栗駒山トレッキング(須川温泉in/out)
- GPS
- 05:11
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 800m
- 下り
- 815m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日雨だったため、ドロドロのトレイルが多く、転倒注意。ゲーターあったほうが絶対にイイ!(私は忘れ、ズボン、トレランシューズともにドロドロ・・・) |
その他周辺情報 | 登山口に併設されている須川高原温泉(露天風呂)、600円。 |
写真
感想
百名山完登から1週間。実は半年ほど前からヤマトモと紅葉狩りを決めていた自身初の栗駒山登山!予定時より、1名仲間が増え、計4名で”オトナの修学旅行”的な形でのステキな紅葉トレッキングとなりました♪その実は・・・
元々、Day1は東京を早朝に出発し、蔵王(お釜、刈田岳、熊野岳)をトレッキングした後、栗駒山の登山口・須川高原温泉までドライブし、そこでテン泊し、Day2早朝より栗駒山登山!、というプランでした。数日前の段階ではDay1,2共に晴れ予報で、ガッツポーズを決め込んだ所ですが、徐々に曇り予報に変わり、ついにDay1夜は雨予報に・・・。前夜遅くまでヤマトモとLINEで協議した結果、「Day1は栗駒山付近までの移動のみ、Day2に栗駒山を楽しむ!」ことに決定し、Day1は、栗駒山から車で1時間位の水沢(岩手県奥州市)の安宿(4,000円程度/人)の和室で、軽く宴会し、早々にごろ寝!まさに、"オトナの修学旅行"状態ですね。あ、Day1は時間がたっぷりあったので、宿近くの温泉(殊玉の湯・薬師堂温泉)で、のーんびりしました。
で、Day2本番の朝。6時前、水沢は雨でしたが、この後、雲は掃け、曇る予報。宿のバイキングでガッツリ栄養補給し、栗駒山へ向けて出発!時折見える栗駒山山頂部の上は青空も見え隠れし、モチベーションが徐々に上がっていきます。道中、ガソリン給油ランプが点灯するレベルのガス欠に襲われ、一関中心部のガソリンスタンドまで引き返す時間ロスがありつつも、8時半には登山口へ到着!青空は見えなくなったものの、登山口の時点で色づいた山腹がドーン!と見え、ワクワク気分。何より登山口自体が、硫黄臭プンプンの温泉で、足を突っ込めば足湯そのものの硫黄泉に囲まれている。こんな登山口、百名山を1週間前に完登したばかりですが、初体験ですね。
空は分厚い雲に覆われていますが、道中は紅葉(低部は黄・橙が多い)が旬です。名残ヶ原、自然観察路、うぶ沼と進むほどに、紅が増えていくのがわかります。百名山完登に至るまで、紅葉名山に多数登頂しましたが、ここまで雑多な色のマダラ紅葉模様を見たのは初めてですね♪。自身登山史における最高の紅葉名山は、栗駒山を含めても、やはり安達太良山になると思いますが、栗駒山はNo2と思える、本当に立派な紅葉名山だと思います。
《参考:自身の紅葉名山No1・安達太良山》
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1293065.html
宮城側(いわかがみ平)から登ってくるハイカーも見える、山頂までのビクトリーロードと思える最後の急斜面は、青空の下だったら、この上ない絶景だと思います。登頂時は曇天で、青空皆無でしたが、岩手側の紅葉した斜面は本当に美しいですね。
山頂には、おびただしい数のハイカーがタムロしていて、さすがは紅葉最盛期の週末、という感じ。滞在中、少々風が吹き、ちょっとした霧雨も吹く感じで、寒い感じだったので、沸かして飲んだコーヒーは格別でしたね。バーナー、水、ヤカンを担ぎ上げてくれた屈強なドライバーに感謝しかありません。
山頂から天狗平方面へ向けて下山を開始すると、岩手側の斜面は、まさに"神の絨毯"と呼ぶにふさわしい絶景が繰り広げられます。多層で、段々となった色づいた斜面は「美しい」以外の形容詞が見当たらない。撮影のため、何度も足が止まります。
そして、天狗平(須川コース分岐)まで下りてくると、急激に雲が掃け、青空がやってきた!ほどなく、展望岩頭に到達すると・・・、今日一番の絶景(岩手側)がドーン!と。そう、絶景の中心は、真横の登山道(須川コース)が通行止めとなっている乳白色の昭和湖。神々しいカラーリングで、周囲は紅葉の斜面が段々と続き、まさに"神の絨毯"状態。龍泉ヶ原など、平らな湿地帯も併設されており、その景観の美しさに息を飲みましたね。
後からわかることですが、昭和湖が見えるポイントは、本当にこの展望岩頭のみ。展望岩頭を越えてからは、ただの一度も昭和湖は見えません。昭和湖は、飽きるほど、ここで撮っておくべきですね(笑)。
展望岩頭を越えると、しろがね湿原という湿地帯を下っていきます。所々に小ピークがあるので、アップダウンがありますが、赤・橙・黄が織り交ぜの紅葉が続き、全く飽きません。ただし、足元は終始ドロドロで、途中から「下山後に靴ごと洗おう」と汚れ回避を諦めました(笑)。
お互いを撮り合いながら進んでいくと、個人的に"神の庭園"と名づけた平らな木道の広がる湿地帯に到達します。その先に、「山と高原の地図」で"岩場の小ピーク"と書かれたピークがありますが、ググると、そこは"モンサンミッシェル峰"と呼ばれていることを知りました。山頂部にハイカーが立っていると、本当にモンサンミッシェルみたいに見えますね(行ったことないですが、笑)。青空、そして草紅葉の美しさとあいまって、本当に感動的な絶景がずっとずっと続きます。焼石岳や岩手山もクッキリ見えましたが、近いはずの月山や鳥海山が見えなかったのは残念です。
そして、今日最後のピーク・秣岳(マグサダケ)へ。ここら辺からは、ゴール(スタート)地点の須川高原温泉(登山口)もよーく見えます。眼下には須川湖も近づき、紅葉トレッキングの終わりが近いことが伝わってきます。
秣岳から下り始めると・・・これまた目を疑う光景が!なんと、紅葉絶頂に色づいた平らな大地が!その大地にはハイカーは登れず、迂回するように登山道を下っていく様子がハッキリと見えます。まさに"神の大地"という感じ。"神"の絨毯、庭園、大地、本当に神々しい山ですね、栗駒山。
そして、ある程度下ってから振り返ると、紅葉づいた秣岳のお椀型フォルムの美しさにウットリします。「山登れ、酒飲め」Tシャツ(赤石岳避難小屋)が映えること映えること(笑)。
道中、ドロドロ道が多いのですが、最後は傾斜が緩やかになり、トレラン魂がうずき、仲間を置いて(笑)、独りで山を駆け下りました。待つこと5分位、仲間と秣岳登山口で合流し、後は黙々と車道横を歩いて、須川高原温泉まで戻ります。
下山後、車に不要な荷物を置いて、須川高原温泉へ!秋田・乳頭温泉(鶴の湯)をホウフツとさせる乳白色の硫黄泉は、「これぞ温泉!」といった感じで、登山の疲れが一気に癒えますね。その後、素足になってトレランシューズをジャブジャブ洗い、その後素足を足湯で洗い流す、二段階洗浄で、上から下まで身奇麗になりました!
その後、480kmを1人で運転し、東京まで送り届けてくれたヤマトモに、本当に感謝感激です。今回、Day1に蔵王に登れなかったのは残念ですが、半年前から企画していた栗駒山を、見事紅葉ど真ん中に巡ることができ、大満足の紅葉トレッキングとなりました。栗駒山は、万人にお勧めの紅葉名山ですね。
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