赤岳天狗尾根 ツルネ東稜
- GPS
- 13:07
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 1,992m
- 下り
- 1,992m
コースタイム
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 12:34
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
車なくても行けるけどスタートが遅くなります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
所々にピンクテープがあるので基本迷う心配なし。 カニのハサミ 巻き道は左手に明瞭なトレースあり。 直登はハサミの間を登る。これは右寄りの草つき、真ん中、左側、何処からでも登れる3級無いかな位のもの。高さ5〜7mくらい?と短い。登った上には支点あり。 第1岩峰 カニを通過すると直ぐに現れる岩壁の事だと思う。 トレースが真っ直ぐ上へと伸びているのでそのまま進む。簡単な岩登り。難易度は低い。 第2岩峰 トレースは岩峰右巻きと左手側へ進む道の2つ。 簡単なのは右巻き。 他の記録に高度感ありとあるが、個人的には高度感はなかった。斜度はあるが足場もギリギリあり、何よりFIXロープがしっかり固定されている。掴めば誰でも行ける気が。ロープの末端まで進むと頭上の草つきに階段上のトレースあり。迷う事もない明瞭な巻き道だ。 一方、岩峰の左側へ伸びたトレースは、最初は草つきを岩壁づたいに登り詰めて進む。左側に権現岳が見え景色を楽しめる。しかし、だんだんと道幅は狭くなりやがて崩落箇所にぶち当たる。何とか越えることは出来たがて途中で行き止まる。見上げると登れそうではあるが、どこを登れば越えられるのか分からなかった。そしてその上の状態がイマイチ見えなかった。登って降りれなければ後の祭り。諦めて戻り、私は右巻きルートから越えた。初見のときは左側から越えたのに、着いていくだけだとやっぱり記憶に残りませんね。 大天狗 ルートは3つ 1つは、大天狗が姿を表してすぐ、右手側の草つきに目をやれば明瞭なトレースがみえる。これは岩を登らず右巻きできる藪漕ぎルート。しかし最後這い上がる箇所の藪は凄まじく大変だ。 もう1つは、もう少し天狗寄りに進む。先ほどのトレースより数メーター先にあるトレースから入る巻き道。これは天狗の右肩下にあるテラスへ向かうルートだ。5mくらい?の岩を右上しながらテラスへ。岩の登り方次第で3〜4級。人により2級と言うが私にそれは見つけられなかった。 そして最後は皆さんご存知の、天狗左側にあるクライミングルート。ここは前回登ったがもはや記憶は薄いので他の記録で見てください。 大天狗は各自のスキルに合った登りが楽しめる。 因みに大天狗を巻いたあと、裏側から大天狗に登る事も可能。2級程度の登下降だ。上には残置ありで懸垂も出来る。私はザイル30mで降りたが、なくても充分降りれる岩だ。 子天狗 大天狗を降りたそばからトレースつたって進むと子天狗の左を巻く事になる。 ここは左巻して裏側から登る事が可能。苔むしていてやや滑る箇所あるが高度感があるだけで難易度は低い。捨て縄があるので下りは懸垂(30mザイルで余裕です)。 ツルネ東稜 キレット小屋からツルネに向かい、ツルネにある標識の裏手側が東稜の入口。 下記写真の通り分かりやすい。 順調に高度を下げ、時折古びた看板が現れるのだが、右寄りに誘い込むニセトレースがある。そっちへ行くとトレースが突然消える。消えたら間違えたと思い戻るのが懸命だ。ここは基本、正しく降りればトレースは消えない。GPSでログを落とし、確認しながら行くのが確実だ。 笹藪を漕ぎ終えたら東稜は終わり沢に出る。 沢を越え左側へ、そのあとはリボンの示す通り進めば出合小屋に到着する。 |
その他周辺情報 | 運転出来ない為、小淵沢駅でビバークし、始発で清里駅へアクセス。そこから徒歩で向かった。 清里から美し森駐車場まではGoogleマップだと45分の表示。 この界隈のタクシー会社は営業開始時間が7:30からと遅いため予約もできず使えなかった。 でも歩ける距離内。 |
写真
感想
天狗尾根は直登、右巻き、左巻きの3つがあります。自分のスキル確認の為、全ルートを通って来たので通常より行動時間長めです。
計画段階では全て巻き道で検討してた為、当然ながらルートも巻きしか調べてませんでした。
ところがカニのハサミをあっさり越えられたので気が変わり、全部直登で挑む事にした。
直登に関しては一切ルートを調べてない。当然ながら第2岩峰や大天狗の上がり方が分からず登って降りてを繰り返すはめに。この2ヶ所でかなりの時間ロスをした。
更には直登、右巻き、左巻き。どれなら登れるのか、どれが無理なのかを確かめたくて、この際だと全ルートを行ったり来たりした。そして更に時間ロスをした。
結論、ハサミは左巻き、第2岩峰と大天狗は右巻きすれば超絶簡単。高くて2,3級であろうと思う。そしてあっという間に終わる。直登ルートも後から調べれば難易度はそう高くは無いので今度リベンジしたいなと思う。
私にとって初めてのバリエーションデビューがここ天狗尾根でした。2年前に大先輩に連れられて、当時はオールフォローでザイルを繋いで登らせて貰いました。
今回はソロ。
あの時恐くて震えた場所も、今回ノーザイルで楽しく登れてた事がとても嬉しかった。それに、後ろを着いていくより自分でルーファイする方が、やっぱり楽しいものだ。達成感も違う。
バリエーションを始めてからこの2年、ジムトレも外岩練習も全くやらない私だったが、それでも成長していることが嬉しかった。まともに登れもしない小娘を親切にたくさん連れ回してくれた兄貴がいたから今の私がいる。そう思うと感謝の念が混み上げて、たまらず下山後直ぐに連絡をした。
いつか、人を連れて行けるまでになりたい。
そこまで成長することが最大の兄貴孝行になると思った。
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