運?(通行止め回避と熊との遭遇)に恵まれた籾糠山
- GPS
- 04:57
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 681m
- 下り
- 675m
コースタイム
−8:43木平分岐−9:00籾糠分岐−9:23〜40籾糠山山頂−9:55籾糠分岐
−10:24〜28ミズバショウ群生地−10:32分岐−10:44〜47カツラ門
−10:58カラ谷分岐−11:04天生湿原−11:31天生峠登山口
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
を南下、鳩谷交差点を道なりに左へ。その先の荻町交差点(信号なし)を鋭角に 左折して国道360号線を東進する。約11kmほどで天生(あもう)峠に到着。その右手 に駐車場がある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは、森林環境整備推進協力金(500円)を支払うテントにありました。 登山道としては、非常に整備されていて指標もしっかりとあり、何の問題はなか ったが、木平湿原から木平分岐に向かうところの指標が欲しかった。また、雨の 後は非常にぬかるんでいて、登山靴にスパッツの人もかなり苦労していた。 (下山後、トイレのところで靴が洗えるのは良かった。) 下山後の温泉は、国道156号線を南下し平瀬温泉近くの「しらみずの湯」に入り ました。入浴料は600円で、時間的に早いのと、この区間は高速を走る人が多い ためか、ほとんど人がいなくのんびりと浸かることができました。 |
写真
感想
当初、黒戸尾根からの甲斐駒ヶ岳もしくは権現岳からの赤岳のどちらかへ行こう
と考えていたが、天気がかんばしくないので諦め、日曜日の天気予報が一番良さ
そうだった岐阜県北部の山ということで、この籾糠山に登ることに。
深夜1時の時点ではかなりの雨が降っていたが、3時に起きた時には雨が止み、
高速道路を北上して行くと、天気は回復傾向にあるのか空は明るい。現地に到着
するまで、3つの運がいいこと(?)があった。
【運が良かった?その1】
高速道路、豊田東ICから乗りましたが、なんと美濃関JCTまでの約75kmの間、1台
の車も見かけることがなかった。時間が早かっただけでなく、雨の影響で出かける
人が少なかったためなのか?
【運が良かった?その2】
途中、ひるがの高原SAでトイレ休憩とコンビニで買い出しをしていると、何やら
外でNEXCOの車が「この先、荘川ICまで事故処理のため通行止めにする」と言って
いるのですぐに出発すると、私の後ろでゲートが閉められて通行止めとなった。
【運が良かった?その3】
高速を降り国道360号線を天生峠に向って走行中、前方のフェンスに黒い影が。
よく見ると小熊が一頭フェンスをよじ登ろうとしている。手前で車を止めて観察
していると、数回の滑落後、諦めて車道に降り反対の谷側に下って行った。初の
野生熊。
6時40分頃に天生峠駐車場に着いた時、車は4台止まっているだけ。さすがにあの
天気のため、出だしが遅れているのか。早速準備をして登りだす。今回、雨上がり
で下はぬかるんでいるだろうという予測と、木道と木製階段が多数あるとの情報
から、磯釣り用スパイク付長靴に冬靴用のインナーを入れて歩き出す。この長靴が
最後まで重宝してくれ、何も考えずに突き進むという快適な山歩きを楽しむことが
できた。登山口で『森林環境整備推進協力金』500円を支払って、登山開始。この
システム、皆さんの登山道整備の大変さを随所で感じ、いいシステムだと思う。
色々なところで湿原や山に入らないようにロープが張られていたが、花のポイント
などはそこだけ避けて張られていて、それを見つけると「何の花がある?」のかの
目安として歩くことができた。天生湿原のミズバショウはほとんど終わっていて
残念だったが、色々な花を見ながら歩くことができた。知らない花も多く、同じ花
と思っていた花が帰宅後に良く見ると花弁が少し違うだけだとか、花の奥深さを
感じることができたが、かなりの数のピンボケでアップは一部だけ。花の名前も
ほとんどわからず、帰宅後に色々な資料を見て何とか記入したが、間違っている
のも多々あると思う。カラ谷分岐から木平湿原方面に向かうが、いきなりの急登が
待っている。周りはブナ林、歩いているだけでも楽しくなる。木平湿原では花を
ほとんど見かけることはなかったが、高層湿原をみながら山頂を目指す。ここで
ルートがわかりにくくて何度も迷ったが、一番奥まで進むと本来のルートに戻る。
一旦木平分岐まで下り、ここから何度かの急登の後、少し狭い山頂に到着する。
あいにく、北アルプス方面は雲がかかっていて山々の景色を楽しむことはできな
かったが、天気は晴れて暑く蒸し暑い。その上、虫がまとわり付いてくる。山頂に
2パーティーが登って来たところで下山開始。下りはブナ探勝路から下る。途中、
10名を越す大パーティー2つと遭遇する。ミズバショウ群生地ではちょうどピーク
を迎えていて、その景色を堪能する。そのまま下山せず、カツラ門までピストン
してから下山する。この先々でも幾つもの大パーティーとすれ違い、人気の高さを
感じる。天生湿原に戻り、一方通行に従って歩いていると、男性1名と女性2名の
パーティーが何食わぬ顔をして逆送して来たのにはあきれ返ってしまった。登山口
まで戻ると、駐車場は7割ほど埋まっている程度か?それにしても、観光バスの
多さにはビックリ。帰路は、久しぶりに平瀬温泉に浸かり、御母衣湖の景色を楽し
みながらのんびりとドライブをして帰宅する。
今回の山行、色々と運と天候に恵まれ、自分としては非常にのんびりとした山行
をすることができた。スパイク付長靴、下り時の暑さでちょっと蒸れ気味になった
が、効果は抜群でした。
スクープ写真?かな。
登山道途中でなく良かったですね。
色々と遠征してますね。お疲れ様でした。
良い道具に気付きましたね。とかげの仲間も愛用していますよ。本当にいろいろ使えますね。冬の里山にも最適です。ガサガサ入って行くには最高です。二代目おごろうかな。
黒戸に行っちゃたのかと思っていました。しかし、相変わらず凄いですね。バイタリティーに脱帽!
morgenrot2さん、おはようございます。
カーブを曲がり、前方を見ると黒い塊が動いているのが見え、よく見ると小熊が。初生熊だったので、少し距離をおいて撮影しましたが、ピンボケ。ちょっと残念。
登山口で、熊に遭遇したことを話したら、この辺りの人にとってはそんなことは日常茶飯事のことらしくあっさりと流されました。
元々釣りをしていて持ってはいたのですが、2010年に奥三界岳に登ったときにお会いした北海道のsakagさんがこのスタイルで登られていて、ぬかるみや渡渉、木道と苦労なく歩かれているのを見たとき、こんな使い方があるのかと感心し、いつ実践しようかと狙っていたところ、ちょうどここが絶好の機会だった訳です。本当に楽しました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する