頂上から9合目、雨のち曇り。八合目から下、晴れ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

愛知県から新東名
新富士インターから国道139号、
登山道入口交差点から県道180号
水ヶ塚駐車場（1000円）
シャトルバス（往復で買うと2000円）

コース状況／危険箇所等

火山性の細かい石ころで、踏ん張りづらい。
降雨時、水が吸い込まれるので、ぬかるみはない。
コース全般にロープが張ってあり、霧でも雨でもコースを見失う事はなかった。

写真

7/18 10:41

先ずはここ、世界遺産センターへ

7/18 11:52

運転手さんと私一人。(7/1812:00発)でも、1000円(笑)

7/18 12:29

25分ぐらいで、五合目到着。デッキから見上げてみるが・・

7/18 12:36

真っ白で何も写ってません(笑)出発前に富士山をバックに(笑)ヘルメット着用ヨシ！

7/18 12:53

六合目の山荘が見えてきました。関東方面は、非常に明るい。晴れているようです。

7/18 12:55

さあ、ここからジグザグ始まります。

7/18 13:01

お世話になる山小屋がはっきり見えてきました。

7/18 13:24

あら、雨粒がレンズに。降り出す前にカッパを着ておく。

7/18 13:35

当たり！降っってきた。霧？雲？から雨に。宿はすぐそこなのに。

7/18 13:54

カッパ集団とともに渋滞のまま到着。御来光山荘です。

7/18 16:59

晩飯を嫁に写メしたら「味噌汁？」の返信（笑）

7/18 17:10

天気が気になる、確認。台風？みたいな雨。窓際の私はヒューヒュー音に悩まされ、イカレたおじさんの窓を開ける攻撃で雨を浴びる。睡眠が浅い。

7/19 4:28

7/19の朝。とりあえず雨は降ってない。頂上を見上げるが・・頭痛が有るが、出発することに決める。

7/19 4:28

なんと幻想的な朝の景色。この後過酷な修行が待っているとも知らずに。では、出発！

7/19 5:32

祝3000m！

7/19 5:37

ここの方が風速計で測定中に遭遇。15メートルの言葉。けっこう強いです。

7/19 5:43

風でもっていかれる。水分がまとわりつく。雨粒が音を立てて当たり始めた。下山組に「上までいくの？」と言われる。上は、相当ひどいのか？

7/19 6:18

手が冷たくて冷たくて、真っ白。相当ひどかった。

7/19 6:42

昨年足が痙攣して、撤退したポイント。今年もここまでか・・
崖を背に強風から逃れ、飴を舐め、いろいろ考える。

7/19 6:49

止まない風。諦めて歩き出す。

7/19 7:03

昨年断念したポイント通過。そして9合目へ。

7/19 7:21

印象的な岩。相変わらずビュービュー。この岩の向こうは雪渓がありました。

7/19 7:38

五勺、刻んできました（笑）もう三時間も歩いてる。雨がひどすぎて、カバンを開ける勇気がなく、エネルギー補給ができていない。

7/19 8:19

やったー！ガスの中から突然鳥居が見えた。

7/19 8:19

お鉢のフチまで来たわけだ。一礼して通過する。

7/19 8:22

ほんとは郵便局寄りたかった。でもずぶ濡れだから、通過。郵便局と隣の建屋の間の石垣を、終わりなき強風が吹き抜け続けます。

7/19 8:28

何も見えないが、ヤバいのはよくわかる。剣が峰手前の馬の背。ほそ~い、風強〜い〜、坂キツ〜イ、足取られる〜。寒いし、腹減ってるし、頭痛いし。

7/19 8:54

剣が峰です！一番高い所！
ここに登る前、さすがに疲れて15分休憩。
やっと柿の種とカントリーマアムをぶち込む。

7/19 8:56

すると、観測所にブルがやって来た！あの坂を平気であがってきた、やっぱスゲー！

7/19 9:05

この天候です。ここに来ただけでも無謀だったので、計画変更。
お鉢回りは、中止。下山ルートも御殿場ルートから、来た道富士宮ルートで。

7/19 9:44

疲れ果て無心に降りてきた。40分降りて来てやっと写真撮る気に。

7/19 9:51

大きな穴ぼこの雲。九合目小屋が見えてきた。

7/19 10:11

風も雨も止んだ。境目だ。山頂方向の写真。

7/19 10:12

振り向いて麓方向の写真。どえらい違い。

7/19 10:21

朝は目の前しか見えなかったが、ここで間違いない。昨年の断念ポイント。甦る昨年の景色。今年は準備しただけあって、ちょっとひざ上が痛いだけ。

7/19 10:30

八合目の鳥居も、しっかり確認。西の空が明るい。午後は良くなりそうだ。

7/19 10:33

いい感じの景色。八合目。

昨年は富士山衛星センターの文字が気になったが、今年は、身体は心配なしです。

7/19 10:37

ちょっと休憩中。地面半分空半分。

7/19 10:53

ここ。厄介な岩の所。九州弁の方と会話。8合目に泊まる様子。「シャワーなんか無い」の言葉にショックを隠せない様子。何しに来たんだか？やはり富士山は観光地なのか？

7/19 11:30

すごく暑くなってきた。しかしいい空だ。

7/19 11:28

元祖七合目下、ブル道の所。雨具をはぎ取るが、ザックカバー内に水が溜まってる。ザックからは雫が・・。上は脱げそうもない。

7/19 11:36

振り返っても晴れてきた。山頂付近も回復してきたかな？

7/19 11:55

を〜！帰ってきた、御来光山荘。出発して7時間半かかりました。

7/19 12:13

上から見た3組の大行列を、渋滞なくうまくかわせた。道幅が広くて助かった。しかしいい天気。

7/19 12:15

」「あ〜、今山頂ならよかっただろうな」なんて思いながら、13:00のバスを目指すことにする。

7/19 12:19

未練たらたら。振り返ってばかり。

7/19 12:41

ついに登山口まで来た。ちょうど24時間の滞在でした。

13:00ちょうどのバスに乗れました。今回は、4名の乗客と運転手さん1人。窓の外には雲海。

撮影機器：

RICOH WG-4 リコー

iPhone 6s Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ウインドブレーカー ズボン 短パン タイツ フリース 靴下 帽子 ヘルメット 雨具 折り畳み傘 タオル ストック 登山靴 ザック 行動食 スポーツ飲料 塩飴 ホイッスル レジャーシート ファーストエイドキット テーピング シップ バンテリン ガムテープ 日焼け止め 保険証 携帯 モバイルバッテリー カメラ 時計

備考

濡れても冷たくならない手袋が欲しかった。

感想

エアライン

梅雨明け前の富士山。標高ごとに違う天気。
豪雨と強風に、恐怖を覚える。動画


これが山の天気ということか。

御来光登山ではなくピークハントなので、どゆっくり体力温存登山。
でも、頭痛がずっと。（高山病？）
原因は、五合目到着後、即スタートかな？
やはり一時間ぐらい粘らなければいけなかったか、あの昭和な、そしてあからさまに外人向け売店で（笑）

しかし、頑張ったのか無謀なのか、よくわからなかった。
昨年より、体力的にも時間的にも余裕があったが、逆に天候面で最悪であった。

昨年は、自分に症状がはっきり出て引き返したが、今年は、自分に症状がない。
雨はカッパとインナーでしのげた。風も強かったが、進めることは出来た。
これは、経験により決断する、判断したことだ。人に言われた訳でも、ひとが言うことでもない。無理のない登山って、他人に迷惑を掛けない登山って、何だろう？
永遠のテーマだ。

家庭と職場に無理言って休みをもらい、、準備計画してきた富士登山。
天候はコントロールできませんでしたが、体調はうまくコントロールでき、達成感のある山行きでした。
ケガもなく無事戻ってこれました。ありがとうございました。