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Yamareco

記録ID: 1983466
全員に公開
沢登り
朝日・出羽三山

朝日連峰・根子川本谷/入りソウカ沢(2019.8)

2019年08月13日(火) 〜 2019年08月15日(木)
 - 拍手
moko その他2人
GPS
56:00
距離
18.1km
登り
1,291m
下り
1,281m

コースタイム

8/13
日暮沢小屋7:20-根子川入渓点8:10-水神淵9:55-横松沢出合13:45-柴倉沢出合下14:50(泊)
8/14
泊場7:00-ソウカ沢出合9:00-11:05最狭部滝下二俣(昼食)11:45-高巻き12:45-雪渓下開けたゴーロ13:30(標高1360m泊)
8/15
泊場6:55-金玉水9:15-9:40大朝日岳10:35-日暮沢小屋15:55
天候 8/13晴れ 8/14曇り時々晴れ 8/15晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
・ 日暮沢小屋まで車で入る。駐車スペースは路肩も含めて15台ほどか
・ 程よいアプローチを経て根子川本流に入渓
・ 水神淵までは明るく開けた河原とトロ場が交互に現れて、軽快な遡行が続く
・ 水神淵を高巻いて越えると、側壁の低いゴルジュの中に深いトロを伴った似たような滝が続く。登れないものが多く、高巻いては沢に戻るの繰り返しになる。近年は余り遡行者もないようで、踏み跡のようなものはなかった。沢への下降に2回ロープで懸垂下降したが、そんな場所には古い残置のスリングを見つけることができた
・ 横松沢手前の屈曲部にある滝は右側壁の窪状を登った。ツルツルでハーケンを1本打ってランニングにしたが、回収できず残置した
・ 横松沢を過ぎて、柴倉沢までの間の高巻きで1度懸垂下降をした
・ 柴倉沢出合の少し下流の左岸にタープを張った
・ 柴倉沢の先はほぼ沢沿いに遡行することができる。右岸より合流するソウカ沢の手前の2段の滝は左岸より高巻いて懸垂下降で沢に戻る
・ 大朝日岳と小朝日岳の鞍部より流れ込むソウカ沢の先に6mチョックストーン滝と深い釜を持った5m滝が続く。チョックストーン滝は瀑水を浴びながら左の水流を登り、5m滝は釜の中に沈む大岩に飛び乗って快適に直登できた
・ 眼前に現れた幅広の20m滝は左岸のリッジより高巻いてピタリと落ち口に降り立った
・ ゴルジュの奥の40mほどの直瀑は右岸を30分ほどの高巻きで越える。高巻中に次の最狭部の直爆40mを望むことができる
・ 最狭部の直瀑は右岸枝沢の滝を少し登り、根曲竹と灌木の急斜面を高巻いて越える。高巻中に見下ろした次の滝も登れるか分からず、続けて高巻く。最後の草付きの斜面を20mの懸垂下降で下りた。灌木にやはり残置スリングがあった。この高巻きに1時間かかった
・ 沢は一旦開けるが、直ぐに側壁の高いゴルジュとなる。右岸の側壁に滝が落ちる辺りにブロック残骸が現れたが、脇を通過することができた
・ 標高1360m付近の開けたゴーロにタープを張った。この辺りが焚き火のできる最後の場所だろう
・ 泊場の少し上で、崩壊したブロックの脇を通り、雪渓に乗る
・ 雪渓の先1450m付近で沢は大きく左折する。遠く前方に大岩を積み重ねたような滝が見えてくる。近づくと右岸を高巻き気味に上るしかないということは分かるが、イタドリの生えた斜面は足場が見えず先が読めない。ここはロープを引いて登った
・ 直ぐ上1540mで沢は右折し、ここから連爆帯となる。最初の滝を左壁から登ると、次のチョックストーンの滝は登れそうにない。おまけに落ち口の上に不安定なスノーブリッジが架かっている。ここは左岸の草付きリッジに上がり、そのまま3つほど滝を高巻いた
・ ようやく源頭の景色となり、天国気分で金玉水にたどり着いた
はじめのうちは悠々と行く
2019年08月13日 08:33撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/13 8:33
はじめのうちは悠々と行く
悠々と行く
2019年08月13日 08:55撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/13 8:55
悠々と行く
悠々と
2019年08月13日 09:04撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/13 9:04
悠々と
水神淵
2019年08月13日 09:56撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/13 9:56
水神淵
高巻きの始まり
2019年08月13日 10:11撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/13 10:11
高巻きの始まり
倒木に乗って越えられるところも
2019年08月13日 11:45撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/13 11:45
倒木に乗って越えられるところも
越えられそうだけど高巻くというのが続く
2019年08月13日 12:03撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/13 12:03
越えられそうだけど高巻くというのが続く
懸垂で下りる
2019年08月13日 12:22撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/13 12:22
懸垂で下りる
高巻きに飽きて登ってみたが、ツルツルの岩に怖い思いをした
2019年08月13日 12:35撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/13 12:35
高巻きに飽きて登ってみたが、ツルツルの岩に怖い思いをした
結局小さく巻いて落ち口に出る
2019年08月13日 13:24撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/13 13:24
結局小さく巻いて落ち口に出る
また高巻いて懸垂下降
2019年08月13日 14:31撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/13 14:31
また高巻いて懸垂下降
結構疲れて、タープを張った。良い幕営地はなくて、ここが一番良かったのではないかと思う
2019年08月13日 15:27撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/13 15:27
結構疲れて、タープを張った。良い幕営地はなくて、ここが一番良かったのではないかと思う
柴倉沢過ぎるとしばらくは沢通しに進める
2019年08月14日 08:16撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 8:16
柴倉沢過ぎるとしばらくは沢通しに進める
沢通しに進む
2019年08月14日 08:25撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 8:25
沢通しに進む
沢通しに進む
2019年08月14日 08:30撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 8:30
沢通しに進む
沢通しに進む
2019年08月14日 08:39撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 8:39
沢通しに進む
登ってみると
2019年08月14日 08:40撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 8:40
登ってみると
この先が行けず
2019年08月14日 08:42撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 8:42
この先が行けず
高巻いて懸垂
2019年08月14日 08:53撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/14 8:53
高巻いて懸垂
正面がソウカ沢、本流は右折
2019年08月14日 09:01撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 9:01
正面がソウカ沢、本流は右折
右折した先にはこの滝、6mチョックストーン滝。高巻はソウカ沢出合まで戻って大高巻きとなりそう
2019年08月14日 09:04撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 9:04
右折した先にはこの滝、6mチョックストーン滝。高巻はソウカ沢出合まで戻って大高巻きとなりそう
高巻きたくないので、暫し観察。チョックストーン左が階段状なので、瀑水を被れば行けそう
2019年08月14日 09:05撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/14 9:05
高巻きたくないので、暫し観察。チョックストーン左が階段状なので、瀑水を被れば行けそう
で、行ってみた
2019年08月14日 09:19撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/14 9:19
で、行ってみた
すると深い釜の5m滝。高巻きは更に厄介。再び観察、釜に飛び込んでみる
2019年08月14日 09:24撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 9:24
すると深い釜の5m滝。高巻きは更に厄介。再び観察、釜に飛び込んでみる
飛び込んで、水中の大岩に立つ
2019年08月14日 09:33撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 9:33
飛び込んで、水中の大岩に立つ
あとは容易に登れた
2019年08月14日 09:34撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/14 9:34
あとは容易に登れた
すると眼前に幅広な20m滝
2019年08月14日 09:35撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/14 9:35
すると眼前に幅広な20m滝
これは登れないだろうと、左岸のリッジより高巻きに入る
2019年08月14日 09:39撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/14 9:39
これは登れないだろうと、左岸のリッジより高巻きに入る
この高巻きは容易でピタリと落ち口に出られた
2019年08月14日 09:58撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/14 9:58
この高巻きは容易でピタリと落ち口に出られた
沢通しに進む
2019年08月14日 10:05撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 10:05
沢通しに進む
沢通しに進む
2019年08月14日 10:31撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 10:31
沢通しに進む
ゴルジュの奥に40mほどの直爆。右岸を高巻き
2019年08月14日 10:33撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 10:33
ゴルジュの奥に40mほどの直爆。右岸を高巻き
高巻中に前方に最狭部の直爆を見る。草付き斜面を沢まで一旦下りる
2019年08月14日 11:00撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 11:00
高巻中に前方に最狭部の直爆を見る。草付き斜面を沢まで一旦下りる
水流は見えないが左の枝沢を登って、岩場の上の灌木帯より高巻く
2019年08月14日 11:06撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 11:06
水流は見えないが左の枝沢を登って、岩場の上の灌木帯より高巻く
最狭部直爆50m?、右岸灌木帯で高巻く
2019年08月14日 11:44撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 11:44
最狭部直爆50m?、右岸灌木帯で高巻く
右岸枝沢、灌木帯まで滝を登る
2019年08月14日 11:44撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 11:44
右岸枝沢、灌木帯まで滝を登る
右岸枝沢、灌木帯まで滝を登る
2019年08月14日 11:46撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/14 11:46
右岸枝沢、灌木帯まで滝を登る
1時間の高巻き、最後の草付きは懸垂20m
2019年08月14日 12:46撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 12:46
1時間の高巻き、最後の草付きは懸垂20m
降り立ったところから下流を見る。手前の滝が登れるか分からずこれも巻いた
2019年08月14日 12:47撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 12:47
降り立ったところから下流を見る。手前の滝が登れるか分からずこれも巻いた
ゴルジュにかかる滝。その先にブロックが
2019年08月14日 13:09撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 13:09
ゴルジュにかかる滝。その先にブロックが
ブロック脇を通過
2019年08月14日 13:11撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 13:11
ブロック脇を通過
ブロック脇を通過
2019年08月14日 13:13撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 13:13
ブロック脇を通過
下流を振り返る
2019年08月14日 13:22撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 13:22
下流を振り返る
標高1360m付近の開けたゴーロにタープを張った
2019年08月14日 14:17撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/14 14:17
標高1360m付近の開けたゴーロにタープを張った
流木を全てかき集めて焚き火を楽しむ
2019年08月14日 18:53撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/14 18:53
流木を全てかき集めて焚き火を楽しむ
ブロック脇を通過
2019年08月15日 06:59撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 6:59
ブロック脇を通過
雪渓に乗る
2019年08月15日 07:10撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 7:10
雪渓に乗る
雪渓を下りる
2019年08月15日 07:15撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 7:15
雪渓を下りる
大岩の滝。登らなければ、手前の枝沢を稜線までか?
2019年08月15日 07:30撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 7:30
大岩の滝。登らなければ、手前の枝沢を稜線までか?
ロープを出して登った
2019年08月15日 07:53撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 7:53
ロープを出して登った
連爆帯の始まり。チョックストーンの上にブロックが見える
2019年08月15日 08:07撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/15 8:07
連爆帯の始まり。チョックストーンの上にブロックが見える
このブリッジはできればくぐりたくない
2019年08月15日 08:17撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 8:17
このブリッジはできればくぐりたくない
左岸の草付きリッジを登る
2019年08月15日 08:19撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 8:19
左岸の草付きリッジを登る
この滝を越えれば連爆帯終了
2019年08月15日 08:23撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 8:23
この滝を越えれば連爆帯終了
傾斜は緩いが、フェルト底が滑れば止まらない。アイスハンマーを突き刺してトラバース
2019年08月15日 08:27撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 8:27
傾斜は緩いが、フェルト底が滑れば止まらない。アイスハンマーを突き刺してトラバース
ようやく源頭の流れ
2019年08月15日 08:28撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 8:28
ようやく源頭の流れ
天国気分で行く
2019年08月15日 08:31撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 8:31
天国気分で行く
天国気分で行く
2019年08月15日 08:36撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 8:36
天国気分で行く
金玉水の雪渓にたどり着く
2019年08月15日 09:16撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 9:16
金玉水の雪渓にたどり着く
大昔、ここはテント場だった。40年ぶりの再訪
2019年08月15日 09:21撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 9:21
大昔、ここはテント場だった。40年ぶりの再訪
金玉水、根子川源頭
2019年08月15日 09:25撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 9:25
金玉水、根子川源頭
朝日連峰主稜線
2019年08月15日 10:09撮影 by  DSC-TX30, SONY
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8/15 10:09
朝日連峰主稜線
下山路の小朝日岳
2019年08月15日 10:44撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 10:44
下山路の小朝日岳
下山路より根子川を振り返る
2019年08月15日 11:36撮影 by  DSC-TX30, SONY
8/15 11:36
下山路より根子川を振り返る
撮影機器:

感想

これが朝日連峰で初めての沢登りとなりました。
朝日の沢にはいつか行こうと思いつつ、いつしか時は過ぎ、八久和川や三面川は叶わぬ夢となりつつある。
今回訪ねた根子川では、明るく伸びやかな渓の佇まいと、それでいて簡単には人を寄せ付けない厳しさなど、朝日の沢の片鱗を堪能することができたように思う。
なお、遡行資料として登山体系を持参したが、遡行図・文章とも??という印象であった。

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