花畑満開! 飯豊山・大日岳


- GPS
- 35:00
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 2,588m
- 下り
- 2,765m
コースタイム
11:10→11:55姥権現→12:50本山小屋14:00→14:10飯豊本山山頂14:30→16:10御西小屋着
8/3:5:30御西小屋発→6:35大日岳6:57→7:45御西小屋(荷物整理他)8:45→10:05飯豊本山→11:35切合小屋(昼食)
12:40→13:50三国岳→14:45地蔵水場15:10→15:25横峰→16:00中十五里→16:35御沢口着
天候 | 8/2 快晴 8/3 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
▼川入集落から小白布沢へ入る道は、一般車通行止。 栗の沢口から登るには、民宿の方に連れて行ってもらう(宿泊者へのサービス)。 ▼栗の沢口〜横峰:なかなか急だが、よく整備されていて問題なし。 ▼切合小屋の先、草履塚までの間のコース上に残雪あるが、アイゼンは不要。 ▼三国岳手前の剣ヶ峰、飯豊山手前の御秘所の岩稜は通行注意。雨天時は滑りやすそう。 ▼地蔵水場の水量は豊富。 三国小屋の水場は8/2現在で、2ℓ汲むのに5分かかるとのこと。 切合小屋には水が引かれていて豊富(引き水のためややぬるい)。 本山小屋の水場は未確認(汲めたとの話)。 御西小屋の水場は小屋から5分ほど、結構急に下る。水は非常に冷たく豊富。 ▼いいでの湯は、沸かし湯で営業を再開。 |
写真
感想
福島でやり残していたこと、その一つが飯豊山への登山。
会津盆地から見える雪をかぶった飯豊山は、会津の象徴にふさわしい。
また遠く磐梯山や安達太良山から見える姿も、福島の深山という感がする。
飯豊本山は新潟県・山形県側に張り出しているが、
飯豊山までの登山道(正確には御西小屋まで)が福島県の管轄であることに、
飯豊山は歴史的に自分たちの象徴だと考えてきた会津人のこだわりを感じる。
【初日】
前夜、麓の川入の民宿で宿泊。夕食は山菜尽くしだったが、子供のころ長野に行くとよく食べていたので懐かしかった。翌朝、民宿の車で栗の沢の登山口へ。大規模林道を折れると道は一台幅の未舗装道になり、初めて一人でここへ来るのは困難かも(現在は川入から先の大規模林道は一般車通行止。)。
栗の沢口からは、同宿だった女性や他の民宿の客ら7,8人が出発。準備体操やら何やらで自分は最後の出発となった。横峰までの道はなかなか急だが、道はよく整備されていて歩きやすい。1時間少しで、御沢口からの本道に出た。
間もなく地蔵水場。水量が豊富で冷たく気持ちが良い。一息つく。
地蔵山からの道と合流し、三国岳の手前の剣が峰にかかる。なかなかの難所。種蒔で合流する地蔵岳の尾根が見えるが、谷には雪が残っている。さすが飯豊山、8月になってもこの高度でなお雪が残っている。
三国岳に到達すると、視界が開けた。谷筋に雪を残した大日岳が西に見える。飯豊山の本山小屋と一ノ王子のケルンが見えるが、飯豊本山は種蒔山がかぶってしまって見えない。まだまだ遠そうだ。体力との相談でどこまで行けるか。できれば御西小屋まで行きたい。そうすれば翌朝大日岳を往復して、下山する行程が楽になる。
この日は天気に恵まれて遠くが見渡せた。朝日連峰、蔵王連峰、磐梯山が見渡せた。
三国小屋の管理人さんの話が面白くて、45分ほど休んでしまった。
ハシゴを登って七森、さらに種蒔山を越えると、飯豊本山がはっきり見えてきた。
種蒔山を少し下った種蒔からの光景は、飯豊本山を奥に、手前に緩やかな草原があり、所々の窪みには雪が残る。
とても穏やかな風景で、ずっとこの風景を見ていたい気分であった。非常に印象に残った。
ほどなく切合小屋に到着し、昼食。天気が良くてかなり熱かった。切合小屋には夏場だけ管理人が水を引いているが、ここでの水は大変ありがたかった。
切合小屋を出ると、ルート上に残雪があった。50mほどあったがゆっくり進む。
ここから草履塚まで一度登り、登ったらがっつり下る。上から鞍部を見ると赤い何かが見えたが、そこが姥権現で、赤いのはお地蔵さんだった。ここからうんざりするような登り返し。まず御秘所という岩場。通過して深い谷が望める場所に出ると、谷からの冷たい風がとても気持ち良い。この谷にも雪が残るが、雪渓を通ってくる風は、一様に冷気を含んでいるような気がした。熱中症になりそうな暑さだったので、涼風は何より心地良かった。
最後に迫る「御前坂」、よく名づけたものだ。一ノ王子のケルンが砦のように聳える。ただただ、足を止めずに一歩一歩登るしかない。飯豊山は古くから信仰の山・修験の山、たどり着くためには、いくつもの難所を越えなければならない。その最後がここだ。一ノ王子のケルン、誰がこんな石積みをしたのだろうか。
本山小屋の横には、飯豊山神社の奥社があった。麓の飯豊山神社が本社だそうで、以前はここに宮司が(夏の間?)常駐していたらしい。無事の登山を感謝しお参りし、山頂に向かう。山頂まではなだらかな道。
飯豊本山山頂からは360°の展望。登ってきた三国岳、切合小屋など主稜が見渡せる。その先にはうっすらと喜多方の街。そして西を見ると、飯豊連峰の最高峰・大日岳、そして谷に雪を残した縦走コースの烏帽子岳、北俣岳、ずっと奥に朳差岳が望める。素晴らしい風景だった。飯豊山に登ったという感慨に浸る。
時間的、体力的に余裕があったので、御西小屋まで行くことにした。御西小屋までの道沿いにはお花畑が続き、幾度も足を止めた。このあたりの尾根下にも残雪があったが、御西岳近くのそれは「御鏡雪」と呼ばれ、夏の間もずっと消えずに残っているという。暑さの中、本山までの登山で消耗したか気が抜けたか、御西小屋までの歩きはだらだらになった。
御西小屋には、7,8人が宿泊。水場は小屋から50mほどだが、かなり急な下りだった。水は大変冷たかったが、火照った体には気持ち良かった。腕、首の後ろがものすごく日焼けしている。
自分には初めての山小屋泊りだった。同泊の方々と食事&会話を楽しむ。
満月の夜だった。8時半には就寝。室内は少し熱いぐらいで、夜中にシュラフから体半分出していた。
【2日目】
日の出を受けて、大日岳が輝きだした。
前日の途中から同道していたTさんと大日岳に向かう。
一度下って、緩やかに登り返し、最後は急な登りだ。
草は朝露に濡れている。歩きで汗をかくので、濡れるのは悪くなかった。
大日岳までの道のりは、素晴らしい花畑になっている。
飯豊山〜御西小屋の間より、花の種類がずっと多い。往復で存分に楽しんだ。
朝の大日岳には我々だけ。縦走コースの山々とその足元の飯豊川(加治川)の深い谷が見えた。今まで歩いてきた飯豊本山までの尾根、御西岳もすべて望める。前日、三国小屋から大日岳を望んだが、ここまで来ることができて素直にうれしい。
御西小屋に戻り、荷物整理をして出発。下りの同道はTさん他2人、それぞれ自分のペースで歩いた。下山時にあらためて、御秘所、剣が峰の岩場は難所だと思った、雨が降ったらかなり滑って危険ではないか。切合小屋で棒ラーメンの昼食。地蔵水場で顔と体を洗って一息つく。
復路は長坂コースで御沢口に出た。このコースはかなり抉られていて、登りはかなりきついのではないだろうか。
昔からの伝統的な表参道である。古から飯豊山詣でに使われていたことを思うと、この道に歴史を感じる。
下山後、Tさんといいでの湯に寄って汗を流した。ぬるま湯の浴槽の方はいつまでも浸かっていられる。
充実した山行だった。
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