ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1946812
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間

四阿山・根子岳周回〜爽やかな高原の花たち+榛名ゆうすげの道

2019年07月29日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:41
距離
11.3km
登り
979m
下り
975m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:48
休憩
0:54
合計
6:42
6:30
6:31
71
7:42
7:43
41
8:24
8:24
23
8:47
8:50
9
8:59
8:59
14
9:13
9:26
16
9:42
9:46
39
10:25
10:25
40
11:05
11:33
66
12:39
12:43
22
13:05
13:05
1
13:06
ゴール地点
花観賞と散策です。根子岳分岐から大スキマ間で雨宿りをしています。
天候 晴れのち曇り にわか雨
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
菅平牧場駐車場 退場時に一人200円支払う。
コース状況/
危険箇所等
・雨後で滑りやすい。特に根子岳分岐〜大スキマ。泥と木の根。
・ゆうすげの道、オンマ谷のログはありません。
三日月。久々に夜空の月を見る。
2019年07月29日 04:02撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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三日月。久々に夜空の月を見る。
上武道路から朝焼ける赤城山。日本で二番目に裾野が長い山。
2019年07月29日 04:22撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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上武道路から朝焼ける赤城山。日本で二番目に裾野が長い山。
昨日訪れた黒檜山と中継局が建つ地蔵岳、荒山。
2019年07月29日 04:22撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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昨日訪れた黒檜山と中継局が建つ地蔵岳、荒山。
早朝6時半の菅平牧場。朝日が輝く。10時から11時ににわか雨が降り、午後は曇る予想。大スキマ手前の樹林帯内でその雨をやり過ごしたいため、反時計回り周回で行く。対策しておけば、むやみに雨中を歩いて濡れることはない。
2019年07月29日 06:25撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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早朝6時半の菅平牧場。朝日が輝く。10時から11時ににわか雨が降り、午後は曇る予想。大スキマ手前の樹林帯内でその雨をやり過ごしたいため、反時計回り周回で行く。対策しておけば、むやみに雨中を歩いて濡れることはない。
ウシに見送られて登山道へ。
2019年07月29日 06:29撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ウシに見送られて登山道へ。
夏のさわやかな菅平高原、気温18℃。青空のもと、ウシがのんびりと草を食み、トンボが群れを成す。
2019年07月29日 06:30撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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夏のさわやかな菅平高原、気温18℃。青空のもと、ウシがのんびりと草を食み、トンボが群れを成す。
オオバギボウシ。
2019年07月29日 06:33撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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オオバギボウシ。
ホタルブクロ。
2019年07月29日 06:37撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ホタルブクロ。
ミヤマママコナ。
2019年07月29日 06:43撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ミヤマママコナ。
クルマユリ。
2019年07月29日 06:51撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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クルマユリ。
キバナノヤマオダマキ。
2019年07月29日 06:56撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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キバナノヤマオダマキ。
ウツボグサの群生。
2019年07月29日 07:10撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ウツボグサの群生。
ハクサンフウロ。
2019年07月29日 07:38撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ハクサンフウロ。
テガタチドリ。
2019年07月29日 07:41撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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テガタチドリ。
シシウド。スターマインのように花が広がる。
2019年07月29日 07:43撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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シシウド。スターマインのように花が広がる。
ミヤマホツツジ。
2019年07月29日 07:45撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ミヤマホツツジ。
クルマユリ。
2019年07月29日 07:48撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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クルマユリ。
ムラサキタカネアオヤギソウ。
2019年07月29日 08:00撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ムラサキタカネアオヤギソウ。
青空にクルマユリ。
2019年07月29日 08:01撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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青空にクルマユリ。
ハクサンオミナエシ。
2019年07月29日 08:07撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ハクサンオミナエシ。
イブキジャコウソウ。
2019年07月29日 08:13撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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イブキジャコウソウ。
オンタデ。
2019年07月29日 08:15撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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オンタデ。
ハイマツの頂きにホシガラス。
2019年07月29日 08:48撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ハイマツの頂きにホシガラス。
ニガナの絨毯。
2019年07月29日 08:49撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ニガナの絨毯。
根子岳分岐。案内標が倒れてしまっている。今年1月の怒涛のラッセルを思い出す。5時間かけて登頂した。
2019年07月29日 08:58撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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根子岳分岐。案内標が倒れてしまっている。今年1月の怒涛のラッセルを思い出す。5時間かけて登頂した。
四阿山山頂が見える。
2019年07月29日 09:02撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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四阿山山頂が見える。
ビクトリーロードには長野祠。
2019年07月29日 09:12撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ビクトリーロードには長野祠。
四阿山山頂。新しくなった群馬祠。気温20℃、爽やかな風が吹き抜ける山頂。どう見ても怪しく暑苦しい男。
2019年07月29日 09:16撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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四阿山山頂。新しくなった群馬祠。気温20℃、爽やかな風が吹き抜ける山頂。どう見ても怪しく暑苦しい男。
長野須坂方面はガスの下。
2019年07月29日 09:24撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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長野須坂方面はガスの下。
ガスが迫る稜線。浦倉山は見えず。
2019年07月29日 09:25撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ガスが迫る稜線。浦倉山は見えず。
調査中。見たこと聞いたことはあるのだが・・・。イワカガミの花後、kedama hさんにご教授いただきました。
2019年07月29日 09:30撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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調査中。見たこと聞いたことはあるのだが・・・。イワカガミの花後、kedama hさんにご教授いただきました。
ヤマハハコ。まだつぼみ。
2019年07月29日 09:32撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ヤマハハコ。まだつぼみ。
分岐からの下り込みへ向かう。ガスに覆われる根子岳。予想通りにわか雨が降ってきた。樹林帯内ならあまり濡れないので、レインウェアは着ない。
2019年07月29日 09:43撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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分岐からの下り込みへ向かう。ガスに覆われる根子岳。予想通りにわか雨が降ってきた。樹林帯内ならあまり濡れないので、レインウェアは着ない。
大スキマは遮るものがないので、樹林帯のとば口で10分ほど雨宿り。
2019年07月29日 10:16撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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大スキマは遮るものがないので、樹林帯のとば口で10分ほど雨宿り。
雨も止み、ガスガスの大スキマを歩んでいく。
2019年07月29日 10:22撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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雨も止み、ガスガスの大スキマを歩んでいく。
コケモモ。
2019年07月29日 10:27撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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コケモモ。
ニッコウキスゲ。
2019年07月29日 10:34撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ニッコウキスゲ。
雨に濡れるニッコウキスゲ。
2019年07月29日 10:34撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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雨に濡れるニッコウキスゲ。
テガタチドリがそそり立つ。
2019年07月29日 10:35撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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テガタチドリがそそり立つ。
イワオトギリ。
2019年07月29日 10:47撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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イワオトギリ。
鬼遊びの庭の岩稜に咲くヒメシャジン。
2019年07月29日 10:53撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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鬼遊びの庭の岩稜に咲くヒメシャジン。
ウスユキソウ。
2019年07月29日 10:55撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ウスユキソウ。
振り返る大隙間。四阿山はガスの中。まだ雨が降っているだろう。
2019年07月29日 10:56撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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振り返る大隙間。四阿山はガスの中。まだ雨が降っているだろう。
ゴゼンタチバナ。
2019年07月29日 10:59撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ゴゼンタチバナ。
根子岳へのビクトリーロード。濡れた笹で下半身がびっしょり。
2019年07月29日 11:02撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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7/29 11:02
根子岳へのビクトリーロード。濡れた笹で下半身がびっしょり。
根子岳山頂。誰もいない。気温23℃、雨後で少し蒸し暑い。
2019年07月29日 11:07撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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7/29 11:07
根子岳山頂。誰もいない。気温23℃、雨後で少し蒸し暑い。
雨と泥濘を越えてきた素晴らしい足元。濡れた笹をかき分けて歩いたためスラックスはびしょ濡れ。速乾性なのですぐに乾いた。
2019年07月29日 11:09撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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7/29 11:09
雨と泥濘を越えてきた素晴らしい足元。濡れた笹をかき分けて歩いたためスラックスはびしょ濡れ。速乾性なのですぐに乾いた。
今日の昼食は、海老入りサラダ巻き、群馬県産とろろの山菜そば。
2019年07月29日 11:17撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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7/29 11:17
今日の昼食は、海老入りサラダ巻き、群馬県産とろろの山菜そば。
予想より雨が止むのが遅れたが、薄日と四阿山が現れる。
2019年07月29日 11:30撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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7/29 11:30
予想より雨が止むのが遅れたが、薄日と四阿山が現れる。
ハクサンチドリ。
2019年07月29日 11:40撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ハクサンチドリ。
クジャクチョウ。
2019年07月29日 11:42撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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クジャクチョウ。
エルタテハ。
2019年07月29日 11:42撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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エルタテハ。
マルバダケブキ。
2019年07月29日 11:56撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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マルバダケブキ。
タカネバラ。
2019年07月29日 11:58撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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タカネバラ。
ベニバナイチヤクソウ。
2019年07月29日 11:59撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ベニバナイチヤクソウ。
ヒメキマダラヒカゲ。
2019年07月29日 12:20撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ヒメキマダラヒカゲ。
美しいシラカンバ林。
2019年07月29日 12:35撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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美しいシラカンバ林。
タムラソウ。
2019年07月29日 12:39撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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タムラソウ。
マツムシソウ。
2019年07月29日 12:40撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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マツムシソウ。
可愛らしいハクサンフウロ。
2019年07月29日 12:44撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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可愛らしいハクサンフウロ。
ヤナギラン。
2019年07月29日 12:58撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ヤナギラン。
ポンコツ具合が同じで、牧場の車になってなくて良かった。私の車より年式がすべて新しい。
2019年07月29日 13:12撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ポンコツ具合が同じで、牧場の車になってなくて良かった。私の車より年式がすべて新しい。
ソフトクリームを食べる。300円。
2019年07月29日 13:15撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ソフトクリームを食べる。300円。
今年最後のレンゲツツジ。
2019年07月29日 13:18撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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今年最後のレンゲツツジ。
移動して、岩櫃山。
2019年07月29日 14:52撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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移動して、岩櫃山。
ゆうすげの道に到着。榛名富士。
2019年07月29日 15:22撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ゆうすげの道に到着。榛名富士。
マツムシソウ。
2019年07月29日 15:20撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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マツムシソウ。
午後3時半、ユウスゲが咲き始めていた。
2019年07月29日 15:23撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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午後3時半、ユウスゲが咲き始めていた。
ヤマトシジミ。
2019年07月29日 15:24撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ヤマトシジミ。
美しい淡黄色のユウスゲ。
2019年07月29日 15:26撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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美しい淡黄色のユウスゲ。
大きく花開くユウスゲ。
2019年07月29日 15:26撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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大きく花開くユウスゲ。
儚い一日花。
2019年07月29日 15:30撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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儚い一日花。
ジャノメチョウ。
2019年07月29日 15:30撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ジャノメチョウ。
クルマユリ。
2019年07月29日 15:34撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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クルマユリ。
夏の夕暮れを彩るユウスゲ。
2019年07月29日 15:38撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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夏の夕暮れを彩るユウスゲ。
黄昏に輪生するユウスゲ。
2019年07月29日 15:46撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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黄昏に輪生するユウスゲ。
榛名山を代表する夏の花。
2019年07月29日 15:48撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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榛名山を代表する夏の花。
移動して、オンマ谷のイワタバコの開花状況を確認に行く。風穴の冷気で、夏場は地面に靄が漂っている。演歌歌手のステージのようだ。まさに天然クーラー、涼しい。
2019年07月29日 16:01撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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移動して、オンマ谷のイワタバコの開花状況を確認に行く。風穴の冷気で、夏場は地面に靄が漂っている。演歌歌手のステージのようだ。まさに天然クーラー、涼しい。
イワタバコは葉だけ。開花は8月二週目辺りだろう。レンゲショウマも葉だけだった。
2019年07月29日 16:09撮影 by  NIKON D850, NIKON CORPORATION
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イワタバコは葉だけ。開花は8月二週目辺りだろう。レンゲショウマも葉だけだった。
撮影機器:

感想

 台風が過ぎ去っても影響が残る月曜日。しつこいように湿った空気が山間部に流れ込み、ガスが作られ頂きを覆う。午後には不安定な大気が雨をいざない、雷鳴をとどろかせる。僅かな青空と夏の花を探して、四阿山と根子岳へ。

 前橋を4時に出発。アクセス的には18号で碓氷峠越えの南回り、405号で鳥居峠越えの北回り、どちらも大差ない。帰りにゆうすげの道とオンマ谷に寄るので、北回りにした。朝焼ける赤城山が美しかった。

 早朝6時に菅平を通過すると、サッカーやラグビーの朝練がもう始まっていた。駅伝の練習もしている。高地は涼しく酸素濃度も薄いので、良い練習になるだろう。

 菅平牧場に到着。5台停まっていた。上空は青空が見えるが、山間部はガスがかかり何も見えない。夏季は霞むので景観は全く期待していない。花観賞が主体。

 気温18℃、夏の爽やかな高原を出発。予想では10時から11時ににわか雨が降り、午後は曇る。大スキマ手前の樹林帯内でその雨をやり過ごしたいため、反時計回り周回で行く。対策しておけば、むやみに雨中を歩いて濡れることはない。

 牧場にはのんびりとウシが草を食んでいる。青空のしたにはトンボが群れを成して飛んでいた。ウシに見送られて登山道へ。下の沢は雨後の水を集めて轟々と流れている。木橋を渡る。オオバギボウシ、ウツボグサが道脇に咲いていた。

 ヤマオダマキ、ハクサンフウロ、シシウドも開花が始まっていた。中四阿の岩稜帯を過ぎ根子岳分岐へ登り上げる。案内標が倒れていた。今年1月に怒涛のラッセルで5時間かけたことを思い出す。

 ハイマツの間を抜けて的岩分岐の木階段へ。景観はないので足元の花を見ながらのビクトリーロード。平石が積んである長野祠を過ぎると山頂。今年新しくなった群馬祠が建立されている。誰も居ない山頂で記念撮影。

 全方位ほぼガスに覆われていて景観はない。浦倉山方面へ少し歩いて様子を伺う。
草津方面に黒い雲が集結しつつあり、雷鳴がわずかながら聞こえる。大スキマ方面からも沢沿いにガスが上がってくる。早めに雨が降りそうなので、急いで根子岳分岐に下りる。

 分岐先から見る根子岳もガスに覆われてきた。ぽつぽつと落ち始めた雨。早々と樹林帯へ入る。レインウェアはGore-Texなど、浸透性通気性の優れたものでも絶対に蒸れるので、できれば着たくはない。

 泥濘と濡れた木の根で滑る道をゆっくり下って行く。雨宿りを兼ねているので早く下りる必要性はない。頭上はパラパラと雨が木々を叩く音。森に守られ歩んでいく。笹が伸び放題の個所が20mほどあり、早朝や雨後はかなり濡れる。

 大スキマの手前、樹林帯のとば口で雨が止むのを10分待つ。降雨により気温が下がり20℃、涼しい。予想通り11時に雨も止み、ガスガスの大スキマを歩んでいく。道端にはイワオトギリ、コケモモ、ニッコウキスゲ、テガタチドリが咲いていた。

 登山道から外れ、鬼遊びの庭の岩稜帯に少し入ると、岩から咲くヒメシャジン、ウスユキソウ、ハクサンオミナエシの群生が見られる。晴れた日に岩場に立つと壮大な景色が見られる。

 根子岳への道はやや崩壊している。東側へ崩れているので注意。ただ、その斜面がお花畑。ウツボグサ、ハクサンオミナエシ、ウスユキソウ、ヒメシャジンなど咲いている。

 山頂手前も笹が刈られていないので、下半身がびしょぬれになった。誰も居ない根子岳に到着。スラックスを乾かしながら、少し早いが昼食。昨日赤城山の帰りにベイシア富士見店で買った、エビ入りサラダ巻きと群馬県産とろろを使用した山菜そば。さっぱりと冷たいソバは美味。

 再装備して下山。根子岳のみの登山者が続々と登ってくる。みなレインウェアを着ていて蒸し暑そう。やはり途中で降ったのだ。こちらは樹林帯が途切れるので反時計回りにして正解だった。

 標高を下げるにつれ、気温と不快指数が上昇していく。ダケカンバからシラカンバへと変わっていく美しい林の中を眺めつつ歩いて展望台へ。展望のない展望台付近には、タムラソウ、マツムシソウ、ハクサンフウロが咲いていた。

 牧場へ下りこむ道には、ヤナギランが長く伸びて花を開いていた。牧場の管理事務所を覗くと、ナンバーの無いパジェロが三台。私のより年式が新しいものばかり。私の車も廃車を迎えたら、ここで働かせてもらうとありがたい。

 売店へ寄りソフトクリームを贖い、ベンチに座ってのんびりと食べた。ウサギがのんびりと跳んでいる。野生のウサギは足が結構速くて、なかなか写真に収めることが出来ない。幾度か機会を逸している。

 着替えて帰路へ。岩櫃山が見える郷原交差点を榛名山方面へ。夕立で路面がぬれていた。榛名湖畔から榛名富士を眺めてゆうすげの道に立ち寄る。

 午後3時30分で、少し早いと思ったが、もう咲き始めていた。淡黄色の一日花。夕暮れ時に花開き、翌昼に儚くしぼむ。榛名山を代表する花。木道を歩み観賞する。マツムシソウ、ワレモコウも咲き始めていた。

 移動してオンマ谷のイワタバコの開花状態を確認へ。誰も居ない夕方で薄暗い樹林帯。風穴の冷気で、地面に靄が漂う樹林帯。まるで演歌歌手のステージの様だ。風穴前に近づくと、まさしく天然クーラー、涼しい。

 雨上がりの薄暗い樹林帯を歩いていく。シカの鳴き声が悲しく、リスがねぐらへ帰って行く。樹林帯の奥は暗く不気味な雰囲気。女性一人だとかなり勇気がいる時間帯の道行き。カモシカやクマでも出て来ないか期待したが、嫌われたようだ。

 10分弱歩くと大きな岩が目前に現れる。緑の葉に包まれた岩。周りを蕾のタマアジサイが囲っている。イワタバコは蕾すら無かった。開花は8月二週目頃だろう。その先のレンゲショウマも葉だけだった。相馬岳は行かなかったが、8月上旬には開花するだろう。

 いっそう暗くなった道を戻る。登り返すと冷気と靄がかかり、さらに不気味さが増す。いきなり人が現れたらびっくりするだろう。天然のお化け屋敷。現実合理主義者の私は、霊や超常現象は信じていないので、気にもせず歩き駐車場へ。

 夏休みだが人もまばらな伊香保温泉街を過ぎ、前橋市街地へ。家に着く寸前にゲリラ豪雨。まさしく土砂降りの国道50号。自宅に着いても車から出られないほど。

 ふと思い立ち、靴を脱ぎ荷物を車に置いたまま外へ出る。スコールのような雨が身体を叩く。汗臭く汚い体が天然シャワーできれいになった。そのまま風呂へ直行。顔と腕の汚れが落ちないと思ったら日に焼けていた。夏の花をめぐる楽しい一日だった。

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コメント

雨を避ける休息
growmonoさん おはようございます。
樹林帯での雨宿り休憩、
中々できないもんですよ、やっぱり歩いてしまいますよ、
それなりに天気を読んでいたのですね、
カッパは極力避けたい代物ですね、下りでも蒸れて結局濡れてしまいますもの、暑い日はそのままシャワーの中傘さし歩きの方が良いかな…場所に寄りますけどネ。
2019/7/31 8:45
雨宿り
 こんにちは、yasioさん。
前橋を出発時に見たSCWの局地予報で、草津から野反湖にかけて強烈な雨雲が発生し、その影響で10時から11時まで四阿山付近でにわか雨が降ると予想されていました。

 高原とは言え、レインウェアを着ての歩行は蒸し暑く、脱いだ後も不快感が続きます。できれば着たくはないと思い、四阿山から大スキマの樹林帯で、雨をやり過ごしたいため逆算して計画しました。ソロでも花を見ながら結構ゆっくりと歩きましたね。

 折り畳み傘も持っていましたが、使用するほどでもなかったです。四阿山のハイマツに感謝ですね。それでも泥と雨水で足元はドロドロ、ズボンはびっしょりでした。いろいろな花に癒されましたね。
2019/7/31 18:05
榛名山 花情報
growmonoさん おはようございます

このところ群馬県は大雨情報が出てますね。息子が前橋市内に
住んでいるので、心配して連絡しても…呑気な返事しか返って
きません。

ところで、相馬山のレンゲショウマ情報、ありがとうございま
した。今年もお盆の時期に訪れたいと思っています。それから
伊香保温泉に立ち寄ります!石段の湯がお気に入りです。
                       埼玉のchii
2019/8/2 5:42
スコール
 こんばんは、chiiさん。
七月の悪天候から一転し、八月は連日の日差しと高温ですね。夕立は毎日のようにあります。午後早めだったり深夜だったり、ザァーと一気に降ります。スコールの様です。

 相馬山は行きませんでしたが、オンマ谷とゆうすげの道の様子でおおよそ分かります。伊香保は観光客が減少し色々と策を練っているようです。温泉偽装問題が15年ほど前にありましたね。規模が違いますが、草津のように、素直に温泉場らしさをアピールすれば良いとは思います。そういう私は風呂嫌いで、湯に浸かることはほとんどありません。鼻曲山は夏季休みの間に訪れる予定です。
2019/8/2 22:25
写真#31
こんばんは ケダマです

四阿山、根子岳すっかり夏の様相ですね
登った気分で楽しく拝見しました
写真#31ですが、イワカガミの花後、ですね

榛名のユウスゲ
未見なので今年こそ、と思っていましたが
もう咲いてるんですね…間に合うかしら
2019/8/2 22:26
膝を叩く
 おはようございます、kedamaさん。
今日も出勤で昼行燈です。無能な私はさらに暑苦しさを巻き散らかしております。

 イワカガミの花後、思い出して膝を叩きましたよ。
一昨年秋の苗場山で見て、ホツツジのような花なので調べました。なんだ散った後か、とその時は思ってましたね。すっかり忘れておりました。ありがとうございました。

 ゆうすげはまだ見られると思います。マツムシソウも咲き始め、夕暮れが黄金色に包まれる晩夏の雰囲気が存分に楽しめます。
2019/8/3 8:55
夕立のシャワーですか
 夕立のシャワーは、私も真似したい。いつかきっと。
 どの花もきれいに撮れてますね。重いカメラを携帯する体力がうらやましい。
 NO9は、ママコナのようです。花の中に米粒のようなのが2つ並んでいますね。それが白いとママコナ。黄色いとミヤマママコナだそうです。
 NO18シュロソウのようです。ムラサキ……は、尾瀬至仏山のような?違うかなあ。
 74は、四阿山のユリと比べると花びらの斑点が多いでしょう。葉も小さなのが、茎にたくさん並んでいませんでしたか。たぶんコオニユリ。
 花は見分け方が難しいので、いつも苦労しています。
 榛名湖畔東側ボート乗り場付近の木道沿いに、クサレダマが咲き出しました。クリーム色の花なのですぐ見つかると思います。ゆうすげの道にも咲いています。
8/08に榛名のイワタバコを訪ねました。咲き出してました。ただ、今年は蕾が少ないと感じました。タマガワホトトギスやヤマジノホトトギスも咲き出しましたよ。
 イワタバコが終わるとレンゲショウマですかね。
 8月に入ってとても暑いので、10・11日は避暑を兼ねて、霧ヶ峰高原・美ヶ原で車中泊し、それぞれの山で花探しをしてきました。群馬にいるよりずっと過ごしやすかったです。アルプスへ行くだけの体力がないので、近場のなだらかな高原を目指しました。
2019/8/12 11:28
花の名前
 こんばんは、suro-ninさん。
いつも花の名前をご教授頂きありがとうございます。また写真をお褒め頂き恐縮です。
花の同定は難しいですね。葉の切れ具合や裏、うぶ毛の有無を見たりと、花の色や形だけでは難しいものがあります。ましてや私のような素人は誤りが多いと思います。後日訂正しておきます。
 
 11日から夏季休暇となり少し北アルプスの軽いコースを周回してきました。週後半は台風の影響で雨模様ですので、その時にオンマ谷と相馬岳の鳥居のレンゲショウマを観賞へ行こうかと思っております。

 夕立のシャワーは痛いぐらいでしたね。さすが前橋の夕立ですよ。
2019/8/12 21:49
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