苗場山(小赤沢三合目登山口ピストン)
- GPS
- 05:47
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 886m
- 下り
- 872m
コースタイム
天候 | はれ一時あめのちはれのちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨のあと岩・木の根が滑りぬかるみも発生 |
その他周辺情報 | 小赤沢温泉「楽養館」500円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
食器
地図(地形図)
笛
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
辛く苦い思い出、去年苗場山を途中リタイアとなってしまいました。
必ずやリベンジと思っていましたが、同じコースは自信がなかったので、長野県からのコースを選ぶことにし、新潟県側からより軽いコースとなったので無事に登頂できました\(^^)/
登山口までは、湯沢インターを下りてから一般道を一時間半運転します。
長野県に入ってからは、舗装こそされていますがくねる山道で、すれ違えないような箇所もあり、気を使いました。
小赤沢三合目登山口はとても広い駐車場でした。
トイレを済ませ、奥にある登山口から登り始めます。
すぐに「三合目」とかかれた標識があり、リベンジに向けて気合いが入りました!
今日こそは山頂までたどり着くぞ、という気持ちでした。
歩き始めは緩やかで、思ったほどのぬかるみもなく順調に進みます。
木漏れ日が輝く樹林帯は日陰も多く、風が吹くと涼しさを感じました。
順調に四合目に到達、よく見ると標識には現在の標高と、次の合目までの距離と時間が書かれていました。
目安にしようと時計を確認し、休まずに歩き出します。
岩混じりの道でしたが、ほどよい傾斜で苦しさを感じることもありませんでした。
ただバテないように、意識してゆっくり歩いたからというのもあるかもしれません。
それもあってか、四合目の標識に書かれていた時間より多くかかり、五合目に着きました。
ここでも休まず歩き続けます。
そして六合目に着くと、前を歩いていた方に追いつきました。
休憩はせずに、さらに登っていきます。
だんだん空が近付き、途中で視界が開けました。
振り返るとずいぶん登ってきたのがわかります。
足元の岩が大きくなり、傾斜もついてきました。
七合目を越えてから、急坂が続くようになります。
鎖場も何ヵ所かありましたが、鎖より岩を頼りに登り、慎重に進む場面も。
この急坂をしとめれば、あとは緩やかな登りだと言い聞かせ、気合いで乗りきりました。
八合目に着き、道はやっと緩やかになっていきます。
笹原の草原へと景色はうつり、山頂がはっきり見えてきました。
するとぽつりぽつりと、雨粒が。空はまだ明るく雨の予報もなかったはずなのですが。。
本降りにはなるまいと、気にせず歩き始めます。
かさかさと、雨が草に落ちる音が響くなかを進み登りきると木道のある湿原に着きました。
とても広々とした湿原で、おもわず声が漏れます。
近くにはポワポワのワタスゲがあり、近付いて写真撮影を楽しみました。
山頂方面を見上げると、暗い雲が空に浮かんでいて微かに雨の音が聞こえてくる気がしました。
進むべきか留まるときか迷いましたが、先に見える木陰へ行けば雨はしのげると思い歩き始めます。
木道を歩いていくと激しくなる雨のおとと、滴が降り注いできました。
池塘には弾けるばかりの水玉が浮かんでいて、私の体もどんどん濡れていきます。
とにかく木の下までいき、そこでレインを着ようと急ぎ向かいました。
それでも途中にあった九合目の標識は、見逃さず写真におさめました。
やっと木の下に入ると、慌ててレインをとりだし着込みます。
パンツは迷いましたが履かずにおきました。
レインカバーもないので、ザックの中の防寒着が濡れないようにビニールにも入れました。
雨が木々に降り注ぎ、激しい音を奏でます。
去年に続き、わたしを阻むなにかがある苗場山。
気持ちまでずぶ濡れにされたようで、少し凹みました。
レインを着込んだからには意を決して雨の登山道を進みます。すれ違った方とは「降られちゃいましたね」と気持ちを分かち合い、足元が悪いので気を付けようと励まし合いました。
そして、樹林帯を抜けて再び木道へ。
すると不思議なことに、雨が止みかけてきました。
奥には青空さえ見えます。山の天気はわからないなあ、と思いながら、湿原の木道を進むと分岐がありました。
苗場神社への分岐だったので、参拝に向かいました。
農業の神様だと聞いたことがあるので、豊作を祈りました。
木道を戻り、いよいよ山頂へ向けて湿原地帯をゆるやかに登っていきます。
雨は止み、太陽が明るく照らし体を暖め始めます。
前方にテントがたてられていて、工事関係者のみなさんが休んでいました。
木道を直してくださっているようでした。
「雨に降られました」と挨拶代わりに伝えると、「でも山頂は大丈夫だよー」と教えていただきました。
確かに、向かう方向には青空が見えています。
木道は苗場山ヒュッテまで延びていて、気持ちのいいハイキングでした。
ヒュッテ手前の伊米神社にお参りをしてから、山頂へ向かいます。
木道を少し入ったところに山頂標識がありました。
三角点にも神様が祭られています。
あとから来た方に写真をお願いし、きくとその方は去年わたしがリタイヤした祓川ルートで登ってきたそうです。
そんなことを話していると、遠くで雷鳴が聞こえた気がしました。
見上げた空の向こうに黒い雲が見えたのも気になります。ちょうど下山ルートの方角でした。
ゆっくりしたかったのですが、また雨にでも降られたら嫌なので下山を開始します。
再び工事の方に会い「えっ、もう下山するの?」と驚かれてしまいました。
「雷が怖いので、早く下りたくて」と伝えると、「山頂は大丈夫だけど下は雷くるかもね」と教えてくれました。
工事のみなさんは、今日は山頂お泊まりだそうです。
木道を直してくださることにお礼を伝えて、わたしは足早に下りていきます。
時々遠くでゴロゴロと聞こえてきて、気持ちも焦ります。
しかしながら湿原から樹林帯にはいると、さっき降った雨の影響で足元はぬかるみ、岩、木の根がとてもすべり危険な状態でした。
急ぎたくても急げない、そんなヤキモキした気持ちでした。
やっと登りで雨に降られた湿原地帯に戻ってきました。すると今度は晴れてきました。
ステキな風景を最後に撮影できて、満足♪
雷鳴がまだ遠いので、ベンチに座ってお昼ごはんはのり巻きです。さくっと頬張りました。
ここから、足元の悪い下りです。
特に鎖もある急坂部分は慎重にしていても足をとられて滑る場面がありました。
一度は岩に滑って尻餅、お尻を岩に強打しました。また二度目は木の根に足を滑らせ、前のめりに倒れて右膝を岩にぶつけました。
幸い大事には至らずよかったですが、危険な道だと思わざるをえません。
それゆえ、かなり下りに時間がかかりました。
そんな間にも雷は時々きこえてくるし、ガスが立ち込めて太陽は姿を隠してしまいました。
やはり一筋縄ではいかない苗場山。最後まで無事に下山するまでは、油断できません。
やっと道がゆるやかになり、沢の音が聞こえてきました。
ゴールが近付き、朝出迎えてくれたガクアジサイが靄の中にも咲いて待っていてくれました。
そして登山口到着!!脇にある水場で水を一気のみ、なんとか雷にも雨にも降られず下山することができました。
汗だくの体を、小赤沢温泉「楽養館」でさっぱり洗い流し、珍しい褐色の温泉を堪能。
なんとかリベンジを果たせた自分の体にも感謝です。
帰りの車では、やはり雨、雷に遭遇してしまいました。
いろいろあった苗場山リベンジでしたが、なにはともあれ登って降りることができてほんとうによかったです。
コメント
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おめでとうございます やりましたね
暑い中お疲れ様でした。
今度は是非、ご一緒させてください
momokahahaさん、ご無沙汰してます♪
去年のリタイアで辛い思い出を、なんとか乗り越えました‼️
まだまだいろんなお山にいきたいので、こちらこそよろしくお願いいたします!
yukorikaiさん こんばんは
今年の秋は秋山郷から苗場山へ…と考えています。紅葉が綺麗とか…
楽しみです。ところで、苗場山の雷は怖いですね。逃げ込めそうなの
は山小屋くらいしか思いつきません。とっとと下山して正解だったの
ではないでしょうか?お疲れさまでした。次回は、ぜひ赤湯温泉経由
で登ってみてください。
埼玉のchii
chii1961さん、こんばんは!
コメントありがとうございます!
赤湯温泉、いつか泊まりでいきたいと思っていました。
去年の秋に出掛けられたレコをみて、素敵だなあと思っておりました!
秋山郷からも、ぜひぜひ登ってみてください(^^)
レコ楽しみにしております(*´ω`*)
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