片品川水系 中ノ岐沢北岐沢〜ブナ沢下降
- GPS
- 10:15
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,017m
- 下り
- 996m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
Yutaの所属するカモの会の山行に参加させて頂き、泊まりで中ノ岐沢北岐沢へ。
混ぜてもらった立場としてあまり積極的に計画に参画できなかったが、さすがはカモの会。密なコミュニケーションを取り綿密な計画を作り、現場での判断もしっかりされていて、すっかり安心したまま参加させてもらえた。
前日明るいうちにyoshikitoさんにピックアップしてもらい、夕食を食べてHaruさん・Yutaと合流。楽しく酒を飲んで就寝。
翌朝4時に起床して支度を調え、6時過ぎに大清水から行動開始。
1時間半ほどの林道歩きでヘアピンカーブの入渓点へ。支度を調えて入渓。
小さい水流を下ると本流に出合うが、早速水が冷たい。
しばらくは小さい滝を巻いたり登ったりしながら進んでいく。
8m滝は右岸から。
続いて4段10m滝は左岸を登る。いずれも優しくロープは要らない。
狭隘な地形に深い釜を持つ15m大滝はかっこいい。左から支流の滝が注ぎ込むが、滝の下からは岩壁に阻まれて見ることができない。左岸を巻いて滝上に出る。滝の上からは支流の滝も仰ぎ見ることができる。これまたかっこいい。
大滝を超えると綺麗なナメと小滝が断続的にやってくる。綺麗な沢だ。
全体的にフリクションがよく効く沢で、どこを歩いても安心感がある。
1770m、1790m付近では地図を見ながら正しいルートを導いていく。
ビバークポイントは豊富だった。大人数の幕営もOKだろう。
優しい沢なので、泊まり沢初めての企画に良いかもしれない。
水量の多い沢筋を忠実に歩いて行くと、小松湿原に飛び出す。
そこからは急なツメを少々息を切らしながら登り、12時過ぎに登山道へ合流。一本取る。
登山道は台風の影響でひどい荒れ模様だった。大木が何本も倒れて登山道を塞いでいる。
倒木を登りながらなだらかなテレインを歩いて行く。
この先の問題は、下降するブナ沢への分岐を発見すること。
読図が少々厄介だったが、沢地形を発見。それを50m下降すると斜度が急になるはず…という仮定で沢を下降する。
これがドンピシャで、ちゃんとブナ沢に入ることができた。
ブナ沢の下降は300m程、約1時間ほどで林道まで下降する。最後に小滝が2つほどあり、滑ったら下まで止まらない感じで、これを下るのは緊張した。
林道に合流するところは堰堤がある広場になっており、ここでビバークを決定。
雨予報なのでタープの下にテントを張る。
薪は細かいものしか集まらないが、4人で頑張って収集。
湿ってなかなか火が起きないが、夜になると盛大に燃え上がってくれた。
夕飯はyoshikitoさん・haruさんが担ぎ上げてくれたカレー、ベーコン、焼き野菜などに舌鼓。
全部めちゃくちゃおいしかったー!!普段は個食が多いので感動した。
沢山担ぎ上げてくれてありがとうございます!
沢山話して楽しい時間を過ごしたが、なんだかこの日は午後から身体が重い。眠くて仕方ない…。
ということで一人だけ早めにテントで寝る。早いといっても21:30くらい(笑)
夜、予報通り雨が降り始めた。時折激しく、しとしと降る感じ。
朝になるとテント内は所々水没。yoshikitoさんのスペースが結構濡れててかわいそうだった。
テントはすぐに撤収してタープの下でガスをつけて朝ご飯にする。
その後、2時間ほどの林道歩きを経て大清水に下山。おつかれさまでした。
花咲の湯で風呂に入り、とんかつトミタで昼食。明るいうちに都内へ帰還。
僕にとってはおそらく今回が今年の沢納めだろう。今年はどちらかというとアルパイン志向で、あまり沢には入れなかった。
来年はもっと沢に入っていきたいが、難しい沢に連れて行かれる経験が少なく、1級〜2級の沢しか経験できていないので、無組織の自分が今後いかに沢を成長させるかは課題だ。
今回カモの皆さんの沢に対する情熱を強く感じた。
強い思いを共有して経験を積み上げていける仲間が集まっているのは実にうらやましい。
今後も沢に限らず山行を共にしてもらえたら嬉しいです!ありがとうございました!
会の先輩後輩、いつものパートナーと泊まり沢へ。
裸山スラブ終わりで天気予報見たところ、2日目の天気が良くない。今までの傾向だと、1日目の日帰りに変更の流れかなーと思ったが、yoshikitoの泊まり沢したい、焚き火したい情熱がすごくて、押されるかのように泊まりでいくことに。
とはいえ、本来の赤岩沢からの継続だとさすがに長いので、大清水からの日帰りコースで入って、できるだけ2日目の行程を減らす流れで考える。
北岐沢はナメが綺麗な癒し系の沢。登攀や巻きも難しくなく、程よい感じ。これはいい沢だ。湿原までつめあげて、しばらく登山道を歩いて、ブナ沢を下降する。うまくブナ沢に入れるか不安だったが、みんなであーだこーだ言いながら読図したのが良かったよう。
下降したところでよいBPが見つかり、そこにて泊まることに。薪がたくさんでテントを立てられる適地もあり、いい場所だ。
その後、焚き火タイムになったが、火がイマイチ大きくならず苦労した。途中から細めの薪を大量に投入し、大きくすることに成功。大きくなってからは太めの薪も燃えてくれた。薪が湿ってる時は、火種がついても、火を大きめにしておかないと薪が思うように燃えてくれないので、薪の湿り具合により火をどれくらい大きくするか判断する必要があるようだ。いい勉強になった。
1ヶ月ぶりの焚き火は気の置けないメンバーということもあり、楽しいものになった。新潟帰りで買った日本酒も美味しかった。
次の日は雨の中、林道を下山。
早めに東京に帰る。お疲れ様でしたー。
また行きましょーう!
どうしても泊り沢に行きたくて、尾瀬の北岐沢へ。2日目の天気予報が雨だったので、赤岩沢からの大回りへ取りやめて、大清水起点の周回コースとした。
日帰り変更も視野に入れつつ、しかし、何とかして宿泊することを心に決めて、全荷で林道を歩き始めた。
入渓時の沢下降で足にかかる水しぶきが冷たく、心が折れそうだったが、焚き火を心の支えにしてスタート。北岐沢は、釜付きでシャワーすると(夏なら)楽しそうな小滝が複数あったが、当然、巻く。大滝前ゴルジュの赤茶っぽい色と紅葉の黄色が合っていたり、ナメが綺麗だったり、癒し系だなと思いつつ、やっぱり水が冷たくて余裕はほとんどなかった。大滝以外はほとんど記憶がない笑
小松湿原からブナ沢下降点までは、のっぺりしていて(+霧と台風による倒木)で読図が難しく、あーだこーだ言いながらブナ沢へ。
ブナ沢下降は、大きな滝はないが、転倒するとどこまでも転がっていく斜度で、泊り装備だと気を遣った。
何かあっても林道へ即退避できるブナ沢と東岐沢付近に幕営。待望の焚き火を開始した。ベーコン焼いて、カレーを食べ、火を見ながら今年の沢活動を振り返り、とても楽しい夜だった。やっぱり泊り沢だな。
今回はyutaさんの友人と仲良くなるということが目的の一つであったが、聞いていた通りの山馬鹿なイケメンだった。冬のBCもやるとのことで、今後もご一緒する機会が増えそう。
1790mあたりには広い幕営地があり、大人数での宴会山行には良さそうだったので、再訪したいと思う。また、2日目はトレッキング兼ねて尾瀬沼まで行き、東岐沢下降としても楽しそう。
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