(奥岳BS)→くろがね小屋→安達太良山→鉄山→箕輪山→鬼面山→新野地温泉 w/ 超微速映像
- GPS
- 23:17
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,173m
- 下り
- 918m
コースタイム
渋谷駅 1007
↓ 湘南新宿ライン 特別快速
大宮駅 1041 1106
↓ 東北新幹線 やまびこ57号
郡山駅 1157 1230
↓ シャトルバス
奥岳 1330 1335
↓
勢至平 1450 1458
↓
くろがね小屋 1542
【DAY-2】 5/27 (日)
くろがね小屋 0550
↓
峰の辻 0635
↓
安達太良山 0713 0720
↓
牛の背 0739
↓
鉄山 0804 0815
↓
鉄山避難小屋 0821 0827
↓
箕輪山 0914 0932
↓
鬼面山 1100 1150
↓
土湯峠 1227
↓
新野地温泉 1249 1405
↓ 路線バス
浄土平 1430 1540
↓ 路線バス
福島駅 1650 1727
↓ 東北新幹線 MAXやまびこ150号
東京駅 1940
天候 | DAY-1 曇り DAY-2 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
箕輪山→鬼面山: 全般的に、とても滑りやすい下り。雪原を20m程下る所あり。 |
写真
感想
【DAY-1】 5/26 (土)
大宮駅で早い昼食のハンバーグ・カレーを食べ、指定席が取れなかった満席の東北新幹線に乗る。当然、座れない。日曜の昼、皆何処へ移動するのだろう?郡山まで約50分。 駅前で少し休憩し、すでに来ていたシャトルバスに乗る。他に4組乗っていたが、途中の岳温泉泊らしく、奥岳まで行ったのは自分だけ。
奥岳BSは、スキー場の麓で、富士急ホテルがある。ゲレンデ右の広い道(馬車道と書いてある)をゆっくり登って行く。時間が、昼過ぎなので、下山してくる人が多く、登っている人は他に無い。川を渡って少し行くと、馬車道と分かれ、直登する登山道に入る。何度か、馬車道と交差しながら、直登して行く。直登が終わって再び馬車道に出ると、勢至平は近い。幅の広い気持ちの良い道で、正面に鉄山や箕輪山を見ながら登って行く。勢至平からは、安達太良山、篭山、矢筈が森、鉄山、箕輪山が見える。少し休憩する。
勢至平から、ほとんど平坦に近い馬車道を行き、右手が渓谷になり、硫黄臭がしてくると、馬の背を背景にして、今晩の宿である「くろがね小屋」が見えてくる。かなり大きな小屋だ。幸い、泊り客は10人ほどで、ゆったりできた。何よりも温泉はありがたい。寝る前に、外に出てみると、鉄山に三日月が綺麗にかかり、空には星が輝き、明日は好天が期待できそうだった。
【DAY-2】 5/27 (日)
朝目が覚め、外に出ると、青い空が広がり、馬の背と鉄山が朝日を浴びて輝いていた。朝食をとり、峰の辻をめざし、早速出発する。岩のごろごろした道を、ぐんぐん登って行く。鉄山や矢筈が森を眺めながら登って行く。次第に高度があがり、郡山や福島方面の展望が開けてくる。雪田を2回横切り、峰の辻に着く。篭山、安達太良山、矢筈森の眺めが良い。空は青く気持ちが良い天気だ。
峰の辻から安達太良山へ向かう道を行くつもりだったが、道を間違え、牛の背の方へ向かってしまう。さらに途中で、登山道から外れてしまったようだが、稜線ははっきり見えていたので、迷わず稜線に向かって直登する。稜線に出ると安達太良山は近い。赤茶けた、ほとんど平坦な稜線上の登山道を行き、ゴンドラからの道と合わさった所は、安達太良山の乳首の麓だ。ここから左に回り込んで、短い鉄梯子を登り、岩場を少し登り、安達太良山頂に着く。なぜか八紘一宇の石碑と、表示盤が剥がれたと思われる山座同定盤がある。
春霞で遠くは霞んでいるが、青空の下、安達太良山からは、360度の展望が広がり、郡山や福島、磐梯山、鉄山、箕輪山、吾妻連峰の眺めが良い。春霞の中、幽かに見える真っ白な連山は飯豊連峰だ。風が強いことが多いらしいが、今日は、時々、やや強い風が吹く程度で、火照った身体には気持ち良い。少し休憩し、のどを潤す。名残は惜しいが、先は長いし、今日乗る予定のバスは1日1本だけなので、乗り遅れないよう、安達太良山を後にする。
安達太良山から、来た道を牛の背に向かって、しばらくの間、来た道を戻る。磐梯山や吾妻連峰を眺めながら、赤茶けた道を歩いて行く。牛の背が近づくと硫黄臭がして、やがて噴火口の沼ノ平の異様な景観が、パッと目の前に広がる。生い立ちは全く異なるが、Death Valley National ParkのZabriskie pointを思わせる景観だ。沼ノ平を左に見て、何度も写真を撮りながら、矢筈が森を目指し、縦走の醍醐味を満喫できる稜線を歩いて行く。矢筈森を右に見て越えると、馬の背に着く。眼下にくろがね小屋が見える。
落石注意の看板を見ながら鉄山の西を巻いて、鉄山に至る。安達太良山、和尚山、沼ノ平の眺めが良く、とても気持ちが良い静かで広い山頂だ。振り返ると、箕輪山、その遠景に吾妻連峰が心地よい。鉄山から少し下ったところに鉄山避難小屋がある。中をのぞいたが、小奇麗な気持ちの良さそうな小屋だ。そして、なによりも眺めが良い。
ここで、沼ノ平の素晴らしい景観に別れを告げ、正面に大きく広がる箕輪山へ向かう。安達太良連峰の最高峰だ。これまでの草木の生えない赤茶けた登山道は、趣を大きく変え、ハイ松帯を行くようになる。次第に、背丈を越えるような木々も多くなり、最低鞍部の笹平に着く。少し休憩後、急登すると、箕輪山頂に着く。ここからは緑に覆われた鉄山と、その向こうに安達太良山の乳首が見える。磐梯山や吾妻連峰の眺めも良い。真白な峰の飯豊山も春霞の中見えている。
休憩後、鬼面山に向かう。この下りは、昭文社の地図に「すべりやすい」とあるが、水を含んだ粘土質のとても滑りやすい道で、しかもかなり急な下りだ。2回ぐらいスリップして転んでしまった。さらに雪田の中を20mくらい下る所もある。スリップしないように注意して下る。やがて、吾妻連峰を背景に、鬼面山が見えて来る。振り返ると箕輪山が、連峰最高峰らしく、青空の下、どっしりと立派に広がる。ようやく最低鞍部について、岩が転がる中を登り返し、鬼面山に着く。
ここで、昼食にする。今日は、カレートマト・ヌードル(大盛)だ。美味かったが、普通のカレーヌードルの方が美味いと思う。箕輪山、磐梯山、吾妻連峰、飯豊山を眺めながら、休憩する。後は、新野地(のじ)温泉に下るだけなので、今日初めて、少しゆっくりする。とはいえ、バスの時間が気になるし、できれば温泉に入りたいので、少し早いが鬼面山を後にする。
鬼面山からは、磐梯山や吾妻連峰を見ながら下って行く。土湯峠で野地温泉への道を分け、新野地温泉に向かう。ブナの新緑が綺麗な気持ちが良い道だ。やがて舗装道に出て、右手の相模屋旅館前がバス停だ。時間があったので、相模屋で温泉に入る。日帰り客が続々とやって来て、少し混み過ぎなのが難だ。
10分度々遅れてやってきたバスに乗り、浄土平経由で福島駅に出る。バスの中からは、箕輪山や磐梯山の眺めが良かった。浄土平では1時間あったので、湿原を散策する。福島駅から、指定席の取れた新幹線で東京駅に出て帰宅する。
<鬼面山から箕輪山の超微速映像>
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