富士山 田子の浦⇔富士山 日帰り24時間往復のはずが、、、敗退記(涙)


- GPS
- 16:25
- 距離
- 62.7km
- 登り
- 3,825m
- 下り
- 1,434m
コースタイム
※ロスタイム合計21分
※トイレ・自販機でドリンク購入・参拝・コンビニで予定の品を買い物・休憩など、想定の範囲内の出来事はロスタイムには含めていません
※セブンで24分(ウエストポーチ応急処置で3分のロス含む)のストップはさすがに長すぎたか、、、
※田子の浦付近は民家が多く、通行が深夜だった為、迷惑を考えて走りませんでした
天候 | 晴れ のち 曇り(ガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
※利用者以外は停めてはダメですよ(笑)!! |
コース状況/ 危険箇所等 |
料金所〜五合目はマイカー規制中の為、許可車両とバスくらいしか走っていないので、道路を横断しながら歩くことも容易にできました |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
本当は、、、
こんな間抜けな結末のレコ、書く気がしなかったんです。
写真もほとんど撮らなかったし、、、
でも、失敗をきちんと反省する為に、そして、少しでもこれから同じ事をしようとしている人の参考になればと思い、書くことにしました。
過去に田子の浦⇔富士山をやっている人の記録などを拝見すると、田子の浦→浅間大社2時間、料金所まで6時間とか、ほとんど歩いてたまに走って、、、のようなリポートがほとんどで、それらはもちろん、これからやろうとしている人の為に書いているわけではないのだから、書いてくれたことに感謝はしても文句を言う気など全くないのですが、これからやろうとしている人が欲しい情報としては量・質共に絶対的に不足しているのも事実。
そもそも、区間タイムが2時間とか4時間とか言われても、一度でもやっている人ならまだしも、これから初めてやる人にとっては、それでペースを作るのなんて不可能でしょ?
(100km程度の縦走を経験していて、しかも常に自分の力量を分析して把握している人ならある程度の目安を作ることはできますけどね)
なので、まずはコースタイムをできるだけ詳しく載せてみました。
区間タイムは短い区間のほうが参考にしやすいので。
そして、それ以外のことをこれからざっと書いていこうと思います。
【 計画 】
今回は24時間往復、できれば日帰り(同じ日付の中で)往復するという計画でした。
このミッションを完了させる(24時までに田子の浦に戻る)為には、過去記事を参考にすると、五合目を下り出す時間が、
15:00なら安全圏(10m11s/km)。
16:00でもまあ大丈夫(9m30s/km)。
17:00だと7m55s/kmが必要。
18:00だと相当頑張らないと24:00には戻れない(6m48s/kmが必要)。
19:00では無理(5m40s/km)。
そんな感じらしいです。
私は山では登りが好き。
しかし、ロードでは登りはほとんど走らない(特にロング・縦走の場合は)。
逆に、下りは走れるところは走っている。
田子の浦スタートが1:00なので、五合目が日帰りなら17:00、24時間往復なら18:00に下り始めればできると、そう踏んでいた。
そして、五合目で18:00を過ぎた場合は、理由にかかわらずリタイヤすること。
(現在の五合目→富士宮駅の最終バスは19:00ですが、時期が違うとバスも無くなり、エスケープがタクシーのみになりますので注意して下さい)
そう決めてスタートしました。
【 荷物 】
荷物は軽いに越したことはない。
そんなこと、言われなくてもわかっている。
当たり前だけど、重くても必要なものは持つ、省けるものは省く。
単独行の場合、食料と水。
これをどうするかが勝負、、、なんですかね!?
※食料
毎回のことなんですけど、どうせ食べられないのに持って行ってしまう最大の錘がおにぎり。
今回も4個もザックに入れたまま1個も食べず(食べる気すら起こらない)、ただの錘になってしまいました。
行動中の摂取カロリー
コーラ500mlx4=920kcal
スペシャルドリンク(2Lで1000kcal)x1.5L=750kcal
アクエリアス500ml=95kcal
パンケーキ(のようなもの)x2=390kcal
エネルギージェルx1=150kcal
他、飴類少々
トータル 約2350kcal
(おにぎりx4=680kcalは持っていても食べず)
はっきり言って、少ないですよね。
富士山山頂手前あたりからお腹が空いてきました。
ハンガーノックには強い方、、、だと、自分では思っているのですが、最近特に内臓の弱さが気になっています。
今後、もう少し摂取できるようにならないと、ロングをやるには致命的な欠点になってしまいそうです。
ところで、内臓って鍛えられるんですかね?
あと、疲れてきても食べられる高カロリーな物って、、、何があるんだろう!?
※ドリンク
最終自販機はグリーンキャンプ場(利用は時期・時間に注意)
時期にかかわらず24h使用可能な最終自販機は篠坂にある。
最終コンビにはファミマ、その少し手前にセブンがある。
数日前に行われた富士山頂往復マラニックの影響で、自販機系は売り切れている可能性が否定できなかった。
よって、セブンで五合目までのドリンクを用意することにした。
2.5Lで足りる計算だが、余裕を持ってハイドレに2L(スペシャルドリンク)、ザック内に1L(コーラ500mlx2)、チェストハーネスのボトルポーチに500ml(水)の計3L用意した。
→→この区間の実際の消費は、ハイドレ1L、水500mlと、五合目でコーラ500mlを飲み、計2Lだった。
五合目〜山頂〜五合目は、ハイドレは空でも良い。
ボトルポーチの500mlがなくなったら山小屋で調達予定。
くれぐれも、持ち過ぎないこと。
→→この区間の実際の消費は、ハイドレ500ml、コーラ500mlと、五合目まで下山してきた時に自販機でコーラ500ml購入の、計1.5Lだった。
五合目〜セブンの分は五合目で調達。
1.5Lで足りる計算だが、余裕を持ってハイドレに1L、ボトルポーチに500ml、ザック内に500mlの2Lを用意。
セブン〜田子の浦の分は、ハイドレは空で良い。
ボトルポーチの500mlが無くなり次第、自販機で買い足す。
最大で500mlを1本、それ以上は持たない。
話しの順番がおかしくなってしまいましたが、田子の浦〜セブンはハイドレは空で行く。
ボトルポーチに500ml用意して、なくなったら自販機で買い足す。
この区間、自販機はたくさんあるので困らない。
余計な分は決して持たないこと。
→→この区間の実際の消費は、アクエリアス500ml、コーラ500mlx3、計2L。
こんな計画でした。
田子の浦〜セブンの間、尋常ではない発汗量で、約20kmで2Lも消費した。
※その他、必要なもの
夜間用に以下の物を用意した。
・ヘッドライトx2(ひとつは予備)
・腕に巻いて使う、点滅・点燈する防水LEDライト(後方から来る車に対応)
ストック
登山用の重いものしか持っていないので迷ったが、山頂〜五合目の下りで脚を温存したかったので持って行った。
しかし、使用時間の短さと重さを考えると、持って行かないという選択もありそうだ。
【 行程 】
※田子の浦まで
地図で道順は確認して行ったのですが、現地に行くと「関係者通行禁止」って、、、おいおい、聞いてないんですけど。
仕方がないので、一旦戻って違う道から行きました。
地図だけではわからないですよね、、、
街灯も少しはあるし、まだ民家の明りがついているお宅もあるので、私は怖さを感じませんでしたが、苦手な人には暗く感じるかもしれません。
田子の浦で海水にタッチする際に砂浜を波打ち際まで歩くわけですが、当然靴に砂が入ることが予想されます(私は入りました)。
また、シューズを濡らしたくないので波を慎重に選んでいたら、意外に時間がかかってしまいました。
※田子の浦〜浅間大社
田子の浦を出発してしばらくは住宅街です。
通行が夜間ですので、やはり走るのは迷惑かと思い、一般住宅の前は全て歩きました。
飼い犬率は低いようで、犬に吠えられたのは一度だけでした。
この区間は比較的平坦で、唯一普通に走れる区間です。
序盤ですので無理は禁物なのですが、疲れを残さない程度には走っておいた方が、、、というか、走らないと24時間往復は無理です。
そうは言っても、信号も多いので、必然的に止まっている時間が増えてしまうのですがね、、、
この区間でいくつかトラブルが発生しました。
まずは、チェストハーネスに取り付けてあるボトルポーチが、縫合部が取れてしまってブラブラしてしまっていたのです。
たかだか500mlのペットボトルなのですが、ブラブラしていると走れないんですよねぇ。
手で押さえながら走ったり、手に持って走ったりもしてみたのですが、これで長時間は無理!!という事で、どうしようかと必死で考えて、、、
考えて、、、
考えて、、、、、、
考えて、、、、、、、、、
ひらめいたっ!!!!!
安全ピンだ!!
我ながら良い考えです。
というか、それしかない。
コンビニに緊急ピットイン、安全ピンを買って応急処置。
ピットストップ6分間で復帰しました。
トラブルその2です。
これはトラブルというか不注意という感じなのですが、、、
大型のウエストポーチをつけていたのですが、荷物を入れ過ぎたせいでハーネスが緩んで落ちてくるんです。
まるで太ももでウエストポーチをリフティングしているような状態なんです。
当然、まともに走れるわけがない(涙)
上に引き上げてもすぐにズリ落ちていく、、、
上に引き上げて、手で押さえながら走る、、、でも、油断してると又リフティング。
ボトルポーチといい、ウエストポーチといい、何なんだよ、全く、、、
でも、このウエストポーチのハーネスの緩み癖、実は前からなんですよね。
わかっていたのに対処しなかった、、、これは完全に不注意というか、怠慢でした。
(このトラブルは解決できずに、この後しばらく続きます、、、)
そして、トラブルその3。
右足母指球部分に大きなマメができてしまったんです。
(、、、と、この時はそう思っていました)
こんな序盤にマメなんてできるのか!?
荷物が重すぎて負荷がかかりすぎてる!?
本当はここで止まって、イヤフォンを外してザックを下ろして靴と靴下を脱いでザックから絆創膏を出して豆のところに貼って靴下を履いて靴を履いてザックを背負ってイヤフォンをセットすれば良いんですけど、、、
面倒くさい。
というか、ボトルポーチトラブルで6分も使ってるのに、又ここで止まってしまっては時間がもったいないので放置することにしました。
気がつかなかったことにします。
そしてトラブルその4、、、これが一番深刻で、本気でリタイヤを考えたのですが、、、
(わざわざ富士山まで来ていなければとっくにやめていました)
走り始めから、尋常ではない頭痛&発汗だったんです。
まだひどい夏風邪が治っていないのに走り始めちゃいましたからね、、、
この時点でやめようか(続けるのはマズイ)と、本気で思いました。
こんな夜中にこんな格好で道端にぶっ倒れるのか!?!?
格好悪いなぁ、、、
戻ろうか!?
いや、ここからだと駐車場まで戻るよりも富士宮駅まで行くほうが近いから、とにかくそこまで行はくしかない・・・頑張れ!!
、、、と、こんな感じの序盤戦でした。
※浅間大社〜富士宮口五合目
浅間大社でお参りをして、トイレに行きます。
それにしても、頭が痛いな、、、
ん!?
痛いには痛いんだけど、さっきまでよりは少しマシになってる!?
“死にそうなくらいの頭痛”から“ひどい頭痛”になっただけなのですが、元々頭痛持ちで慣れているので、このくらいなら何とか我慢できそうです。
よし、何とかなるかも!!
ここから先、コースは斜度を増していきます。
大きく分けると、田子の浦〜浅間大社の平坦エリア、浅間大社〜五合目の坂道エリア、五合目〜剣ヶ峯の登山エリアの3つに分けることができ、いよいよ坂道エリアのスタートです。
平均斜度6.8%(3.9度)で34kmをひたすら登っていく、長〜い長〜い上り坂の始まりです。
ワイルドだろぉ〜!?
浅間大社を出発して登山道入口を過ぎると、程なくセブンイレブンが見えてきます。
ここで予定通りピットイン。
氷や水やおにぎりを買い、ハイドレにスペシャルドリンクを作ります。
そして、ウエストポーチを外して、先ほどミニストップで買った安全ピンで緩み防止の応急処置をし、さらに荷物の一部をザックに移して軽量化しました。
ふぅ、やっとこれで足に当たらないで済む、、、
24分の長いピットストップの後、再スタートです。
(ここは15分くらいでどうにかしたかった、、、)
頭痛と発汗は相変わらずですが、なんとか走ったり歩いたりしながら登っていきます。
途中、軽快にウォーキングしている方に追いついて、少しの間おしゃべりします。
てか、あちらはウォーキング、こちらはランニング、、、のはず、、、なのですが、なぜか併走しておしゃべりしているという不思議な図です。
(遅すぎ!)
さすがにウォーキングペースにずっと付き合っているわけにもいかないので、挨拶をして先に行かせて頂きます。
できるだけ疲労が蓄積しない程度に走ります。
だんだんと走る時間が短くなり歩く時間が長くなっていきます。
最終自販機の篠坂交差点を過ぎてしばらくすると、九十九折になってきます。
このあたりになってくると、意識しないと歩いてばかりいるようになってきます。
決して楽をしようとしているのではなく、歩いているうちに走る事を忘れてしまう、、、という感じ。
いつまで歩いてるんだよ、、、と自分に突っ込みながら走り出します。
が、すぐに疲れて、また歩く、、、の繰り返し。
さて、だいぶ疲れるのが早くなってきたので、この辺でスペシャルドリンクに切り替えていきましょうか。
???
出ない。。。
もう一度吸ってみる。
?????
出ない。
思いっきり吸ってみる。
??????????
何で出ない!?!?
ホースが詰まってるの!?
ホースを少し動かしてみる。
吸ってみる。
出ない、、、
ハイドレに入れた氷がチューブを詰まらせた?
少し様子をみてみよう。
数分後、吸ってみる。
出ない。
思いっきり吸ってみる。
出ない!!!
??????????
これはダメだ。
このスペシャルドリンクは水分補給&カロリー摂取&疲労回復の為になくては困るものだ。
仕方がないので止まれる場所を探してザックを降ろし、ハイドレをチェックします。
ホースは、、、異常なし。
中身は、、、ちゃんと入っている(こぼれてもいない)。
何で出ない!?
仕方がないのでザックからハイドレを取り出してみる。
一見して何も異常は見当たらない、、、ん!?
ホースと水筒の接続部に違和感を感じ、軽く触ってみる。
パチン!!
ホースが外れた、、、
どうやら接続部がきちんとつながっていなかったようです。
きちんと繋ぎ直してザックにセットし、吸ってみます。
出てきた♪
良かった、これで解決です。
貴重な3分をロスしましたが、無事に再スタートです。
でも、、、
眠気・微熱・咳・喉の痛み・鼻水・倦怠感・頭痛・発汗異常・マメなどに加えて、ボトルポーチトラブル・ウエストポーチトラブル・ハイドレトラブルと、何で今日に限って次から次へとこんなに出てくるの!?
なんという日なのでしょう。。。
そんなこんなで九十九折が終わり、グリーンキャンプ場、西臼塚Pと続いていきます。
この辺になると疲労感もだいぶ出ていて、相当頑張らないと走れなくなっています。
○○沢という案内板などを見ながら、気を紛らわせます。
ようやく料金所のT字路。
ここでロードバイクの人が先に登って行くのが見えました
料金所ではマイカー規制の警備(?)の人が3人立っていて、入ってきた自動車をチェックしていました。
こちらは歩きなので問題なく通過できます。
が、すれ違いざまにひとこと。
「車に気をつけて下さい」
「えっ、車通るんですか!?」
「許可車両やバスが通りますので」
「わかりました」
この辺まで来ると、斜度はさほど変わっていないはずなのに、もはや走ろうとする意思さえも消え失せている。
料金所〜五合目の区間で、走ったのはたったの2回だけ、それも短い距離をちょっと走っただけ。
このあたりになって、気温は上ってきているのだが、発汗量は徐々に回復傾向になり、通常時の想定される発汗量程度まで落ち着いてきた。
標高1600mの二合目高鉢Pでトイレ休憩。
ここで9分のピットストップで体感500gの軽量化に成功(笑)
本当はまだ完全にスッキリはしていないのですが、ダラダラと時間をかけるわけにはいかないので再スタートします。
カケスバタ口(新大宮口?)の確認を済ませて登っていくと、先ほど料金所のところにいたロードレーサーが颯爽と下ってきました。
すれ違いざま、笑顔でお互いに目で合図。
こういう一瞬で気持ちが通じる瞬間が、なんだか嬉しい♪
でも、残念ながら、嬉しくても疲れているものは疲れているわけで、、、というか、ここが微妙なのですが、“登りを走るのは無理なくらい疲れている”けど、“歩く分にはまだまだ頑張れる程度”の疲れなんですよ。
疲れてくると頭が右に傾く癖は出ているものの、気持ちが折れる程ではない、、、それくらいの感じ。
でもね、、、やっぱ富士山、、、遠いよ。。。
時折通るシャトルバスの車内から、私はどんな風に映ってるんでしょうね。
頑張って歩いていると、“五合目まであと3km”とかの標識が出てきます。
頭の中で計算して、「あと○○分頑張れば五合目だ!!」と鼓舞します。
先日混雑時に停めた下の駐車場を過ぎ、、、あれ、こんなに遠かったっけ!?、、、なんて思いながら登っていき、やっとのことで五合目到着。
よ〜し、コーラを飲むぞ!!!
※富士宮口五合目〜剣ヶ峯〜富士宮口五合目
五合目に着くと、ザックを降ろして中からコーラを取り出します。
そして、キャップをあけて飲もうとしたら、、、
プシューーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!
ゴボゴボゴボ、、、
ビチャビチャビチャ、、、
あぁ〜あ、やっちまったなぁ。。。
これ、結構恥ずかしかったりするんですよね(笑)
残ったコーラを一気飲み。
温いし、、、
とりあえず、行きたくはないけどトイレに行ってみます。
が、何の反応も無し。
軽量化失敗。
ストックを出して、グローブをして、登山スタイルに変身(したつもり)。
13分のピットストップ後、登山開始です。
歩幅を靴1足分くらいに狭めるイメージで、足に負荷をかけられない分をピッチで稼いで登っていきます。
普段の登山スピードと比べるとかなり遅いのですが、仕方がありません。
ペースを上げると脚が攣りそうになるので、優しく足を運んでいきます。
この“登山エリア”のレコはそこらじゅうに転がっているので割愛しますが、五合目〜山頂が3時間23分と相当遅いタイムだったのにもかかわらず、抜かされたのはわずかに2人のみ。
そのうち一人は途中で抜き返したので、実質1人だけ!?
さすがマイカー規制中という感じ(笑)
それにしてもこの時期は団体が多いせいか、渋滞が醜いこと醜いこと。
五合目〜六合目ですら渋滞してましたからね。
団体が長い列で登っていると、後ろの人が抜かせない→渋滞が伸びるの悪循環。
横に広がって歩く団体までありましたからね。
で、、、山頂、剣ヶ峯と行き、無事に SEA TO SUMMIT を達成。
さっ、剣ヶ峯も混んでるし、時間がないのでさっさと戻りますか。
下りは続々登ってくる登山者さんに道を譲りながらゆっくり降りていきます。
途中から、シューズに小石が入り、、、普段なら無視するのですが、なぜか物凄く痛い。
我慢しきれずに山小屋のベンチをお借りして腰を下ろし、シューズを脱いでみると、、、
!!!!!
靴下の母指球のところが両足共に大きな穴が開いていたんです。
これじゃ痛いわけだ。
てか、マメができたと思ったら、原因はこれだったのね。
いやぁ、参ったな、、、
とにかく、考えていても仕方がないので降ります。
どんどん降りていって、五合目に到着。
しかし、下山に2時間弱もかかるって、、、どれだけ登山者を待っていたんでしょうね。
※五合目〜駐車場
突然ですが、実はここでリタイヤしました。
何で!?ですよね。
完走できたかどうかはやってみないとわからないですけど、でも、余力(脚)はまだまだ残ってたんですよ、本当に。
(そういうペース配分をしていましたからね)
実際、脚のダメージも悔しいくらい残ってない。
軽く張っている程度で、ほとんどノーダメージですから。
じゃ、何で?
原因は、、、
靴下の穴?
頭痛?
もちろん、それらもあるのですが、、、
でも、決定的な理由は別にあるんです。
( ここから先、あまりキレイな話しではないので、ご注意を!! )
話しは戻って、二合目の高鉢P。
トイレに寄った話しをしましたよね。
あそこが明暗を分けたポイントだったんです。
真相はこう。
トイレに行き、備え付けのペーパーを使ったら、、、
いっ、痛いぃぃぃ!!!
どうも、ペーパーが(私には)硬かったようで、、、
実はこういう事が日常的にあるので、ザックの中にはマイ・トイレットペーパーを必ず入れているんです。
(もちろん、柔らかいやつね)
それなのに、この時は何故か備え付けのペーパーを使っちゃったんですよね、、、
完全な不注意です。
で、その後、どんどんどんどん傷みが増していって、、、
五合目に下山している頃には、すでにまともに歩ける状態ではなくなってしまっていたんです。
その歩き方はまるでペンギンのようになり、患部に下着が触ると激痛が走ります。
短パンの下からパンツを下に引っ張って触らないようにしても、すぐに戻ってしまい、激痛。
感覚的には、擦りむけた所が化膿して、そこから出血している、、、そんな感じ。
無理だ、、、
ここからあと50km、この状態では走るどころか歩くのさえ、、、無理だ、、、
本当に情けないリタイヤの理由です。。。
【 心拍数 】
行動中心拍数 125〜150
ターゲット心拍数 135〜140
【 ドリンク消費量 】
5.5L
【 行動中摂取カロリー 】
2350kcal
【 最後に、、、 】
リタイヤを決めた判断は間違っていなかったと思っています。
でも、今残っているのは悔しさ、情けなさ、虚しさ、、、そういう感情だけ。
富士山に大きな大きな忘れ物をしてきてしまいました。
【 注意!! 】
基点を田子の浦のどこにするかにもよりますが、往復で約110〜116kmの行程になります。
それを24時間で往復するわけですから、休憩なども含めた上で、最低でも全行程平均で
4.58km/h〜4.83km/h x 24時間
のスピードと持久力が必要です。
※上記は 田子の浦〜浅間大社〜≪富士宮ルート≫〜富士山 の場合で、最近のトレンドになりつつある 田子の浦〜村山浅間神社〜≪村山古道≫〜富士山 の場合は往復で約40km短くなりますが、その場合はある程度の下見が必要だと思われます。
ご自分の過去の山行データやトレーニングなどを考慮し、これが可能な数字なのかを良く検討してからチャレンジして下さいね。
特に単独行でチャレンジする場合、必然的に荷物も増えてしまうわけで、それは空身でジョギングしているのとはわけが違いますので、、、
場合によっては「時間制限無しで往復」や「片道だけ(+五合目まで下山)」にするのもありなのかと思います。
無謀なチャレンジは絶対にするべきではないですが、可能性があるのなら、エスケープを良く考えた上でどんどんチャレンジして欲しいな、、、と思います。
SEA TO SUMMIT.
皆さんもやってみませんか?
読み返してみると、なんだか物凄くくだらないレコになってしまいましたが、これだけ書いてから書き直す気力もないので、このままアップしちゃいます。
これからチャレンジしようとしている誰かのお役に立てれば良いな・・・
たくさんの人が田子の浦⇔富士山にチャレンジするようになれば嬉しいです!!
コメント
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ゼロ富士の超ー激ロング お疲れ様でした しかし24時間以内のゼロTOサミット 本当に時間との戦いなのですね 65kmお疲れ様 私も ロング時は痛く成りますのでワセリンとか 塗りますよ でも汗で溶け出すのが 気分悪いので 色々 試してます
先ずは 無事で
15-jugoさん、最高です。
15-jugoさんやマラニックの方のルートだと往復100キロ
超えちゃうんですよね。
この前、途中マラニックの人と少し話して、家で
ルートひいたら即、無理と決まりました。
古道の往復だとかなり距離は短縮できるのですが、
登り以上にコースアウトのリスクがでかいんですよ
ね。今の私にはこちらも無理です。
このレコ、お気に入りに頂きます。
soar800さんには色々教えていただいてます。
ヤマレコつながりですね。
私の大敵はまたズレです。
そうなんですよ、まさしく、時間との戦いなんです。
が、、、
24時間のペース配分も考えないといけないので、頑張り過ぎるのもいけないという、、、なんとももどかしいペースなんです。
速歩きだけでは到底間に合わないので、ある程度は走らないといけないんですけど、疲れを残さないようにしないといけないし、、、難しいですね。
あっ、でも、soar800さんのスピードがあれば軽くいけちゃうんじゃないですかね!?
そうだ!!
soar800さんもチャレンジしませんか!?
で、、、
痛くなったのは、肛○の周り(?)なんですよ
硬い紙で拭いたせいで(広範囲で)擦りむけて(?)、その傷口がグチュグチュになる感じ(?)で、触れると痛いし下着が貼り付くしで、とてもとても歩ける状態ではなくなってしまったんです。
はぁ、、、ナサケナイ、、、orz
体力(余力)的にはいける気がしていたので、ホント、残念です
マラニックの方たちのスタート地点だと112km、私のスタート地点だと116kmくらいありますすね。
本当は村山古道で、、、と思っていたのですが、下見をしたmillionさんでさえコースアウトのリスクを拭いきれないのであれば、下見ができない私には100%無理ですね
と言いながら、やっぱり村山古道も歩いてみたいな、、、
millionさんのレコで研究させていただきます
soar800さんにはお世話になっています!!
仲良くしていただいて、本当にありがたいです
(millionさんにも感謝しています!)
そして、いつか地元の筑波山界隈でお会いするような気がしています(笑)
あっ、私もジョギング時にまたズレで悩んでいたことがあるのですが、アンダーを色々試したら、今では高確率でならなくなりました。
(忘れた頃にたまになることがあるのですが、、、)
おそらく相性の問題もあると思いますが、私はしまむらで買ったアンダーが相性が良いみたいです
あぁ、でも、山奥でまたズレ、、、想像したくないです(笑)
勿論 私も後が痛く 成るのです だって足細いから股ズレハ無しです。オロナイン難航? 軟膏です 塗ります 他にも良いのが有るようです。ロング時 結構 効きますよ
お盆中は 用事で 山は断念
ヤケクソデ 生ビールぐびぐびです お客受けに一緒に実家で初盆です
soar800さん、おはようございます!
軟膏をあらかじめ塗っておくのですね!?
ありがとうございます、早速今日買いに行ってきます
私、お盆中の休みは明日だけなのですが、山に行けるかどうかは今のところ微妙な感じです。
まあ、どちらにしても、天気も
ところで、9月16日(日)の筑波連山記録会は出場予定でしたっけ!?
(私は出られませんが、、、)
コースの詳細、いつ発表になるんでしょうね。
私は大会後に単独で「歩いて
トレーニングもしたいけど、、、今日は朝ジョグしてきましたが、ペースを落として走っても暑くてキツかったです
こちらのぺージで詳細載せて有りますよ
私も出場したいのですが2日間の休みなので 北アルプスも検討中なので まだ分かりません
今の所 予定は10/28の宇都宮トレランと石岡の12/16のミドル出場(参加)予定です 9/16は記録会に成っていますが 来春予定の大会前の試走はこの9/16だけだそうです
今朝 走られたのですか、朝から暑いから キツイですよね 私も歳なのか 運動中の暑さに弱く成りました
軟膏のほかにスプレーが有るのですが 凄い高いので買うのを躊躇しますが脇の下、乳首、股とか 良いのが有る様です
http://www.teamsportsjapan.jp/trail_run_practice.html#practice_3
おぉ〜、わざわざ調べていただき、ありがとうございます!!
さすがにまだルート図のようなものは出てないんですね
仕方がない、自分で約60kmになるようにルートを引いてみます
でも、60kmのレースって、考えてみるとナニゲに長いですよね。
走れるところは走るんですもんね。
こういうのに出る方たちって(soar800さんも含めて)ホント、凄いですよねぇ
>私も歳なのか 運動中の暑さに弱く成りました
私、昔からメチャクチャ苦手です
あっ、でも、寒いのは得意な方かも、、、
冬でも家では暖房器具は一切使ってないし
>脇の下、乳首、股とか
あぁ〜、昔、そういえば乳首で苦しんだ時期がありました(笑)!!
毎回絆創膏を貼ってましたよ。
でも、いつの間にか平気になったな、、、何ででしょう!?
スプレータイプは確かに手を汚さずに済むので良いかも、、、ですね。
高すぎなければ、、、ですが
色々とアドバイス、ありがとうございます!!
はじめまして。inumiと申します。実は私の富士山山行記録へコメント頂いていたのですが、しばらくチェックしていなかったので返信が遅れました。それと、コメント頂いた方へどうやって返信するのかわからなくて。
さて、Sea to summit、惜しかったですね。同じことを考える人がいてくれて、嬉しいです。富士山の3776mに登った人は多くいるけど、標高差3776mを一気に登った人はそうはいないでしょう。ほかの人のことを考えて記録を書くのはえらいなあと思います。私は自分のメモのため、というのが多いので。水の補給方法は参考になります。次の補給地点まで必要量だけ持って走るのがベストですよね。登山客の渋滞を避けるには7月下旬の平日かな、と思います。また来年、再チャレンジしてください。
inumi さん、こんにちは&コメント、ありがとうございます
ただの「Sea to summit」は、多分誰でもできますよ。
ただ、日帰り(同日付以内)往復となると、少し難易度が高い気がしますが、、、
24時間で・・・くらいなら、inumi さんのように100kmマラソンや水泳をやられていて、かつ山もやっている方であれば、問題なく達成できると思いますよ
>私は自分のメモのため、というのが多いので
自分のメモの為、、、そんな使い方ももありですよね。
私は皆さんといろいろなお話しや情報交換がしたくてヤマレコを始めましたので、気になる記事があればコメントをいれたりしますが、でもコメントを入れても無視される(?)と、迷惑だったかな、、、と、コメントを入れたことを後悔してしまいます
なので、こうしてコメントをいただけると、凄くホッとします
>コメント頂いた方へどうやって返信するのかわからなくて
ちなみに、もうご存知かもしれないですが、自分の記事に相手の名前を入れてコメントをすれば、返信できますよ
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