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Yamareco

記録ID: 2026381
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ハイキング
道東・知床

硫黄山(知床硫黄山。イワゥヌプリ)

2019年09月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
11.5km
登り
1,513m
下り
1,513m

コースタイム

日帰り
山行
4:45
休憩
0:20
合計
5:05
11:30
0
スタート地点
11:30
20
11:50
10
12:00
30
12:30
140
14:50
15:05
85
16:30
16:35
0
16:35
ゴール地点
羅臼ビジターセンターによるコースタイム:登り4時間30分、下り3時間30分、合計8時間00分
天候 雨のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ウトロ市街地から知床国道334号を進み、知床五湖方面の道道93号へ。さらにカムイワッカ湯の滝方向のダートを真っ直ぐ進み(対向車と動物に注意)、カムイワッカ湯の滝の観光客用駐車場の少し手前にある登山者用駐車場(4台程度)を利用。
コース状況/
危険箇所等
名前の如く硫黄のガスが噴出しているので注意。また、標高500m位までヒグマが当たり前にいるので要注意。
その他周辺情報 帰り道から山間に入った地の果てホテルの岩尾別温泉が、源泉掛け流しで最高に気持ち良い。
前日の夕方、登山口の下見にカムイワッカへ行った時の画像。知床の山並みは素晴らしい。天気が下り坂でかなり心配。
2019年09月14日 15:05撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/14 15:05
前日の夕方、登山口の下見にカムイワッカへ行った時の画像。知床の山並みは素晴らしい。天気が下り坂でかなり心配。
当日の朝6:30から登山者用駐車場で天気の様子を伺っていると、次々に鹿が現れる。結局、雨が激しくなり、朝一登山を断念。羅臼の熊の湯へ行き、源泉掛け流しを朝から堪能。
2019年09月15日 06:57撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 6:57
当日の朝6:30から登山者用駐車場で天気の様子を伺っていると、次々に鹿が現れる。結局、雨が激しくなり、朝一登山を断念。羅臼の熊の湯へ行き、源泉掛け流しを朝から堪能。
午後から天候回復の見込みで、明日も昼に雨予報のため、登山を決行。カムイワッカから硫黄山登山口までの区間(約600m)は、落石の危険を理解した上で、「道路特例使用承認申請書」を提出。
2019年09月15日 11:24撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 11:24
午後から天候回復の見込みで、明日も昼に雨予報のため、登山を決行。カムイワッカから硫黄山登山口までの区間(約600m)は、落石の危険を理解した上で、「道路特例使用承認申請書」を提出。
カムイワッカ湯の滝の観光客にジロジロ見られながら、いざ立入禁止のゲートへ。この時、登山者用駐車場に自分以外の車はなく、登山者は誰もいないのでかなり緊張。
2019年09月15日 11:25撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 11:25
カムイワッカ湯の滝の観光客にジロジロ見られながら、いざ立入禁止のゲートへ。この時、登山者用駐車場に自分以外の車はなく、登山者は誰もいないのでかなり緊張。
6月第3週の金曜から9月の最終週の日曜までしか利用できない貴重な道である。
2019年09月15日 11:28撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 11:28
6月第3週の金曜から9月の最終週の日曜までしか利用できない貴重な道である。
道のカーブを曲がった所にいきなり出現、かなり驚いた。実に立派な角を持った雄鹿。こんなに立派な個体に会うのは初めて。
2019年09月15日 11:29撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 11:29
道のカーブを曲がった所にいきなり出現、かなり驚いた。実に立派な角を持った雄鹿。こんなに立派な個体に会うのは初めて。
知床の海の眺め。傘をさしながら登山口へ向かう。もう少し天気が良ければと願う。
2019年09月15日 11:30撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 11:30
知床の海の眺め。傘をさしながら登山口へ向かう。もう少し天気が良ければと願う。
すぐに硫黄山の登山口に到着。ここでは何も書かないが、ヒグマの目撃情報のアンケート用紙が置いてある。もし登山中にヒグマを見かけたらこれに記入。
2019年09月15日 11:32撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 11:32
すぐに硫黄山の登山口に到着。ここでは何も書かないが、ヒグマの目撃情報のアンケート用紙が置いてある。もし登山中にヒグマを見かけたらこれに記入。
しばらく樹林帯を進んで行く。ガスがかかって知床独特の神秘的な雰囲気。何か出そうで緊張。
2019年09月15日 11:44撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 11:44
しばらく樹林帯を進んで行く。ガスがかかって知床独特の神秘的な雰囲気。何か出そうで緊張。
松葉の落ちた綺麗な小道。右側よりカムイワッカ川の音が聞こえてくる。
2019年09月15日 11:52撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 11:52
松葉の落ちた綺麗な小道。右側よりカムイワッカ川の音が聞こえてくる。
樹林帯を抜けると少し開けた場所に。天気が良ければ、カムイワッカ川の上流が見られるのかな。硫黄山の中腹から湧き出る温泉が川になっているらしい。
2019年09月15日 11:53撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 11:53
樹林帯を抜けると少し開けた場所に。天気が良ければ、カムイワッカ川の上流が見られるのかな。硫黄山の中腹から湧き出る温泉が川になっているらしい。
しばらく進むと、硫黄の採掘場跡地に。石垣が巡らされて、採掘の穴が見られる。
2019年09月15日 12:01撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 12:01
しばらく進むと、硫黄の採掘場跡地に。石垣が巡らされて、採掘の穴が見られる。
この辺りはシラタマの木が多い。ここから先は岩場が待っている。
2019年09月15日 12:02撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 12:02
この辺りはシラタマの木が多い。ここから先は岩場が待っている。
荒涼とした岩場を登って行く。硫黄のにおいが鼻を刺激する。硫黄泉好きの私には心浮き立つ香り。
2019年09月15日 12:07撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 12:07
荒涼とした岩場を登って行く。硫黄のにおいが鼻を刺激する。硫黄泉好きの私には心浮き立つ香り。
泥がとても滑る。半端ない滑り方。まるで石鹸の上を歩いている感じ。
2019年09月15日 12:09撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 12:09
泥がとても滑る。半端ない滑り方。まるで石鹸の上を歩いている感じ。
火山ガスの噴気孔。
2019年09月15日 12:09撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 12:09
火山ガスの噴気孔。
あちこちで硫黄のガスが噴出している。山が活きている。
2019年09月15日 12:14撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 12:14
あちこちで硫黄のガスが噴出している。山が活きている。
振り返って知床の海を眺める。かなり登ってきた。ガスが眼下に。
2019年09月15日 12:28撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 12:28
振り返って知床の海を眺める。かなり登ってきた。ガスが眼下に。
新噴火口最上部、これより上は十分な準備が必要との注意書き。長いハイマツ帯へ突入。
2019年09月15日 12:37撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 12:37
新噴火口最上部、これより上は十分な準備が必要との注意書き。長いハイマツ帯へ突入。
様々な色のコントラストが美しい登山道。特に、松葉の赤の道が綺麗。
2019年09月15日 12:46撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 12:46
様々な色のコントラストが美しい登山道。特に、松葉の赤の道が綺麗。
キノコが多い。しかも、しっとりと綺麗な色つや。
2019年09月15日 12:52撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 12:52
キノコが多い。しかも、しっとりと綺麗な色つや。
低木の森を抜けていく。
2019年09月15日 13:11撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
9/15 13:11
低木の森を抜けていく。
涸れ沢へ下りていく。このゴーロを長い時間ひたすら登って行くことになる。このロープから下へは行ってはいけない。下山時注意。
2019年09月15日 13:11撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 13:11
涸れ沢へ下りていく。このゴーロを長い時間ひたすら登って行くことになる。このロープから下へは行ってはいけない。下山時注意。
岩だらけで脚に疲労が溜まる。昨日の斜里岳登山の疲れかな。
2019年09月15日 13:17撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 13:17
岩だらけで脚に疲労が溜まる。昨日の斜里岳登山の疲れかな。
水が流れている所もあり、一枚岩のツルツルな部分では結構滑る。登山靴の底が擦り減っているので注意しながら登る。
2019年09月15日 13:26撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 13:26
水が流れている所もあり、一枚岩のツルツルな部分では結構滑る。登山靴の底が擦り減っているので注意しながら登る。
かなりの高さにえぐれている岩場。滑落したら生きて帰れない。脇道を慎重に一歩ずつ進む。
2019年09月15日 13:46撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
9/15 13:46
かなりの高さにえぐれている岩場。滑落したら生きて帰れない。脇道を慎重に一歩ずつ進む。
麓から見えていた黄土色の山肌はこの部分のようである。雲を眼下に素晴らしい眺め。
2019年09月15日 14:10撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 14:10
麓から見えていた黄土色の山肌はこの部分のようである。雲を眼下に素晴らしい眺め。
ガレ場、ザレ場の急登。山頂までもう一息。
2019年09月15日 14:14撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 14:14
ガレ場、ザレ場の急登。山頂までもう一息。
迫力の山肌。凄いの一言。山頂付近は天候が良く、出発は遅くなったが、今日登って本当に良かった。
2019年09月15日 14:18撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 14:18
迫力の山肌。凄いの一言。山頂付近は天候が良く、出発は遅くなったが、今日登って本当に良かった。
山頂目前の急登。青地に黄色い矢印の目印を見逃さないように。私は見逃してしまい、ロープを信じ込んで左方向へ行ってしまい引き返した。
2019年09月15日 14:19撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 14:19
山頂目前の急登。青地に黄色い矢印の目印を見逃さないように。私は見逃してしまい、ロープを信じ込んで左方向へ行ってしまい引き返した。
滑落しないように岩にしがみついて登る。矢印通りにルートを辿る。
2019年09月15日 14:44撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 14:44
滑落しないように岩にしがみついて登る。矢印通りにルートを辿る。
山頂に到着。支柱が倒れており、看板はなくなっている。
2019年09月15日 14:48撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 14:48
山頂に到着。支柱が倒れており、看板はなくなっている。
昨年登った羅臼岳方向。山並みが素晴らしい。息をのむ瞬間。無事に登れて本当に良かった。この景色は一生の宝物。
2019年09月15日 14:50撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 14:50
昨年登った羅臼岳方向。山並みが素晴らしい。息をのむ瞬間。無事に登れて本当に良かった。この景色は一生の宝物。
いい眺め。ずっとここに居て眺めていたいが、17時頃までには下山しないと陽が落ちてしまう。
2019年09月15日 14:56撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 14:56
いい眺め。ずっとここに居て眺めていたいが、17時頃までには下山しないと陽が落ちてしまう。
遠くに国後島が見える。
2019年09月15日 15:04撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 15:04
遠くに国後島が見える。
ダッシュで下山する途中に、可愛い黄色い花を発見。何の花だろう。
2019年09月15日 16:21撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 16:21
ダッシュで下山する途中に、可愛い黄色い花を発見。何の花だろう。
登山口から少し上の所にある注意書きを改めて読み返す。勇気と判断が求められている。何とか日暮れ前までに下山できた。
2019年09月15日 16:33撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 16:33
登山口から少し上の所にある注意書きを改めて読み返す。勇気と判断が求められている。何とか日暮れ前までに下山できた。
昼ごろのスタートだったので、無事に日没前に下山できるか不安な登山であった。今回も山の神に感謝。
2019年09月15日 16:34撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 16:34
昼ごろのスタートだったので、無事に日没前に下山できるか不安な登山であった。今回も山の神に感謝。
帰りには、雄鹿2頭が見送ってくれた。心からありがとう。
2019年09月15日 16:35撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
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9/15 16:35
帰りには、雄鹿2頭が見送ってくれた。心からありがとう。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス ストック カメラ

感想

昨年羅臼岳に登った時に、一際目についた山が硫黄山であり、必ず登ろうと決めていた憧れの山であった。沢のゴロゴロした岩場の登りが厳しく、登りの時間はとても長く感じた。登山者が他に居なかったため、日没になったり、万が一の場合には、相当の覚悟をしなければならず、できれば天気の良い日に朝一で登りたかった。鹿だけでなく、ヒグマも平気な顔で道路を横断していたので、ここは動物たちにとってありのままの世界なのであろうと感じた。

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