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Yamareco

記録ID: 206704
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無雪期ピークハント/縦走
大雪山

【百名山】トムラウシ山 2141 m 〜長い道の果てに雲上の楽園〜

2012年07月14日(土) 〜 2012年07月15日(日)
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I_am_Ryo その他1人
GPS
25:00
距離
14.8km
登り
1,286m
下り
1,272m
天候 曇り→気持のいい快晴
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
登山道は短縮コースを取った。
ヤマレコの先輩方の情報を見ると、カムイ天上からコマドリ沢までが、
ドロコン道で田植え状態らしい。
まさに、その通りだった。
装備は、登山靴だけだと大変なので、スパッツか長靴は必須である。
私は野鳥の会が出品している、折りたたみ長靴を持っていたのだが、
家に眠らしたままだった。
次回は必ず持って行こうと心に刻んだ。
赤が雲に反射している
息を飲むような荘厳な景色だった
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赤が雲に反射している
息を飲むような荘厳な景色だった
日が沈み、夜が訪れる
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日が沈み、夜が訪れる
雲海に夕陽が沈む
とても幻想的な風景で、心が震えてくる
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雲海に夕陽が沈む
とても幻想的な風景で、心が震えてくる
十勝岳は雲海に包まれている
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十勝岳は雲海に包まれている
先週登った百名山の旭岳をはっきりと見る事ができた
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先週登った百名山の旭岳をはっきりと見る事ができた
最初の分岐
短縮ルートはありがたい
最初の分岐
短縮ルートはありがたい
カムイ天上に休憩スペースあり
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カムイ天上に休憩スペースあり
カムイ天上→コマドリ沢までがこのようなドロンコ道である
出会ったある山の先輩が「田植え状態」と言っていた
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カムイ天上→コマドリ沢までがこのようなドロンコ道である
出会ったある山の先輩が「田植え状態」と言っていた
少し開けた場所にも休憩スペース
天気が良くなってきた
少し開けた場所にも休憩スペース
天気が良くなってきた
白と黄が輝いている
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白と黄が輝いている
紫色の高山植物が綺麗だ
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紫色の高山植物が綺麗だ
7月半ばでも雪渓が残る軽アイゼンは必要なかった
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7月半ばでも雪渓が残る軽アイゼンは必要なかった
雪渓を超えるとかなり良い天気になってきた
雪渓を超えるとかなり良い天気になってきた
高山植物
前トム平手前の岩場から
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前トム平手前の岩場から
辺りに咲いていた花
辺りに咲いていた花
黄色い花を撮り下ろす
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黄色い花を撮り下ろす
前トム平の標識
ここから景色が一変する
前トム平の標識
ここから景色が一変する
遠くにコニーデ型の山が見える
遠くにコニーデ型の山が見える
トムラウシには漢字の「山」って感じのする山がある
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トムラウシには漢字の「山」って感じのする山がある
ケルン地帯
誰がこんなに綺麗に積んだのであろうか
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ケルン地帯
誰がこんなに綺麗に積んだのであろうか
遠くから雲が近づいてくる
遠くから雲が近づいてくる
ケルン地帯を振り返る
ケルン地帯を振り返る
トムラウシ公園を見下ろす
トムラウシ公園を見下ろす
大きい岩がゴロゴロ
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大きい岩がゴロゴロ
青空がとてもまぶしかった
青空がとてもまぶしかった
奇岩がゴロゴロしている
奇岩がゴロゴロしている
ところどころ、雪が残っている
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ところどころ、雪が残っている
トムラウシ公園を見下ろした写真
ここから標高が下がる
トムラウシ公園を見下ろした写真
ここから標高が下がる
トムラウシ公園の標識
花が綺麗に咲いていた
トムラウシ公園の標識
花が綺麗に咲いていた
亀のような奇岩である
亀のような奇岩である
トムラウシ公園ダイナミックな奇岩
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トムラウシ公園ダイナミックな奇岩
トムラウシ公園は花がたくさん
トムラウシ公園は花がたくさん
雪 残る
結構日が傾いてきた
結構日が傾いてきた
広大、雄大、尊大である
広大、雄大、尊大である
だんだんとトムラウシ山が近づいてくる
だんだんとトムラウシ山が近づいてくる
ところどころに雪が残る
南沼まであと少し!
ところどころに雪が残る
南沼まであと少し!
あら、こんなところに可愛いお花が
あら、こんなところに可愛いお花が
広大な景色につまれている石もある
広大な景色につまれている石もある
十勝岳がくっきりと見える
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十勝岳がくっきりと見える
南沼キャンプ場に到着
15張りぐらい
南沼キャンプ場に到着
15張りぐらい
ヒサゴ沼にはいつか行ってみたい
ヒサゴ沼にはいつか行ってみたい
南沼キャンプ場はとても綺麗な高山植物でいっぱいだ
南沼キャンプ場はとても綺麗な高山植物でいっぱいだ
南沼キャンプ場は意外と広かった
南沼キャンプ場は意外と広かった
山頂付近から北沼を見る
景色が透き通っている
山頂付近から北沼を見る
景色が透き通っている
頂上から見下ろすカルデラ湖
頂上から見下ろすカルデラ湖
赤を青が飲み込む
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赤を青が飲み込む
みなさん、朝は早く出発したようだ
みなさん、朝は早く出発したようだ
携帯トイレブースがある
携帯トイレブースがある
南沼キャンプ場は意外と広い
南沼キャンプ場は意外と広い
この時は十勝岳連峰がくっきりと見えた
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この時は十勝岳連峰がくっきりと見えた
もっこりとした場所に花
もっこりとした場所に花
十勝岳方面の縦走路
凄く気になる
十勝岳方面の縦走路
凄く気になる
とてもとても綺麗な水
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とてもとても綺麗な水
幻想的な風景に思わず見惚れてしまうのである
幻想的な風景に思わず見惚れてしまうのである
十勝岳連峰に少し雲が掛かる
十勝岳連峰に少し雲が掛かる
キャンプ場にザックを置いてきたので軽装で登頂完了
〜雄大な景色に感動する人〜
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キャンプ場にザックを置いてきたので軽装で登頂完了
〜雄大な景色に感動する人〜
頂上から見ると、辺り一面に花が咲いている
頂上から見ると、辺り一面に花が咲いている
岩にも咲いている高山植物
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岩にも咲いている高山植物
空の青に良く映える花
空の青に良く映える花
雪解け水なので、キンキンに冷える
雪解け水なので、キンキンに冷える
こんな良いスポットにテントを張れるのは最高だ
こんな良いスポットにテントを張れるのは最高だ
竜巻みたいな雲
雲が発達してきた
雲が発達してきた
洗濯板みたいな雲が発生
洗濯板みたいな雲が発生
雲がいい感じになっている
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雲がいい感じになっている
雲が流線型
下山時のトムラウシ公園。
下山時のトムラウシ公園。
何度も振り返ってしまう。
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何度も振り返ってしまう。
コマドリ沢分岐
何人か休憩を取っている人が居た
コマドリ沢分岐
何人か休憩を取っている人が居た
下山完了
東大雪荘
日帰り温泉500円
シャンプー・ボディーソープ付き
浴槽広めで、外見とは裏腹の綺麗さである
今度は泊まりたいと思った。
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東大雪荘
日帰り温泉500円
シャンプー・ボディーソープ付き
浴槽広めで、外見とは裏腹の綺麗さである
今度は泊まりたいと思った。
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感想

トムラウシ山に登った。

4年前ぐらいに宮下 岳夫氏のガイドブック
「ステップアップ登山 目指せトムラウシ藻岩から始める」 を
買って読んで、憧れていた山である。

けして生易しい道ではないけど、本当に行って良かった。
長い長い道の果てに、綺麗なものを沢山見ることが出来た。

南沼キャンプ場周辺は高山植物が競うように咲き乱れ、
花の黄・白・紫、草の緑、雲の白、空の青、とてもカラフルで、
わしの心は鷲に掴かまれているかの様だった。
松尾芭蕉が来たらこのような俳句を読んだかも知れない。
「トムラウシ ああトムラウシ トムラウシ」

夕暮れ、西の雲海へ赤い丸が変形しながら、当たり一面を真っ赤に染めて沈んでいく。
まるで、世界中を燃やすように。
ずっと見ていたら、涙が出てきた。
少々、太陽を見すぎたようだ。
眼科に行こうか。

南沼にテントを張った。
夜になると星空が綺麗で、手を伸ばせば届くのでは無いかと伸ばしてみた。
しかし、届かなかった。
まるで、あの子の心みたいに輝き、そして遠かった。

翌朝、トムラウシ山に登ると、周辺の高い山が全部見渡せた。
先週登った旭岳、去年登った十勝岳、なんとも最高な景色である。

トムラウシから離れる際に、日本百名山の著者・深田久弥氏も何度も振り返ったようだが、その気持ちは強く共感することができた。
こんなにも私の心や、色んな人の心を引いて止まないのは、本当に素晴らしい山なのであろう。
まぶたを閉じれば、強いコントラストが脳裏によぎる。
私の中では日本のどの世界遺産より素敵な場所だった。
登山経験の浅い(4年)私だが、群を抜いて一番好きな山に躍り出たのであった。
無論、踊りながらこの文章を書いている。その事は秘密にしておこう。


平日は物凄く忙しく土日しか活動できない、サラリーマン登山家には嬉しい天気だった。
会社へ出社すると、今度は仕事の山が待っているのであった・・・。


最後に
新道を良くするために、丸太を人力で運んでくれて、
道を作っている方々に感謝したい。
http://www.tokachi.co.jp/news/201207/20120713-0013029.php
ありがとう。

http://www.youtube.com/watch?v=-ocmqCUN_HY&feature=g-upl

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