忠別岳 五色岳 〜三笠新道 化雲岳敗退

2012年06月26日(火) 〜 2012年06月27日(水)

• GPS: 28:11
• 距離: 34.2km
• 登り: 1,773m
• 下り: 1,767m

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

沼巡りコース7時から13時まで入山可。下山は15時までです。
今回は空沼までの往復コースになってました。
三笠新道はいつまで通れるか判りません。雪渓が融け、草地が出たら止めると言っていました。泊まりの場合は翌日急に止めることもあるそうです。そうなると緑岳まで行かないと降りられません。要注意。

写真

6/25 11:33

関係ないですが、仕事中に農道脇で見つけたベニバナイチヤクソウ

6/25 11:34

同じ場所でクサフジ？

6/26 8:23

山行記録の本番、高原温泉。宿泊客以外いない？

6/26 8:23

7時から13時まで開場。15時までに要下山。時間制限が意外とネック。

6/26 8:26

空沼周辺で鹿の食べられた跡があり、空沼通行止めとのこと。近寄らないように三笠新道へと言われる。（下山日は解除されてました）

6/26 8:34

こんな風に咲かれると一瞬判らなかったが。リュウキンカ。

6/26 8:58

今季初見？サンカヨウ

6/26 9:01

土俵沼です。

6/26 9:05

滝見沼。

6/26 9:06

緑の沼

6/26 9:14

今季初見、オオバミゾホオヅキ

6/26 9:14

今日も白いスミレ、葉と花が別々に地面から出ている（地下茎？）。すぐ分かると思ったが、白いスミレはほとんど地下茎。ウスバスミレ？

6/26 9:16

湯の沼の水芭蕉の群落

6/26 9:21

鴨沼

6/26 9:26

えぞ沼

6/26 9:28

えぞ沼、水の中の雪渓が綺麗

6/26 9:35

式部沼

6/26 9:37

何故か変な同心円状にデコボコになっている。

6/26 9:41

大学沼は水たまり

6/26 9:45

高原沼底から高根が原を見上げる。

6/26 9:45

高原沼水辺まで降りられるのはこの時期のみ

6/26 9:51

緑沼を高く巻いて三笠新道へ

6/26 9:54

緑沼を見下ろす

6/26 9:55

シュプールが見える。いつ滑ったのか？

6/26 10:24

三笠新道尾根越えの笹藪道の前でクマ糞

6/26 10:28

3メートルほど笹道を抜けると細い雪渓に。ちょっとわかりづらいか？奥は石狩連峰とニペ

6/26 10:47

三笠新道の雪渓上より石狩連峰とニペ

6/26 10:47

白雲と緑岳

6/26 10:49

高根が原分岐直下、ジンヨウキスミレ、キスミレは判りやすいのだが。

6/26 10:52

コザクラも

6/26 10:52

ウルップソウも

6/26 10:52

チングルマも、奥にちょこっと旭岳

6/26 10:53

リシリリンドウも

6/26 10:53

キバナシオガマまで

6/26 10:57

高根が原分岐から忠別を目指す。この付近は意外なお花畑。結構花がそろう。

6/26 10:58

タカネクロスゲ

6/26 11:01

空沼を見下ろす　奥に石狩とニペと左奥に忠別

6/26 11:03

旭岳と後旭が

6/26 11:11

イソツツジ

6/26 11:33

今日もギンザン♀たち

6/26 11:40

ハクサンイチゲ奥に石狩

6/26 11:44

ワタスゲの綿の前？

6/26 11:53

振り向くと旭岳と白雲

6/26 11:53

旭岳から武利武華まで

6/26 12:12

忠別岳と忠別沼

6/26 12:15

エゾツガザクラ

6/26 12:18

まだ半分以上凍っている忠別沼

6/26 12:18

忠別沼

6/26 12:26

忠別沼を振り返る

6/26 12:39

この辺からナキウサギコール

6/26 12:46

忠別岳の崖の下は巨大なガレ場。

6/26 12:46

山頂北端と旭岳

6/26 12:50

ミヤマタネツケバナ

6/26 13:04

忠別岳山頂から旭岳方面

6/26 13:04

忠別岳山頂からトムラウシ方面

6/26 13:05

山頂から石狩連峰からニペ。こっち側にお花畑が広がるはずが、まだ片鱗。雪渓の下。

6/26 13:07

ミヤマアズマギク咲き始め

6/26 13:07

6/26 13:08

山頂標識とトムラウシ

6/26 13:10

石狩連峰へ向かって下る先にキツネが

6/26 13:19

トムラウシと忠別小屋が見える

6/26 13:20

石狩連峰からトムラウシ、化雲

6/26 13:31

忠別岳を振り返る

6/26 13:51

忠別小屋分岐

6/26 14:00

忠別小屋到着、誰も居ない

6/26 14:00

忠別岳は見える。

6/26 15:04

サブザックを忘れたので、重いものを下ろして五色岳へ。沼ノ原の向こうにニペ

6/26 15:04

トムラウシ

6/26 15:17

様子見に行った五色の水場。此処もお花畑になるはずが、何もない。水は流れているが、少ないような。

6/26 15:18

水場からニペ

6/26 15:24

エゾコザクラ

6/26 16:15

あそこが本当の五色岳山頂、道は無い。

6/26 16:33

石狩連峰からトムラウシ

6/26 16:45

これはクロユリの蕾か？

6/26 17:11

誰も居ない忠別小屋へ戻る

6/26 17:14

内部。左側は荒れています。

6/27 5:26

翌朝、良く見たら小屋の南側、屋根が剥がれています。内部も含め修理が必要。ツアーで使いまくるのだから、募金でも集めて修理すればいいのに。

6/27 5:27

朝の忠別岳

6/27 5:30

忠別小屋の上は何故か亀裂が。浅いけど。

6/27 5:51

縦走路に乗り、忠別の向こうに旭岳が。

6/27 5:56

ミヤマオグルマ？蕾、もうすぐ

6/27 6:11

忠別が近付く

6/27 6:16

朝早いのに飛行機が

6/27 6:19

飛行機雲とトムラウシ

6/27 6:26

オヤマノエンドウ

6/27 6:27

イワウメ

6/27 6:31

ハクサンチドリもうちょっと

6/27 6:32

チングルマ

6/27 6:32

ハクサンイチゲ

6/27 6:35

トムラウシと花々。メアカンキンバイとオヤマノエンドウ、イワウメ。

6/27 6:37

キバナシャクナゲ

6/27 6:39

山頂にショウジョウバカマも

6/27 7:06

ハクサンイチゲとニペ、その手前に沼ノ原

6/27 7:07

山頂から朝のトムラウシ

6/27 7:07

石狩連峰からニペまで。

6/27 7:08

忠別岳山頂東から南までパノラマ

6/27 7:09

南から西までパノラマ

6/27 7:11

山頂南の端より

6/27 7:12

南の端、東から南パノラマ

6/27 7:12

南の端、南から西パノラマ

6/27 7:13

トムラウシから小化雲まで

6/27 7:14

山頂を振り返る

6/27 7:15

ミヤマキンバイとメアカンキンバイが並んで咲く

6/27 7:17

これはレブンサイコか？

6/27 7:19

朝の山頂とトムラウシ

6/27 7:23

この辺でナキウサギ目視、山頂付近から西側、北側結構住んでいるようだ。

6/27 7:27

旭岳から緑岳、忠別沼へ降りていく

6/27 7:34

♀しかいないと不思議に思っていたら、今日は♂ギンザン登場。

6/27 7:35

ギンザンマシコ♂。やっぱり赤が綺麗。

6/27 7:37

マルバヤナギ

6/27 7:41

遠くに白い暑寒別が

6/27 7:42

白目のエゾツガ

6/27 7:45

シマリス登場

6/27 8:01

ミヤマキンポウゲ

6/27 8:02

コザクラ

6/27 8:03

忠別沼の木道

6/27 8:05

良く見ると薄氷が。

6/27 8:06

これがワタスゲになるのか？

6/27 8:11

忠別を振り返る。遠くに行けなかった化雲

6/27 8:12

此処にもジンヨウキスミレ

6/27 8:39

此処もややお花畑

6/27 8:40

木道もある

6/27 8:41

ワタスゲになりかけている

6/27 8:44

キバナシオガマまで

6/27 8:44

ウルップも

6/27 8:44

タカネクロスゲ

6/27 8:45

もうすぐヨツバシオガマになる

6/27 8:45

ウスユキトウヒレン？になるのか

6/27 8:46

ハクサンイチゲと石狩連峰

6/27 8:48

昨日は蕾だったコマクサも咲いている。

6/27 8:53

イワヒゲ、少なかった。

6/27 9:02

あそこが平が岳らしい。道は無い。

6/27 9:05

古いクマさんの跡

6/27 9:09

白雲、緑と空沼を見下ろす

6/27 9:09

空沼アップ

6/27 9:23

水の無い大学沼と石狩、ニペ

6/27 9:26

空沼と石狩連峰の端？

6/27 9:35

アオツガも

6/27 9:42

ウルップと旭岳

6/27 9:44

分岐から忠別を振り返る。

6/27 9:45

三笠新道へ降りる道、ちょっとしたお花畑

6/27 9:51

雪渓から石狩、ニペ

6/27 9:52

白雲と緑岳

6/27 10:02

ウサギも登場。夏毛で雪の上では目立つ

6/27 10:20

ナキウサギコール。雪渓上に小島のように散在する木々の下はガレ場になっていて、いろんな小島で鳴いていた。

6/27 10:46

今日も高原沼のほとりまで。

6/27 10:47

昨日より綺麗に見える？

6/27 10:49

緑岳と高原沼

6/27 10:55

まだまだ水溜りの大学沼

6/27 10:57

式部沼

6/27 11:00

式部沼

6/27 11:01

えぞ沼

6/27 11:04

少し融けたか？

6/27 11:05

えぞ沼は秋も春も綺麗

6/27 11:09

いっぱい咲いているエゾイチゲ

6/27 11:14

昨日は気付かなかったタカネサクラ、花びらが落ちているので気がついた。

6/27 11:16

ミツバオウレンたくさん咲いていました。

6/27 11:20

ウスバスミレ？

6/27 11:30

マヒワも登場、綺麗な鳥なのに写真失敗

6/27 12:07

コミヤマカタバミも沢山

6/27 12:10

アカバナ？靴洗い小川の外で

6/27 12:13

空沼通行止め解除されていました。が、一周は出来ません。

6/27 12:46

高原温泉、貸切でした。

6/27 12:47

単純酸性泉だそうです。

6/27 13:55

沼ノ原は工期がまだまだ先でした。

撮影機器：

サイバーショット DSC-TX5 SONY

iPhone 4 Apple

感想

h2013m

　本当は化雲まで行って、ヒサゴに泊まるつもりだった。7時に沼巡りコースが開くので、4時半にめざましをかけたのだが、二度寝して5時半。出発が8時過ぎになってしまった。三笠新道に入るつもりで受付に行くと、空沼に鹿を食べた跡があって、通行止めとのこと。空沼に近寄らないように言われ、明日も開けているか分からないと言われた。
　とりあえず、忠別岳での時間で何処まで行くか考えようと、花見は置いといて登りに専念。メインザックはそれ程重く感じない。体調はイマイチだったが、順調に登り、雪の高根が原の下に出る。空沼に近寄らないように高めの所をトラバースして、今日のトレースに乗って三笠新道の尾根越えの所にクマ糞。笹薮の道をちょっと越えるとまた雪渓。途中雪解け水が流れていたので給水し、急登を登りつめると三笠新道分岐。ウルップがキバナシオガマがリシリリンドウが迎えてくれた。先客がクマの足跡を見せてくれたが、登ることしか考えてなかったので全く気づいてなかった。
　時刻は11時ちょい前、思ったよりかかった。忠別岳は近そうに見えるのだが、前に酷い目にあったことがある。意外と距離があるのだ。初見の花だけ注意しながらダラダラと歩いて行く。忠別沼手前の凸を平ケ岳と思って目指していたが、登って地図を見ると全く違っていた。振り返ってそれらしい所を探すが、さっぱり判らない。忠別沼は少し雪が残っていて花の盛りはまだまだ。キスゲっぽい葉があったが咲くのだろうか？忠別岳のダラダラした登りでナキウサギコール。軽かったザックが重く堪えるようになってくる。オヤマノエンドウが現れ出すと、忠別岳山頂。
　東面のお花畑はまだ雪の下。ザックダウンしてPhotosynth。西の崖の下からナキウサギコール。もう2時、化雲は遠い。ヘロヘロ。ヒサゴは厳しい。とりあえず眼下に見える忠別小屋へ。
　小屋は誰も居ない。時間が早すぎるので、重いものを下ろして五色岳へ。ヘロヘロだが背中は軽い。五色岳へ着くとトムラウシ、石狩、ニペがどーんと。大沼も見える。化雲は遠い。昼飯を食べてないのに、持ってこなかった、大失敗。ということで化雲は中止。
　帰るには早すぎるので、五色の水場まで行ってみる。下りほとんど木道、こんな木道あったっけ？花はチョロチョロしかない枯れ野原。水場は流れていたが少ない。リュウキンカ、ウルップが咲くはずだが全く無い。早いだけか？五色岳に戻って大休止。夕景になる前に忠別小屋に戻って、昼飯だったおにぎりを食べ、ちょっと寝たらすぐ目が覚めてしまった。仕方なく、折角予備バッテリー持ってきたので、iphoneで感想を書いていたら日にちが変わってしまった。いざ充電をしようとするとバッテリー不足、そのまま使えると書いてあったのに。夕方は温かかったのに、夜中になると凍える寒さ、冬用シュラフで良かった。
　あまり眠れず、昼飯だったパンを齧ってスープを飲んで出発。あまり早すぎても三笠新道のクマさんが怖いので、のんびり花見をしながら戻る。忠別岳山頂と忠別沼周辺、平が岳南、三笠新道分岐にお花畑がある。忠別沼にはキスゲらしい葉っぱがあったので、もう少ししたら咲き乱れるかもしれない。
　高根が原分岐でUHBのテレビが撮影をしていた。でっかいカメラを立ててウスバキチョウを撮っていたらしい。
　三笠新道上部の雪渓を北に巻くように降り、ちょっとわかりづらい尾根越えの笹藪道を越えて、空沼上の雪渓。近寄るなと言われたのでトラバースし、高原沼まで。係の人から空沼通行止め解除と教えてもらうが、今更遅い。そのままダラダラ戻るが、森の中で蚊にまとわりつかれ、虫よけをかけ直して12時には降りられた。
　本当はサイハイランを見に仁頃山の東新道へ行く予定だったが、ヘロヘロの足と温泉の誘惑に呆気なく負けて高原温泉で貸切の風呂を堪能して帰る。
　去年のカムエクでも痛感していたはずだが、泊まりの装備での歩きが全く駄目だということを思い知らされた。装備も忘れ物が多く、訓練が必要だ。
　しかし、キスデジを持って行ったのに、撮ったのは2枚。またしてもトレーニングウェイトになっただけたっだ。


五色岳より
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空沼上より
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二日目の忠別岳山頂より↓

コメント

ubejin

一泊山行だったのですね。
山中泊山行、お疲れ様です。
両日ともに天気に恵まれた山行、とても羨ましいです。
雪を抱いた高原沼群、バラエティに富んだ花々、とても良いですね。

自分も行ってみたくなったのですが、
忠別岳まででも、かなり距離があるのですね。
通行可能時間も限られますし、明日の自分の体調と相談して、計画してみたいと思います。
その前に、通行止めになってしまったら、・・・ですが。

h2013m

日帰りはギリギリ？
　出だし遅れて宿泊装備でのコースタイムですが、ヒグマセンター８：３０　高根が原分岐１１：００　忠別岳１３：００でした。登りに専念したので、メインザックとはいえ、普通よりはやや早めに歩けたと思います。計４時間半。７時に出ても忠別岳１１：３０でした。帰りを考えると・・・。
　日帰りで緑岳周りでも結構楽しめると思います。花は高根が原分岐まででほぼ揃います。何より高原沼のほとりに立てるのは今だけですから。空沼も行けるでしょうから、感動の景色です。
　しかし、化雲は楽勝のはずだったのですが、あわよくばトムラウシまで・・・、なんて全く無理でした。
　

ubejin

そうですよね。
日帰りだと、ギリギリにも満たない気がしてきました。
高根ケ原分岐で、花が一通りあるとのことで、
御助言に従い、北へ向かおうかと思います。
いつも良い情報、ありがとうございます。

余談ですが、層雲峡ビジターセンターのブログを確認したのですが、小泉のチョウノスケがそろそろ見頃を迎えるそうです。
時間があれば、そちらにも足を延ばしてきます。