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Yamareco

記録ID: 2130473 全員に公開 積雪期ピークハント/縦走 剱・立山

【初冬チャレンジ】剱岳早月尾根

情報量の目安: S
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日程 2019年11月30日(土) 〜 2019年12月01日(日)
メンバー , その他メンバー2人
天候30日 高気圧圏内 晴れ
1日 圏内→低気圧の接近 晴れのち曇り
アクセス
利用交通機関
車・バイク
馬場島荘の駐車場
林道ゲートは12月2日で閉まります
経路を調べる(Google Transit)

地図/標高グラフ


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歩くペース 1.0〜1.1(標準)
※ヤマプラ掲載の「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全コースのうち47%の区間で比較) [注意事項]
表示切替:

コースタイム [注]

1日目
山行
7時間23分
休憩
56分
合計
8時間19分
S馬場島07:4208:45松尾平10:54早月尾根標高1600m標識10:5912:411920.9m三角点14:36早月小屋14:3714:372450m地点15:2716:01早月小屋
2日目
山行
10時間39分
休憩
2時間1分
合計
12時間40分
早月小屋05:1106:48標高2600m標識06:5508:05標高2800m標識09:1710:21標高2600m標識10:2211:10早月小屋12:511920.9m三角点14:01早月尾根標高1600m標識14:1915:33松尾平16:37馬場島17:0017:51ゴール地点G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
基本夏道
雪がしっかり出てくるのは1800m以上
2450mまでは特に注意箇所なし
2450〜2600間は一部急登がある
2600から夏道通りに行くと急なトラバースが出てきて少し緊張する
2800からが核心か
下りはところどころバックステップを交えながら下った
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図 [pdf]

写真

感想/記録
by samoa

さて、今シーズン冬山一発目は早月尾根から剱岳。まさしく「試練と憧れ」。

30日 早月尾根のコンタ上げ
金曜夜に出発し、湖西道・北陸道と経由し富山を目指す。
敦賀への山道辺りから雨が降り出し、北陸道もけっこうな雨に降られながらとなった。富山に着くころには雨は止んで一安心。馬場島に着くと周りは薄雪化粧。まさしく初冬といった感じだ。
東京から出てきて富山駅で合流したTakahiro さんを拾ったnampo号も到着して、適当に準備を済ましていざ出発。

1泊2日なのに装備がずしりと肩に喰い込む。この感覚に冬山がスタートしたことを実感させられる。
有名な「試練と憧れ」の石碑を見送り、いきなりの急登から早月尾根が始まる。果たしてどうなることやら。

降り積もった雪を踏みしめながら最初の急登を終えて少し歩くと松尾平に着くと、これから目指す剱を望むことが出来る。
ギバギバとした北方稜線を望むことができテンションが上がる。

いくつかあるスギの巨木を見送り、標高を記した標識に一喜一憂しながらひたすら高度を稼ぐ。
太陽が高くなるとそこら中がキラキラと輝き本当に美しい。
1800mくらいまで登りふと右手に目をやると真っ白い大日三山を望むことが出来てテンションが上がる。

2000m付近からトレースは無くなり、早月小屋前の最後の急登に差しかかる。
雪の下に隠れた氷や岩に足を取られながら登っていき早月小屋手前のポコに辿り着くと剱がドーンっと迎えてくれる。
振り返れば富山平野の上には雲海が広がり、大日三山や毛勝も望むことができて最高だ。
少し下したところが小屋だが今晩は天気も良さそうなので眺めのいいここにテントを張ることにする。

テント設営班と偵察班に分かれて、明日のためにルートを確認しに行く。
立派な小屋を横切り、2450m付近まで偵察にいく。
ここまではなんもだが、この先はどうなることやら。このあたりからは白馬方面なんかも見ることができた。
トレースを戻ってサクッと引き返し。斜陽の雲海がとても美しい。

テントに戻り暖かいお茶飲んでほっこり。つまみをどんどん出して宴会へ突入。
日没近くに外へ出ると息を飲む美しさ。街の明かりがちらほら灯り、金星が輝き始める。
少し寒いが日が白山の向こうに沈んでいくまでゆっくり眺める。また明日。

晩御飯はZakkiさん作のサーモン入りペミクリームシチュー。めちゃくちゃ美味。
いろんな話で盛り上がり、オリオン座が剱の上に輝きだした頃に沈。
明日はどうなることやら。

1日 
朝3時起床。棒ラーメンを啜りながら準備をして5時ごろに出発。
今日は低気圧の接近で悪化傾向。果たしてどうなることやら。

昨日のトレースを辿って問題なく2450m地点まで。この辺りで明るくなってくる。
薄紫色に染まる大日や毛勝が美しい。

2614mのポコへの登りは、尾根伝いにいくと灌木交じりの急斜の登りを強いられ、残置のロープも使いながら登る。
登り切ると少し雪稜チックとなり少し緊張する。
ふと奥の景色の中に円錐状の影がみえる。どうやら影剱のようだ。ちょっと感動。

そのさきのコルで一休みして夏道っぽいところを進んでいく。
尾根上を避けてトラバースとなるが、そこそこ白く高度感のある中、グズグズだったり硬かったりと初冬らしい雪質で緊張のあるトラバース。
尾根上に復帰してからも氷化したところを交えた急斜やトラバースをしながらの標高稼ぎ。なかなか緊張感のあるルートが続く。

少しづつ風も強くなる中、核心が始まるであろう2850mまで来たが時刻はすでに8時半。
ここからピークまではおそらく1時間から1時間半かかるであろうこと、風も強くなりつつあり悪化傾向の中、無理はできないということで無念の引き返し。
別山尾根のとの合流点の標識まで見えているが雪煙が舞い続けていてなかなかシビアそうだ。
鎖は出ていないがこの先も夏道ルートをいけそうな感じだ。

というわけで敗退写真をとって引き返し。
この辺りからは室堂・立山、その先に続く薬師や黒部五郎、さらにその奥の笠ヶ岳まではっきりと望むことができる。
昨日は雲海に覆われていた富山平野も今日は晴れていて富山湾その先に能登半島をさきっぽまではっきり確認できる。
白馬の向こうにはぼんやり佐渡島。
見れるものは全部見えて最高の景色だ。願わくば剱の向こうが見たかった。

さて気を取り直して引き返し。急な下りが多く、時折バックステップを交えながら慎重に下ろしていく。
2614ポコは右手からトラバースして巻く。
途中単独の人とすれ違う。朝方見えたライトの明かりの人だろうか。

2450mから下はダーッと降りていきテントまで。
このころには空は灰高曇りになり室堂のほうにまで雪煙が舞っているのが見える。
引き返し判断は正解だった。

適当にテントを撤収して下り始める。2000mくらいまではアイゼンはつけっぱなし。
あとは惰性でおしゃべりで気を紛らわしながらひたすら標高を下げて下げて下げて馬場島まで。
土日の暖かさで昨日の朝に積もっていた雪はすっかりとけて晩秋な感じになってしまった。
試練と憧れは抱いたまま、またのリベンジに持ち越しだ。
腹いせに寿司だるまで北陸回線で腹を満たして京都への帰路に就いた。
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