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Yamareco

記録ID: 2103166
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東北

孤高の岩山 縫道石山

2019年11月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:25
距離
4.4km
登り
493m
下り
493m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:54
休憩
0:23
合計
2:17
9:11
9:34
52
10:26
縫道石山登山道入口
天候 晴れときどきくもり
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道338と青森県道253が交差する地点から林道(ガイドブックには林道とあったが、もしかしたら現在は村道になっているかもしれない)に入る。完全舗装、2車線の立派な道路。峠付近に駐車場があり10台〜15台ほどの駐車スペース。トイレは無い。熊鈴貸し出しボックスが有り、熊鈴を借りることができる。全国的に見ても珍しいサービス?ではないだろうか。
コース状況/
危険箇所等
山頂直下は岩登りになるため滑落に注意。また山頂は足元が切れ落ちているので転落注意。
その他周辺情報 近くの集落にぬいどう食堂というウニで有名な食堂がある。ウニの季節は県内外からの客で混雑するようだ。予約がオススメ。
午前8時、縫道石山登山口、我々意外誰も居ない。
午前8時、縫道石山登山口、我々意外誰も居ない。
熊鈴の貸し出しサービスがある。登山届もこの中に入れておけばいいだろうか?
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熊鈴の貸し出しサービスがある。登山届もこの中に入れておけばいいだろうか?
終わりかけの紅葉を眺めながらゆる〜く歩く。
終わりかけの紅葉を眺めながらゆる〜く歩く。
何やら岩塔が見えてきたが、あれは縫道石山ではないようだ。
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何やら岩塔が見えてきたが、あれは縫道石山ではないようだ。
さらに奥へと入っていく。
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さらに奥へと入っていく。
道の脇に展望が開ける場所があり縫道石山が見えた。いったいどうやって登るのかと思ってしまう切り立った岩壁。
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道の脇に展望が開ける場所があり縫道石山が見えた。いったいどうやって登るのかと思ってしまう切り立った岩壁。
一旦鞍部に降りる。
一旦鞍部に降りる。
他のルートからの合流点。昔は3方向に道が通じていたらしいが現在では我々が歩いてきたルート意外はほぼ廃道。さらに昔は森林鉄道のジャンクションだったらしいが面影は無い。
他のルートからの合流点。昔は3方向に道が通じていたらしいが現在では我々が歩いてきたルート意外はほぼ廃道。さらに昔は森林鉄道のジャンクションだったらしいが面影は無い。
いよいよ縫道石山の足元に迫ってきた。相変わらず登れる気がしない。
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いよいよ縫道石山の足元に迫ってきた。相変わらず登れる気がしない。
もちろん直登などできないので右へ右へと山腹を巻くように登る。
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もちろん直登などできないので右へ右へと山腹を巻くように登る。
一部で倒木なども多くあり、跨いだりくぐったりとアスレチックを楽しむ。
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一部で倒木なども多くあり、跨いだりくぐったりとアスレチックを楽しむ。
だんだん山頂が近づいてきた。登山道もいよいよ岩場へと進んでいく。
だんだん山頂が近づいてきた。登山道もいよいよ岩場へと進んでいく。
クライムオン!
岩と木の根ミックスの急登。スリップ注意。
岩と木の根ミックスの急登。スリップ注意。
覆いかぶさってくるような岩の下をくぐるように通り抜ける。山頂付近は両手両足を使い岩の間をよじ登る。
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覆いかぶさってくるような岩の下をくぐるように通り抜ける。山頂付近は両手両足を使い岩の間をよじ登る。
突然、ぽっかりと開けた空間に飛び出した。山頂か?
突然、ぽっかりと開けた空間に飛び出した。山頂か?
いや、まだだ。
最後の大岩を越えると…
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最後の大岩を越えると…
縫道石山の山頂に到着!
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縫道石山の山頂に到着!
やっほぉ!
誰も居ないので大声を出してみた。
なんかスッキリするな〜。
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やっほぉ!
誰も居ないので大声を出してみた。
なんかスッキリするな〜。
登頂記念♪
わずか標高600m強の山だが、眺望は優れている。
それに足元の切れ落ちっぷりから高度感がある。
わずか標高600m強の山だが、眺望は優れている。
それに足元の切れ落ちっぷりから高度感がある。
平舘海峡とその向こうには津軽半島が見える。
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平舘海峡とその向こうには津軽半島が見える。
北には津軽海峡、そして北海道がうっすら見えている。もう少し天気が良ければ肉眼でもはっきり見えるようだ。
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北には津軽海峡、そして北海道がうっすら見えている。もう少し天気が良ければ肉眼でもはっきり見えるようだ。
うーん、薄っすらと見えている島影のようなものは、もしかして函館山だろうか?
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うーん、薄っすらと見えている島影のようなものは、もしかして函館山だろうか?
本州と北海道を結ぶ重要航路ゆえ、何隻もの大型船がひっきりなしに航走していく。
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本州と北海道を結ぶ重要航路ゆえ、何隻もの大型船がひっきりなしに航走していく。
天然記念物のオオウラヒダイワタケってこれ?
この地衣類を保護するために縫道石山はロッククライミングが禁止になっている。
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天然記念物のオオウラヒダイワタケってこれ?
この地衣類を保護するために縫道石山はロッククライミングが禁止になっている。
下りは転げ落ちないように要注意だ。
下りは転げ落ちないように要注意だ。
無事下山。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ

感想

下北半島にある東北百名山の一座、縫道石山に登ってきました。
個人的な話になりますが、この山は以前登りにきたときに道を間違えて登山道にたどり着けず、時間切れ敗退という苦い思い出がある山でした。10年越しの再チャレンジ、ということになります。
10年の間に周辺の道路も大きく改良されたようで、もはや迷いようがないほどに立派な道に生まれ変わっていて誰でも簡単に訪れることができます。まぁ、最寄りの都市であるむつ市からでも1時間半、県都青森市からだと4時間半かかる僻遠の地ですので「簡単に」訪れることができるというのは語弊があるかもしれませんが。
縫道石山の登山道は地元が力を入れて整備しているらしく、明瞭でピンクテープも随所に設置されています。ただ、地形図には複数描かれている道はほとんどが廃道化したらしく、現在まともに通行が可能なのは一本のみのようです。かつては森林鉄道が通じ、幾多の作業道が通じていた周辺も少しずつ自然に還って行っている様子。
山頂直下は岩場の急な登りになっています。木の根、岩の割れ目に足をかけながら登っていく感じでロッククライミングというようなものではないですが、一歩間違ったら大怪我確定…程度には怖い場所だと思います。ゆっくり慎重に登りました。
突き出た岩峰の上にある山頂ということで眺望は素晴らしいです。陸奥湾こそ見えにくいですが平舘海峡から津軽海峡、そして北海道まで、海を隔てて雄大な景色が広がります。足元がすっぱり切れ落ちているので視界を邪魔する何ものもなく、非常に気分がいいです。コンディションが良ければ何時間でも居座って眺めを楽しんでいられそう。今回は残念ながら冷たい風が強く、早々に退散してきてしまいました。
3時間に満たない時間で登れる山ですが、アスレチック感あふれる登山道、山頂からの素晴らしい眺めと楽しめるポイントが多い良い山でした。

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訪問者数:693人

コメント

岩峰!
っ鋭い岩峰を登るにはクライミング技術がいりそうだね〜
あっという間に登れてこの景色は贅沢な山だね!
2019/11/14 16:55
Re: 岩峰!
登山道以外の場所はロッククライミングの世界ですね〜。禁止されているものの、こっそり登っている人はいるようです。
登山道のおかげで技術がない私でも景色を堪能することができました。ありがたや。
2019/11/18 21:00
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