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Yamareco

記録ID: 1949765
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
ヨーロッパ

マッターホルン リベンジ達成

2019年07月31日(水) 〜 2019年08月01日(木)
 - 拍手
MITCH その他1人
GPS
12:03
距離
20.5km
登り
6,263m
下り
6,343m

コースタイム

1日目
山行
1:54
休憩
0:00
合計
1:54
12:25
114
2日目
山行
8:52
休憩
1:35
合計
10:27
4:23
111
6:14
6:44
86
8:10
8:33
83
9:56
10:23
111
12:14
12:29
141
14:50
Schwarzsee
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ツェルマット・シュルーマッテンリフト乗り場からフーリ乗り換えでシュヴァルツゼー(2583m)までケーブルカー
コース状況/
危険箇所等
ヘルンリヒュッテまではハイキングコース(ランチを食べに来る人がいる)。そこから先は基本的にガイドとショートロープで結ばれる。ソルベイ小屋上のいわゆる肩の雪稜は要注意。私も片方のアイゼンが緩み、ガイドが締め直してくれた
その他周辺情報 登山鉄道で行くゴルナーグラート(3090m)、マッターホルン・グレッシャー・パラダイス(3817m)はヨーロッパ最高地点の展望台、鉄道でVisp経由でバスでサース・フェーから登れるアラリンホルン(4027m)
日本食では”将軍”が美味しかった。
ここから’19年二度目の挑戦
ゴルナーグラートへ行く途中駅
2019年07月29日 19:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/29 19:49
ここから’19年二度目の挑戦
ゴルナーグラートへ行く途中駅
後の’18年の写真と比べると、氷河が後退しているのがわかる
2019年07月29日 20:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/29 20:12
後の’18年の写真と比べると、氷河が後退しているのがわかる
2019年07月29日 22:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/29 22:02
2019年07月29日 22:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/29 22:03
いつ見ても美しい
2019年07月29日 22:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/29 22:24
いつ見ても美しい
いきなり山頂4478m
ガイドと並んで撮ってもらった
2019年08月01日 15:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/1 15:20
いきなり山頂4478m
ガイドと並んで撮ってもらった
リコーシーターによる画像
”写真”右脇の ▶360度カメラ で見れます(PC版)
2023年09月11日 11:46撮影 by  RICOH THETA m15 , RICOH
9/11 11:46
リコーシーターによる画像
”写真”右脇の ▶360度カメラ で見れます(PC版)
上記をミラーボウルに加工
2019年08月01日 08:21撮影 by  RICOH THETA m15 ,
8/1 8:21
上記をミラーボウルに加工
ほぼ4時間かけて降りてきて、翌年’20年の東京オリンピックのタオルを掲げてガイドと一緒に
2019年08月01日 19:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/1 19:26
ほぼ4時間かけて降りてきて、翌年’20年の東京オリンピックのタオルを掲げてガイドと一緒に
名残惜しいがひとりで下山開始
2019年08月01日 20:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/1 20:17
名残惜しいがひとりで下山開始
2019年08月01日 21:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/1 21:09
近くの羊と羊飼い
2019年08月02日 17:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/2 17:19
近くの羊と羊飼い
2019年08月02日 17:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/2 17:37
モルゲンロート
2019年08月03日 13:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/3 13:19
モルゲンロート
2019年08月03日 13:28撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/3 13:28
ゴルナーグラートから少し降りたリッフェル湖の逆さマッターホルン
ゴルナーグラートから少し降りたリッフェル湖の逆さマッターホルン
これは前年’18年7月のゴルナーグラートからの氷河。
(以下同じく’18年)
2018年07月22日 16:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/22 16:34
これは前年’18年7月のゴルナーグラートからの氷河。
(以下同じく’18年)
たびたびこういう馬車がお客を乗っけて通る
2018年07月22日 20:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/22 20:22
たびたびこういう馬車がお客を乗っけて通る
この教会の隣に墓地があり、初登頂した時のガイドが眠っている
2018年07月23日 00:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/23 0:49
この教会の隣に墓地があり、初登頂した時のガイドが眠っている
2018年07月23日 13:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/23 13:39
テスト登山で行ったブライトホルン
2018年07月23日 21:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/23 21:18
テスト登山で行ったブライトホルン
2年続けてお世話になったヘルンリ小屋。
小屋主のクルト・ラウバー(”マッターホル最前線”を書いた)もいた。
2018年07月24日 22:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/24 22:12
2年続けてお世話になったヘルンリ小屋。
小屋主のクルト・ラウバー(”マッターホル最前線”を書いた)もいた。
’18年7月25日にチャレンジ一回目はソルベイ小屋で万事休すとなり、ご来光を見てから下山した
2018年07月25日 13:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/25 13:14
’18年7月25日にチャレンジ一回目はソルベイ小屋で万事休すとなり、ご来光を見てから下山した
モルゲンロートをとるために並ぶ有名な橋
2018年07月26日 13:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/26 13:06
モルゲンロートをとるために並ぶ有名な橋
ツェルマット近くを散策
2018年07月26日 16:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/26 16:58
ツェルマット近くを散策
同じく近場のゴルナーシュルツ
2018年07月26日 22:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/26 22:48
同じく近場のゴルナーシュルツ
アラリンホルン
2018年07月27日 09:17撮影 by  iPhone X, Apple
7/27 9:17
アラリンホルン
アラリンホルン頂上
2018年07月27日 10:39撮影 by  SH-M04, SHARP
7/27 10:39
アラリンホルン頂上
2018年07月27日 16:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
7/27 16:36

感想

2015年4月号『山と渓谷』に、初登頂から150年を記念して”登れマッターホルン”という特集記事があり、それを見たのが最初だった。会社の山仲間に知らせたが、特に同調者はゼロ。
【リベンジ達成】
2019年は2度目になるので、4月ころにツエルマットのアルパインセンターのHPからガイドツアーの予約(ヘルンリ小屋宿泊費・ガイド代で1515CHF)、Air・鉄道・ホテル予約などを自分で行った。
本番2日前の7月30日は念のためブライトホルンへのトレーニング登山(360CHF)に参加し、以前手こずったところも難なくクリアしたが、ガイドからは体力が不十分と言われた。この言葉を励みに”なにくそ負けてたまるか、3度目はない”と考えた。
翌7月31日は午後からシュヴァルツゼーからヘルンリ小屋まで快適なハイキング、最初のロープ登り口を下見した。夕食時に現地ガイドと初顔合わせ。
2019年8月1日(これはスイスの独立記念日だった)にリベンジ開始。朝は3時45分に起き準備開始、簡単な朝食を食べ、4時20分(これ以前はスタート禁止)には出口前で待機。皆一斉に並んだ順に、たぶん、前から10組目くらいでスタートした。3-4分で最初の太いロープをよじ登るところですぐ渋滞したが、ここだけは手の力を使い、よじ登った。あとはひたすらガイドのロープを引きすぎないように付いていく。調子はよく、1時間50分でソルベイ小屋に到着、たぶん2回目の小休止をとった。この後,肩まで登り雪渓が出てきたところでアイゼンを付ける。これも日本で何回も早く付ける練習したせいかすぐに付けられた。と思ったのだが、緩やかな斜面に出る直前で片方のアイゼンが緩みガシガシ歩いているせいか外れるかも知れないと思い、マイケル(ガイド)にちょっと待ってくれ、と声を張り上げたら、少し上がったところでひょいと締め直してくれ、助かった。そのあとは、岩の露出しているところもあったが概ね雪だったためか、アイゼンを付けたまま歩きつづけた。山頂まじかは傾斜も急になり、昨夜6人部屋で同室だったすでに登頂した日本人女性2人組とも、すれ違い、もうすぐなので頑張ってください、と声をかけられた。私は、体がきつくなると自ら呼吸を整える呼吸法の合間に” I CAN DO IT ”と小声で吐きながら登って行った。
そのかいもあってか何とか、マッターホルンの頂上に立った。久々の感動を味わった。前についたグループにも写真を撮ってもらい、すぐ近くのマリア像のところでしばし休憩した。
下山開始だが、体はかなり疲れており、各所でロワーダウンで降ろしてもらう事も多く、着いたところの金具にロープを巻いて、ガイドを確保しながら降りたが、登りと同じくらいの時間が掛かった。何しろ、ソルベイ小屋はもう間違えて通り越したのでは(一本道でありえないが)、思うくらい遠かった。
それでも、無事に最後の太いロープを降りたところで、前日に訓練登山で一緒だったフランス人の女の子が見学しに来ており、登頂を伝えたら、お祝いのハグをしてくれた。
あとは小屋前でガイドにTIPと”あなたは世界で一番のガイド”とお礼を言い、登頂証明書にサインをしてもらった。ガイドと別かれ、簡単な昼食を食べたのち、後ろ髪を引かれる思いだがヘルンリ小屋を後にした。もう足は限界を超えていて、特に古傷の右膝が痛み出し、子供連れの家族のハイキング客に抜かれながら、登り以上の時間をかけてロープウェイ駅まで下りた。嬉しかったのはツェルマットで歩道を歩いてホテルへ向かう途中、追い抜きざまに”Congratulaitions!”と声を掛けられ、こちらも同じ言葉を返してお互い祝意の交換できたこと。ホテルの受付のひとにもお祝いを言われた。今回は2度目の挑戦なので、観光目的(山以外)で妻も来ており、部屋で登頂したことを伝え喜んでもらった。実は、スマホで登頂の連絡をする予定だったのに、ザックのどこにあるか、疲れて果て探せないままに部屋へ帰った。
2019年8月1日の前日は曇りががっていたし、その翌日は雨だったので、ちょうどその日だけ晴れたという好運もあった。
いろいろなガイドから教わった技術的なアドバイスや注意点、屋内外の訓練に付き合ってくれた山仲間、当日上手にサポートしてくれたマイケルに感謝・感謝!!







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