荒川岳〜赤石岳 周回
- GPS
- 56:00
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 3,004m
- 下り
- 2,993m
コースタイム
- 山行
- 3:37
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:37
- 山行
- 9:08
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 9:54
- 山行
- 2:08
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:08
天候 | 晴れ、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
せっかくの3連休なので2泊しないといけない荒川、赤石へ行った。送迎バスの制限が大きく、小屋に泊って欲しい東海フォレストの戦略が見え見えだが、小屋はどこもきれいで快適であり、その点は十分評価できる。
9/21 新静岡ICから駐車場までは標識があり、とりあえず迷わなかった。県道189号は時間通行止のため県道27号を使った。狭いくねくね道で、帰路では対向車同士が横腹をこする事故も発生していた。駐車場は広いがすでにたくさんの車が停まっていた。東海フォレストのバスに乗る人は駐車場入り口にある停留所へ順番待ちのためザックを並べるのだそうだ。始発のバスは何台来るかは不明でそれに乗れない人は次発になる。要注意だ。
当日の始発バスは3台出て、2番目のバスに乗る。前週の台風で道が傷んでおりスリリングなドライブである。いよいよ椹島から千枚小屋をめざす。途中の景色はほとんど無く、だらだらとした登りが続く。千枚小屋に着くまで写真は一枚も撮らなかった。途中で単独行の人といっしょになり千枚まで同行する。千枚小屋では富士山がきれいに見える。富士山を前に生ビールで乾杯。千枚小屋にも生ビール(\800)があった。小屋、トイレとも新しく、きれい。収納も良くできており、ハンガーの数も尋常ではない。その日はひとり一枚の布団を確保し、熟睡できた。
9/22 富士山をシルエットにした朝焼けがきれいだ。まだ暗かったが出発し、じきに明るくなり、途中で日の出となった。千枚岳にはあっけなく着いた。大展望であるが、遠くはかすんでいる。そこから3000m級の稜線である。丸山(有名ではないが3000m超えのピーク)、東岳、中岳、前岳と続く。ずっと天気が良かったのでどこで休憩しても良いのだが、赤石岳と東岳が見渡せる前岳で休憩した。人も少なく山頂も広い。
塩見、仙丈、甲斐駒、鳳凰(オベリスクがちょこんと)、八ヶ岳、中央アルプス、その奥に恵那山、御岳、北アルプス、槍もはっきりと見えた。天気が良いということは本当に素晴らしい。赤石岳はどこから見ても威厳があったが、近くから見ると迫力倍増でいつまでも飽きなかった。
ここから荒川小屋までは下るが、ザレ場の急斜面であり要注意である。危険箇所はここと赤石岳分岐から赤石小屋への下りのみ。荒川小屋で昼食にラーメンを食べたが、他の人はインスタントラーメンを自前で作っており、自分も持って来れば良かったと少し後悔した。
赤石岳へは天気を心配しながらの登りとなった。後方の荒川岳へガスが上がってきた。赤石岳はまだ晴天であったが、時間とともにガスが広がっていった。山頂に着くころには展望は無く、直下の避難小屋が時々見える程度であった。少し待ってみたが回復見込めず下山する。赤石岳に寄らずに下山する人も少なからずいたようである。
そこから赤石小屋への下山がこの山行で一番きつかった。小屋までの登り返しがあり、精神的にも参ってしまった。無事小屋に着いて、(生がなかったので)缶ビールで祝杯をあげる。話し相手には困らない。これまでみんな同じ行程で移動しているので変な連帯感が生じ、それはそれで閉鎖的なこの山塊の魅力なのかもしれない。
赤石小屋もきれいで快適であったが、展望はいまいちで赤石岳を木々の間から見上げられるくらいだ。
9/23 赤石小屋から先は展望のない樹林帯をひたすら下るのみ。9:30の臨時バスが出るとの情報でみんな早めに出発したようだ。2台の臨時バスはすぐに満席になり、乗れない人は10:30の定時便となった。知った顔が多く、バス待ちの時間もあまり苦にならない。迫力満点の山行であった。
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