塩見岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 2,278m
- 下り
- 2,157m
コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 3:13
- 合計
- 8:01
天候 | 雨後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
百名山で3000m超の塩見岳を計画した。夏休み明けのせいか参加者は2名のみ。台風と複数の熱低の影響で天候が心配だったが、様子を見ながら行くことにする。
8/20 第1駐車場は満車、第2駐車場に数台の空きがあったと思われる。路駐も散見された。第2は遠いので第1の空きスペースに無理やり止めた。登山口までだらだらと林道を登る。登山口からは急登が始まるが、尾根に取り付くとなだらかになる。三伏峠手前で再び急になる。樹林帯で景色は無い。登山口から番号が設置され、10番で三伏峠である。危険箇所はないが、丸太の橋は滑りやすく要注意。水場は6番と7番の間にあり、十分な水量なので下から担ぐ必要は無かった。
峠に着いたときには雨は無かったが、テントを設置した後に降ってきた。テントで昼寝しながら様子をうかがったが、雨はやみそうも無いのでとりあえず烏帽子岳まで行くことにした。雨の中、予定していた小河内岳まで行く気力はすでに無かった。烏帽子へ行く途中にはお花畑があり、マツムシソウの大群落で見ごたえあり。烏帽子岳では予想通り景色はまったく無く、早々に引き上げる。後はテント内でだらだらと時間を過ごすしかなかった。相当量の雨に降られたが、モンベルの三人用テントは防水もバッチリで優秀であった。テントサイトは、料金700円/人、水は200円/L、ロープで区切られたサイトは凹凸少なく快適。無料の水場は往復20分の場所にあり。
8/21 朝、自然と目が覚めた。外を見ると満天の星空と月明かり。塩見へ行くことを決めた。天気は下り坂なので早めの出発とし、暗いうちからヘッデンで歩く。徐々に空が明るくなってくるが、太陽はちょうど塩見岳の裏側で日の出を拝むことはできなかった。本谷山では中アがきれいに見えた。北アも見えて槍を確認できた。三伏峠から塩見小屋まではほぼ稜線沿いであるが、樹木が多く景色を楽しめる場所は少ない。細かいアップダウンを繰り返し、最後の急坂を登ると塩見小屋に到着した。
小屋手前の広場から、甲斐駒、仙丈、農鳥が見える。塩見の後ろには富士山も顔を出していた。本谷山から見えていた中ア、北アは雲に隠れてしまった。やはり天気は下り坂なのだろう。
小屋から山頂までの序盤は良く締まった坂道、中盤は岩登り、終盤は再び坂道となっている。中盤の岩はそれなりに本格的だ。完全に樹林から抜け出し、視界が開けてテンションも上がる。西峰に到着、360°の大展望である。西峰山頂は狭いので東峰へも行ってみるが、東峰はさらに狭く休憩する場所は無い。東峰で記念撮影をし、西峰に戻って休憩する。仙塩尾根に続く、気持ちのよさそうな稜線上の道が見える。反対側には荒川岳だが、少しガスがかかって全体は見えない。東側には富士山が大きく見えるが、これもガスで隠れがちだ。塩見の頂上だけが100%晴れていた。
十分に山頂での時間を楽しみ、塩見小屋まで戻ってコーヒーをいただく。セルフサービスで価格は200円。インスタントコーヒーでも格別にうまいのが山の不思議である。塩見小屋は定員40名ほどの小さな小屋。今年改装してきれいになった。前夜は定員オーバーだったとのこと。20名ほどの団体さんもいた。塩見山頂はガスが出始めていた。ちょうど良いタイミングで登ったことになる。
三伏峠に戻りゆっくりと昼食。テントも乾いていたので容易に撤収できた。登山口ではちょうど14:25発のバスがあり、林道歩きはしんどいので乗ることにした。駐車場まで360円。温泉に入ろうと小渋温泉「赤石荘」に行ったら日曜なのに休業。松川町営「清流苑」でさっぱりして帰路に着く。日帰り入浴400円と安い。小河内岳は残念であったが、迫力ある展望を満喫した山行であった。
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