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Yamareco

記録ID: 207087
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

御嶽山【黒沢口登山道】

2012年07月15日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
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jurakusui その他1人
GPS
--:--
距離
8.2km
登り
964m
下り
951m

コースタイム

9:30飯森高原駅→9:38行場小屋→10:28女人堂10:38→11:58石室山荘12:00→12:10九合目→12:50剣ヶ峰→12:58頂上山荘13:40→14:18二ノ池14:25→14:37覚明堂→15:50女人堂16:00→16:37行場小屋→16:45飯森高原駅
天候
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
御岳ロープウェイ「鹿ノ瀬駅」に駐車。
ロープウェイにて「飯森高原駅」へ(約15分、往復2400円、片道1300円)。
コース状況/
危険箇所等
・登山ポスト:飯森高原駅にあり。

・トイレ:鹿ノ瀬駅、飯森高原駅にあり。7〜9合目、頂上の小屋はチップ制。

・温泉:国道19号から鹿ノ瀬駅までの間にいくつかあります(鹿ノ瀬温泉、木曽温泉など)。19号にもいくつか。


【黒沢口登山道】
*8合目女人堂の上部に雪渓がありますが、アイゼンなしで可。ただし気温が上がると溶け出して滑りやすくなりますので注意。

*全般的に明瞭で歩きやすいコース。分岐には道標やペイントの矢印があり、分かりやすいと思います。また、7〜9合目ごとに営業小屋があり休憩適地。明治不動の上部?くらいから区間によってはコース両端にロープが設置されています。
 飯森高原駅(標高2150m)から剣ヶ峰までの高低差は917m。六甲最高峰と大差ありません。アップダウンがないため高度の割に個人的には楽でした。

**悪天時は3000m級とあって激しい風雨に見舞われるおそれがあります。当日の山頂は10℃以下。濃霧と重なると道標・ペイントを見落としやすくなりますので注意。

*頂上山荘は休憩300円(2時間)。暖かいお茶が出ます。当日はストーブが焚いてあり暖かかったです。飲食の持ち込みはOKとのこと。

*7〜8合目に小さい虫が大量にいて顔にビシバシ当たり、耳にも入ってきました。ネット付きの防止が役立ちそうでした。


【二ノ池方面】
*黒沢口登山道より道が分岐しています。最初はやや足場の悪い岩場です。途中より湿地帯に変わりますが、湿地はぬかるんでいて靴が沈みます。付近にロープを探してください。ロープ沿いの道がしっかりしていて安全です。
がらがらの高速で中央道・中津川IC、そこから下道を走らせロープウェイ「鹿ノ瀬駅」に到着。下界は時々大雨でした。天気は期待できそうにないです。
2012年07月17日 18:44撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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7/17 18:44
がらがらの高速で中央道・中津川IC、そこから下道を走らせロープウェイ「鹿ノ瀬駅」に到着。下界は時々大雨でした。天気は期待できそうにないです。
山頂はまったく見えず。
2012年07月17日 18:36撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:36
山頂はまったく見えず。
ロープウェイで「飯森高原駅」へ。最初は木片チップ?が敷き詰めてある道でとても歩きやすかったです。
2012年07月17日 18:44撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:44
ロープウェイで「飯森高原駅」へ。最初は木片チップ?が敷き詰めてある道でとても歩きやすかったです。
ほどなく7合目の行場山荘に到着。
2012年07月17日 18:44撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:44
ほどなく7合目の行場山荘に到着。
山荘近くの水の流れ。豊富です。
2012年07月17日 18:36撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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7/17 18:36
山荘近くの水の流れ。豊富です。
なにやら石碑があります。ここ黒沢口登山道は古くからの参拝道のようで、御嶽信仰ゆかりの石碑や石像を多く目にします。
2012年07月17日 18:45撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:45
なにやら石碑があります。ここ黒沢口登山道は古くからの参拝道のようで、御嶽信仰ゆかりの石碑や石像を多く目にします。
木段の道を登り、8合目女人堂に到着。ラーメンの幟がミスマッチ…ですが、こんな寒い日ならおいしく温まれそうです。
2012年07月17日 18:44撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:44
木段の道を登り、8合目女人堂に到着。ラーメンの幟がミスマッチ…ですが、こんな寒い日ならおいしく温まれそうです。
女人堂。前のスペースにベンチ・トイレがあり休憩適地です。
2012年07月17日 18:45撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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女人堂。前のスペースにベンチ・トイレがあり休憩適地です。
女人堂にて。
2012年07月17日 18:45撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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女人堂にて。
同。
2012年07月17日 18:36撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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同。
山頂方面はガスガス、雨は降り降り、風はびゅうびゅう。冷えます。
2012年07月17日 18:37撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:37
山頂方面はガスガス、雨は降り降り、風はびゅうびゅう。冷えます。
ここ女人堂のすぐ上に雪渓があります。
2012年07月17日 18:37撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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ここ女人堂のすぐ上に雪渓があります。
踏み跡をたどっていけば問題なし。アイゼン不用でした。
2012年07月17日 18:37撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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踏み跡をたどっていけば問題なし。アイゼン不用でした。
金剛童子に到着。「第14番」となっています。なんか石鎚三十六王子社と似ています。
2012年07月17日 18:37撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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金剛童子に到着。「第14番」となっています。なんか石鎚三十六王子社と似ています。
立派な石碑です。やはり信仰の山、白装束の方を何人も見かけました。中には裸足で登っている人も。

このあたりで森林限界を超え、雨風がアタックしてきます。
2012年07月17日 18:37撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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立派な石碑です。やはり信仰の山、白装束の方を何人も見かけました。中には裸足で登っている人も。

このあたりで森林限界を超え、雨風がアタックしてきます。
明治不動。だれかが鐘を鳴らしていたので一つ試してみると、澄んだ音が響きました。

このあたりで稜線に乗り、いっそう風が襲ってきます。
2012年07月17日 18:37撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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7/17 18:37
明治不動。だれかが鐘を鳴らしていたので一つ試してみると、澄んだ音が響きました。

このあたりで稜線に乗り、いっそう風が襲ってきます。
行けども続く白の世界。10m先も見えないことがありました。天気が良ければ頂上を見上げ、振り返っては中央アルプスの展望だったのかもしれないのに。残念です。
2012年07月17日 18:37撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:37
行けども続く白の世界。10m先も見えないことがありました。天気が良ければ頂上を見上げ、振り返っては中央アルプスの展望だったのかもしれないのに。残念です。
ここで一服。霧にすっぽり囲まれています。実はすぐそばの谷に雪渓があったのですが気づかず。
2012年07月17日 18:37撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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ここで一服。霧にすっぽり囲まれています。実はすぐそばの谷に雪渓があったのですが気づかず。
あと1000m。
2012年07月17日 18:37撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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あと1000m。
9合目ちょっとしたの石室山荘。ここは中を通過します。

この少し下に分岐があり、山荘をトラバースする道が分かれています。
2012年07月17日 18:37撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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9合目ちょっとしたの石室山荘。ここは中を通過します。

この少し下に分岐があり、山荘をトラバースする道が分かれています。
山荘を抜ける「頂上」の矢印が目に飛び込んできました。標識やこうした矢印ペイントがあって分かりやすかったです。
2012年07月17日 18:37撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:37
山荘を抜ける「頂上」の矢印が目に飛び込んできました。標識やこうした矢印ペイントがあって分かりやすかったです。
九合目に到着。このあたりは大きな岩が転がっています。それほど歩きにくいことはないですが。
2012年07月17日 18:38撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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7/17 18:38
九合目に到着。このあたりは大きな岩が転がっています。それほど歩きにくいことはないですが。
覚明堂に到着。信仰の方がお経を唱えていました。ここは「第15番」とのこと。
2012年07月17日 18:38撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:38
覚明堂に到着。信仰の方がお経を唱えていました。ここは「第15番」とのこと。
ガスが濃くなってきました。
2012年07月17日 18:38撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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ガスが濃くなってきました。
ロープの存在がありがたい。
2012年07月17日 18:38撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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ロープの存在がありがたい。
山頂は間近に迫っています。最後の登り、ここからやや急です。
2012年07月17日 18:39撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:39
山頂は間近に迫っています。最後の登り、ここからやや急です。
頂上山荘に到着。あとは階段を登れば剣ヶ峰。

後で下りてきて一服させてもらいました。こんな寒い日は300円払う価値あり。気持ち良いので長居してしまいました。
2012年07月17日 18:39撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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頂上山荘に到着。あとは階段を登れば剣ヶ峰。

後で下りてきて一服させてもらいました。こんな寒い日は300円払う価値あり。気持ち良いので長居してしまいました。
鳥居のあるところが剣ヶ峰です。先行者に次いで行きます。
2012年07月17日 18:39撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:39
鳥居のあるところが剣ヶ峰です。先行者に次いで行きます。
3067m、御嶽山頂上。

四方は白一色。富士山とか、見たかったなあ。某競泳五輪メダリストなら「なんも見えねー」の一言でしょうか。
2012年07月17日 18:40撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:40
3067m、御嶽山頂上。

四方は白一色。富士山とか、見たかったなあ。某競泳五輪メダリストなら「なんも見えねー」の一言でしょうか。
やはり信仰の山。山頂にもこうして祀ってありますね。寒いのでじっくり見ずに退散しました。
2012年07月17日 18:39撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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やはり信仰の山。山頂にもこうして祀ってありますね。寒いのでじっくり見ずに退散しました。
さらに雨風が強くなってきました。シャワー状態です。よくカメラが壊れなかったものです。
2012年07月17日 18:40撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:40
さらに雨風が強くなってきました。シャワー状態です。よくカメラが壊れなかったものです。
こんな悪天にお鉢めぐりをしても楽しくなかろう、頂上山荘で長居して時間も無いしということで、二ノ池だけを見に行くことに。展望なき今、エメラルドグリーンの水面に期待をかけて。

途中に残っていた雪。なぜかきなこ味のアイスが浮かびました。
2012年07月17日 18:40撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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こんな悪天にお鉢めぐりをしても楽しくなかろう、頂上山荘で長居して時間も無いしということで、二ノ池だけを見に行くことに。展望なき今、エメラルドグリーンの水面に期待をかけて。

途中に残っていた雪。なぜかきなこ味のアイスが浮かびました。
いつの間にだだっぴろいところに。そして足元は湿地。
2012年07月17日 18:40撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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いつの間にだだっぴろいところに。そして足元は湿地。
ずぶり、と足が沈んでいきます。これはいかん。

見渡したらロープを発見。そちらがコースのようです。
2012年07月17日 18:40撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:40
ずぶり、と足が沈んでいきます。これはいかん。

見渡したらロープを発見。そちらがコースのようです。
石室山荘方面の分岐に到着。
2012年07月17日 18:41撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:41
石室山荘方面の分岐に到着。
そして二ノ池。
2012年07月17日 18:41撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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そして二ノ池。
どうです?エメラルドグリーンに見えますか?

現地ではちょっとだけそんなふうに見えました。
2012年07月17日 18:41撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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どうです?エメラルドグリーンに見えますか?

現地ではちょっとだけそんなふうに見えました。
覚明堂に戻ってきました。まるでにわか信者ですが無事の下山をお祈り。
2012年07月17日 18:41撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:41
覚明堂に戻ってきました。まるでにわか信者ですが無事の下山をお祈り。
そうして9合目を目指して下る途中にガスが抜け、右手に雪渓が見えました。これはすごい。やっと、何かが見えた気分。嬉しい。

2012年07月17日 18:41撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:41
そうして9合目を目指して下る途中にガスが抜け、右手に雪渓が見えました。これはすごい。やっと、何かが見えた気分。嬉しい。

でもすぐガスで煙ります。この後見えたり見えなかったりを繰り返します。
2012年07月17日 18:42撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:42
でもすぐガスで煙ります。この後見えたり見えなかったりを繰り返します。
けっこう雪が残っていますね。今年の雪の多さが分かります。
2012年07月17日 18:42撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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けっこう雪が残っていますね。今年の雪の多さが分かります。
見ごたえ十分の迫力を感じました。
2012年07月17日 18:42撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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見ごたえ十分の迫力を感じました。
登りではまったく見えていませんでしたが、道端に咲いていました。
2012年07月17日 18:42撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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登りではまったく見えていませんでしたが、道端に咲いていました。
奥にうっすらと。継子岳?
2012年07月17日 18:42撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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奥にうっすらと。継子岳?
8〜9合目は、火山性の岩石?みたいなのが転がっています。表面に小さな穴があり、軽かったです。サクサク歩けて下りはとても楽でした。
2012年07月17日 18:42撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:42
8〜9合目は、火山性の岩石?みたいなのが転がっています。表面に小さな穴があり、軽かったです。サクサク歩けて下りはとても楽でした。
下界の方がちょっとだけ。晴れてこんなもんでした。
2012年07月17日 18:42撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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下界の方がちょっとだけ。晴れてこんなもんでした。
見えているのは女人堂。
2012年07月17日 18:42撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:42
見えているのは女人堂。
7〜8合目に遭難碑がありました。冬の御嶽山はとても厳しかったのでしょう。合掌。
2012年07月17日 18:43撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:43
7〜8合目に遭難碑がありました。冬の御嶽山はとても厳しかったのでしょう。合掌。
7合目、行場小屋のベンチ。御嶽ゆかりの秘薬「日野百草丸」。お腹に効くとのこと。
2012年07月17日 18:43撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:43
7合目、行場小屋のベンチ。御嶽ゆかりの秘薬「日野百草丸」。お腹に効くとのこと。
同、行場小屋。お餅が食べられます。
2012年07月17日 18:43撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
7/17 18:43
同、行場小屋。お餅が食べられます。
木片チップ?の道に戻りました。疲れた足にやさしくてありがたいです。
2012年07月17日 18:43撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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木片チップ?の道に戻りました。疲れた足にやさしくてありがたいです。
ゴールの飯森高原駅。

最後の最後まで、御嶽は姿を見せてくれませんでした。いつかまた登りたいです。
2012年07月17日 18:43撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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7/17 18:43
ゴールの飯森高原駅。

最後の最後まで、御嶽は姿を見せてくれませんでした。いつかまた登りたいです。
翌日、寝覚の床。浦島伝説の地。木曽八景に数えられています。
2012年07月17日 18:43撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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翌日、寝覚の床。浦島伝説の地。木曽八景に数えられています。
近くまで下りて撮影。節理とやらできれいに割れた花崗岩が見事。中央の青い屋根?が浦島堂。
2012年07月17日 18:44撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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近くまで下りて撮影。節理とやらできれいに割れた花崗岩が見事。中央の青い屋根?が浦島堂。
撮影機器:

感想

微妙に変わる予報に気をもみながら準備を進めた御嶽山。富士山の練習のつもりだったのですが、早起きしたら前日より予報が悪く、名神滋賀県内からずっと雨。これじゃ3000mの世界は大変と思いつつ走らせましたが、あいにく天候は回復せず、雨風を受け続けた登山でした。

御嶽山は信仰の地だそうです。実際にそうでした。だれかにとって、心の大切な山なんだなと思うと、自然と背筋が伸びる気持ちです。苦労の多い気象条件だったので余計にそう感じたのかもしれません。雨に打たれながら一心に経を唱える白装束の人々。手には金剛杖を携え、力強く地面を踏みしめてゆきます。そこだけ空気の質が違うようで、ふと天気云々をあれこれ思うのがなんだか小さく思えてしまいました。それでも山頂に立ったとき霧が晴れる奇跡を願う自分は、息を飲む絶景を求め、そしてただ登るのも好きという、そういうタイプなんだと再認識しました。

下りの道すがら、不意に目の前に雪渓が現れ、歓声を上げていました。捨てきれなかった願望はたちまちその一点に集中し、霧に隠れる全貌への執着がにわかに高まります。願いが届いたのか、一瞬だけ視界に大きく広がってくれました。雪渓は白く、冷たく見えて、迫力がありました。欲張って中央アルプスもと期待しましたがこちらはまるで晴れず。飯森高原駅に着いて無事に下山となりました。

また行きたいです。できなかったお鉢巡り、摩利支天や継子岳を周回するのに次の機会には山中で1泊しようかな。

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