早池峰山

2012年08月01日(水) [日帰り]

• GPS: 08:49
• 距離: 8.3km
• 登り: 953m
• 下り: 941m

コースタイム

7:45　河原の坊登山口
8:45　頭垢離の水場（七合目）
11:00　打石
11:40　早池峰山山頂
　　　（昼食と中岳方面散策）

13:00　早池峰山山頂出発
13:45　五合目御金蔵
14:35　樹林帯
15:40　小田越登山口
16:10　河原の坊駐車場

※全体的に遅いタイムとなっていますが、途中の写真撮影にかなり時間を取っています。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

もうすぐ終了しますが、6月10日から8月5日までの土・日曜日及び祝日は交通規制があります。
普通車の場合、午前5時から午後1時までは岳駐車場から江繋までは通行できませんので、シャトルバスを利用して下さい。

平日は河原の坊駐車場まで車で行けます。
岳駐車場から河原坊まで道が細くなりますので、対向車に注意して走行して下さい。
河原坊には約50台の駐車場があります。

コース状況／危険箇所等

登山ポスト 河原坊・小田越登山口に設置
トイレ 河原坊登山口にあります。小田越登山口にも簡易トイレが設置されています。山頂避難小屋では携帯トイレしか利用できません。
携帯トイレは河原の坊総合休憩所と山頂避難小屋などで無人販売しています（350円）。
水場は河原の坊登山口から沢沿いに歩くと1時間くらいの所に頭垢離の水場（七合目）があります。冷えていて美味しい水です。以後水場はありません。

頭垢離から上部の登山道は急登になります。盛夏の登山は熱中症に十分注意が必要です。
又、登山道上部は浮石が多くなりますので、足元に注意が必要です。
又打石周辺は落石の危険があります。先行する登山者の状況にも注意を払う必要があります。

小田越コースは河原の坊コースよりも歩き易いですが、やはり浮石が多く岩場も滑るので下山路に使う場合は足元を注意して下さい。
途中鉄製の梯子が設置している鎖場もあります。

登山後の温泉は、道の駅とうわの向いにある東和温泉が便利ですが・・・、
毎月第一水曜日は定休日となります。今回その定休日でした（涙）。
しかも8月1日は丁度「早池峰神社例大祭」だったようです。
早池峰山麓の大迫町にエーデルワインのワイナリーがあり試飲もできます。もちろんドライバーは飲酒厳禁です。
ワイナリーの近くの国道396号線沿いにあるミルク工房「ボン・ディア」のソフトクリームは絶品です。

写真

8/1 7:44

ヤマハハコ
河原の坊総合休憩所の直ぐ側に咲いていました。

8/1 7:46

イワオトギリ

8/1 7:46

ヨツバヒヨドリ

8/1 7:47

アマニュウ？
セリ科は良く分かりません＾＾；。

8/1 7:47

アカバナ

8/1 7:48

タマガワホトトギス
河原の坊登山口付近に群生していました。小田越から河原の坊へ戻る舗装道路脇にも群生していました。

8/1 7:51

オニシモツケ

8/1 7:54

ゲンノショウコ

8/1 7:55

オオウバユリ

8/1 7:59

キンミズヒキ

8/1 8:00

ミヤマトウバナ

8/1 8:01

ウツボグサ？
花が大きいのでタテヤマウツボグサにも見えましたが、多分ウツボグサ。

8/1 8:02

カンチコウゾリナ
コウゾリナの高山型で、総苞が黒緑色であることが特徴のようです。コウゾリナは総苞が緑色。

8/1 8:02

エゾシオガマ

8/1 8:04

ミヤマカラマツ

8/1 8:05

ヤマブキショウマ

8/1 8:07

センジュガンピ
この花を登山口付近で見れるのも嬉しいですね。

8/1 8:07

クガイソウ

8/1 8:08

シシウド？
前に掲載した花（アマニュウ？）とは葉の形が違います。

8/1 8:13

ハヤチネコウモリ
河原の坊登山口の樹林帯に多く、小田越登山口の樹林帯はカニコウモリばかりでした。

8/1 8:40

ソバナ
シャジンと異なり花が三角なのが一番分かり易いです。

8/1 8:44

オクトリカブト

8/1 8:45

ミソガワソウ

8/1 8:46

頭垢離の水場
河原の坊登山口から1時間程度歩いた場所にありますが、夏には重宝しますね。

8/1 8:53

シロバナトウウチソウ

8/1 9:00

オヤマソバ

8/1 9:03

ガンジュアザミ？

8/1 9:06

ヤマハハコ

8/1 9:07

タカネナデシコ

8/1 9:11

ミネウスユキソウ

8/1 9:15

ホタルサイコ

8/1 9:15

タカネアオヤギソウ

8/1 9:19

ナンブトラノオ
ほぼ終わり頃で綺麗な花は殆ど見られませんでした。

8/1 9:20

ナガバキタアザミ
北海道では多いようですが、本州では本種を見られる山は少ないようです。

8/1 9:23

ナンブトウウチソウ
早池峰山の固有種です。先端から咲き始めます。

8/1 9:25

ネバリノギラン

8/1 9:26

・・・日差しがキツイ。

8/1 9:31

オオバギボウシ

8/1 9:46

イブキジャコウソウ

8/1 9:48

コバノツメクサ（ホソバツメクサ）
そこら中に咲いていました。おかげでカトウハコベ探しが大変でした＾＾；。

8/1 9:57

タカネヤハズハハコ

8/1 10:01

ミヤマシャジン
もしかしたらハクサンシャジンかもしれません。

8/1 10:06

ハヤチネウスユキソウ
まだまだ頑張って咲いていました。

8/1 10:10

タカネナデシコ

8/1 10:15

クルマユリ
鮮やかな色です。

8/1 10:19

御座走り

8/1 10:20

ナンブトウウチソウ

8/1 10:28

薬師岳を望む

8/1 10:40

タカネサギソウ
こういう背の低いのが普通です。

8/1 10:43

ミヤマアケボノソウ
非常に鋭い形をした花で、ハヤチネウスユキソウとは違った魅力があります。

8/1 10:47

ミヤマアケボノソウ

8/1 10:54

打石
打石周辺で災難が続いています（涙）。
次回登る時は要注意です。

8/1 11:10

ウメバチソウ
この花を見ると秋を感じますが、紅葉登山では花期が終わり頃の場合が多いです。

8/1 11:12

マルバシモツケ

8/1 11:20

ミヤマオダマキ
ほとんどの花が終わっていました。

8/1 11:32

ハクサンシャジン
ハクサンシャジンは葉も花も輪生で、ミヤマシャジンは葉も花も互生だそうです。

8/1 11:42

ヨツバシオガマ

8/1 11:43

山頂到着
トンボだらけ。

8/1 11:43

山頂

8/1 12:26

ミヤマアキノキリンソウ

8/1 12:30

ミヤマアケボノソウ

8/1 12:52

ダイモンジソウ

8/1 13:02

ハクサンチドリ
辛うじて咲き残っていました。

8/1 13:06

チングルマ（お髭）

8/1 13:14

サモニヨモギ

8/1 13:38

チシマフウロ

8/1 13:45

タカネサギソウ？
タカネサギソウにしては大き過ぎるような気がします。もしかしたらホソバノキソチドリ？

8/1 13:52

ハヤチネウスユキソウ

8/1 13:58

カトウハコベ
やっと見つけました！

8/1 14:00

カトウハコベ
さらに見つけました！
でもマクロレンズは手元になし（涙）。

8/1 14:26

キンロバイ

8/1 14:27

樹林帯手前で振り返ると蛇紋岩。

8/1 14:37

カニコウモリ

8/1 14:48

ルリビタキ（♂若鳥）
羽が青くなりかかっています。多分2年目の雄だと思います。

8/1 14:50

ヒロハハリブキ
・・・の実。真っ赤です。

8/1 15:07

アリドオシラン
この花もマクロレンズがあれば・・・。

8/1 15:10

ツルリンドウ

8/1 15:27

アリドオシラン
周辺でコイチヨウランは見当たらず。花期が終わったのか探せなかっただけなのか・・・。

8/1 15:34

モミジカラマツ

8/1 15:36

ツルアリドオシ
二つの花で一つの実を結実させるようです。

8/1 15:37

ノリウツギ
舗装道路脇で。

8/1 15:45

ヤマオダマキ
舗装道路脇で、ポツポツと咲き残っていました。

8/1 15:53

カワラマツバ

8/1 16:07

エゾアジサイ

撮影機器：

PENTAX K-5 PENTAX

感想

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今年は7月3日に一度登りましたが、ほぼ一ヶ月が過ぎて入れ替わったであろう高山植物を見るため、再び登ることにしました。
今回の目的の花はミヤマアケボノソウ、チシマツガザクラ、カトウハコベ、樹林帯の野生ラン等々です。

いつもより若干遅く早朝の4時過ぎに出発、途中道の駅とうわで朝食休憩をとり、河原の坊駐車場には7時半頃に到着しました。
3段目の駐車場に入れ、7時45分から登山開始。
・・・と思ったらカメラに標準レンズが付いていました。なんとマクロレンズを忘れてきてしまいました（涙）。
全く何しに来たんだか、と凹みつつも河原の坊総合休憩所の高山植物開花状況を見に行くと、休憩所の前にヤマハハコが咲いていて、一気にテンションが上がりました＾＾）。
直射日光が強烈で暑くなりそうな予感。飲み物は2L持参しましたが、最初は節約して頭垢離の水場も利用しました。
予想通り朝からじりじりと照りつける太陽で大量の汗をかきました。流石に真夏の登山はきついですね。
栗駒山に登ってから大分経っていたので体も慣れていませんでした。
足をもつらせながら喘ぎながらの登山でした。

河原の坊コースはミヤマオダマキやナンブイヌナズナなどは既に終わっていて、目立つのはイブキジャコウソウ、ホソバツメクサ、シャジンなど。
ナンブトウウチソウやクルマユリも綺麗な花を咲かせていました。
目的の一つミヤマアケボノソウは河原の坊コースは少なかったです。
途中休憩した際、硬い岩なので座り直そうとした所よろけて落下してしまい、庇い手で出した左手の小指を強打してしまいました。
前回カメラを落とした時と同様今回も打石の近くでした。何か祟られている気がします・・・＾＾；。
小指は腫れあがって一部紫色になったものの折れている気配はなかったので、登山を続行しました。
息せき切ってようやく山頂に到着。山頂には凄まじい数のトンボが飛び交っていました。
まあ、ブユやメマトイを退治してくれるのでありがたいですが、座っていると頭や足に何匹も止まってきました。

ザックを山頂に置いて中岳方向の登山道を散策しました。
ミヤマアケボノソウは堪能できたものの、時期が早いのか遅いのかチシマツガザクラは全く見つかりませんでした。
もう少し先の登山道にも未練がありましたが、登り返すのが大変なのできりのいい所でUターン。
また来年かな。

小田越コースにもミヤマアケボノソウはポツポツと咲いていました。
流石にハヤチネウスユキソウは最終盤に差し掛かっていましたが、もう少しだけ見ることができそうです。
小田越コースではほぼカトウハコベ探し一本（笑）。
もう終わってしまったのか・・・と諦め始めていた時にようやく見付けることができました。
マクロレンズじゃないのであまり大きく撮れないんですけどねえ。
まあ、とにかく見れて良かったです。
野生ランはアリドオシランは見付けることができたものの、コイチヨウランは見当たらず。これまた残念。

登山後、ミルク工房「ボン・ディア」でソフトクリームを美味しく頂きました＾＾）。
予定していた温泉は、東和温泉が定休日だったため断念。