墓場尻川


- GPS
- 09:20
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 765m
- 下り
- 750m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
会の先輩・後輩と沢登りへ。
yoshikitoに泊まり沢に誘われて。
今年は鷹ノ巣も終わり、休みを繋げた泊まり沢2連チャンも終わった(結局日帰り沢+泊まり沢だったけど)ので、いつ沢納めしてもいいなーくらいな感じだったんだけど、集まったメンバーが面白かった!笑
基本はyoshikitoが前々から誘ってたメンバーが集まった感じだったので、基本はサポートに徹するスタンスで好きにやって貰おうと。とはいえ、参加メンバーの半分が泊まり沢初めて、しかもこの時期ということでなかなか条件的には悪そう。どうしても装備が増える(テント持参、防寒着多め)し、本計画は沢下降あり、記録もろくにない。なかなか冒険的な泊まり沢になりそうな予感。とはいえ、tartletさんもgenterさんもちゃんと予習してくるタイプだろうし、ポテンシャルあるだろうからこれぐらいのが楽しいかもなとも思って。
とはいえ、天気が奥只見のあたりだけピンポイントで悪かったので、代替の墓場尻沢に転身し、前日入渓点で泊まって泊まり沢気分を味わうことに。やっぱり焚き火したいもんね。別に教えたがりじゃないけど、泊まり沢だとこういうことするんだよーっていうのを教えたいのもあり。
今回は薪も湿っていたが、前回の北岐沢で学んだことを活かし、最初の時点から火をかなり大きくして、太めの薪をどんどん乾かして燃やしていく方針でいったら、とてもうまくいった。やっぱり焚き火は素晴らしい。
genterさんの豆乳鍋・自家製ベーコンも美味しいし、tartletさんの芋、焼酎も美味しい。いい時間だ。新鮮なメンバーと泊まり沢に来るとまた楽しいすね。
楽しかったので、遅くまで飲む。
次の日はいよいよ沢へ。
入渓点に泊まり装備をデポして、遡行スタート。最初、他メンバーが泊まり装備持って遡行する気マンマンで驚いた。負荷を増やすこと自体は否定しないし、そうしたいなら付き合うけど、自分の経験や実力と相談しながら、安全マージンを確保できているかのイメージすることが必要なのかなーと。
そして、始まってみると、水量が多い!
1.5倍?下手したら2.0倍近いくらい?
なんならほとんど濡れずに抜けられるかなと思っていたけど、そんなことはない。そのせいか通常ならなんのことなく抜けられるところも面白くなっていた。
ジャンプ渡渉したり、高巻きからの2ピッチ懸垂したり、読図下降したりとなかなか面白かった。個人的には雌滝をすんなりリード成功できたのが嬉しかった。
反省点としては、まず雌滝登った後にバランス崩して落石起こしてしまったこと
また、懸垂の際の下降点の選び方・ピッチの切り方全般が良くなかったこと。
後者に関しては反省兼ねてその時の状況を。左俣入ってすぐの滝が水量多く2段目が難しそうだったので高巻きすることに。ただ、高巻きしすぎると沢床からかなり高いところから懸垂になるかなと思い、斜面を途中でトラバースして懸垂することにするが、そこからでも沢床が思ったよりも遠かった。2ピッチになるかもと思いつつ、丈夫な大木があったので、まずそこから懸垂する。途中の木で切れそうなところがあり、切ってしまおうか迷ったが、まだロープの余りはある状況で下の状況がよく見えなかったので、もう少し下ってみて、ギリギリ届かないか、届かないにしてもその先で切れないか、もしくはお助けロープで下れるくらいの場所まで行けないかと思って、もう少し下ってみるが、ダメだった。。。沢床からまだ高さがあるし、意外と壁が立っている。そこでは切れそうなものもない。しょうがないので、途中見つけていた懸垂できそうな木まで登り返す羽目に。そこまで登りセルフステーション用のスリングセットしてやっと後続を懸垂させて呼び寄せる。欲をかいて時間をかけてしまったので大いに反省した。登り返しをすると無駄に時間を食うので、途中で切れそうなところを見つけた時点で迷わずそこですぐに切ってしまえば良かった。もしくはもっと別の下降点を探すべきだった。2ピッチ目の懸垂で使った木についても、生きていて懸垂で使うには十分だと判断したが、細かったので、メンバーには不安な思いをさせてしまった(太さ的には成人男性の太腿よりちょい細いくらいかな?)確かにちゃんとした支点でしか懸垂したことない中で、細い木で懸垂するのは怖いですよね。4人立つには狭いテラスだったし。なんにせよ判断が良くなかった。反省です。
そして、今回なにより感じたのは、所々の高巻きルーファイや滝の登攀でもyoshikitoがうまくフォローしてくれるのが有難いなーと言う点。1人の判断でなく、相談しながらだから、うまく修正しつつ、適切なルート選びをできている感じがする。
tartletさんもgenterさんも思ったより大変な遡行で戸惑いもあったでしょうが、ちゃんとついてきてくれてさすがでした!2人ともこれからどんどんバリエーション入ると思うので、これからは判断やロープワーク含めて積極的に絡んできてください!
楽しい遡行でした。
みなさん、ありがとうございました!
来年は恋ノ俣で魚釣りしましょう!!
もっと寒くない時期に!笑
今年の目標のひとつに「泊り沢に行く」があり、ずっと機会を狙っていたものの、中止になること2回、お誘いいただくものの先約があること4回、今年はもう無理かな・・・と思っていたところにありがたいお誘い。かなり寒くなってくる時期だけど、どうしても今年のうちに泊り沢をしてみたかった。が、本命はまたも無念の雨・・・。それでも墓場尻川の入渓点近くに幕営できる場所があるとyutaからの情報で、沢泊りの経験をすることができました。
初めての沢泊りはいろいろと勉強になることばかり。そして、焚火を囲んでの夜が、めっちゃ楽しかった!genterの食担の腕は、会でもトップクラスかも?yoshikitoの焼きリンゴも、yutaのお酒も美味しかった。ありがとう!(私のラーメン、普通すぎ。。。)
翌日、いよいよ遡行。当初は「泊り沢前提で全荷で行く?」なんて話をしたものの、素直に泊り装備は全部デポすることに。しばらく行くと、憧れのナメ。おお、これが!と思って進むと、思ったより流れが速い。こんなもんかな?と思っていたら、どうやら増水しているだけで、普通はもっとさわさわと緩やかに流れてるもんらしい。滝も、かなり水多め?いきなり序盤の滝でざぶざぶ水を浴びて、すっかり中まで水浸し。比較的暖かい日で良かったー。
ロープを使っての登攀は2回、1回目は足場が見つからずにお助け紐を出してもらうことに・・・無念。2回目の雌滝はトップアウトする手前で多少手間取ったけど、無事突破。あとで聞いたら、みんなはyutaの打ったハーケンでA0してたらしい。私も「外れたらどうしよ」とか思わずに使えば良かった。ちなみにハーケンを打ってることを伝えなかったせいで、そのハーケンは残置にさせてしまった。きっとこれからの雌滝登攀者に重宝されることでしょう。
他にもジャンプあり、超狭いテラスに4人で立っての懸垂あり、雌滝でのスレスレ落石あり(一歩先に出ていたら本当に当たってた。。)、下りの地図読み&沢下降ありと、最初から最後まで盛り沢山。本当に充実した沢納めでした。これ、全荷だったら相当大変なことになってたな。。
ご一緒頂いた皆様、本当にありがとうございました!また来シーズンもよろしくお願いします〜。
【備忘録】
・幕営地の選択方法。できれば沢から一段高くなっているところ。崩れる崖などがないところ。いざというときに高台に逃げられるところ。
・焚き火は沢の流れと平行に、風が通るように組む。大きな木を一番下に、中くらい、細いと積み上げる。細い木が燃えてる間に中くらいの木が乾燥して火が燃え移る、とのこと。そのために太さで分別して積んでおくと良い。木は中洲の流木も狙い目とのこと(結構乾燥しているらしい)。
・タープの張り方。三角屋根にするときはまず天井部分のロープを張り、タープをかけ、天井部分のタープの両端にスリングでクレムハイスト作って突っ張る。四隅は適当なスリングと石で固定させる。タープだけで寝るときは片方だけを高く、もう片方を低くして、タープ全体で屋根を作る。木がかなり遠くても、メインロープを使えば張ることはできる。
・A0するときは、使おうと思うハーケンなどがしっかりしているか事前にチェックする。
・ハーネスのギアラックに予めかけておくのは、PASやスリングなど、さっと使いたいものだけで良い。登攀で使うギア類は、どうせザックをおろして準備するから、ザックの中にギアラックにかけて入れておけば良い。
・懸垂下降、二番手以降で、先に降りた人のバックアップが期待できるならバックアップは不要。バックアップ取るときは、下降位置からは外れたところにいること(落石の危険あり)。ロープを投げるときは束を先に投げ、あとで先端を投げると絡まりにくい。
・トップがどこにハーケンを打ったかは、フォロワーが確認しておき、回収する人に伝えたほうが良かった。ビレイしている位置によってはトップが何をしているか見えないので、ハーケンが自パーティーが打ったものか、残置か分からなくなる。
・服装。前夜泊はモンベル#3+ラピッドラッシュ+フリースで快適。昼間はラピッドラッシュ+薄手のパーカーをベースに濡れるタイミングで雨具の上着。フラッドラッシュも持っていったが、利用せず。暖かかったし標高も低かったので、夏場と似たような服装で済んだ。
・フェルトソールのときは、下山用にチェーンスパイクがあったほうがやっぱり楽だな。。
秋の妙義、墓場尻川遡行。
今回は私にとっては、かなり濃ゆーい山行になりました。
経験が浅いのに、泊まり沢行きたいと言っていた私に声をかけていただいた先輩方に感謝です。
元々、福島と新潟の県境にある浅草岳に詰めるヤヂマナ沢遡行後にヤスノ沢下降の予定だったが、天気が悪いため代替の墓場尻川へ。
1日目は入渓点近くにキャンプして翌日遡行しようという事で土曜はゆっくりスタート。
車を停めた所から林道をちょっと歩いて堰堤を越えたあたりで入渓点へ。
川床に降りたら目の前に良さそうなスペースがあったのでそこに泊まる事に。
幕営地に着いた時の役割分担、タープの張り方、焚き火のお起こし方等を教えてもらった。
前日の雨の影響で林の中にあるものは湿った木が多かったが、流されて堰堤に堰き止められた流木がかなり乾いていた。日光に当たっていた時間は同じなのになんでだろ?
薪を集めて宴会が始まる。
Yさん、Tさんの焚き火に対するアツイ想いに応えるかのようにかなり湿った木々が燃え始めた。こんなに湿ったのも燃えるものなのかと驚嘆。
前回の失敗を元に焚き付けしたらしい。結果的にかなり良い火になった。
焚き火を囲んで何でもない話を呑み食いしながらするのはやはり良い。本当良い。幸せ。
やってみたかった、酔ってフワフワした状態で焚き火の横でいつのまにか寝る。というのも経験出来た。川の音を聴きながら眠るのも最高だった。
2日目の遡行も相当に濃かった。
沢のグレード自体は曖昧らしく、一級上から二級くらいらしい。
実際遡行してみると、なんかネットで見た遡行記録の感じと少し違うかな〜?
癒し渓でキャッキャする感じかな〜と思ってたら遡行開始すぐのちょっとした滝で「え、これ怖っ」で顔面にバシャッとっ水食らった。
アレ?こんな濡れちゃう感じなんだ。と思ってたが終わった後に写真で確認したがやっぱり結構水量が多かったみたい。
ロープを出す様な滝の登攀も、頼れるCL、SLがトップで行ってくれたので怖くなかったが、もし自分が行くとなるとかなりドキドキすると思うし、支点を作る場所を探すのも見つけられる余裕がないと思う。
こう言った場面で余裕を持ってリード出来るように経験積んで勉強したい。
沢自体は美しい景観でありながらも要所要所に適度なアドベンチャー感があった。
860mくらいにある三俣地点で休憩しつつ見た景色も良かった。
こんな場所登山道で見たことないな〜っと、手付かずの自然という感じ。地形図的には登山道からすぐの所にあるのに登山道登ってるだけだと絶対に見られない景色。
同じ山域なのにこうも違うのかと不思議に思う。
ジャンプあり、登攀有り、高巻きからの懸垂有りで初級者にしてはかなり充実した内容でした。
幕営地に装備をデポったので、下山は途中で下山道を抜けて尾根から途中で沢沿いに幕営地を目指して下った。
下山道をどの辺りで外れるかを実際の地形と確かめながらみんなで読図して決めるのもおもしろかった。
先輩方の判断は素晴らしくピンポイントで幕営地にたどり着いた。
入会して3回目の沢。
色々な事が経験出来て本当に勉強になったと同時にかなり楽しかった。
・悪い高巻きや入渓の上り下りの時、岩がない土の急斜面の所はずるずる滑って恐怖感が半端じゃなかったのでなんとかしたい。
ラバーかチェーンスパイクを履いた方がいいかも。脚の使い方も重要かな
土日の2日間でこんなに濃ゆい経験が出来るとは思ってなかった。
やはりバリエーション系は楽しい。
ご一緒していただいた皆様ありがとうございました!
行こう行こうと言っていた泊り沢、10月末にやっと実現しました。泊り沢にすごく行きたそうだった二人と、いつものyutaさんと代替案の墓場尻沢へ行ってきました。
メインの案は、トマの風の方々が集中山行として遡行されていた浅草岳のヤヂマナ沢、ヤスノ沢でしたが雨予報のため転進。
食料制限付き集中山行という沢登りをする人間としては、憧れの遡行スタイルでとても面白いので、ぜひ読んでもらいたい。
http://tomanokaze.sakura.ne.jp/Kiroku/2008/20080615.pdf
日帰りの沢なので、林道からすぐの所で幕営。テント張って、薪を集める。先週の尾瀬での経験が活きて、湿った木でも火はすぐに点き安定。焚き火レベルが上がったことが嬉しかった。夕飯はgenter氏に頼んでいたが、、、やはり料理もできてしまった。自家製ベーコンとアスパラの炒め物がサッと出てきて、食べている間に豆乳鍋を作る。うまい。。Sさんがわざわざ九州から持ってきてくれた安納芋もおいしかったです。この日は焚き火の具合が本当によく、長いこと話してしまい日を跨ぐ頃に就寝。
翌朝はゆっくり起きて、8時前に遡行を開始。想像していた倍は面白い内容だった。沢は増水しており、突っ張れるはずの所に手が届かず、倒木を利用して登るはずの倒木に激流が直撃してひょんぐり、ナメなのに足を突っ込んだら水しぶきが激しい。流心を越えてジャンプする箇所がでたり、泥付きスラブはズルズル、狭いテラスからの懸垂、下山時の沢へ降り立つところでもワンポイントありと終始何か出てくる沢だった。そういう状況でも、不安を感じることなく遡行できたことが、また楽しかった。
ロープを出して登ったのはセオリー通りの6mナメと雌滝、私とyutaさんで1回ずつ。ナメ滝はトラバースから斜め上に上がる一歩、雌滝は滝によってからの直上部分が難しい。夏にくればシャワーを楽しめそうだが、ヒルがいるらしいので。。
反省点としては、懸垂の手順。連続2回の懸垂で立ち位置もアクロバットだったが、手際がイマイチ良くなかった。いくつかパターンを予想して練習しておく必要があるなと感じた。この時期にこれだけ面白い遡行ができると思ってもいませんでした。楽しかった。
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