爺ヶ岳 楽園の稜線・考えさせられた山の日

2019年08月11日(日) [日帰り]

• GPS: 11:02
• 距離: 15.9km
• 登り: 1,670m
• 下り: 1,739m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:07
• 休憩: 2:56
• 合計: 11:03

4:12 扇沢駅
4:25 4:26 柏原新道登山口
5:26 5:29 ケルン（柏原新道）
5:38 5:43 駅見岬
6:32 6:32 水平岬
7:11 7:14 富士見坂
7:41 7:59 種池山荘
8:54 8:58 爺ヶ岳南峰
9:12 9:50 爺ヶ岳中峰
10:01 10:23 爺ヶ岳南峰
11:02 12:03 種池山荘
12:25 12:28 富士見坂
12:47 12:48 水平岬
13:57 14:02 駅見岬
14:06 14:18 ケルン（柏原新道）
15:14 15:14 柏原新道登山口
15:15 ゴール地点

天候

快晴　下山後雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【扇沢駅駐車場】
a.m.2:30入りで9割程度
a.m.4:00には上の駐車場は満車
下山時は駐車場空き待ちで長蛇の列
(ちなみにトイレはおびただしい虫の残骸アリ、歯磨き洗面には適さず）

コース状況／危険箇所等

北アルプスNo.1と謳われる柏原新道
見事なまでの整備状況です
気温が上がると風が抜けずキツいので、早い時間の登りが吉

その他周辺情報

【大町温泉郷　薬師の湯】
700円/オトナ

【安曇野そば処　双葉】
17時半オープン
開店時間前にはちょっと列ができますが、入って即注文が吉

写真

8/11 4:01

AM4:00
続々と車が上がってきます
この時点で上の駐車場は満車

8/11 4:13

扇沢駅を後に登山口へ
バイオハザードっぽいな…

8/11 4:28

100mほど下ると登山口
陽が昇る前に標高をつめておきたい
同じ考えの方が結構いました

8/11 5:27

ケルン手前より
針ノ木・蓮華方面が染まる

8/11 5:29

1時間ほどでケルン
まだ涼しいので水分補給だけ

8/11 6:50

水平道は水平です（当たり前
なのにちょっとずつ標高をつめていく不思議

8/11 6:50

針ノ木雪渓が間近に
テンション↑

8/11 7:04

文字通りアザミだらけの沢
石畳、富士見坂、鉄砲坂…とポイントが多いのも気持ちが楽
心にも優しい登山道

8/11 7:40

樹林帯を抜けると、オレンジ色の屋根
種池山荘がひょっこり顔を出します
もーちょっと！

8/11 8:10

山荘コーラでエネルギーチャージ
んまい

8/11 7:54

山荘前より
蓮華・針ノ木から続く稜線

8/11 7:54

その向こうには立山連峰
でかい

8/11 8:11

遠く雲海に浮かぶ八ヶ岳
アブは減ったかな…？

8/11 8:24

さて、爺ヶ岳主稜へ
麓から見ると厳つい三峰ですが、こんなに穏やかな稜線なんだ…

8/11 8:22

左手には鹿島槍
猫耳に萌えます

8/11 8:21

振り返れば剱
カッコイイ

8/11 8:57

とりあえず南峰は後回しにして主稜の中峰へ

8/11 9:26

中峰到着
途中出会った母娘さんと談笑後は、しばし貸切状態に
山の日なのにトンボしかいない山頂

8/11 9:27

南側には槍穂
先週登った常念も

8/11 9:36

北西には鹿島槍への縦走路
あっちもいきたい...

8/11 9:37

でも今日のメインはこの景色
稜線にぽつんとオレンジ色の屋根
種池山荘がかわいい

8/11 9:49

名残惜しいですが、トンボだらけの山頂を後にします

8/11 10:07

帰り道に南峰
こちらは広い山頂です
皆さん続々と上がってきました

8/11 10:11

眼下には扇沢駅
うーん、飛びたい…

8/11 15:17

途中、ちょっとしたハプニングもありましたが無事下山

8/11 15:36

扇沢から爺ヶ岳を振り返る
この高低差も距離も全く感じなかった柏原新道に感謝

撮影機器：

PowerShot G9 X Mark II CANON

装備

個人装備

Tシャツ ドライインナー ソフトシェル ドライタイツ ズボン 靴下 グローブ 帽子 靴(3シーズン) 20リットルザック ストック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料3リットル ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス ナイフ カメラ

備考

ファーストエイドキット一式
電解質タブレット

感想

nori813

北岳、白馬がいい…と若干渋りがちだった同行者

いやいやアナタは1年ぶりの登山、しかも日帰りでそれは難しいよ笑

…と選んだのが爺ヶ岳

私も大町温泉から見上げてずーっと気になっていた稜線は、期待以上
最高の天空の散歩道でした

特筆すべきは、北ア随一と噂される柏原新道
とにかく歩きやすさが半端ない

急登も無く、ましてや「水平路」なんて言う聞いただけでホッとする区間もあり
種池山荘までの標高差約1200m弱、どうやって詰めたのか、今でも不思議です

そして稜線に上がれば、山頂へは更になだらかな散歩道

どんどん近づく鹿島槍
振り返れば立山・剱と薬師岳
南方には槍・穂と常念山脈

こんな素晴らしい景色なのに、早い時間は人も少なく、山頂はしばし貸切状態

天候と柏原新道に感謝の1日でした

しかしちょっと考えさせられることも...

下山時同行者に軽い熱射病の兆候あり、応急処置をしましたが、チームである以上、もう少し前に気にするべきだったな、と

水分やサプリメントの補給、休憩など、口を出しすぎるのをつい遠慮してしまったことに反省

そしてもうひとつ

下山途中、捻挫をされたソロの女性を見かけ、テーピング処理をした後、荷物を預かって軽身にし、一緒に下山するという一幕がありました

山ではお互い様、私もいつ怪我をするかなんてわかりません

ただ、やっぱりソロでやる以上は、セルフの応急処置程度はできるようにしておいてもらいたいし、装備にもいれておいてほしいなー

彼女も「下りたら覚えて、今度は私が助けます」
なんて嬉しい限り

私自身も、今回装備をかなり減らしてみたけれど、軽量化ってどこまでが正解か難しいテーマです

そんなこんなで、楽しくも夏登山・ソロ登山について考えさせられた、山の日の爺ヶ岳でした

コメント

hy366

はじめまして
nori813様　はじめまして
爺ヶ岳から望む鹿島槍は素晴らしいですよね。
そしてトラブル対処もお疲れ様です。

最近はUL装備の方々が大変増えており、その道の専門家は「軽量化が安全性向上に繋がる」と謳っておられました。
難しい問題ですね。私も一度だけ雪山救助の経験がありました。
nori813様ご指摘の通り、自身で判断・対処できて初めて「軽量化＝安全」が成り立つのでしょうね。

これからも安全に良い旅を。お疲れさまでした。

nori813

Re: はじめまして
hy366様
コメントありがとうございます!

UL装備の方、増えましたよね
軽量でスイスイ登っていく姿を見ると、羨ましくなったり...
リスクと対応力のバランスって本当に難しいです
考え方はきっと色々なのでしょうが、帰ってきて、あー今回も使わなかったな、って思えることが幸せなのかも、です
(雪山救助のお話がとっても気になります）

一昨年の爺ヶ岳の山行記録、拝見しました!
日帰りなので見られなかった朝の爺ヶ岳からの写真、とても素敵です
双六・樅沢も、お写真を見てまた行きたくなりました

hy366様もどうぞ良い山行を

hanayamalove

J