池山尾根で空木岳を日帰りピストン。ヘロヘロダー


- GPS
- 14:03
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,799m
- 下り
- 1,818m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は全般に良く整備されており、傾斜も少なく歩き易い。途中鎖場や痩せ尾根もあるが、表丹沢の行者岳や西丹沢の大笄辺りの鎖場程度。尾根の痩せ方もあの程度。 暑くて参った。駒石付近の標高2600m位のところでも27度もあった。 駒ケ根周辺は暑いのだろうか?山麓の駒ケ根高原は標高1000m前後であるが、何時来ても東京と大差が無いという印象を受けるのは小生だけだろうか? |
写真
この日は水量が少なく、大きなタンクを満たすには気が引ける程、時間を要す。
感想
猛暑・酷暑が続く首都東京を離れ、中央アルプスど真ん中の空木岳に行ってきた。
林道崩落の影響で林道終点までは入れないことは事前情報で知っていたが、空木の池山登山口は駒ケ根ICを下りれば目と鼻。東京を前夜8時半に出れば十分と踏んでいたが、現地についてビックリ!ひでぇ道だ!
こんなところで真夜中にスタックしてはかなわん。シートを目いっぱい高くし、足元を確認しながらの慎重運転で、深夜零時に駐車完了。チュウハイロング缶2本を流し込んで、就寝モードに入る。どうしたものか近頃は車の中では中々寝付けない。
運転席、助手席、リアのフルフラットと、車の中を散々ウロツイテ気がつけば、朝の3時半。今更、眠る訳にもいかないので、運転疲れと徹夜明けでダルイ身体を車から引っ張り出す。愚図愚図と身支度を整えて駐車場を漸く出発した。
暫く歩くうちに妙なことに気がついた。小生は今、日本アルプスの一角を歩いている筈なのだが、とてもそんな気になれないのだ。
取り分けて急峻なところもなく、ひたすら緩やかな道をダラダラと歩いているだけで、高度も一向に稼いでくれない。地元(?)丹沢辺りの方が遥かに急峻で変化がある。
途中、大地獄・小地獄・迷尾根とオドロオドロシイ名前もあるが、西丹の大笄辺りの方が余程危険な感じがする。少なくとも、夏山では地獄と称する程の事のない道である。多分、登山道の整備が進んでいなかった頃の名前の名残ではないだろうか。
空木平への分岐を分けたころから漸く高山帯に突入するが、なんとなく高山帯に入ったという感じで、ことさら突き抜け感はない。
それにしてもこの日は寝不足の影響もあってか、暑さが堪える。
実際標高2650の駒石付近で時計のデジタル温度計(ザックに括り付けてあるので体温は拾っていない)は27度を示していた。山麓は何度あったのだろうか。
熱中症防止のため水をかなり飲みながら歩いたので持参した3Lの水では足りそうもない。登山中に空木平では水が出ているとの情報を得ていたので、駒峰ヒュッテで水が得られなければ空木平に回るつもりでいたが、小屋で500のペットを一本入手できたので往路をピストンとした。それにしても山頂付近でペットが200円とは驚いた。
処で最近ではGPSを携帯する登山者がめっきり増えた。小生も数年前から愛用している。ガーミンのマップソースはパソコン上での操作性がお世辞にも良いとは言えないのでパソコンでの作業はカシミールを専らとしている。
より正確なデータを得るため標高データは標準の50mメッシュではなく、動作が重くなることは承知の上で10mメッシュを使用し、ルートの作成に際してもできるだけ小刻みに(標高100mで20クリック位か?)クリックしている。
今回のルートは、カシミールを使用したシュミレーションでは沿面距離15.9km、累積標高差1638mであり、表丹沢のヤビツ峠から塔の岳をピストンするのと大差がない筈である。
道の難易度も同じ程度であるが、コースタイムは3時間(実質4時間)も長くなっている。
しかしながら、実際に歩いた感じでは丹沢表尾根ピストンとは比較にならない位長く感じられた。林道終点が下がったことを差し引いても遥かに長い感じがする。
標高が高い為か、あるいは寝不足の為かなどと考えながら下山し、GPSのトレースを解析して驚いた。沿面距離18.9km・累積標高差2018mもあるのだ。これならば実質11時間半のコースタイムも得心がいく。
それにしても徹夜明けの登山は堪えるし危険でもある。車中泊の方法を検討する必要が課題として残った。八墓村を彷徨い歩く尼子の落人のような登山はもうしたくない。
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