南八ヶ岳縦走:観音平から赤岳を経て美濃戸口へ


- GPS
- 10:00
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,882m
- 下り
- 1,962m
コースタイム
- 山行
- 8:57
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 10:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り:アルピコ |
写真
感想
快晴の三連休、南八ヶ岳の主脈を縦走してきました。変化に富んだ登山道と、360度の絶景を満喫できた素晴らしい山行でした。
ルート:
観音平 → 編笠山 → 権現岳 → キレット小屋 → 赤岳 → 行者小屋 → 美濃戸口
夜行バスの「毎日あるぺん号」で登山口の観音平へ。ここから登山を開始します。編笠山への道は、始めは樹林帯の穏やかな登りですが、標高2000mを超えたあたりから岩がゴロゴロとした道に変わります。特に危険な箇所はなく、順調に高度を上げていきました。
当日は雲一つない快晴。山頂からは、南アルプス、中央アルプス、そして雄大な富士山までくっきりと見渡せる、まさに360度のパノラマビューが広がっていました。この絶景を眺めるためだけでも、登ってきた価値がありました。
編笠山から権現岳へ向かう区間は、岩場や鎖場が現れ、本格的なアルペンルートの様相を呈してきます。一つ一つの難易度は高くありませんが、アブが非常に多く、まとわりつくアブを払いながらの通過となり、かなり集中力を削がれました。
権現岳山頂の「ゲンジー梯子」でガイドツアーや大人数のパーティーと重なってしまい、まさかの大渋滞が発生。通過にかなり時間を要してしまいました。休日の人気ルートならではの洗礼を受けた形です。
キレット小屋から赤岳への登りは、急峻なガレ場・ザレ場が続きます。個人的には、北アルプスの西穂〜奥穂縦走路にある赤岩岳や間ノ岳を彷彿とさせるような、スリリングな岩稜帯でした。
浮石も多く、落石を起こさないよう、また上からの落石に備えるよう、一歩一歩慎重に登りました。公式なヘルメット推奨区間ではありませんが、落石のリスクを考えると、ヘルメットを着用する方が格段に安全だと感じました。
八ヶ岳最高峰の赤岳に登頂した後は、美濃戸口へ向けて長い下りに入ります。ここからは特に難しい箇所はありませんでした。
しかし、三連休の中日ということもあり、登山者の数が非常に多く、登ってくる人とのすれ違いでたびたび足止め。特に階段や狭い箇所では、譲り合いながらの下山となりました。
美濃戸口バス停には、茅野駅行きのバスを待つ長蛇の列ができていましたが、アルピコ交通が増便を出してくれたおかげで、無事に座って帰ることができました。疲れた体には大変ありがたかったです。
天候に恵まれ、南八ヶ岳の雄大な景色を存分に楽しむことができました。核心部のキレット越えはスリルがありましたが、達成感もひとしおです。一方で、休日の混雑(特に梯子場と下山時)と、夏ならではのアブの多さには少し悩まされました。ルート計画の際は、時期や時間帯を考慮することの重要性を改めて感じた山行となりました。
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