安達太良山 [紅葉の三温泉縦走(野地、横向、岳)]
- GPS
- 09:29
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,240m
- 下り
- 1,473m
コースタイム
- 山行
- 2:11
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 2:19
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 7:08
天候 | 10/20 曇りのち晴れ 10/21 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
その他周辺情報 | 温泉1 : 野地温泉 温泉2 : 横向温泉 温泉3 : 岳温泉 |
写真
感想
安達太良山にはくろがね小屋という小屋があり、岳温泉の源泉であるというので、行ってみたいと思っていました。
しかしながら小屋は満員で宿泊することは叶わず、それならばと安達太良山周辺の名湯を繋いで行ってみることにしました。
最初の温泉は野地温泉。宿泊施設のすぐそばに源泉があり、弱酸性の翠色のお湯はまさに名湯でした。
次の温泉地は横向温泉。野地温泉からは旧土湯峠の山道を越えれば40分ほどで到着できます。これではあまりにも山歩きとして短すぎるので、鬼面山まで登ってみましたが、残念ながらガスがかかり眺望はありませんでした。
横向温泉のお湯は鉄山に端を発するもので、鉄分含有量が日本一とか。これも名湯でした。
次の日は安達太良山を縦走し、くろがね小屋を経由し、奥岳・岳温泉側に下山する計画としました。当初は鬼面山からのコースを考えていましたが、すでに行ってしまったので、横向温泉から箕輪山に直登するコースに変更しました。
このコースはスキー場の脇を登って行くのですが、登山者が少ないコースであるのか、粘土質の土がえぐれて滑りやすく、手こずりました。
ここから先は気持ちの良い縦走コースになります。箕輪山山頂からは鉄山避難小屋が見えていますが、笹の茂る笹平まで一旦下って登り返しになります。
ほどなく避難小屋に到着。ガスがかかり始めていましたのでその先の馬の背の行程が危ぶまれましたが、進んでいくうちにガスは薄くなり、沼の平の火口風景を楽しむことができました。
そして安達太良山の山頂に到着。平日ではあるものの飛び石連休の中日であるためか、大勢の登山客がいます。
前回来た時にはゴンドラリフトを利用しましたのでかなりあっけなく感じたのですが、今回はくろがね小屋のある谷に向かって降りて行きます。
こちら側の谷は圧巻の紅葉でした。峰の辻を越え、鉄山の裾に広がる光景はまさに錦秋という言葉がぴったりの素晴らしいものでした。
あわよくば、くろがね小屋でも温泉に浸かってみようかと思ってはいたものの、大勢の人だかりになっていましたので、小屋の中に入ることもなく、早々に撤退しました。
その先の道も美しい紅葉の中を歩くことができます。滑りやすい登山道は歩きたくなかったおで馬車道と書いてある立派な道を辿って下山。最後のあだたら渓谷自然歩道には立ち寄りましたが、滝などが楽しめるよいコースでした。
14:40ごろに奥岳のリフト登山口に到着。岳温泉行きのバスは15:30と思っていましたが、それは日曜祝日の場合で、平日は15:00発だったのでちょっと焦りましたが結果ことなきを得ました。
岳温泉でも温泉を堪能。源泉のあるくろがね小屋の付近からはずっと道の右手に温泉の導管が通っていると思しき隆起があったのですが、赤松の芯をくり抜いた樋で8km離れた岳温泉まで湯を引いているそうです。強酸性のこちらの湯もまた名湯でした。
安達太良山は2回目ではあるものの、くろがね小屋側の道を辿ったことで全く印象の違うものとなりました。当然のことながら山は一回登っただけではわからないですね。三温泉に見事な紅葉が付け加わって贅沢な山旅となりました。
yoshiyanさん、こんにちは。
ここ安達太良山は積雪期に一度登りましたが、箕輪山と繋げて紅葉期にも是非訪れてみたいと思ってます。これに加えて温泉繋ぎ、いいですねー。レコにも記されている通り、ホント贅沢な山旅ですね。
ここだけでなく、栗駒や森吉の紅葉はとても魅力的なのですが、混雑を嫌ってなかなか足が向きません。定年後の楽しみに取っておきたいと思います。
papibanさん、こんにちは。
どちらかというと温泉を主眼にして立てた計画だったのですが、紅葉もバッチリで大変ラッキーでした。
それにしてもつい最近この地で遭難死亡事故が発生した、というニュースには驚きました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191026/k10012151611000.html
報道によると野地温泉側から同じようなコースを辿っていらしたようです。確かに鉄山の周辺や馬の背、牛の背と呼ばれる火口の付近など、ガスったら嫌だろうなという地点はありましたし、私たちも山頂付近で晴天だったにも関わらず方向を間違えたところもありました。亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、リスクを判断、対処しつつ山を楽しまなければ、と思いました。
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