ヒルがいない西丹沢、平日でヒトもいませんでした。（ツツジ新道〜檜洞丸〜犬越路〜用木沢出合）

2012年08月02日(木) [日帰り]

• GPS: 09:21
• 距離: 15.0km
• 登り: 1,506m
• 下り: 1,502m

コースタイム

7:15西丹沢自然教室〜8:00ゴーラ沢出合〜8:15滑車付きコンクリ塊があるベンチ〜8:50展望台9:00〜10:45檜洞丸頂上(昼食)11:55〜12:30熊笹の峰12:40〜14:10犬越路(コーヒータイム)14:50〜16:00用木沢出合〜16:30西丹沢自然教室

天候

晴れ、山頂付近はガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

7:00頃西丹沢自然教室前には先着車1台、下山してきた時には4台ほど駐車。
用木沢出合には4台駐車車両あり。

コース状況／危険箇所等

水分補給は充分しましたが、夏は暑さ対策が大切ですね。
檜洞丸〜犬越路間は足元に気をつけさえすればそれほど危険ではありませんが、気をつけるべき区間が長いという感じがしました。

写真

8/2 7:14

西丹沢自然教室に登山届けを出して出発！
駐車スペースには他に一台停まっていただけでした。

8/2 7:15

今日も無事に山行できますように、、、山神様に手を合わせてお願いしました。

8/2 7:22

林道からツツジ新道に向かって入っていきます。

8/2 7:24

ツツジ新道入り口から入って間もなく倒木が行く手を遮っていたので、くぐり抜けて進みました。

8/2 7:32

しっかりした桟道なので足元も安心です。

8/2 7:37

この看板を過ぎるとゴーラ沢出合まで緩やかな道が続きます。

8/2 8:00

ゴーラ沢出合に到着！

8/2 8:02

白くて綺麗な川原の向こう、渡渉した先に檜洞丸へ向かう石段があります。

8/2 8:04

石段の高すぎる一段目！

8/2 8:05

石段の登り口には、夏山の注意書きがありました。

ちなみに冬に来たときにはこんな風に冬山の注意がありました。

8/2 8:07

石段を上ってすぐのあたりは根っこにしがみついて登るような急坂になっていて、鎖もあります。

8/2 8:14

急坂を過ぎてひと登りすると、休憩ベンチがあります。

8/2 8:14

以前は何かの荷揚げに使われていたのか、休憩ベンチの横に滑車が付いたコンクリートの塊がありました。

8/2 8:28

ひと齧りしたような痕があるキノコ。

8/2 8:44

8/2 8:52

展望台のベンチ。

8/2 8:53

展望台から見えた富士山が今日の山行中唯一の富士山でした。

8/2 9:41

所々にホタルブクロが咲いていました。

8/2 9:50

鉄の梯子まで来ると頂上までの道のりも終盤に差し掛かります。

8/2 10:01

山道の800メートルって意外と長いですね、、、

8/2 10:01

暑さでヒーコラしてきたので、とりあえずあと800メートルということで休憩しました。

8/2 10:26

シモツケソウのつぼみ？

8/2 10:26

開花しているところをアップで。

8/2 10:29

木道が見えると頂上も間近、あちこちに丸葉岳蕗の黄色い花が咲いています。

8/2 10:30

丸葉岳蕗の花でお食事中の蝶々。
虫には疎いので何という種類の蝶なのかわかりませんが。

8/2 10:32

周りに誰一人いない静かな木道を歩いていると、まるで別世界に来たようです。

8/2 10:32

さっきのとは又別の種類の蝶々が二匹います。

8/2 10:33

下の一匹をアップで。

8/2 10:34

大きな洞のあるブナの木、神々しさすら感じました。

8/2 10:35

洞の上には4本の幹が伸びています。

8/2 10:35

ガスが上って来て見た目は涼しげですが、薄日が差していて相変わらず暑い、、、

8/2 10:46

頂上の祠が見えてきました。

8/2 10:46

檜洞丸頂上の標。

8/2 11:41

今日は青ヶ岳山荘も休みです。

8/2 11:41

蛭ヶ岳方面はガスで全く見えません。

8/2 11:44

それにしても檜洞丸のあたりには蝶々が沢山いました。

8/2 11:46

ガスが切れて神ノ川辺りだけがくっきりと見えました。

8/2 11:49

山頂では蝶々と並んでトンボも沢山飛んでいました。

8/2 11:55

犬越路方面に行く人は時間と体力に余裕を持って気をつけて行きましょうという注意書き。私も、食事をして沢山休憩を取ってから出発することにしました。

8/2 11:57

犬越路方面にはガスがかかっていて、涼しげです。

8/2 11:58

檜洞丸頂上からの下り始めは、急斜面にしつらえてある丸木の階段が崩落しかけてガタガタになっているので、ゆっくり気をつけて下りました。

8/2 12:03

階段を下り終わった鞍部も痩せているので、気をつけて行きます。

8/2 12:06

下のほうに見えるのは本棚沢のようです。

8/2 12:07

もう少し風が吹いてくれると涼しいのですが、、、

8/2 12:08

オトギリソウの仲間？

8/2 12:10

「植生を守るために経路内を歩いてください」という看板があちこちにありましたが、身の安全を守るためにも経路内を歩く必要があると感じるルートでした。

8/2 12:19

心地よい尾根道。

8/2 12:31

熊笹の峰、ヤタ尾根への分岐

8/2 12:31

頂上からここまで日を遮るものが無く、余りの暑さにベンチでしばし休憩しました。

8/2 13:02

鉄の梯子を下ります。

8/2 13:15

鎖場を下ります。

8/2 13:17

下った鎖場を見上げたところ。

8/2 13:19

いくつも鎖を下りました。

8/2 13:20

下っては見上げ。

8/2 13:21

下っては見上げ、逆コースを辿る場面を想像しました。

8/2 13:27

やっと平坦になるかな？と思いきや。

8/2 13:28

なかなか平坦な道になりません。

8/2 13:36

反対側から人が来たら鉢合わせしそうな藪道。

8/2 13:42

まるで笹薮トンネル。

8/2 14:01

犬越路トンネル分岐

8/2 14:08

どこにあるとは書いてありませんが、避難小屋はこの看板からは少し離れた用木沢出合降り口近くにありました。

8/2 14:10

犬越路の避難小屋と休憩ベンチ

8/2 14:11

避難小屋の中はとても綺麗です

8/2 14:11

8/2 14:27

日陰になっていて風通しの良い避難小屋前のデッキにレジャーシートを敷いてしばしの休憩をしました。

8/2 14:27

あの雲がこっちに来て一雨来るかな？と思いましたが、雨は降りませんでした。

8/2 14:52

用木沢出合に向けて出発。

8/2 14:53

下り始めの数十メートルは笹が密生していて目に葉っぱが当たるので、サングラスでガードして歩きました。

8/2 14:55

紅葉した葉が一枚足元に落ちていました。

8/2 15:29

木橋ではない立派な橋がかかっていました。

8/2 15:38

用木沢

8/2 15:40

冷たい水でタオルを浸して顔を拭くと気分爽快、生き返った気持ちです。

8/2 15:49

8/2 15:49

桟道のあちこちに落石で出来た凹みや、落石で壊れて板を張り替えた痕がありました。

8/2 15:51

出合まであと400メートル。

8/2 15:59

立派な橋を渡ります。

8/2 16:00

橋がとても立派だったので、振り返ってもう一度写真にとりました。

8/2 16:04

用木沢出合に到着！
駐車スペースには4台くらい車が停まっていました。

8/2 16:25

家族連れや団体で賑やかなキャンプ場の横を通って西丹沢自然教室に向かいます。

8/2 16:33

西丹沢自然教室に到着、朝2台だった駐車車両は4台に増えていましたが、平日なので空いていますね。

撮影機器：

COOLPIX AW100 ニコン

感想

chakaran

　先の台風と豪雨以来通行止めになっていた
西山林道が、8月から通れるようになるとは聞
いていましたがその確信も無い上、若干ヒルの
事も気になり始めていたので、前回の畦ヶ丸に
続き、ヒルの心配がない西丹沢に行く事にしま
した。

　西丹沢と言えば、今年の正月檜洞丸に行った
時に、山頂手前から山中湖越しに見えた富士山
の雄大な姿がとても印象的でしたが、その時に
はツツジ新道をピストンしたので、今回は犬越
路への周回コースにしました。

　今回自宅から海岸沿いを小田原に向かう途中、
前方に裾野から頂上までくっきりと富士山が
見えていましたが、この時季のことなのでそう
そう富士山が見え続けることは期待していませ
んでしたが、案の定ツツジ新道を登り始めて最
初に富士山が見えるポイントの展望台から見え
たのが最後、ガスに覆われてしまい、今回の山
行中富士山を望むことは出来ませんでした。

　平日の西丹沢だけあってひと気がなく、一日
歩いていてコース中に出会った人は、ゴーラ沢
出合で写真を撮っていた人と、熊笹ノ峰〜犬越
路間で風のように追い越して行った女性の二人
だけだったので前回の畦ヶ丸同様、鳥の鳴き声
とセミの声に囲まれながら山を満喫することが
できました。

　ゴーラ沢出合から先は檜洞丸頂上迄大倉尾根
以上に登り一本調子のコースですが、頂上手前
の木道あたりから傾斜が緩やかになり、よくあ
る頂上手前のひと登りがないまま、木道の周り
の植生を楽しみながらいつの間にか頂上に着い
てしまうのが、丹沢で二番目の標高でありなが
らブナに囲まれた穏やかなこの山らしくていい
なと思います。

　バスの時間を気にせずゆっくりとマイペース
歩けるようにとマイカーでやって来たので、風
の通らないツツジ新道は展望台と頂上手前で長
目の休憩を取って体力を温存しながら登り、檜
洞丸の頂上でもゆっくり1時間以上休んでから
犬越路に向かいましたが、厳しい暑さの中下山
した時には持って来た3リットルの水はほとん
ど飲みきってしまいました。

　西丹沢自然教室に戻ってから掲示板を見まし
たら、この日用木沢出合付近でうり坊(子イノシ
シ)が見かけられたとの記載がありました。
　それと、登山者への注意喚起の中に熱中症等
に対する注意に、足を攣るのは塩分不足が原因
と書いてありましたが、さっき犬越路避難小屋
で休憩中に足を攣って痛い思いをしたばかりの
自分が今日の行動中に水と甘いものしか摂って
いなかったことに気付き、ドキッとしました。