百名山47座目 大峰山(八経ヶ岳) 休憩適地入りww


- GPS
- 03:08
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,084m
- 下り
- 1,081m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されていて歩きやすい |
その他周辺情報 | 駐車場1000円 トイレ有料100円 |
写真
感想
大台ケ原と並び近いけど、なんだか行きずらかった大峰山にやっとこさ、行ってきました。
午前3時半に自宅を出発し、駐車場に着いたのは6時40分。
すでに駐車場は半分ほど埋まっていました。
他の方のレポートにもあるように、はじめ尾根に出るまでは急登。それからなだらかな登りが続き
弥山手前で再び急に。
しかし、登山道もしっかり整備されており、ゆっくり歩けば苦なく登れます。
ただ、真夏だと暑くて大変かもしれません。少し時期を考えた方がより楽しめると思います。
八経ヶ岳からの眺めは、遠く熊野灘を望むことができ、山から見る海はなんとも言えずいいものがあります。また、大阪方面も視界がひらけており空気が澄んでいれば、はるか四国まで望めるのではないでしょうか。今回は残念ながら雲海を楽しむこととなりました。
紅葉はまだまだといった感じでしたが、この時期にしては暖かくスピードでハイクにはもってこいの気候でした。
山のトイレの話↓
さて、今回は山のトイレについて駐車場の管理人さんと少しお話しができたので、その事を中心に書きたいと思います。
数年前まで、八経ヶ岳の登山口はちゃんとした駐車場も無く、もちろんトイレもなかったため、路上駐車や排泄物が散らかり大変な状況だったそうです。
この場所は天川の源流部でもあり、水への汚染は避けられないものでした。
すでに観光地となってしまったため、観光地としてきちんと整備して欲しいと小屋の方々から行政にお願いをするも腰が重く、やっと動いても地権者との交渉が上手くいかず、状況は好転できないでいました。
そんな中、小屋の一人の方が定年をきっかけに、なんとか自費でもいいから整備をしなければならないとの思いで、先ずは地権者との交渉を始め、粘り強い交渉の末、なんとか土地を借りることができるようになりました。
後は、整備費の捻出ですが行政からの支援も望めないので自費で駐車場の整備、管理小屋の設置をしました。
さて、問題はトイレです。
元々簡易トイレはあったそうですが、使う人間の量とトイレの数があっておらず、オーバーユースでひどい状態だったそうです。
はじめ、簡易トイレの数を増やそうとしましたが、汲み取りの費用がかさむ、ハエの問題が出るなど、根本的な解決にならないと頭を悩ませていました。
ちなみに1シーズンに汲み取る屎尿の量は10トン程にもなっていたそうです。
そこで、費用はかかるが思い切っって浄化槽を設置することにしたそうです。
おかげで、今では清潔で快適な水洗トイレが使えるようになりました。
管理人さんの思いもあってか、すでに4年ほど経っているものの、今年できたかのような綺麗さを保っていました。
こんな経緯があるので、トイレの使用には駐車場利用の方で100円、使わない方は200円
頂くことになっていますが、それでも3割くらいの方しか払っていないようです。
駐車代金も、なぜ払わなければならないのか言いがかりをつけてくる人間がいるそうですが、その都度、個人管理の駐車場、トイレである事を説明しなければならないとおっしゃって見えました。
登山者は、山の奥で車を停める、トイレを使うということが、いかに多くの人の努力と好意によって成り立っているのかを知らなければなりません。
行政が行なっているところでも、それはその町の山にも登らない人たちからの税金で整備されている事を考えなければなりません。登山者の傲慢さで山が閉ざされることはあってはならないのです。
長文になりましたが、山を楽しむ端くれとして、こういった事を含めて後世に伝え山を守っていかないといけないと、管理人さんとの話しを通して強く感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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