日光白根・金精峠・日光沢温泉・奥鬼怒沼
- GPS
- 15:04
- 距離
- 27.3km
- 登り
- 1,867m
- 下り
- 2,361m
コースタイム
9月26日:避難小屋出発5:20—(0.8km/40)6:02前白根ー(1.5km/60)8:13国境平ー(1.3km/60)8:40金精峠ー(2.4km130)11:21水場・念仏平避難小屋11:45ー(1.4km/70)12:34根名草山ー(1.8km/100)14:06日光沢分岐ー(1.0km/50)14:20日光沢温泉(泊)
9月27日:5:45出発ー(1.0km/30)6:14オロオソロシの滝展望台ー(2.1km/100)7:24鬼怒沼南端ー(0.8km/20)8:45北端ー(1.1km/20)9:10鬼怒沼山方面散策ー(17)9:27巡視小屋ー(0.7km/20)10:13鬼怒沼南端10:15出発(下山開始)ー(3.1km/90)11:25(入浴休憩)-12:30日光沢温泉出発ー(5km/105)15:00-15:35女夫渕温泉バス停ー17:10鬼怒川温泉駅
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
GPSログは初日の分(奥白根ロープウエイから日光白根山・五色沼避難小屋まで)の記録がなく、電源の入れ忘れらしい。 25日丸沼高原ー白根ロープウエイー白根山ー五色沼避難小屋の道は特に危険な箇所はない。コースが分かれているので、事前にしっかりコースの研究をしておくのがよい。 26日:五色沼避難小屋ー金精峠ー根名草山ー日光沢温泉:歩く人が少ないので注意。私は一度国境平までの道を間違えて阿弥陀池方面に進み、引き返して時間を3−40分ほどロスしている。分岐で方向を間違えてしまった。道標を注意していれば問題はない。国境平ー金精峠方面では少し道が荒れている箇所があるが、慎重に進めば問題なし。日光沢温泉手前までは道標もあり、尾根伝いなので容易。念仏平避難小屋は新しくなり、使いよさそう。日光沢分岐あたりからはケータイ(AU)も通じた。 27日:奥鬼怒沼まで道はよい。そこから(尾瀬方面)先は歩く人が少ないようなので事前の下調べを綿密にした方がよさそう。日光沢温泉から女夫淵バス停までは長いが気持ちのよい散策コース。日光沢温泉は登山者のための温泉で歩かねばこれない場所なので特にお薦め。 |
写真
感想
日光白根・金精峠・日光沢温泉・鬼怒沼ハイク(1)9月25日
赤羽5時23分発に乗り込み、高崎に7時前に到着、7時過ぎの水上行きに乗って沼田駅に8時前到着。8時過ぎの大清水行きバスに乗り込む。鎌田乗換えで丸沼高原まで行き、ロープウエイに乗る。標高2千mまで高度を稼ぐ。同じバスで若い男女4人組みのハイカーが乗っていた。白根山日帰りハイクらしい。
ロープウエイ駅を降りると白根山が目の前、ややガスで見えにくいが、晴れ間もある。天空の足湯や展望台を撮影し、丸沼・菅沼の向こうに四郎岳が見えた。その向こうの平ヶ岳や巻機、谷川岳などは見えない。
10時半、二荒山神社の赤鳥居から登山道に入る。11時過ぎ、大日如来通過、11時10分過ぎ、七色平分岐に入って避難小屋、古くて今にもつぶれそう。泊まる意欲がそがれる。すぐ先が七色平湿原、11時57分、座禅山の火口壁を通過し、12時すぎに七色平・弥陀ヶ池、白根山分岐をすぎると白根山が大きい。ガレ場の急な登りをひたすら歩き、13時過ぎに山頂直下に到着。
いくつかのピークを過ぎて最高地点に出て昼食。弁当の半分を食べた。朝のバスの若者たちは通常のコースから登ってきた。山頂で挨拶して、1時半過ぎに下山開始。奥白根神社を経て五色沼方面に向かう。すぐ先で軽装の三人が寝転んでいた。荷物重そうだねと声をかけてきた。ガスでまったく見えなくなったが、40分くらいで避難小屋が見えてきた。2時23分、小屋について荷物を置いてすぐに水場に向かう。10分くらい下ると、五色沼が見えてきた。沼に出ると水場の道標。前白根への道の途中に水場がある。3.5リットルくらいの水をつめ、ボトルにも水を入れて3時過ぎ小屋に帰る。まず着替えて脱いだ服などを干す。床を作る。シート、毛布も豊富にある。寝心地のよさそうな床ができる。
4時半ころまでウィスキーをちびちびやりながら、Born to Runを読みふけり、夕食の支度にかかる。
かにクリームスープ、カレーを袋ごと温め、五目飯とともに食べる。コンビニで買ったコロッケもカレーソースで食べる。
食べ終わってなおまだ明るいのでコーヒーを飲みながら再び読書。かなり冷えてきたのでさらに着こんで眠りについた。
前白根・金精峠・根名草山・日光沢温泉(2)9月26日
夜なかなか寝付かれず、小刻みに目が覚める。11時半ころ目が覚めてから4時前までようやくさめずに寝ることができた。暗いうちに起き出して朝食の準備。着替えをして寝床を片付けながら朝ごはんを食べる。また桑を持って朝のトイレ。次第に明るくなる。荷物をまとめたら5時を過ぎてしまった。予定より20分遅れで出発。小屋のすぐ左側横に前白根への道がついている。すぐ明るくなってヘッドランプは不要になる。20分も上らないうちに稜線の一角に出る。左側に前白根が近づいている。写真を撮りながら一歩一歩近づく。5時57分前白根。白根方面、五色山、湯元などが分岐している。本当はこの五色山に向かうべきだったが、山頂付近から見えた錫ヶ岳、皇海山、鋸山方面の撮影に気を取られ、湯元のスキー場方面の道に入り込んでしまった。しばらくして周囲の山の同定をしようと大きな地図を広げて、あれ!?ということに。方向が完全に間違っている。あわてて前白根まで戻る。あらためて方向転換し、五色山に向かう。6時半、30分のロス。
五色山方面を下ると湯元、中禅寺湖、男体山、太郎山方面が見える。また五色沼、弥陀ヶ池方面も見える。7時過ぎ、五色山。さて、ここで国境平・金精峠方面への道を確認して小休止。しかし出発の際、又も写真を撮りながら進むと五色沼方面に間違えて進んでしまう。今日は方向感覚がおかしい。五色沼、弥陀ヶ池方面の写真を撮りながら下るとなんと弥陀ヶ池と五色沼の分岐に出てしまった。これは間違えた。あわてて引き返す。おかしいーーなぜ間違えたのか?確認したはずなのにーー7時49分、五色山まで戻った。ここでも一時間近くのロス、国境平には予定では6時40分に通過するはずだったので、一時間半以上の遅れ。これはまずい。
本来の道を国境平に向かって進む。中禅寺湖がきれいに見える。8時13分、国境平。二時間近い遅れを取り戻すべく、すぐ出発。金精峠に向かう自動車道路が見える。8時40分、金精山、ここから過去の台風などで崩壊した危険な崩壊した道を下り、9時20分、金精峠に出た。手前には神社。ここで5分以上休み、行動食やスポーツドリンクを補給。9時半前に出発。中禅寺湖と周辺の日光連山を眺めながらの登り。小一時間で10時18分、温泉(湯銭)岳入口に到着。遅れを取り戻すため、山頂往復はせずに進む。11時過ぎ、旧念仏平避難小屋跡に出た。ここで昼食をとるかどうか迷ったが、水だけを汲み、新しい小屋まで進んだ。11時20分、新念仏平避難小屋に到着。ここで一時間近く遅れを取り戻した。
新しい小屋の中に入って撮影、毛布もあれば鍋や薬缶もある。外にテーブルがあるのでそこでスープを沸かし、昨日の弁当の残りを食べる。コーヒーも飲んでしっかり補給し、12時ころ出発。30分ほどの登りで根名草山に到着。日光沢温泉に近づき、無事に到着できそうで少し安心。山頂からケータイで日光沢温泉に電話したが通じず。そこから三つのガレ場を通過し、大嵐山を巻いて手白沢温泉分岐に向かう。分岐手前で手白沢の若いスタッフが休暇を取って念仏平泊りで写真撮影に来ていた。大嵐山から撮影予定だそうだが今日はガスでだめだ。明日は晴れてほしいものだ。
手白沢温泉分岐を2時過ぎに通過、ケータイはまだ通じない。かかりそうだが、出てこない。日光沢温泉に向かって急な道を下る。下り始めてしばらくするとケータイが通じ、3時ころまでに到着予定を告げた。声は切れ切れだ。競歩的な山歩きのおかげで足は痛みはないが全体的にやはり疲れが出て、重い荷物では走れない。GPSが途中でバッテリー切れ、充電済みの電池を入れてGPSで道を確認する。道には倒木が何箇所もあり、ところどころ、はっきりしない場所がある。間違えないはずだが、GPSは一時途切れたために一確認がずれていて、少し心配。方向を確認しながらゆっくり下り、3時過ぎについに日光沢温泉の上に出た。崖を下ったその下に温泉はあった。
日光沢に到着し、宿の中に声をかけると、お上さんが出てきて到着表に書き込み、部屋に案内される。着ていたものを脱いで干し、温泉に向かう。一人先客が隣の部屋にいるようだが風呂には誰もいなかった。又干している最中に新たに三人の女性ハイカーが到着。内湯と露天風呂両方に何回かゆっくり入ってあがろうとすると女性たちの甲高い声。いきなり内湯の外野とが開けられ、あら誰かいるとあわてて閉めた。よく見ると電気を点灯し忘れていたらしい。風呂から上がって夕食までビールを注文。持参した甘栗をつまみにビンビールを飲みながらBorn to Runを読む。5時半過ぎ、夕食の準備が終わったので階下に降りて食堂に行く。山菜と鮎の塩焼きなどのおかずが並んでいる。ビールを飲んでいるともう一人の男性客が岩魚のお酒を飲みだした。こりゃ、それを飲まねばと負けずに注文。男性はお代わりもした。こちらは二合で我慢。なかなかの美味。女性客は騒いでいる。山の話、温泉の話などにぎやかだ。女性たちは千葉の館山の三人組で普段は仕事がいそがしく、一泊旅行しかできないという。一泊でいける山と温泉を捜し求めているという。男性は40代で年休を取ってきたという。かつては山歩きをしていたが足を痛めて最近は山はあまりやらず、もっぱら温泉旅行主体という。しかし今日は鬼怒沼まで往復したらしい。女性たちもいっしょでよかったという。明日の天気を宿の人に確かめると予報では午前曇り、午後晴れという。本当なら残念。8時近くまで話の花が咲いて9時ころ就寝。女性たちは明日白根山ロープウエイから白根往復して帰宅するので朝食が6時になった。私も便乗。6時半にしてほしいといわれたばかりだったので女性軍に感謝。
日光沢温泉から鬼怒沼へ(3)9月27日
前夜、女性たちの交渉で朝ごはんが6時と早くなった(ラッキー)。
5時前に目を覚まし、温泉につかりにいくと、女性軍が露天風呂に。時間的には男湯だ。声をかけて入る。先に内風呂で様子を見る。出る様子がないので外の露天風呂に出てみると女性三人が風呂に入っていた。どうやら昨夜の食事中の茨城の男性との会話で朝5時に一緒に混浴しようという約束で、その人を待っていたらしい。違う男性だったので驚いていた。茨城男性氏は現れず、女性たちは初の混浴記念写真を逃したと残念そう??
風呂から上がり、昨夜準備した荷物を下に降ろす。周辺を散策。6時になって食堂に向かう。
朝ごはんは納豆、海苔、半熟卵など。ご飯をおかわりし、エネルギーを十分蓄えて午前中の登りに備えた。6時半をすぎ、日光沢温泉の前で女性たちの依頼で写真を二枚撮り、準備体操をして6時40分過ぎに出発。女性たちは車で日光白根(丸沼ロープウエイ)に向かった。
私は最小限の荷物で鬼怒沼に向かった。6時49分、ノシ滝、7時14分、オロオソロシの滝展望台を通過。滝から少し上がったところで上から登山者が下ってきた。昨夜巡視小屋に泊まり、その前の晩は金精峠から来て念仏平の小屋に泊まったという。ひざを痛めて下り二倍近い時間がかかったという。これから根名草山に登り返し、金精峠駐車場まで戻らねばならない。大変だ。無事を祈って別れた。
最初はかなりの急な登り。次第に傾斜が緩んでくると鬼怒沼湿原は近くなる。オロオソロシから1時間強で湿原南端に出た。かなりよいペースだった。コースタイムより40分くらい早かった。
朝の天気予報では午前は曇り、しかし実際は素晴らしい晴れ。鬼怒沼湿原に出ると、抜けるような青空に、草紅葉。しかも誰一人いない。素晴らしい風景を独り占め。湿原を抜ける風も心地よい。
立て続けに写真を撮り、少しづつ進む。時間があればゆっくり風景を楽しみながらいつまでもぼんやり風景と青空を眺めていたい気がした。しかし一方、早めに下山して前にバスで帰れればという気持ちも。しかしバスの時刻表を置いてきた。日光沢にケータイで電話しても通じない。
またその一方、鬼怒沼北端から尾瀬方面や大清水方面を少し歩いてみたいーー結局、尾瀬方面に出てみた。北端に出る途中、振り返ると白根山やその派生尾根などが次第に大きく見えるようになり、また北端に近づくとヒウチ山、至仏山などが見えてきた。写真を撮るのも忙しい。
さて北端に出て大清水方面の物見山を眺め、その後尾瀬方面に向かって歩き出す。鬼怒沼山方面までいってみる。しかし暗い樹林帯が続き、何も見えない。20分くらい競歩的な速さで歩いてようやく少し開かれた場所があった。しかし見えたのは日光方面のみ。さらに先まで行けば尾瀬方面のやまが見えそうだが、時間が心配なので引き返し、東電巡視小屋まで戻る。9時半前。中は狭く、暗いので小屋の前でラーメンとキムチ汁を沸かし、おにぎりを食べる。10時前、昼食休憩を終えてきぬ沼南端まで撮影を繰り返しながら歩く。青空と湿原の池塘の水の青さがまぶしい。
10時15分過ぎ、南端に出て下山開始。スピードを出して下山する。途中ケータイが通じたがバスは12時台しかなくあきらめた。10時55分、40分ほどでオロオソロシの滝展望台に戻る。30分ほどコースタイムより早い。バスが3時半なのでゆっくり下り、11時半前に日光沢温泉に戻る。小屋に声をかけてまず温泉に入って着替え。露天風呂を独り占め。青空が目にしみる。気分最高。ゆっくり風呂につかり、三つの風呂(内風呂と露天二つ)を二巡し、着替えて犬と遊ぶ。犬と青空、お風呂を撮影し、12時半過ぎ、宿とお別れ。
宿の前の橋が台風で流され、道路と橋の修復工事中。仮設の道から遊歩道に出た。宿の人に教えられたとおり、林道から加仁湯への遊歩道に入るとすぐ加仁湯。スーパー林道完成以来、この奥鬼怒川温泉郷の風景は一変。道路沿いに大勢の観光客が入るようになった。女夫淵温泉まで車で行き、そこから送迎バスが出ている。手白沢温泉まではタクシーが行く。日光沢温泉岳が登山客のみを相手にしている。夜は9時以降消灯で騒ぐことはできない。日光沢最高。
大きな加仁湯温泉から少し下ると八丁の湯、ここもログハウス風のコッテージを含め、多くの建屋があり、スーパー林道以降の増新築がすごい。八丁の湯を1時10分過ぎに通過し、そこから一時間くらい歩いてようやく遊歩道も終わりに近づく。急な階段を登り、林道まで上って最後は急な階段の下りで林道に出た。女夫淵温泉はその先の橋を渡ってすぐ。駐車場とバス停が見えた。二時15分過ぎ、バス停から女夫淵ホテル周辺を歩いたがお店はみな閉まっている。一時間以上、バス停脇の待合所があり、そこでウィスキーを傾けながらBorn to Runを読みながらバスを待った。15時35分バスが出発。ここから一時間半以上、長い峡谷のバス旅で鬼怒川温泉駅に出た。しかし特急はちょうど出たところ。一時間後の特急を待たねばならない。バス旅のさなか、気温が急速に低下、寒い。長袖を二枚着込んで対応したが寒すぎて駅に待つ気がしない。町に出たが大半の店は閉店。少し歩くとピザ屋が開いていたので、生ビールを飲みながらピザを食べ、特急を待った。帰宅は10時ころになってしまった。
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