白山〜雨と強風と黒百合の出迎え〜
- GPS
- 04:11
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 967m
- 下り
- 112m
コースタイム
11:18 駐車場
11:24 別当出合登山センター
12:15 中飯場(昼食) 12:37
14:00 甚之助避難小屋
14:34 南竜道分岐
14:56 エコーライン分岐
15:13 南竜山荘
<12日>(GPSログがとれなかったため大まかな時間をいれています)
7:17 南竜山荘
エコーライン
9:20 室堂(休憩)
9:40 白山神社
10:00 御前峰山頂手前(2/3程登り引き返す)
10:20 室堂
10:50 黒ボコ岩
11:50 甚之助避難小屋(昼食) 12:40
13:40 中飯場
14:20 別当出合
14:40 駐車場
天候 | 11日 晴れのち雨 12日 山上は強風と雨 甚之助避難小屋付近より下は曇りときどき雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
別当出合駐車場(無料) |
コース状況/ 危険箇所等 |
砂防新道は、よく整備された登山道で危険箇所はありません。トイレ、水場は別当出合、中飯場、甚之助避難小屋にあります。このため、重い水を持ち運ぶ必要がありません。 南竜山荘がある南竜馬場から室堂に上がるコースは、アルプス展望台コース、トンビ岩コース、エコーライン、黒ボコ岩コースがありますが、トンビ岩コースは通行止めでした。アルプス展望コースは、雪渓にステップは切ってあるようですが、雨と強風のコンディションからエコーラインを登りました。雪渓の上を歩くところが2箇所ほどありましたが、アイゼンは必要ありません。下りは、黒ボコ岩コースをとおりましたが、危険箇所はありませんでした。 帰りには市ノ瀬ビジターセンターの前にある白山温泉(600円)にはいって、すっきりして帰りました。 |
写真
感想
娘の休みに合わせて白山行きを決めていました。娘は、山小屋に泊まってみたいが場所はどこでもかまわない、私は白山に行きたかったので今回の山行となりました。
天候は11日は晴れで夕方から雨または雷雨、その後前線が北上して12日は曇り一時雨という予報で何とかなるのではないかと思っていました。しかし、前線に沿って温かい湿った空気が流れ込む湿舌の影響でしょうか、12日の山頂付近は雨と強風に見舞われました。
今回の山行は出だしからつまずきました。4時起床4時半出発で、高速の深夜割引がきく5時までに名神にのり9時頃別当出合到着を予定していました。家を出るのが少し遅れましたが、高速割引には間に合いまずまずの出発。朝食を大津SAで食べてトイレから出てくると、娘が呆然として何と登山靴を忘れていると家内から電話があった言うではありませんか。ガーン、しかしこれからどうするかを考えなくてはなりません。とりあえず靴をとりに帰るため、大津ICを一旦出て再度下りに入りなおして自宅へ向かいました。靴をとって再出発の時間が6時50分、2時間のロスなのでもうあきらめるかという考えがよぎりましたが、まだ7時前なので白山へ向かい登れるところまで登って、その日はふもとの温泉に入って帰ってくるというのも考えられるので再出発。
高速をあせって走りながら、10時頃までに着くとなんとかなるかもしれないと思いましたが、到着は11時頃になりそうです。11時から登り始めて、室堂まで約6時間、到着は17時過ぎになり、夕方の遅い時間は雷雨の恐れもあるため、これは避けなければならない。その時ふと、南竜山荘だったら4時間程度、どこまで行ける分からない娘でも5時間程度では着くのではないか、これならゆっくりと登ることができる。ということで、計画を次のように変更しました。
(当初計画)
1日目 別当出合→観光新道→室堂
2日目 山頂周辺→砂防新道→別当出合
(変更計画)
1日目 別当出合→砂防新道→南竜山荘
2日目 山荘→室堂→山頂周辺→観光新道→別当出合
市ノ瀬に10時45分に到着。早速、南竜山荘に予約をいれ、室堂をキャンセル(ごめんなさい)。結局、11時過ぎの登山開始となりました。
別当出合には山伏姿の団体さんがいて、ほら貝を吹いたり登山準備をしていました。奈良、和歌山、三重方面から来たとのことでした。結局、この方たちも南竜山荘泊まりで、同じような行程となりました。
南竜道には何箇所か雪渓がありましたが、山荘の手前の雪渓が大きくステップが切ってあり、ストックを使ってゆっくりとおりました。娘も初めての雪渓に少しびびったようです。
南竜山荘は定員200名でしたが、今夜の泊まりは、山伏一団、東京から来たお年寄り5人組、それにわれわれの20名弱の宿泊者だったので、24人が寝られる2段ベットの部屋を2人で使用することができました。耳栓を持ってきた方がいいよと言っていたので、娘はよろこびました。この山荘は、うれしいことにトイレに便座暖房とウオシュレットが付いているではないですか。携帯ウオシュレットは持参したのですが、使わずにすみました。
目が覚めてから空が白みはじめたのですが、雨とともに外は強風が吹き荒れています。前線が北上すると、少しはましになるだろうと思っていましたが、出発の7時頃、いくぶん弱まりましたが時折強風が吹いています。それでも、宿泊者全員が山頂を目指すようです。
室堂では、山伏の一団が先着していました。そのうちの若い二人が山頂に向かったとのことでした。われわれも一休みの後、室堂を出て裏の白山神社にお参りして山頂に向かいました。登り始めてすぐに、登山道のすぐ脇に黒ユリが咲いているのを見つけました。始めてみる黒百合は、風の中にやや小さめの花を咲かせていました。ユリの花の大きさを考えていましたが、一回り小さい花でした。
御前峰まで後1/3の登りとなりましたが、そこで先行した山伏の2名が引き返すのに出会いました。上は、強風のため立っていられないとのことでした。山頂に色気があったので、少し登ってみましたが、強風でこれ以上は無理だと思い室堂へ引き返しました。
強風のため尾根を通る観光新道の下りはあきらめて、砂防新道を下ることにしました。甚之助小屋で昼食をしているときに、地元の方がこられて親切にいろいろ説明していただきました。甚之助避難小屋は昨年建て替えたところ、黒ユリは8月半ば頃まで咲いているのではなど教えていただいたうえ、またきてくださいよと言っていただきました。ありがとうございました。
このような山行でしたが、娘に楽しかったねと言われたときにはうれしく思いました。2日目は雨のため写真もあまりとることができませんでした。残念。
今回の山行で次のようなことを思いました。
・白山は1泊するつもりなら大阪からでも余裕の登山ができる。
・娘もほぼ標準のコースタイムで登山ができる。
・快適さを考えてあれもこれもと荷物を増やしたが、機能を考えて荷物をシンプルにする必要がある。
・自分の実力では、これ以上の荷物を持って長時間の登りのある山はしんどい。
・テント泊縦走はしんどい。ベースキャンプで、身軽に登山がよい。
・スパッツを雨よけに使うのならズボンの下に。
・アイホンのGPSは雨の中では使いにくい。やはりガーミンか。
白山、今度は快晴のときにまた来るぞ。
さあ、次は北アルプスだ!!
おはようございます。
登山靴忘れのトラブル、大変でしたね
それでも、とっさに計画変更されるとは、流石です。
あいにくのお天気だったようですが、
お嬢さんとふたりで、白山を楽しまれた様子が
伝わってきます
次は、北アルプス ですか?
お気をつけて、楽しんできてください。
おはようございます。
コメントありがとうございます。
いろいろトラブルはありましたが、私の人生哲学「なんとかなる」で今回も何とかなりました。
計画が変更できたのも、皆さんの山行記録のおかげです。いろんな情報を提供してくださる皆さんに感謝です。
stayさんも和佐又キャンプ楽しそうでしたよ。
娘と行くのは8月に北アルプスか考えています。それまでは、近畿の山を徘徊するつもりです。
山行、テント泊、楽しんでください。
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