大倉‐蛭が岳‐檜洞 往復


- GPS
- 09:18
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 2,337m
- 下り
- 2,337m
コースタイム
天候 | 深い霧、時々驟雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
蛭ヶ岳から檜洞丸は倒木多し。通過に神経を使う場所も数か所。雨に濡れた蛭ヶ岳からの下りも丁寧な通過が必要。じとじとした日だったがコースを通じてヒルとは出会わず。 |
感想
久々に一日フルに使ってトレラン、丹沢に入る。夏山に向けた訓練と体力レベルの確認のため行き慣れたコースをたどり、またタイムも適時確認した。
始発バスで大倉に入り、塔が岳までは体調を確認しながら、また体力を温存させるように注意して登り切る。暑さはそれほど感じなかったが大量の汗が出るのが気になった。天気の予想と裏腹に深い霧(高湿度)と無風のためか。
基本歩きとしたので塔が岳はそのまま通過(その先も檜洞付近まで止まらず)。ペースを変えずに丹沢山へ。稜線に出たものの無風、高湿状態はあまり変わらず。しかし霧によりしっかりと体が濡れたため、体が程よく冷えた状態になり所々Runも入れる。濃い緑に囲まれたトレールが美しい。
今回、丹沢山から蛭が岳にかけて見事に歩道整備が進み、坂はほとんど階段になってしまっていた。また古い階段も入れ替えがなされ、5年ぐらい前に比べたら同じペースで歩いても5−10分程度タイムが短縮されたのではないかと思う程。でもそれが良いことなのかという疑問はある。自分を含めて山に登る人が多いからしょうがないが。ぬかるみはさほどでもないが、笹の露で次第にシューズが濡れてくる。
蛭が岳は大倉から3時間を目途に考えていたが、その先があることからペースを変えず少し時間オーバー。雨の状態と体力次第では蛭が岳でUターンも考えていたが、両方とも気になるほどでない状態だったので檜洞へそのまま向かう。
蛭から先も一部歩道整備は行われていて、木道や新しい鎖も張られていたが、霧雨に濡れた岩場は気を抜けない。さらに台風の影響で巨木がごろごろ倒れている個所もあり手こずる。それを巻いているうちに完全にシューズは濡れてしまい、重さを感じるようになった。
天気は相変わらず深い霧、1時間ぐらい誰とも会わない中、どこで折り返そうかということばかり考えるようになる。しかし時間が早いこともあり、檜洞への目標タイム4時間30分になるまでは戻らないと決め、またその頃は山頂も近くなり、なんとか往路をこなす。檜洞山頂は蛭が岳よりにぎわっていた。
復路は蛭が岳までは気が抜けないものの、どこで帰ろうという下手な考えもしなくなり気が楽になる。倒木迂回も往路で勝手がわかったのでそれほど時間は取られなくなる。エネルギー補給で休憩を取りながらペースを保ち蛭が岳山頂へ。蛭が岳に戻るとほっとする。また山頂付近は晴れ間も出て天気が良くなるかと思ったが、それは一瞬だった。
蛭から先、塔が岳まではまた霧が深くなり、風が出てくる。動いている分には快適なので、また休憩を取らずに足を進める。かなり体力は消耗してきていたが、行程も先が見えているので我慢。疲れと霧のせいか、やけに鳥の鳴き声がうるさく聞こえた。
塔が岳に戻るとあとは重力にまかせて下るだけ。大倉まで力を抜いて駆け下りる。
途中濡れた山道を駆け下りることに感心する声が聞こえてきたが、重力に対抗しながら(ブレーキをかけながら)坂を下ることが、筋肉も使うし重心が後ろに下がることで滑りやすくなることになり、もっと疲れるということを教えてあげたくなる。(スキーのハの字滑走とパラレルの違いと同じ)尤も十分な筋力が必要だが。
今日はペースを一定にして動き切ることを意識したせいか、最後までペースをあまり落とさずに行動することができた。タイムもまあまあ、疲労度もそれなりと、成果のある練習トレランだった。また深い霧のおかげで深山の雰囲気を心行くまで味わえた。
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