摩耶山へ 信仰と歴史のハイキング
- GPS
- 03:15
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 656m
- 下り
- 642m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2019年(令和元年)10月9日(水)
摩耶山へ 信仰と歴史のハイキング
東北四座(摩耶山・以東岳・船形山・泉ヶ岳)を目指した。
まずは一日目、霊山摩耶山へと山形県鶴岡市関川へ入る。
戊辰戦争、庄内の激戦の地ということだ。
あまりにのどかな山中で庄内藩の新政府への抵抗の場に驚いた。
激戦が繰り広げられた壕跡を登山道が通る。
壕跡を過ぎると明るいブナ林の中を歩く。
尾根道でもあり気持ちよく進むことができる。
やはりブナの茂る追分と呼ばれる越沢口からの道との合流点へ出る。
ひと登りで清水の出ている沢上に避難小屋が建つ。
避難小屋からがこのコースの難所となる。
鼻くくり坂(ざんげ坂)と呼ばれる急登が続く。
ロープも張られ少し頑張らなければならない登り坂になる。
そこを登り切ると六体の地蔵が突如現れる。
誰が着せたか赤い頭巾と前掛けは色あせてはいるが信仰の山らしい。
「お釈迦さまが入滅し、新たな釈迦如来が誕生するまでの世の中を救う存在が地蔵菩薩という。地蔵菩薩は弱い者から救済していくと言われている。幼くして亡くなった子供など、子供と縁の深い仏様である。」
その中でも一体かわいらしい顔をしたお地蔵さんがいた。
鼻がでかく垂れ目で親しみが持てた。
この奥深い高所に安置されたのが不思議で、つい手を合わせたくなる。
そのお釈迦様の母である摩耶と聖徳太子が祀られているという
神社が山頂間近に建てられているのだ。
正に信仰と歴史が絡み合う霊山といわれる摩耶山を感じた。
険しい断崖絶壁に山頂はある。
なだらかなハイキングコースを歩いてきただけに
一部が切れ落ちた山頂への数歩手前は足が震えるほどだ。
摩耶山の本来の姿を見た感じがする。
それでも山頂は十分広く360度の展望が開けている。
天下一の展望だろう。一等三角点の大きな石柱が設置されている。
ただ曇り空で遠くの山並みには雲がすっかりかぶり山名盤はあったが山を特定して見られなかった。
月山らしき山容、朝日連峰と明日登る以東岳が荒沢ダム湖の先にうっすらではあるが見ることができた。
日本海側には日本国、粟島などが見られた。
そして眼下には奥摩耶の峻険な姿が天を刺していた。
登山口では雨が降り始めたのだが、いつの間にか青空も出て
歴史と信仰の山らしい姿を見つつ、
美しいブナ並木を堪能した摩耶山になった。
ふるちゃん
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