【百名山】トムラウシ山 2141 m 〜長い道の果てに雲上の楽園〜
- GPS
- 25:00
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,286m
- 下り
- 1,272m
天候 | 曇り→気持のいい快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は短縮コースを取った。 ヤマレコの先輩方の情報を見ると、カムイ天上からコマドリ沢までが、 ドロコン道で田植え状態らしい。 まさに、その通りだった。 装備は、登山靴だけだと大変なので、スパッツか長靴は必須である。 私は野鳥の会が出品している、折りたたみ長靴を持っていたのだが、 家に眠らしたままだった。 次回は必ず持って行こうと心に刻んだ。 |
写真
感想
トムラウシ山に登った。
4年前ぐらいに宮下 岳夫氏のガイドブック
「ステップアップ登山 目指せトムラウシ藻岩から始める」 を
買って読んで、憧れていた山である。
けして生易しい道ではないけど、本当に行って良かった。
長い長い道の果てに、綺麗なものを沢山見ることが出来た。
南沼キャンプ場周辺は高山植物が競うように咲き乱れ、
花の黄・白・紫、草の緑、雲の白、空の青、とてもカラフルで、
わしの心は鷲に掴かまれているかの様だった。
松尾芭蕉が来たらこのような俳句を読んだかも知れない。
「トムラウシ ああトムラウシ トムラウシ」
夕暮れ、西の雲海へ赤い丸が変形しながら、当たり一面を真っ赤に染めて沈んでいく。
まるで、世界中を燃やすように。
ずっと見ていたら、涙が出てきた。
少々、太陽を見すぎたようだ。
眼科に行こうか。
南沼にテントを張った。
夜になると星空が綺麗で、手を伸ばせば届くのでは無いかと伸ばしてみた。
しかし、届かなかった。
まるで、あの子の心みたいに輝き、そして遠かった。
翌朝、トムラウシ山に登ると、周辺の高い山が全部見渡せた。
先週登った旭岳、去年登った十勝岳、なんとも最高な景色である。
トムラウシから離れる際に、日本百名山の著者・深田久弥氏も何度も振り返ったようだが、その気持ちは強く共感することができた。
こんなにも私の心や、色んな人の心を引いて止まないのは、本当に素晴らしい山なのであろう。
まぶたを閉じれば、強いコントラストが脳裏によぎる。
私の中では日本のどの世界遺産より素敵な場所だった。
登山経験の浅い(4年)私だが、群を抜いて一番好きな山に躍り出たのであった。
無論、踊りながらこの文章を書いている。その事は秘密にしておこう。
平日は物凄く忙しく土日しか活動できない、サラリーマン登山家には嬉しい天気だった。
会社へ出社すると、今度は仕事の山が待っているのであった・・・。
最後に
新道を良くするために、丸太を人力で運んでくれて、
道を作っている方々に感謝したい。
http://www.tokachi.co.jp/news/201207/20120713-0013029.php
ありがとう。
http://www.youtube.com/watch?v=-ocmqCUN_HY&feature=g-upl
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