ザ・白山 〜父と甥っ子を連れて〜


- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,463m
- 下り
- 1,463m
コースタイム
- 山行
- 3:16
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 4:35
天候 | 両日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
週末はマイカー規制があります https://www.pref.ishikawa.lg.jp/hakusan/tozaninf/peak.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所なし |
写真
感想
父と甥っ子2人の3世帯で白山に行って来ました。
まず今回最初で最後の登場?かもしれない父について書かせて頂きます。
父は現在77歳、私を山にいざなった張本人で今は無職の年金生活者、現役時代は長距離トラックの運転手でした。
30代後半から趣味でマラソンを始めたそう。父は基本真面目人間で何にでも一生懸命取り組むタイプ。なのでマラソンもあっという間に速くなった。
福井周辺のマラソン大会にもよく参加していて連れて行ってもらった記憶あるが、度々入賞していた。子供だった私は単に帰りが遅くなる(表彰式待ちで)ので嫌だっだのだけど(笑)。
そして本題の山登りであるがそのマラソン仲間から山に誘われたのがきっかけだったそう。しかし当初山登りには抵抗があったのだとか。
これには理由があり、私の実家は私が小学生の高学年くらいまで薪のお風呂でした。なので当然薪が必要、私の実家は山の麓にあり父はちょくちょく山に入って木を切り家まで運んでいたのです。私が子供の頃に見た父の姿は正に二宮金次郎スタイル(さすがに本は持って無かったけどね)。
よって山で辛い思いも沢山したそう、抵抗があって当然と言えば当然。
その他にも畑仕事や汲み取り式トイレの管理等々休む暇も無く働く父だった。家でゴロゴロしている姿は見た記憶が無い。
登山の方は1回付き合いで登ってドハマりし、年に2、3回ではあるが山登るようになったそう。しかし父は私と違いソロ登山が大嫌いで絶対1人は嫌なタイプ、なおかつ会社の仲間と登るのも気を遣うのであまり好きでは無かったみたい。
そこで駆り出されたのが私だ。私は3人兄弟の末っ子だが上2人は姉、私を誘うのは自然の流れだったと思う。
プロフィールにもある通り小学生の頃は山帰りの外食、中高生になるとお小遣いに釣られてではあるが年1、2回山に登った。毎年8月のお盆辺りに登っていたのでどの小屋も混んでいたし、ココと決めた日は多少の雨でも登らされてたので辛い思いしかない。
布団1枚に3人は当たり前、もちろん廊下で寝た事もある。トイレに行く人に何度も蹴られるので寝れるはずが無い。
土砂降りのなか吊尾根から穂高岳まで歩いた時は1番キツかった。もう死ぬんじゃ無いかと子供心に思ったし、どうにか山荘に着いて受付しても2人とも字など書けなかった。
しかも少年時代の私は高山病に弱く、毎度毎度山小屋で頭痛や吐気がし辛かった。自慢じゃないが槍ヶ岳、劔沢、白馬など主要な夏山診療所は全て入った事がある(笑)。
まだ子供だったので絶景やら雲海やら花やら見ても当然興味が無い。唯一好きな部分があったとすれば険阻な山。劔や槍&穂高はアスレチック気分で登れる所多く面白かった。私の父も好んでこうゆう山へ登ったので、この部分に関してはDNAが受け継がれたようだ。
最後の方は多少私の愚痴を書いてしまったが父はこんな感じの人でした。
そして今回はそんな父が数年前から熱望していた孫との登山をサポート、・・と言うか私的にはほぼ接待登山に徹しました。
当初は父よりも甥っ子2人の方を心配していました。野球をやっている(ボーイズリーグ)そうだけど山登りや高所は初めて。
頭痛薬やら応急処置セットなど準備万端で行ってみたけど、どこまで登っても終始涼しい顔で足取りも軽い軽い。野球少年舐めてました(^◇^;)
それとは反対にあまり心配していなかった父は登りでも下りでもかなり苦戦。昨年も1人で劔岳に行ったりしていて大丈夫だと思ったが暑さにやられたのかな?
甥っ子2人はあーじゃこーじゃとうるさいし、父は疲れて登山道のど真ん中で座り混む始末・・・💢
なんだかんだと色々あったが、とにかく父に喜んで貰えたので良かった♪
私個人的には久しぶりに御前峰で万歳三唱出来たことと、山から帰って来て疲れた表情だと必ず「遊んで来ただけじゃん!」と言う妻が今回に限ってご馳走作って待っていてくれ「お疲れ様」と言ってくれた事が嬉しかった(^。^)。
と言う事で親孝行一大イベントは無事終了、今回は数ヶ月前から予定を合わせた一発勝負であったが天気に恵まれた。
子供2人の予定を合わせてくれた姉、労をねぎらってくれた妻にも感謝しか無い。
おはようございます。
朝から何なの、このハートフル攻撃。しかも最後はオノロケ。エアコンの温度下げましたよ。電気代高くなったらkiyaさんのせいですからね
ホンワカしてしまい、山の日だと言うのにすっかり出遅れました。
この時期の白山(花の名山と呼ばれているんですよ、ご存じでしたか
お父さん最後の白山でしたか。息子さんやお孫さんにスピリットがしっかり受け継がれたのを実感できた、良い山行きだったことでしょう。外食やお小遣いで釣り続けた甲斐がありましたね〜
いつも心温まるほっこりレコ書いてるじゃないですか?アレ、違いました??(笑)
オノロケ部分、思った事を素直に書いたつもりですが妻はこのレコ読んでも知らんぷり。完全に信用されておりません(>_<)
山の日に出遅れたのは二度寝かヤル気無しかのどちらかでしょう。人のせいにするのはいただけませんな〜。
花の白山は流石に知ってますよー、でも興味無いのでどうしようもないです。
写真ってカメラの性能や腕も当然あると思いますが「被写体を愛でる心」みたいなのが無いと上手く撮れない気がします。
花の白山で植物はハリブキとオンタデだけもイイでしょう、私はこの2つに対して「愛でる心」がありますし^ ^。
最初は釣られて登った山ですが、今は間違いなく自分の意思で登っています。良い趣味を教えてくれた父に感謝ですかね。でももし山やってなかったら休日とか何してたんだろう?と思ったりもします。
甥っ子は帰りしな「今度はキリマンジャロ連れてってー!」って訳わからん事抜かしていましたww
kiyaさん、こんにちは
いいお話ですね。
お父様のご希望がかなって何よりです。
面白おかしく、そしてほっこりとした気分で読ませていただきました。
私事、やはり父は70後半で、若い頃はマラソン&山の経験者でした。
子供の頃に御嶽山や乗鞍岳の高峰など連れて行かれましたが、悪天候や高山病など辛い思い出しかありませんでした。
大人になってから一緒に歩いたことなどありませんが、どうしたことか僕も同じ趣味にはまり込むことになり、不思議なものです。
こちらの父は持病により、数年前の仙丈ヶ岳を最後に引退しましたが、今は僕の山写真を見ては、大昔の同じ山の景色と重ね合わせているようです。
仰るように白山て日帰りで行ってしまいますが、泊まりはのんびりできそうでこれもまたいいですね。
3120mさん、こんばんは。
後出しジャンケンになってしまいますが3120mさんとは最初から同じ匂いがすると思っていました(心外だったらすいません)。ほぼ同じような青年期を過ごしていたんですね。
私も青年期の登山に関しては辛い思い出しか無く、なんで大人はお金と時間使ってまで辛い思いしに山に行くのか理解出来ませんでした。マラソンもスポーツと言う括りでは地味だし辛いし同じ意味で理解不能でした。
よってあの頃自分が全く同じ趣味を持つとは微塵も思いませんでした。「血は争えない」とつくづく思います。
私の父も「もう白山は無理!」と引退宣言?
の様にぼやいていましたが、それと同時に「孫と一緒に山でビールを飲みたい!」とも言っていました。
長男でもまだ15歳なのでまだ5年頑張るつもりでしょうか?どん欲な父ですわw
と同時に孫の力は偉大だとも感じました。
父は私が今山登っている事は知っていますが行先や内容&写真は見せて無いです、心配性なので教えられません(汗)。
こちらは父こそまだ元気ですが母の具合悪く、父に介護を任せきりな私は頭が上がりません。
自分も基本日帰りロングが好きですが、小屋泊やマッタリハイクも決して嫌いでは無いです。幅広く山を楽しめたらと思います♪
嬉しいコメントありがとうございました😊
すげぇ〜イイ
ホッコリした
褒めたからtoshiへのお年玉の査定をUPしてくださいm(__)m
薄っぺらーーい褒めですね、心が無い!
マイナス査定です、よって私が貰います(笑)
いぇいぇ、ホンマに良かった
飾る言葉を並べるより「イイ」と「ホッコリ」が素直な気持ちです
えっ、ホントに??
ならば大変失礼しましたm(__)m
じゃあhiroさんとツーショット写真撮らせて貰えたらお年玉考えます(笑)
私の父は私が27歳の時に突然他界したので、とても羨ましいと思ったし、自分の父も生きていたらそろそろ70歳こえているので、いろいろと思うところがあるヤマレコでした。ありがとうございます!
一緒に登るのは最後かもしれません??でも去年はおひとりで剱岳に登るとかやっぱり親子共々スゴイですよ💦
またお孫さんと山に行かなきゃならないだろうから、まだまだ登って欲しいです!だけどホントは後輩Kさんと登りたいんだと思いましたよ♪
いつも面白いブログなのに、たまに感動的なブログをブッこんでくる後輩Kさんカッコいいです!!
これからもヤマレコ楽しみにしていますよ♪
と、らしくないことを書いてみました笑笑
とにかくその晴れパワーが欲しい・・・呪
レコには良い事しか書いてないですが基本頑固親父なので「ふざけるな!」って思う行動&言動も多数、よって今でも喧嘩絶えなですよ。
山登ってると偶に80や90才でも元気に登ってる方いますから上には上がいます。でもそもそも元気な人しか来ない訳だし70後半になっても劔登れるなんで凄いですよね。
私もその年まで山登っていられるのかな…って言うか生きてるのか?(笑)
父は私を山へいざなった張本人、1度はヤマレコ登場させたかったので良かったです。感動的だった?かどうかは分かりませんがこうゆう系はたぶん最初で最後ですわ、次回からいつも通りのおちゃらけ&おバカレコに戻りますのでご安心アレ。
確かに北鎌といいコチラといいLANさんらしくないコメでした、変なもんでも食べました?(笑)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する