花と緑の四阿山からの浅間山


- GPS
- 16:00
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 2,312m
- 下り
- 2,311m
コースタイム
<浅間山>11:55車坂峠駐車場ー12:00中道から外れてしまいルートロストー直登ー13:00黒斑山13:20ー13:43蛇骨岳ー14:10Jバンドー14:35分岐ー15:40シェルターー15:50前掛山山頂16:10ー16:50草滑り分岐ー17:50黒斑山ー18:00分岐中道で下山ー18:45車坂峠
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
<浅間山>菅平から144号を走り鹿沢温泉、湯の丸方面へ高峯山から車坂峠までは一部ダートあり。車坂峠の駐車場こちらもかなりの台数が停められます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<四阿山>総じてよく整備されたルート。危険箇所や迷いやすいところは無し。 <浅間山>登山道は良く踏まれて道はしっかりしているが、本ルート並みに濃い獣道や脇道があり、注意しないとそちらの方へ歩いてしまいがち(そういうところに限って赤テープが無い)。草滑り、Jバンドは登りに使っても下りに使っても急(Jバンドの方が少し楽)。 |
写真
感想
梅雨の中休みでこの2〜3日は中部の山岳エリアは天気が良さそう。
タイミングを逃すとなかなか山に行く条件が整わない(自分の場合7月は仕事が忙しい)この時期の晴天は見逃せないなと、日帰りで登れるところを考えてみる。
予報で晴れ予報がしっかりしていたのは上信越と北関東あたり。
日帰りでいける範囲だと白馬エリアか、群馬あたりか、尾瀬に行きたいけど往復1000キロ以上の道のりで日帰りはもったいないなぁ・・・。
今回はそれ程ハードではなく、早く降りたら草津とか軽井沢観光でもしようかなと、四阿山に行く事に決めた。(この辺りは意外と行っていない山が多い)
前日仕事を終え、準備を済ませた後一路長野方面へ。
上信越須坂長野東ICを降り菅平方面へ。
朝日の中キツネに出迎えられて菅平牧場に到着。
牧場管理場手前の駐車場には今のところ3台車が停まっているだけだった。
天気は狙い通り快晴!
気持ち良く歩けそうです。
準備を整え6時過ぎに出発。
根子岳は後にして中四阿を経由して四阿山頂を目指します。
牛がのんびりとしている牧場脇を歩き、登山道入り口へ。
新緑が綺麗です。
最初のうちは牧場を左手に緩やかな道を進み、少し森の中に入ると沢を渡ります。
この時間はまだ気温もそれほど高くなく涼しい森の中を快調に進みます。
しばらく進むとレンゲツツジが至る所に咲いていてすごくきれい。
今回求めてたのはこういう緩い感じ。
花と緑が本当にきれいで気持ちいい♪
登り始めて一時間程で森の中から出て日当たりの良いところを歩きます。
振り返ると槍穂高から後立山までがずらーっと並んで見えます。
眺めは抜群。
でもこの時間は快適だけど日中は暑いだろうなぁ〜
歩きやすい登山道で急なところも危険なところもほとんどありません。
花も緑もいっぱい。
中四阿を超え、目指す山頂まではあと少し。
根子岳方面からの合流点を過ぎ、整備された階段のある登山道を登ると四阿山山頂に到着です。
誰もいない山頂を独り占め。
北アルプスの眺めは最高です。
で、すぐ近くに雲海に浮かぶようにそびえたつ浅間山が真ん中から噴煙を上げてます。格好いいな・・・。
コーヒーを煎れて休憩。
風もなくポカポカして気持ちいい〜と思いきや、この時期になるといつも悩まされるアイツ等が出てきます。
虫!
ぶんぶんとまとわりついてうるさいです。
登ってる間はそれ程気にならなかったものの止まって休憩してるとやっぱうるさいですね(T_T)。
30分ぐらい休憩して山頂を後にして根子岳方面を目指します。
が、噴煙を上げる浅間山の姿が頭を離れません。
まだ時間は結構早い。
行くか。
そうと決まったら同じ道をまっすぐ下り、10時前には下山。
下山する時に多くの方とすれ違いました。平日なのに結構な人。
人気なんだな。登りやすいし花も綺麗だし分かる気がする。
登山バッジを購入し、牛乳を一杯いただいて牧場を後にします。
下山時に入山料200円を払いました。朝はまだやってなかったけど、牧場の入り口のところに料金の徴収所があります。
嬬恋方面に車を走らせ、途中を湯の丸方面へ。
湯の丸高原にレンゲツツジの群生があり、多くの方が観光で訪れていました。
平日でこんなにいっぱいだったら週末は大変なことになりそう・・・。
ここでちょっと失敗。ナビ等は使わない感覚派の自分は高峯方面に曲がらなければならなかったところを通過し、小諸方面に下ってしまいました。途中、行き過ぎてると気付いて引き返したものの湯の丸方面は渋滞していて戻るのに時間が掛かってしまいました。
引き返して行こうとしてた道に戻り、ダートを4キロ程走って車坂峠に到着。
高峯高原ビジターセンターに駐車。
予定より一時間ぐらいロスしました。
出発は12時頃。
日が長い今の時期じゃなければちょっときついかも・・・。
とりあえず、暑くなってきたので水だけさっきよりも多めに持ち出発。
中道ルートを進むことにする。
今のところ昨日から一睡もしてない以外は体力も有り余っているので順調なスタート。しっかりした登山道を歩き始めます。
途中何度も踏み跡が脇に逸れていて、そのうちの一つを辿ってしまいました。
普段道なき道を行くような山に入っている身としては、この山の獣道やルートを外して進んでしまった踏み跡は充分本ルートのように見えてしまうのです。
ちゃんと落ち着いて歩けば間違えるようなところではないのに・・・。出発が遅れて急いでいたのがいけなかったんでしょう・・・。
歩いていたのは中道よりも少し東寄りの尾根。
結構登るまで微妙に踏み跡らしきものがあったけど、それはたぶん動物の通った道なのでしょう。完全にルートロスト(-_-;)
引き返すのが正しい判断なんだろうけど、いつももっと険しいところを歩いているからこのぐらいなら平気だろうと木々の間をぬって登ります。
地図で場所を判断すればいいし。
あれ?地図が無い!?
マジか?藪漕ぎの間に無くしてしまったようです。
こうなったらコンパスと高度を頼りに記憶している地形をイメージしながら歩くしかありません。猛烈な藪漕ぎをしながらの直登。
この方角で稜線に出れば黒斑山と蛇骨岳の間ぐらいに出るはず。
木々を手で払いながら登る事30分程で稜線に出ました。
ほぼ思っていた通りのところに出たようで、すぐに黒斑山の山頂に付きました。
一時間足らずだったので結果的には結構速いペースで登れた事になります。
手足は傷だらけ血だらけで汗ダクすが、黒斑山からの浅間山を見たら疲れは一気に吹き飛びました。浅間山は三度目ですが浅間山荘から浅間山ピストンのルートばかりだったのでここからの眺めは驚く程きれいでした。
少し休憩を取り、ここから馬蹄形の外輪山の稜線を歩きます。
ガスが出て見えたり隠れたりする浅間山を右手に見ながらの稜線歩き。
とっても眺めの良いルートです。
でも見えてる浅間山の山頂までのルートは結構長いな・・・。
蛇骨山などを通過しJバンドと呼ばれる地点からから下降します。
結構急ですが短い下りだし、道もしっかりしているので何ら問題ありません。
ここから外輪山の内側の賽の河原と言われる場所は素晴らしい景色。
ジュラシックパーク見たいな雰囲気です。
浅間山と外輪山に挟まれた独特の雰囲気。
いつまでも歩いていたくなるような場所です。
しばらく平坦な登山道を歩くと浅間山への登りの分岐点。
ようやく浅間山に取りつきます。
樹木もないガレた登り。
富士山みたいな感じでしょうか。
この辺りでも下山者に会います。
他にも途中何人かお会いしましたが、今日は皆さん山頂から火口を見に行った方ばかりでした。
登りがキツイ事もありますが、徐々にペースが落ちてきました。
黒斑までの登りで思ったよりも体力と水を消費してしまったようです。
プラスかれこれ40時間ぐらい寝ていないし食事も行動食しか摂ってない・・・。
バテバテになりながらも山頂と前掛山の分岐に到着。
今日は皆山頂へ向かったようですが一応山頂方面は立ち入り禁止です。(そのあたりは自己判断で)
今日は前掛山を目指しているので分岐を右に前掛山を目指します。
途中シェルターの中をちょっと通ったりして稜線を歩き。
前掛山(浅間山)山頂着
誰もいない山頂でゴロリ。
時折噴煙を上げ、硫黄の匂いが漂う浅間山は活火山。
それも第一級の活火山なんだなよぁ〜。
四阿山から見たあの格好よく噴煙を上げている場所に辿りついて大満足です。
ここからはしばらく同じ道を下ります。
平坦なところに出てJバンドとの分岐を来た時と逆方向に曲がります。
見通しのいい樹林の緩やかな下りを進み、浅間山荘の方面と車坂峠方面の分岐を右に折れ草すべりを登ります。
最後の最後に一番の登りが待ってます。
目の前は壁のように迫る外輪山。
登りは好きだけど疲れた体にこの登りはキツかった・・・・。
Jバンドの方を帰りに使った方が楽でしょう。
やっとの思いで草すべりを登り切り、後は車坂峠方面に下るだけ。
用意した水1Lプラス、スポーツドリンク500mlもそろそろ底を付きそう。
中道と表道がありますが表道は眺望が少しありますがアップダウンがあるルート。
中道ルートは樹林の中を真っ直ぐ下る当初登りで使う予定だったルートです。
時間も遅くなってきたので最短距離の中道で下山。
良く踏まれて歩きやすい登山道でした。
ただ、やはり本ルートから枝分かれに逸れているところがいくつかあるので脇道には逸れないようにしましょう。
自分が間違えた辺りは結構下の方。
赤テープや指標は無いところでした。
途中ですれ違った方の中にも何名か道間違いや標識の記載が??で時間をロスしたという方がいらっしゃいました。良く見れば間違う事のないようなルートですが、油断は禁物ですね。
後半さすがにバテましたが、この日のダブルハントは違った二つの山を思いっきり楽しむことができました。
四阿山は牧歌的な気持ちのいい山。
浅間山は活火山の力強さ。
帰りはさすがに眠気に襲われ、その日中に帰宅できそうもなかったので潔く車の中で寝て翌日の朝帰宅しました。
浅間山、火山風景が素敵ですね〜
上りながら「噴煙に近づく」って憧れです。
しかし、ヤブコギ、大変だったようですね。
地図をなくされたとは、お気の毒です。
正規ルートに戻られて、何よりでした。
今後も、レコを楽しみにしております。
藪漕ぎは好きで登っている南アの奥地では良くあるので慣れていますが、予定外だったのと完全にルート外だったので難儀しました( ̄∇ ̄;)
浅間山は世界でも有数のランクAの活火山。
大きく噴煙を上げる姿は素晴らしかったです。
ボクは行かなかったけどこの日は結構多くの方が噴火口を眺めに山頂に登ってました。
火山好きにはたまらないかも♪
高峰高原や浅間高原など麓へは何度も行来ましたが山頂には行った事ありません、小生も7/4富士山済ませ83/100座と成りました、次は7/15〜16で小太郎山・北岳・間ノ岳・農鳥岳に挑戦します、mamepyonさんみたいに体力有りませんので果して小生の足で一泊4座登れるか不安ですが此の山は我が里の山ですので頑張って登りたいと思います。
浅間山も前衛の黒斑山もなかなか面白い山です。
ダメなときは入山規制がかかるので、絶対安全とまでは言えないですが、怖くは無いです。安心です。
93/100でしょうか?
あと少しですね。
北岳まで上がってしまえば3000mの稜線歩きはそれ程大変ではないと思います。お天気次第ですかね。
お気を付けて頑張って下さい。
笊ヶ岳をあれだけのペースで歩けるのですから体力は充分ですよ(笑)
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