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Yamareco

記録ID: 198461
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

金峰山(みずがき山荘から)

2012年06月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
子連れ登山 taichi_n26 その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:18
距離
11.9km
登り
1,196m
下り
1,200m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

(2:30 自宅を車で出発 - 5:00 みずがき山荘駐車場)
[入山準備] - 5:20 登山開始 - 10:10 金峰山山頂 10:50 - 14:10 下山 [帰宅準備]
(14:20 みずがき山荘駐車場を車で出発(中央道の大渋滞にはまる) - 18:30 自宅に到着)
天候 天気予報では午前9時ころから晴れマークになっていたので、もしかしたらと思い出てきました。でも、結果山の中は雲の中。終始真っ白な霧と霧雨の中での山行となりました。

あとで聞くと東京では天気良かったみたいですね。まぁ、天気ばかりは神のみぞ知る。大荒れでなかっただけ良かったです。雲の中もたまには面白いんですが、娘に森林限界を越えたThe 岩山の景観を見せたかったのでそれが残念です。
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
娘を連れていくのと、日曜日なので帰りの中央道の大渋滞に巻き込まれたくない気持ちもあり少しでも早く行動を進めたいと思い、1:30に起床し2:30に出てきました。
深夜なので行きはスムーズに中央道を通り、須玉I.C.を降り、みずがき山荘まですんなりと2時間半で来れました。

帰りはやっぱり中央道の大渋滞に捕まり、17kmの断続渋滞をこえなくてはなりませんでした。こういう日に限って、小仏トンネルの渋滞に事故渋滞も併発しています。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストはみずがき山荘にあるようですが、今回はポケットに入れたまま登ってきてしまい提出し忘れました。何事もなくよかったです。
みずがき山荘横にトイレがあり、1回100円のチップ制。その後も、富士見平小屋、大日小屋にもチップ制のトイレがありますが、それを過ぎると山頂近くの金峰山小屋に寄らなければありません。

コースは全体的に決して楽ではありません。がしかし、森の中のうっそうとした登山道、ごろごろ岩と木の根の這う登り、大きい岩が行く手を阻む個所、そして森林限界を越えてからはこれでもかという切り立った岩山特有のナイフのような稜線。大きな岩、岩、岩でさまざまなバリエーションで楽しめます。

なお、写真のコメントにもありますが、みずがき山荘から金峰山までのコースはロープ伝いはありますが鎖場がないです。梯子も木製のちいさなものが一か所。危険個所は岩を乗り越えたり通過したりでした。
ところどころには、大きな岩が立ちふさがり、どこを通るんだろうっていう個所がいくつかあります。なんとなく人の通った跡が見えますので、そこをよじ登ります。また、岩の上を通過する際、足を滑らすとまっさかさまっていう個所も数か所ありましたので、集中力を欠いてバランスを崩さないように気をつかいます。

なにはともあれ、やはり2500m以上級で標高差1000mです。一応レベルの差はあれ危険を伴うコースなので体力と気を使います。日帰りピークハントとして考えると、体力と時間のある方は印象として金峰山と瑞牆山の2座を十分に狙えそうでした。
瑞牆山荘おくの無料駐車場に到着したのは5:00。駐車場はまだ3割程度の駐車状態でした。瑞牆山荘でチップ式のトイレを使わせていただき出発。
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瑞牆山荘おくの無料駐車場に到着したのは5:00。駐車場はまだ3割程度の駐車状態でした。瑞牆山荘でチップ式のトイレを使わせていただき出発。
瑞牆山荘わきに瑞牆山と金峰山への登山口があります。金峰山山頂までは4時間10分とあります。けっこう長い道のりですね。
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瑞牆山荘わきに瑞牆山と金峰山への登山口があります。金峰山山頂までは4時間10分とあります。けっこう長い道のりですね。
登山口を入ってからは緩やかな登りが続きます。その後徐々に勾配が強くなってきますが徐々に徐々にといった感じ。
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登山口を入ってからは緩やかな登りが続きます。その後徐々に勾配が強くなってきますが徐々に徐々にといった感じ。
登山口からしばらく歩くと大きな倒木に出くわします。どうってことない倒木ですが退屈な山道なのでなんとなく。
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登山口からしばらく歩くと大きな倒木に出くわします。どうってことない倒木ですが退屈な山道なのでなんとなく。
先に進むと富士見平小屋の水場に到着。まだ十分に水があるので飲むのはやめといて顔を洗う。なにしろ冷たくて気持ちが良かったです。
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先に進むと富士見平小屋の水場に到着。まだ十分に水があるので飲むのはやめといて顔を洗う。なにしろ冷たくて気持ちが良かったです。
富士見平小屋に到着。大勢の人がまだテントを畳んでおらず、また登山客も多く休憩をしていました。さすが100名山の2座への入り口です。
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富士見平小屋に到着。大勢の人がまだテントを畳んでおらず、また登山客も多く休憩をしていました。さすが100名山の2座への入り口です。
富士見平小屋を過ぎ、金峰山方面へ進みます。小屋を越えるても当分は緩やかで広い登山道を進みます。
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富士見平小屋を過ぎ、金峰山方面へ進みます。小屋を越えるても当分は緩やかで広い登山道を進みます。
だんだん苔むした感じが強くなってきます。金峰山の登山道は全般的に苔が多く風情がありました。
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だんだん苔むした感じが強くなってきます。金峰山の登山道は全般的に苔が多く風情がありました。
苔の〜むぅすぅぅまあぁでぇ〜。国歌の君が代が口から何度となく出るたびに、小学校娘6年の娘に突っ込みをいれられます。
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苔の〜むぅすぅぅまあぁでぇ〜。国歌の君が代が口から何度となく出るたびに、小学校娘6年の娘に突っ込みをいれられます。
途中で大きな横たわった倒木に出くわしました。最近倒れたらしく、登山道の通行のため通路部分を切り取ってあります。
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途中で大きな横たわった倒木に出くわしました。最近倒れたらしく、登山道の通行のため通路部分を切り取ってあります。
大日小屋に到着。大日小屋を写真に収めるの忘れましたが前の広場では多くの人が休憩をしています。このあたりのGPSログが地図とかなりずれます。国土地理院の地図と誤差があるのでしょう。
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大日小屋に到着。大日小屋を写真に収めるの忘れましたが前の広場では多くの人が休憩をしています。このあたりのGPSログが地図とかなりずれます。国土地理院の地図と誤差があるのでしょう。
大きな岩の上を滑らないように慎重に娘が登ります。この岩はどのくらいの大きさなんだろうか。金峰山らしさが出てきました。
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大きな岩の上を滑らないように慎重に娘が登ります。この岩はどのくらいの大きさなんだろうか。金峰山らしさが出てきました。
そうこうすると大物出現。大日岩です。岩にはこの日何度かお声をかけていただいた素敵な3人組の山ガールが岩に座って休憩していました。
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そうこうすると大物出現。大日岩です。岩にはこの日何度かお声をかけていただいた素敵な3人組の山ガールが岩に座って休憩していました。
大日岩の脇にある巻き道から岩の頂上まで登ります。ちょっと寄り道をして大日岩の上を望みます。登る人もいるみたいです。
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大日岩の脇にある巻き道から岩の頂上まで登ります。ちょっと寄り道をして大日岩の上を望みます。登る人もいるみたいです。
大日岩を後にして、さらに先に進みます。うっそうとした森と狭き登山道。この日は湿っているので植物がみずみずしく綺麗です。
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大日岩を後にして、さらに先に進みます。うっそうとした森と狭き登山道。この日は湿っているので植物がみずみずしく綺麗です。
なんか登りがすごくなってきます。一生懸命岩と木の根の道を登りますが、景色や印象が変わりながらもけっこう続きます。
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なんか登りがすごくなってきます。一生懸命岩と木の根の道を登りますが、景色や印象が変わりながらもけっこう続きます。
もうすぐ森林限界っていうところ。先が見えてきました。雲もかかってとても神秘的な雰囲気だったので印象に残りました。
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もうすぐ森林限界っていうところ。先が見えてきました。雲もかかってとても神秘的な雰囲気だったので印象に残りました。
雲の中なので切り立った崖からは何も見えず。下方向には岩肌も数十メートルしか見渡せません。天気予報じゃこんなハスじゃなかったんです。
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雲の中なので切り立った崖からは何も見えず。下方向には岩肌も数十メートルしか見渡せません。天気予報じゃこんなハスじゃなかったんです。
切り立った岩山特有のナイフのような稜線を登ります。こんなのがまだ先に見えなくなるまで続いています。GPSに表示される残り距離に頻繁に目が行きます。
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切り立った岩山特有のナイフのような稜線を登ります。こんなのがまだ先に見えなくなるまで続いています。GPSに表示される残り距離に頻繁に目が行きます。
みずがき山荘から金峰山までのコースはロープ伝いはありますが鎖場がないです。梯子も木製のここだけ。危険個所は岩を乗り越えたり通過したりでした。
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みずがき山荘から金峰山までのコースはロープ伝いはありますが鎖場がないです。梯子も木製のここだけ。危険個所は岩を乗り越えたり通過したりでした。
いったん下がってまだ登る。こんな調子でまだまだ岩ごつごつの狭い稜線を進みます。集中力を欠いてバランスを崩さないように気をつけます。
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いったん下がってまだ登る。こんな調子でまだまだ岩ごつごつの狭い稜線を進みます。集中力を欠いてバランスを崩さないように気をつけます。
大きな岩が立ちふさがり、どこを通るんだろうっていう個所がいくつかあります。なんとなく人の通った跡が見えますので、そこをよじ登ります。
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大きな岩が立ちふさがり、どこを通るんだろうっていう個所がいくつかあります。なんとなく人の通った跡が見えますので、そこをよじ登ります。
途中にガンガン露出する大岩多数。天気が良かったらすごく格好いいんでしょうね。スケール感がだんだん麻痺してきます。
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途中にガンガン露出する大岩多数。天気が良かったらすごく格好いいんでしょうね。スケール感がだんだん麻痺してきます。
岩の道なき道を娘が一生懸命にどんどんよじ登ります。まさによじ登るっていうのがぴったりな絵です。
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岩の道なき道を娘が一生懸命にどんどんよじ登ります。まさによじ登るっていうのがぴったりな絵です。
五丈岩までの最後の登り。どんな山もそうですが最後のピークまでの登りはテンションあがりますがきっついですね。
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五丈岩までの最後の登り。どんな山もそうですが最後のピークまでの登りはテンションあがりますがきっついですね。
知らなかったんですが今日は山開きでした。山頂に着いた途端に始まりました。初めてだったのでびっくりでしたが、皆もそうしてたのでしおらしく参列してみました。
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知らなかったんですが今日は山開きでした。山頂に着いた途端に始まりました。初めてだったのでびっくりでしたが、皆もそうしてたのでしおらしく参列してみました。
途中で知り合いになった山ガールの素敵な3人組に撮っていただきました。金峰山といえば五丈岩。それをバックに親子で頂上ショットです。
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途中で知り合いになった山ガールの素敵な3人組に撮っていただきました。金峰山といえば五丈岩。それをバックに親子で頂上ショットです。
持ってきたおにぎりやパンを娘と食べて早々に頂上を後に。子供の足なので時間が押しており、帰りの中央道の渋滞が気になるのです。もうこんなに。下りは早いです。
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持ってきたおにぎりやパンを娘と食べて早々に頂上を後に。子供の足なので時間が押しており、帰りの中央道の渋滞が気になるのです。もうこんなに。下りは早いです。
行きも何度かのぞきましたが、断崖絶壁は雲の中。怖い怖い。でも怖いもの見たさでスリルを味わい身震います。
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行きも何度かのぞきましたが、断崖絶壁は雲の中。怖い怖い。でも怖いもの見たさでスリルを味わい身震います。
森林限界からうっそうとした森に入り、危険度が一気に下がったので安堵です。娘を連れてくると娘の安全が最優先なので気が張ります。
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森林限界からうっそうとした森に入り、危険度が一気に下がったので安堵です。娘を連れてくると娘の安全が最優先なので気が張ります。
一気に下山。娘は体重が軽いので下りの足取りは大人の自分が追い付くのが大変なほど。瑞牆山荘の前のコーラで娘と乾杯し。駐車場を後にしました。
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一気に下山。娘は体重が軽いので下りの足取りは大人の自分が追い付くのが大変なほど。瑞牆山荘の前のコーラで娘と乾杯し。駐車場を後にしました。

感想

土曜日に友人と初めていっしょに山に登る計画をしましたが予定が変わり、天気も悪かったのでど〜しよう(梅雨に入るので当分天気悪そう)かな。と思っていましたが、小学校6年生の娘が登山行こうというので、行こうとしていた金峰山に行ってきました。久しぶりの親子登山です。

本当は残雪の白銀の世界「会津駒ケ岳」にも行きたかったのですが、天気予報では福島は天気が悪かったので天気が良いのではなかろうかという予報だった山梨にしました。が、残念なことに自称雨女の娘が見事に悪天候にしました。娘と一緒だといつも天気が悪いです。

今回、娘は標高2599mで標高差1000mのみずがき山荘からのコース、山頂が森林限界以上という結構過酷な100名山の1座を登ってしまいました。やはり、けっこう健脚ですが小学校6年生のチビな女の子なので体力のほうが課題です。また行くと言ってたので今度はもう少し楽なところに連れて行こうと思います。
それにしても登山中にみかけた小学校5年生くらいの男の子が、すごい足取りで岩を登って行くのを見かけました。身体能力の差ってすごいです。

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