茨川林道から気になるコースで竜ヶ岳〜静ヶ岳を歩く
三重県
滋賀県
onetotani
その他5人 
体力度について
- GPS
- 06:47
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 987m
- 下り
- 917m
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| 天候 | 曇り後晴れ 【気温】焼野登山口：11℃ 竜ヶ岳、静ヶ岳の鞍部：15℃ 静ヶ岳：13℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
茨川林道へ入り、茶屋川上流の焼野の登山口と下山地点の太夫谷手前の 膨らみへ車を分散。（登山口〜下山地点：往復約40分） 集合場所から太尾登山口（焼野）：20分 太尾登山口から太夫谷手前：約5�辧�20分（南西尾根取り付きまでは約3�辧� |
| その他周辺情報 | 茨川林道は凸凹や水溜まりの多い悪路です。 おとなしく時速15�劼曚匹覗�行しましょう。 |
写真
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県境尾根の山並み、三池-釈迦-御在所から雨乞方面を望む。
風も強いし、人も多いし・・、食事を諦めて下りましょう。
風も強いし、人も多いし・・、食事を諦めて下りましょう。
装備
| 備考 |
|---|
感想
onetotani
鈴鹿の県境に位置する銚子岳、静ヶ岳、竜ヶ岳辺りは
茶屋川に注ぐ大夫谷、又川谷、古語禄谷に挟まれた顕著な尾根に
支えらえている。
特に静ヶ岳には、��P861を経由する北西尾根
��P1047,P826を通る西尾根 �９垢�P1047から派生する南西尾根
と呼ばれて区別された気になる三本のルートがある。
太尾の登山口近くに下山できる南西尾根での周回を予定していたが、
北西尾根での周回を計画しているSさんの誘いを優先して茨川林道へ
向かう。
悪路で有名な林道に車を揺らしながら茶屋川上流へ向かうと突然
整地された広場が現れた、太尾へ取り付き、焼野登山口だ。
いきなり100mほどの登りはきつそうだが、尾根下に延びた作業道を
進むと苦労せずに鞍部から太尾に合流だ。
植林と自然林の境を登るが、紅や黄色に色付いた樹々が迎えてくれて
楽しい一日になりそうだ。
左に派生する尾根を見送り、しばらく登るとT字の交点に出て傾斜が
緩む。右曲して東へ向かうといよいよ太尾の名前に相応しい
ゆったりとして起伏の無い、落ち葉が足裏に優しい尾根が続き、
二重山稜の浅く長い窪地に微かに水を留めた長池に出る。
池の少し先で一本南の尾根に乗り換え更に東へ向かう。
（三年前に最高点から長池に向かうが、乗り換えの尾根を見つけられず
直進して崖？を下ってしまった記憶が忘れられない地点だ。）
やがて太尾最高点のプレートが下がるP770から広々とした場所に
出ると正面にP962のピーク、右奥に重ね岩の岩塔が眺められるが
ゆったり歩ける太尾もここまでだ。
時計回りで廻り込むようにして藪尾根に出て痩せ尾根を急降下すると
踏み跡が交差する小さな峠・白谷越に出て、登り返すとザレの痩せ尾根・白ハゲに出る。
以前は手掛かりも足掛かりもない裸のザレを慎重に登った場所だが
今はステップが刻まれ、捲き道が付けられていた。
剥き出しの木の根をスタンスにして攀じる様に尾根筋に戻ると
いよいよ今回最大の苦行、P962までの登りが始まる。
皆思い思いに登るためか踏み跡が全く見られない急斜面は、
平均斜度で裕に40度は越えそうだ。200mを約30分ほどかけて
登りきると雰囲気が変わり、馬酔木の茂みと低木が竜ヶ岳山頂部の
一角を思わせるが、本峰はまだ小さなピークをいくつも越えた先だ。
幸いこの頃には天気も回復し、小さなピークを越えるたびに
展望が広がり鈴鹿の山並みや比良の山並みが楽しめる。
広い笹原を突っ切り県境縦走路に合流すると風が冷たく感じられる。
多くの人で賑わう竜ヶ岳山頂での昼食は諦め、静ヶ岳へ向かう途中の
草地で腰を下ろし、銚子岳や孫太尾根中腹のインクを散らしたような
紅葉を眺めながら遅めの食事を摂る。
身体が冷えすぎないうちに出発しましょう。
県境縦走路脇に水を湛える池やセキオノコバの池、そしてプチ二重山陵。
ふと視線を落とした足元には季節を間違えたコイワカガミの花。
穏やかな表情になごみながら到着した静ヶ岳で早速コンパスを当てる。
これから下る北西尾根、そして予定していた南西尾根とそれぞれの入口を
確認して、ほぼ直進するように北西尾根へ入る。
一度もカーブすることなくほぼ一直線に北西へ延びる尾根には
コイワカガミが群生が続いていた。並行する西尾根を左に見ながら
尾根筋に従って予習したように倒れた杉の巨木をくぐり、
尾根下にヌタ場を見送ると尾根幅が広がってきた。
P861と記された辺りだろうが右側（北）は緩やかに広がり、
南側は急だが派生する尾根も無い地形のようなので、
左寄りを意識して歩く。
やがて植林帯を抜け美しい紅葉の森が広がると、徐々に尾根の形状が
薄れてくるが、北西方向を維持して下るうち尾根の姿は無くなり
急な斜面を無理やり下ると、やがて右下に林道が透けて見えた。
その方向にも下れそうだが、左手の小さな尾根側へ寄ってしばらく
トラバースすると梢を透かした下側に駐車した車が捉えられたが、
林道へ降りる尾根の突端は半ば崖のような急斜面だった。
下山口への配車往復に時間がかかり、出発が遅れたため静ヶ岳出発が
13:30になってしまったが、無事15:00には駐車地に下り着くことが
出来た。
太尾登山口へ戻る車中から眺める茶屋川は、何もせずにぼんやりと
紅葉の渓流で一日過ごすのも悪くないと思わせる景色が続いていた。
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onetotaniさん、こんばんは。
太尾からの竜ヶ岳は、近江鈴鹿の静かな雰囲気を味わえる好ルートですね。
近江鈴鹿１０ができて、とても整備されたようなのが、嬉しいやら寂しいやら
必死に登った白ザレが、今は懐かしくなりました
登山道は、だいぶ様変わりしたようですが、太尾最高点のピカピカプレートは、以前からあった気がしております。健在で何より。
静ヶ岳からは南西尾根から下山しましたが、北西尾根や西尾根もルートがあるのですか！
あの辺り一帯は静かで良い雰囲気だと思っています。
茶屋川の紅葉は、のんびり味わってみたいです。
ナメコタワーも出現し、実りの秋を実感しました
totokさん 今晩は。
以前は古語録谷側から太尾に合流したので登山口から長池までは
初めて歩きました。遠足尾根の旧道も良いですが、太尾も捨てがたい魅力が
有りますね。
静ヶ岳から西へ延びる尾根は以前から気になっていました。
今回は車を分散できるとの事で北西尾根を下りました。
末端近くでは無理やり感がありましたが、比較的歩きやすい尾根でした。
残る尾根も銚子岳西尾根も含めて歩いてみようと思っています。
残念だったのは紅葉の茶屋川を車で通過した事です。
紅葉の林に紛れて数名の方がキャンプされていたり、まったり読書を
されていたりと贅沢な休日を過ごしてみえました。
鈴鹿主稜線から滋賀県側は、ゆったりと長く尾根が伸びているのがいいですね。静ヶ岳・銚子岳あたりから茶屋川までの支尾根は植林が多く暗い感じですが、太尾は広くて明るい雑木林で雰囲気が抜群に良いですね。新緑や紅葉最盛期に歩いてみたいです。
治田峠〜釈迦ヶ岳の区間は、石榑峠を除いて、滋賀県側からは歩く人が少なく秘境的雰囲気がありました。最近太尾〜白ハゲはエコツーリズム協さんが標識を設置され歩きやすくなりましたが、特別な雰囲気は薄れてちょっと残念な気がしますね。
そして茶屋川沿いは雰囲気が良いですね。貧乏性な私にはなかなか難しいですが、紅葉時期にこの周辺で一日ゆったり過ごすなんて憧れます。
静かな秋の近江鈴鹿をご堪能され何よりでした、心地良い疲れがまたいいですよね。
teppanさん 今晩は。
三年前に北西尾根を歩かれていますね。
その時の取り付き地点より手前を強引に下りました。
その頃からこの辺りの尾根は気になっていましたが、茨川林道の入口が
はっきりせず持ち越し状態になっていましたが、紅葉が美しい時期に
歩く事ができました。
白ハゲの整備は賛否両論ですが、そのままにしておいて欲しかったと言う
意見が多いですね。
茶屋川に注ぐ谷に付けられた看板のおかげで、尾根の区別もしやすいので
銚子岳西尾根も含めて、いずれ残る二本の尾根も歩いてみるつもりです。
今月歩いたエリアですが、滋賀県側に通じる道が
静ヶ岳、竜ヶ岳ともに、いろいろあるのは
意外な印象です。県境稜線部分と、滋賀県側の
登山道の対比は、新鮮な眺めです。
このたびのルートは、ソロでは完結が
難しいルートですね。お誘いいただいた
sさんに感謝ですね。
komakiさん 今晩は。
紅葉が美しい時期に茨川林道を起点にして太尾〜南西尾根で周回を
計画していましたが、ソロでは距離が延びるためSさんの計画に
乗っかりました。
太尾には踏み跡が延び、鈴鹿10座のテープも有りますが、他の尾根は
林道へ通じるバリエーションルートとして気になっていました。
コースとしての魅力も充分ですが、今回一番の収穫は何と言っても
茶屋川の紅葉でした。林道の悪さには閉口しましたが、一度はじっくりと
歩いてみたい素敵なスポットでした。
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