ルナサンダルで陣馬山から高尾山へ


- GPS
- --:--
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,184m
- 下り
- 1,198m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:京王線高尾山口駅 乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
良好(ぬかるみはごくわずか) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
飲料
日焼け止め
保険証
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
夏こそ山へと思っていたものの,なかなか天気と仕事と懐具合の兼ね合いが悪く,気づいたらもう8月下旬になっています。体力維持のためにジョギングは週2,3回は続けているものの,秋口からの山行再開をめざして,近くの低山での足慣らしを計画しました。自分の定番の練習コースは,中央線の藤野駅から陣馬山に登り,尾根道を高尾山までたどる約15kmのルートです。ここは何度も利用しているので,いつもとは違ったことを試したいと思い,トレッキングシューズでもトレランシューズでもなく,ランニング用サンダルを使うことにします。これは「ルナサンダル」と呼ばれるもので,クッション性はほとんどないものの,耐久性のあるビブラムソールを使用しています。
実は,このサンダルは普段のジョギング用に購入したもので,最初に街中の舗装路で試したみたところ,あまりしっくりこなかったのでそのままになっていました。もともと,ベアフットランニングとか,フラット走法とか特に興味があったわけではありません。ところが,今年の猛暑は厳しく,早朝や日没後に走っても汗だらけになり,特にシューズの中まで汗がたまってくるのは不快なことこの上ありません。毎回シューズを水洗いするのも面倒です。今こそサンダルの出番と思い,皇居の1周5kmの周回コースで試してみたら,2周半くらいしても特に脚に不具合はなく,山を歩いても問題なさそうだと判断しました。(10年くらい前に買って今でも使い続けているランニングシューズは,4カ所に穴が開き,アウトソールが削れてミッドソールが見えかかっているので,性能的にはサンダルと似たようなものかもしれません)
早朝の藤野駅では釣り人が3人ほど下車しましたが,山へ向かうのは自分一人だけです。陣馬山登山口から一ノ尾根を登り始めると,「クマ出没注意」の貼り紙が目につきます。数年前にこの近くの民家で目撃されたという話を覚えていたので,あたりを見回すと現れたのは一匹のネコでした。
一ノ尾根の登山道にはガレ場や岩場はほとんどありません。サンダルの大敵と思われた浮き根も問題はなく,かえって足の置き場が敏感につかめる気がします。また,いつもよりも歩幅が大きく,歩くピッチも速くなり,順調に高度を稼いでいきます。この日は上空で寒気と暖気が入れ替わっているようで,ゴロゴロという音が重低音で響いていますが,それも次第に南の方に遠ざかっていきます。駅から2時間足らずで陣馬山の頂上に着くと,2,3人のハイカーがいるだけでとても静かです。1,000メートル以下の低山なのに,眼下には雲が広がっています。ここでは休憩をとらずに,尾根道を先に進みます。
樹林帯の日陰では,数日前の雨のせいか,ぬかるんだ道も出てきますが,サンダルでもまったく気になりません。奈良子峠,明王峠,底沢峠と順調にたどっていくと,ようやく高尾方面からやってきたハイカーやトレイルランナーとすれ違うようになります。この時間,比率では後者が多数派です。小仏城山の茶屋までやって来ると,ペットボトルの水分がだいぶ減っていたので,かき氷を注文します。予想よりもボリュームがあったので,半分くらいしか食べられません。20分くらい休憩してから再出発します。
高尾山手前の階段を一気に上ると,頂上には10時半前に到着します。桜や紅葉の季節ではなく時間もまだ早いので,それほどの混雑ではありません。あとは下るだけなので,最後は端折ってリフトで下山することにします。高尾山口駅にある靴専用の洗い場では,足の上から水をかけてブラシでこするだけで簡単に泥を落とします。汗で濡れた服を駅のトイレで着替えて電車に乗り,昼過ぎには自宅に帰りつきました。
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