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Yamareco

記録ID: 1938208
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

兎岳

2019年07月20日(土) 〜 2019年07月22日(月)
 - 拍手
めぐっち その他6人
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
53:32
距離
41.9km
登り
3,645m
下り
3,835m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
12:20
休憩
0:16
合計
12:36
7:32
477
スタート地点
15:29
15:45
263
20:08
宿泊地
2日目
山行
20:21
休憩
0:00
合計
20:21
3:16
701
宿泊地
14:57
14:57
520
23:36
宿泊地
3日目
山行
12:37
休憩
0:02
合計
12:39
0:25
756
宿泊地
13:01
13:03
1
13:05
ゴール地点
天候 小雨→曇り→晴れ→曇り→雨
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前夜発、梨元停車場にて仮眠。翌朝、北俣渡駐車場利用。
コース状況/
危険箇所等
水力発電所付近から入山、平谷山、立俣山を越えて幕営。
翌日兎岳まで頭を越す程のハイマツ帯を潜り抜け、笠松山に下り、北上して林道に出る。
林道が数カ所崖崩れで崩壊しており、歩行に最新の注意が必要。

950の等高線が書かれた右側の谷の崩壊は酷く、確保無しで越えるのは危険と判断した。手持ちの30mのロープでは越えられない規模。

既に数カ所の崩壊で時間を要していた為ビバークした。
ダムまで戻りダムの猿梯子を利用して渡るか、幕営地から下り渡渉するか、緩やかな尾根で笠松山の稜線まで戻るか…など色々案が出る中、幕営地から高巻きする事に。
翌日持っていた30mのロープと、スリングとカラビナで、なんとか全員3回の懸垂下降して崩落地を巻く事が出来た。
その後は易老渡への崩落があるが、そこはしっかりとした巻道が出来ている。
前日の梨元停車場。
2019年07月19日 23:15撮影 by  iPhone 8, Apple
7/19 23:15
前日の梨元停車場。
北俣渡Pから戻る感じで
2019年07月20日 06:27撮影 by  iPhone 8, Apple
7/20 6:27
北俣渡Pから戻る感じで
水力発電所
2019年07月20日 06:39撮影 by  iPhone 8, Apple
7/20 6:39
水力発電所
続いている雨で川が元気です
2019年07月20日 06:39撮影 by  iPhone 8, Apple
7/20 6:39
続いている雨で川が元気です
この電柱から入ります
2019年07月20日 06:42撮影 by  iPhone 8, Apple
7/20 6:42
この電柱から入ります
等高線通りの急登です。私は右寄りだったけど、左寄りのが良かったのだと思う。
2019年07月20日 07:37撮影 by  iPhone 8, Apple
7/20 7:37
等高線通りの急登です。私は右寄りだったけど、左寄りのが良かったのだと思う。
尾根と先駆者の跡を探して歩く
2019年07月20日 08:22撮影 by  iPhone 8, Apple
7/20 8:22
尾根と先駆者の跡を探して歩く
ホウキダケ
2019年07月20日 09:28撮影 by  iPhone 8, Apple
7/20 9:28
ホウキダケ
鹿の食事
2019年07月20日 09:32撮影 by  iPhone 8, Apple
7/20 9:32
鹿の食事
平谷山
2019年07月20日 10:23撮影 by  iPhone 8, Apple
7/20 10:23
平谷山
苔ワールド。すぐに踏み跡を見失ってしまう
2019年07月20日 11:51撮影 by  iPhone 8, Apple
7/20 11:51
苔ワールド。すぐに踏み跡を見失ってしまう
名も無きピーク 1851
2019年07月20日 12:15撮影 by  iPhone 8, Apple
7/20 12:15
名も無きピーク 1851
苔のプランター
2019年07月20日 14:27撮影 by  iPhone 8, Apple
7/20 14:27
苔のプランター
立俣山
2019年07月20日 15:30撮影 by  iPhone 8, Apple
7/20 15:30
立俣山
深南部が見える
2019年07月20日 15:44撮影 by  iPhone 8, Apple
1
7/20 15:44
深南部が見える
スタートが1時間半遅れ…予定地より1時間半手前の辺りで幕営。男性陣はブルーシートのタープで就寝。
2019年07月20日 17:26撮影 by  iPhone 8, Apple
7/20 17:26
スタートが1時間半遅れ…予定地より1時間半手前の辺りで幕営。男性陣はブルーシートのタープで就寝。
翌日…予定していた幕営地辺りから兎岳が見える
2019年07月21日 08:34撮影 by  iPhone 8, Apple
7/21 8:34
翌日…予定していた幕営地辺りから兎岳が見える
とても素敵な場所
2019年07月21日 09:07撮影 by  iPhone 8, Apple
1
7/21 9:07
とても素敵な場所
ココから核心部に入ります
2019年07月21日 09:11撮影 by  iPhone 8, Apple
7/21 9:11
ココから核心部に入ります
一気に高度が上がる
2019年07月21日 09:25撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/21 9:25
一気に高度が上がる
背丈より大きなハイマツ帯
2019年07月21日 09:58撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/21 9:58
背丈より大きなハイマツ帯
それを抜けると…南アルプスの前方が!
2019年07月21日 10:51撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/21 10:51
それを抜けると…南アルプスの前方が!
兎岳2799.8地点。ん?看板は2797.3だぞ?w
2019年07月21日 10:54撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/21 10:54
兎岳2799.8地点。ん?看板は2797.3だぞ?w
2019年07月21日 11:12撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/21 11:12
2019年07月21日 11:15撮影 by  iPhone 8, Apple
7/21 11:15
ザレてるけど、ハイマツ掴めば全然大丈夫な下り
2019年07月21日 11:18撮影 by  iPhone 8, Apple
2
7/21 11:18
ザレてるけど、ハイマツ掴めば全然大丈夫な下り
この稜線で下ります
2019年07月21日 11:45撮影 by  iPhone 8, Apple
1
7/21 11:45
この稜線で下ります
ここから見る聖岳は特別だね!
2019年07月21日 11:48撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/21 11:48
ここから見る聖岳は特別だね!
ハイマツも低いし、テープが多くて、分かりやすい!ありがたい!
2019年07月21日 11:48撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/21 11:48
ハイマツも低いし、テープが多くて、分かりやすい!ありがたい!
それでも、尾根を踏むか、軌跡を踏むか…悩みながらここまで来ました。笠松山からの劇下り。
2019年07月21日 15:22撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/21 15:22
それでも、尾根を踏むか、軌跡を踏むか…悩みながらここまで来ました。笠松山からの劇下り。
サクッと林道に合流
2019年07月21日 15:51撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/21 15:51
サクッと林道に合流
林道の崩れに人の手が入りません。
どんどん崩れるのみなのかも…
2019年07月21日 15:55撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/21 15:55
林道の崩れに人の手が入りません。
どんどん崩れるのみなのかも…
ガレガレの箇所も
2019年07月21日 17:10撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/21 17:10
ガレガレの箇所も
あぁ…まただ。
2019年07月21日 18:17撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/21 18:17
あぁ…まただ。
ココも…
2019年07月21日 18:45撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/21 18:45
ココも…
そしてラスボス。
酷い規模の崩れで、タープの為のロープを使い確保して、ロープを渡す事に。
が、30mのロープでは届かない…
安全第一⚠️諦める事に。
2019年07月21日 18:57撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/21 18:57
そしてラスボス。
酷い規模の崩れで、タープの為のロープを使い確保して、ロープを渡す事に。
が、30mのロープでは届かない…
安全第一⚠️諦める事に。
翌朝、沢や直登の高巻きなど調べるも、ビバークの幕営地の尾根から登り、高巻きして3回の懸垂下降で降りました。
人数が多いので大変だった…
2019年07月22日 11:33撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/22 11:33
翌朝、沢や直登の高巻きなど調べるも、ビバークの幕営地の尾根から登り、高巻きして3回の懸垂下降で降りました。
人数が多いので大変だった…
その後のカーブも心配しつつ…なんとか橋まで来れたー!!一安心。
2019年07月22日 12:04撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/22 12:04
その後のカーブも心配しつつ…なんとか橋まで来れたー!!一安心。
2019年07月22日 12:20撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/22 12:20
渡渉案の地点。
素人には渡れる気がしない💦
良い判断と調べてくれてありがとです!
2019年07月22日 12:23撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/22 12:23
渡渉案の地点。
素人には渡れる気がしない💦
良い判断と調べてくれてありがとです!
ダムの案。もうどれがどうなのかわからない…
この時の正しいジャッジは私では厳しい……
2019年07月22日 12:36撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/22 12:36
ダムの案。もうどれがどうなのかわからない…
この時の正しいジャッジは私では厳しい……
2019年07月22日 12:43撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/22 12:43
易老渡への道の崩落地。巻道はしっかりある
2019年07月22日 12:48撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/22 12:48
易老渡への道の崩落地。巻道はしっかりある

感想

ステップアップ山行として!!
破線もない完全なるバリエーション。の、CL。
人様の軌跡を参考に……が、そもそもの間違い。

自分でルートを読むのなら、ひたすらに尾根を探し、悩ましい箇所は相談したのかもしれない。

自分が前を歩くのにも関わらず、僅かなデータを参考にしたが故の…
反省と悔しさと歯がゆさと…
そして、責任と圧力と不安と…
そして何より仲間の優しさと強さと大きな支えへの感謝と…

もう色んな感情が入り混じった3日間になりました。

このコース。同じルートはおススメしません。
私達は先輩のアドバイスの元、有る物を最大限に利用し、ビバーク&懸垂下降しています。

⚠️安全第一⚠️
ただ、この3日間。本当に大きな経験をさせていただきました。
一般道には無い辛い箇所や心境を踏まえ、全てがとても身になり今後の意欲にも繋がりました。

どうぞ皆様。いつもどんなお山でも、出回っている情報以上の危険性を想定してお山を楽しんで下さいね🙏

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