鷹ノ巣山
東京都
zaoluck
- GPS
- 06:47
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,593m
- 下り
- 1,389m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
復路：倉戸口バス停から奥多摩駅まで約20分 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山口までが分かりにくい。氷川大橋の先で日原街道を横断したら右へ細い急坂を登る。私道のようなお墓わきの階段となり、廃線の高架をくぐる舗装路に出たら右。頭上に人道橋が見えたら指導標は無視して人道橋へ（他のルートもあるようですが）。羽黒三田神社を経て再び林道に戻ると、やがて石尾根への登り口に至る。 榧ノ木尾根は中間部がだだっ広い丸尾根で、踏み跡が不明瞭なので注意。榧ノ木山付近はトウゴクミツバツツジ？がたくさん咲いていた。 |
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感想
トイレに寄り、スパッツを付け、頭に汗取り用のタオルを巻いてストレッチしていると、奥多摩駅前バス乗り場の喧騒はいつしか嘘のように消え去っていた。静かになった駅前広場を背に氷川橋へと向かう。快晴、無風で少々暑い。
橋を渡るとすぐ日原街道の信号で、ちょっと戸惑った。2008年版山と高原地図の拡大図を頼りに歩いて来たが、一見すると手前に1本道がある。これは橋の下に潜る細道らしい。街道を横断し、右の細い急坂を辿る。これも正しいのか半信半疑だったが、思ったより簡素な多摩川林務出張所があるところを見ると、間違いないようだ。
右へ曲がり、民家に突き当たると左へ階段が伸びている。「先祖代々の墓」を横目に恐る恐る登っていくと、アスファルトの道に出た。頭上は小河内ダム建設鉄道跡の高架だ。ここでも逡巡したが、坂が上っていく右へ向かうことにした。道は谷を回り込んで伸びていて、向こう側に人道橋が見える。地図からそれを渡るのだろうと信じて近づくと、指導標が六ツ石山は橋を潜った先だと示していた。
首を捻ってウロウロし、意を決して橋に向かうと、あっさり「六ツ石山、鷹ノ巣山、雲取山」方面の指導標が見つかった。「なんなんだよ」と呟きながら暑い山道を辿ると、右手に羽黒三田神社が現れる。裏手に回ってなおも杉木立を直進すると、再び民家が見えて舗装された林道に戻った。
左へ歩いてすぐのプチショートカットで林道を少し短絡した後は、しばらく舗装道路歩きとなる。それも飽きたころに石尾根登山口の指導標が見つかった。汗みずくになりながらジグザグの山道を行くと木々の間から本仁田山が覗き、標高800mほどで尾根に出ると、吹き渡る風が心地良いものになった。
三ノ木戸山分岐を経て、しばらく行くと刈り払われた防火帯の尾根となり、険しい登り坂となった。汗を拭きとるため、坂の途中で10分ほど一休み。雲が出てきて気温は涼しいくらいだが、時折背中を太陽にあぶられる。前夜どこかで泊まったらしい登山者とすれ違うようになった。
さらに30分余り歩いて石尾根縦走路と六ツ石山との分岐に出た。お弁当休憩に六ツ石山に立ち寄る。分岐から5分ほどで広々した山頂に到着した。南西に一定の標高で連なる山々が見えるが、鶴寝山の山稜になるのだろうか。全般に霞がちで、視界が開けても富士山は見えないかもしれない。
先に着いていた7、8人のグループが出発すると、山頂には誰もいなくなった。三角点の標石を背もたれにしてコッヘルを使い、お握りとリゾット、ソーセージで昼食とする。日が当たると暑いが、陰ると涼風が少し寒いくらいだ。
後片付けを始めたころ、大きなリュックにあえぎながら男性が上ってきた。声を掛けるとヤマレコの話が出たので、お互いユーザーネームで自己紹介する。兵庫県出身のtatomoさんで、前夜は奥多摩小屋前でテン泊したとのこと。ヤマレコで知り合った人と一緒に山行したこともあるといい、「ヤマレコ使う人は気さくでいいですね」と笑っていた。
今回はネットオークションで買った簡易GPSを試しているそうで、「ガーミンなんかは高いし、嵩張るし」と、なんだか話が合う。当方も安い韓国製PG-S1を重宝していることを紹介し、「いつか、また山で」と声を掛けてお別れした。
石尾根縦走路へ戻り、六ツ石山頂の北側を巻いてから鞍部を越えて進む。将門馬場付近で尾根通しの道を選び、城山手前の急坂をクリアして一息ついた。さらにもうひとアルバイトで水根山。もっとも、どこが山頂か定かには分からない。右の樹間に蕎麦粒山や三ツドッケが覗き、左も時おり御前山から三頭山の稜線が見える。
指導標があって左下に並行する巻道が見えた。もし奥多摩湖方面に下りる時は、ここから榧ノ木尾根に向かうので覚えておく。少し登ると左手が草原状になって南西方向の視界が開けた。行く手にピークが見えるが、これは標高1650mの偽ピークだろう。そのまま草原状のルートになって、南西に連なる山並みをめでながら坂を詰めていくと、六ツ石山以上に広々した鷹ノ巣山頂に到着した。
頂上では20人以上が休憩したり弁当を食べていたりしている。予定より早く着いたので、こちらもゆっくり休憩しながら南側180度のパノラマを楽しんだ。“昔山ガール”たちが指差す方向をよく見ると、富士山が45度の雪と岩の縞模様としてかすかに見えている。奥多摩の山々は一望のもとだし、はるかに丹沢と思しき稜線も見えた。
さて、当初は稲村岩尾根から2時間足らずで着く東日原バス停に下りるつもりだったが、予定より早いのでだいぶバスを待つことになりそうだ。山と高原地図所定のコースタイムは50分ほど長いが、奥多摩湖側へ下りればバス便も多いので、うまくすれば奥多摩駅へ早めに戻れるかもしれない。
榧ノ木尾根から倉戸口バス停に出ることにして出発した。チェックしておいた分岐で巻道へ入り、風が来なくて暑くなったので山頂で羽織ったレインウエアを脱いだ。その尾根道に入ると軽い登り返しが何度かあって、なかなか下って行かない。焦る必要もないので無理せず周囲を見回しながら歩いていくと、ミツバツツジがたくさん咲いているのに気付いた。おしべが多いのでトウゴクミツバツツジという種類だろう。
やがて尾根が不明瞭に広がり、落ち葉で踏み跡が分かりにくくなった。方角に注意して下りていくとカラマツの林となり、それを抜けてなおも下ると軽い登り返しを経て倉戸山。「熊注意」の看板が目立つ平たい山頂だが、木々に遮られて見通しは利かない。
さて、バスの時間をチェックすると、15時35分の倉戸口発に間に合いそうな感じだ。そうなると何としても乗りたくなるのが性分。山腹を巻くように続く急坂を矢のような勢いで（？）下り、若い女性二人組を抜いたところで民家の裏の舗装道路に出た。間近に見える奥多摩湖と新緑の山のコントラストが美しい。
民家に出てからトンネルわきのバス停までが思ったより遠くて少し焦ったが、当方は余裕で間に合い、女性二人組もぎりぎりバスへ駆け込むことができた。4時前に奥多摩駅着。もえぎの湯の混雑を避けて今日も河辺駅前の温泉へ向かうつもりだ。最後のスパートが祟って腿の筋肉痛の予兆がするので、しっかりほぐすことにしよう。
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あの時は、時間は短かったんですが、
意気投合した感じで。
榧ノ木・倉戸山経由で下山されたんですね。
そのルート、前に通りました。
榧ノ木あたりで、どっちに行く？って感じで
踏み跡が不明瞭で、私も焦った思いがあります。
トウゴクミツバツツジがいいですね。
山で花が楽しめたら最高です。
昨年はアカヤシオなどが楽しめる時期に、
色々行ったような気がします。
石尾根、道路に出てからも長かったです。
地図には、道路の時間（約40分）を含んでいないですよね。
河辺駅に寄られたら、電車は座れますか？
その辺が心配なので、入るなら奥多摩駅で入っています。
また、どこかでお出会いできる日を楽しみにしております。
お天気にもよりますが、来週末はヤマレコでお出会いした
千葉の方と山梨方面の山に泊まりに行く予定です。
いつもは、早めに日記を書くのですが、今回は２つの命題が。
�，い弔發魯妊献�メの写真は、そのまま縮小してヤマレコに
貼っているだけなんですが、加工をしてみようと思い、模索中。
（写真になる前の生データ（ＲＡＷ）を「現像」しようかと。
まだ、完成しておりません・・・
�■韮丕咾鮃愼�したので、写真にＧＰＳ情報を付けて地図上に
表示したい。コンデジのときは、カメラにＧＰＳが付いていたので
地図上で見えるようにしていましたが、今回は、写真に情報を
埋め込まないと・・・。
まだ、手つかずです・・・。
こんなのに凝っていると、整理ができませんわ。
コメントありがとうございます。
テント背負っての長丁場、お疲れ様でした。登りでも「登山道まだぁ？」と言いたくなるような車道歩きでしたから。
河辺駅前の温泉は北口のデッキを渡ったビルの中なので駅歩1分。帰りの電車も青梅から2つ目の駅だし、電車は10両もつながっているしで混雑とは無縁です。ただし、ホリデー快速は通過です。
山梨方面、天気が良いと富士山が間近で素晴らしいでしょうね。好天を祈念しています。
では、また山で！
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