鹿倉山
- GPS
- 04:47
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 887m
- 下り
- 828m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 4:47
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
丹波山峠と丹波山村をつなぐ沢沿いのルートは、多少荒れていて滑りやすく注意が必要 |
その他周辺情報 | 丹波山温泉「のめこい湯」 |
写真
装備
個人装備 |
雨具(レインウェア)
着替え
飲料
|
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感想
秋らしさを感じる日もあれば、まだ真夏のような残暑に見舞われる日もあり、不安定な天候が続いています。秋雨前線が列島を離れていったこの日は爽やかな晴れ日となりました。
ホリデー快速1号(奥多摩・秋川行き)はハイカー号といっていいくらい、登山客で占めていますが、数年前にはもっと混雑していたような気がします。一時の登山ブームは下火になってきたのでしょうか?ただし、年齢層の割合は、圧倒的に高齢者(WHO定義では65歳以上)が多いのは変わりませんが...。それでも、奥多摩行きとなると若年層(34歳以下)も、もうちょっといた気がしましたが、若者が減ったのでしょうかね。
さて、久しぶりに奥多摩駅の改札を出ました。バスターミナルに列が連なりますが、程なくして出発しました。約30分して奥多摩湖の西端にある深山橋(みやまばし)で降りました。照り輝く湖面の上空には鱗雲が浮かんでいます。
深山橋を渡って、すぐ右の店脇の小道に入れば、鹿倉山(ししくらやま)の登山道です。入るとすぐに、左の山道を登っていくのですが、標識も無いので見落とすと、奥多摩湖南岸沿いをお祭方面へ行ってしまいます。私たちも、まさに先頭のO島部長に導かれて南岸を歩いてしまい、大慌てで引き返す羽目に陥りました。
今日の行程は、鹿倉山を越えて大丹波峠から丹波山村へ出る予定にしており、「のめこい湯」でゆっくりと汗を流したいため、普段よりピッチを上げ、行動食も立ったまま摂るくらいの時間配分で計画していましたので、手痛い重複となりました。焦るO島部長はすぐに遅れを取り戻そうと、ものすごいスピードでずんずん先に行ってしまいますが、あいにく登り口からはいきなりの急斜が尾根まで続くため、5分も経たずにみるみる遅れ出して息も絶え絶えとなってしまいました。「私を置いて先に行ってください」と顔を歪めますが、Kさんと私もさすがにこの急斜を勢いよく登るのは無理なので、3人してゆっくりと歩きます。尾根に出たあたりから、血が全身を巡ったものか、「少し楽になった」と言って普通に歩けるようになりました。
尾根道を多少の起伏を経て進んでいくと、また急斜が現れました。勝手に”心臓破りの坂”と名付けたその坂を登りきると、大寺山の山頂に構える大きな仏舎利塔が見えてきます。著名な作家の作品で、インドのオリッサ州にあるダウリの仏舎利塔と同形のアマラバティ形をした仏舎利塔です。四面に釈尊像が配置されています。この奥多摩仏舎利塔は白くて目立つため、雲取山からもよく見えるようです。
丹波山村鴨沢への分岐を過ぎると、植林地帯なのか伐採された丸太が多く見られます。1,178m地点に「大マトイ山」と書かれた案内札がありました。”こむら返りの坂”と勝手に名付けた急斜を登ってしばらく行くと、林道に当たります。
車道のような林道を進むと、林道と鹿倉山登山道との分岐を示す道標があり、緩やかな林道と別れてやや急斜気味の鹿倉山登山道へと入ります。ようやく坂を登り切るとすぐに下りとなり、やがて元の林道に合流しました。これを「鹿倉山登山道=トレーニング道、林道=巻き道」と理解したO島部長は、切歯扼腕しました。するともう一度同じ道標が出てきました。今度は即断で林道を行きますが、このまま林道を行ってしまうと山頂を巻いてしまうため、GPSで確認しつつ、山頂に出ました。
鹿倉山(1,288m)は、四方を木々に囲まれて展望ゼロの山でした。ちょうど正午前、郡山の恩師・Nさんからいただいた呑味里山荘の梅酒を、ショットグラスに入れて乾杯しました。甘味が沁みわたります。そして携帯食を10分で済ませ、先を急ぎます。
尾根のなだらかな下り坂から稜線に出て、急斜をジグザグに下っていくと、やがて大丹波峠に出ます。峠からしばらく林道を歩き、沢沿いにせせらぎが聞こえてきたら丹波山村です。途中、朽ちた木橋を渡ったりと道は荒れていて注意が必要です。民家を抜けるとマリコ橋に出ます。
ちょうどオンタイムで「のめこい湯」に到着できました。
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