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Yamareco

記録ID: 214421
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

花畑満開! 飯豊山・大日岳

2012年08月02日(木) 〜 2012年08月03日(金)
情報量の目安: S
都道府県 山形県 福島県 新潟県
 - 拍手
GPS
35:00
距離
31.1km
登り
2,588m
下り
2,765m

コースタイム

8/2:5:35栗の沢口発→6:50横峰小屋跡→7:15地蔵水場(峰秀水)7:20→8:25三国岳9:10→10:20切合小屋(昼食)
11:10→11:55姥権現→12:50本山小屋14:00→14:10飯豊本山山頂14:30→16:10御西小屋着

8/3:5:30御西小屋発→6:35大日岳6:57→7:45御西小屋(荷物整理他)8:45→10:05飯豊本山→11:35切合小屋(昼食)
12:40→13:50三国岳→14:45地蔵水場15:10→15:25横峰→16:00中十五里→16:35御沢口着

天候 8/2 快晴
8/3 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
喜多方市山都町川入の民宿泊。翌朝、小白布沢奥の栗の沢登山口まで民宿の車で移動し、そこから登山開始。下山時は御沢口に下りて、御沢駐車場に回しておいた車をピックアップ。
コース状況/
危険箇所等
▼川入集落から小白布沢へ入る道は、一般車通行止。
 栗の沢口から登るには、民宿の方に連れて行ってもらう(宿泊者へのサービス)。
▼栗の沢口〜横峰:なかなか急だが、よく整備されていて問題なし。
▼切合小屋の先、草履塚までの間のコース上に残雪あるが、アイゼンは不要。
▼三国岳手前の剣ヶ峰、飯豊山手前の御秘所の岩稜は通行注意。雨天時は滑りやすそう。

▼地蔵水場の水量は豊富。
 三国小屋の水場は8/2現在で、2ℓ汲むのに5分かかるとのこと。
 切合小屋には水が引かれていて豊富(引き水のためややぬるい)。
 本山小屋の水場は未確認(汲めたとの話)。
 御西小屋の水場は小屋から5分ほど、結構急に下る。水は非常に冷たく豊富。
▼いいでの湯は、沸かし湯で営業を再開。
栗の沢口にて。
2012年08月02日 05:07撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 5:07
栗の沢口にて。
急な登りが続くが、道の状態は良い。
2012年08月11日 03:51撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/11 3:51
急な登りが続くが、道の状態は良い。
御沢口からの本道と合流後、地蔵山への道と巻き道(地蔵水場経由)の分岐。
2012年08月02日 07:03撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 7:03
御沢口からの本道と合流後、地蔵山への道と巻き道(地蔵水場経由)の分岐。
地蔵水場。
2012年08月11日 03:51撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/11 3:51
地蔵水場。
豊富な水量で大変冷たく、一息入れるにはもってこい。
2012年08月02日 07:19撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 7:19
豊富な水量で大変冷たく、一息入れるにはもってこい。
地蔵山からの道との合流点。ここから本格的に尾根道。
2012年08月02日 07:33撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 7:33
地蔵山からの道との合流点。ここから本格的に尾根道。
三国岳が見えてきた。
2012年08月02日 07:37撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
8/2 7:37
三国岳が見えてきた。
地蔵岳からの尾根。谷には雪が残る。
2012年08月02日 07:42撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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8/2 7:42
地蔵岳からの尾根。谷には雪が残る。
三国岳の手前、剣ヶ峰に続く鎖場。
2012年08月11日 03:53撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/11 3:53
三国岳の手前、剣ヶ峰に続く鎖場。
剣ヶ峰。
2012年08月02日 08:09撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 8:09
剣ヶ峰。
岩場が続く。要注意。
2012年08月11日 03:53撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/11 3:53
岩場が続く。要注意。
2012年08月11日 03:53撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/11 3:53
三国小屋(三国岳)に到着。
2012年08月02日 08:32撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 8:32
三国小屋(三国岳)に到着。
三国岳から望む大日岳。右端に飯豊山(本山小屋のあるピーク)がわずかに見える。
2012年08月02日 08:28撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 8:28
三国岳から望む大日岳。右端に飯豊山(本山小屋のあるピーク)がわずかに見える。
磐梯山とトンボ。三国岳頂上には無数のトンボが飛んでいた。(ルート上にはずっと多くのトンボが舞っていた。)
2012年08月02日 08:38撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 8:38
磐梯山とトンボ。三国岳頂上には無数のトンボが飛んでいた。(ルート上にはずっと多くのトンボが舞っていた。)
三国岳の辺りから、高山植物が目につくようになった。ミヤマキンポウゲ?
2012年08月02日 09:12撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 9:12
三国岳の辺りから、高山植物が目につくようになった。ミヤマキンポウゲ?
センジュガンビ。
2012年08月02日 09:22撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 9:22
センジュガンビ。
三国岳から七森の間のハシゴ。
2012年08月11日 03:53撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/11 3:53
三国岳から七森の間のハシゴ。
タテヤマウツボグサ。
2012年08月02日 09:27撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 9:27
タテヤマウツボグサ。
ニッコウキスゲ。
2012年08月02日 09:43撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 9:43
ニッコウキスゲ。
種蒔から飯豊山。緩傾斜の緑の草原、所々に残る雪の向こうに見える飯豊本山…、このあたりは非常に心に残る風景だった。
2012年08月02日 10:07撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
8/2 10:07
種蒔から飯豊山。緩傾斜の緑の草原、所々に残る雪の向こうに見える飯豊本山…、このあたりは非常に心に残る風景だった。
雪の深さはまだ50cmはある。
2012年08月02日 10:14撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 10:14
雪の深さはまだ50cmはある。
切合小屋に到着。
2012年08月02日 11:13撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 11:13
切合小屋に到着。
水を夏の間だけ引いていて、豊富な水量がある。
2012年08月02日 11:13撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 11:13
水を夏の間だけ引いていて、豊富な水量がある。
切合小屋を過ぎるとすぐに、ルート上に残雪が50mほど続く。そのまま歩いていく。コース上の残雪はここだけだった。
2012年08月02日 11:22撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 11:22
切合小屋を過ぎるとすぐに、ルート上に残雪が50mほど続く。そのまま歩いていく。コース上の残雪はここだけだった。
有名なチングルマ。
2012年08月02日 11:31撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 11:31
有名なチングルマ。
草履塚あたりの日陰にて。行きも帰りも同じ場所で見た。
2012年08月02日 11:39撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
8/2 11:39
草履塚あたりの日陰にて。行きも帰りも同じ場所で見た。
草履塚を下った鞍部が姥権現。この先、剣ヶ峰のような御秘所、御前坂と続く。
2012年08月02日 11:56撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 11:56
草履塚を下った鞍部が姥権現。この先、剣ヶ峰のような御秘所、御前坂と続く。
2012年08月02日 11:56撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 11:56
ここから御前坂のきつい上りが始まる。
2012年08月02日 12:15撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 12:15
ここから御前坂のきつい上りが始まる。
御前坂を登りきると「一ノ王子」というケルン。三国岳からもはっきり見えた。こういう砦のようなケルンは初めて見た。
2012年08月03日 10:23撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 10:23
御前坂を登りきると「一ノ王子」というケルン。三国岳からもはっきり見えた。こういう砦のようなケルンは初めて見た。
まもなく飯豊山の本山小屋!
2012年08月02日 12:51撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 12:51
まもなく飯豊山の本山小屋!
本山小屋到着。すぐ横に、飯豊山神社の奥社。
2012年08月02日 12:53撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 12:53
本山小屋到着。すぐ横に、飯豊山神社の奥社。
飯豊本山の山頂は本山からすぐ。
2012年08月02日 14:03撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
8/2 14:03
飯豊本山の山頂は本山からすぐ。
飯豊山山頂に立つ。
2012年08月02日 14:13撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 14:13
飯豊山山頂に立つ。
山頂から南西側、御西岳と奥に大日岳。
2012年08月02日 14:16撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
8/2 14:16
山頂から南西側、御西岳と奥に大日岳。
北西側、縦走ルートの北股岳。
2012年08月02日 14:17撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 14:17
北西側、縦走ルートの北股岳。
東側、本山小屋方向。
2012年08月02日 14:19撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 14:19
東側、本山小屋方向。
南東側には、登ってきた種蒔山、三国岳が。
2012年08月02日 14:38撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 14:38
南東側には、登ってきた種蒔山、三国岳が。
同道したT君。
2012年08月02日 14:20撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 14:20
同道したT君。
何という名の虫?
2012年08月02日 14:48撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 14:48
何という名の虫?
御西岳への道。
2012年08月02日 15:21撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 15:21
御西岳への道。
2012年08月02日 15:05撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 15:05
ハクサンフウロ。
2012年08月02日 15:40撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 15:40
ハクサンフウロ。
2012年08月02日 15:42撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 15:42
ニッコウキスゲが群生していた。
2012年08月02日 15:45撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 15:45
ニッコウキスゲが群生していた。
ん〜、this is 夏の風景。
2012年08月02日 15:46撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 15:46
ん〜、this is 夏の風景。
御西小屋。今夜の宿はここ。夏の間だけ管理人がいる。
2012年08月02日 16:13撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 16:13
御西小屋。今夜の宿はここ。夏の間だけ管理人がいる。
小屋の中。
2012年08月02日 17:41撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 17:41
小屋の中。
御西小屋からの日没。
2012年08月02日 19:15撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/2 19:15
御西小屋からの日没。
夜の大日岳。満月ぽっかり。
2012年08月03日 04:30撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 4:30
夜の大日岳。満月ぽっかり。
翌朝、雲間にぼんやり磐梯山が見えた。
2012年08月03日 05:01撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 5:01
翌朝、雲間にぼんやり磐梯山が見えた。
朝の大日岳。まずはあの山へ登る。
2012年08月03日 05:33撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
8/3 5:33
朝の大日岳。まずはあの山へ登る。
タテヤマウツボグサ。
2012年08月03日 05:37撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 5:37
タテヤマウツボグサ。
クルマユリ。
2012年08月03日 05:53撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 5:53
クルマユリ。
色とりどりに咲き乱れる大日岳への道。
2012年08月03日 05:53撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 5:53
色とりどりに咲き乱れる大日岳への道。
ハクサンシャジン(白色)。
2012年08月03日 05:54撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 5:54
ハクサンシャジン(白色)。
イブキトラノオ。
2012年08月03日 06:12撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
8/3 6:12
イブキトラノオ。
大日岳への最後の登りがなかなかきつい。
2012年08月03日 06:25撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 6:25
大日岳への最後の登りがなかなかきつい。
2012年08月03日 06:32撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 6:32
穂状となったチングルマ。
2012年08月03日 06:33撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 6:33
穂状となったチングルマ。
大日岳山頂。飯豊連峰中最高峰。
2012年08月03日 06:46撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 6:46
大日岳山頂。飯豊連峰中最高峰。
大日岳から御西岳、飯豊山を望む。
2012年08月03日 06:51撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 6:51
大日岳から御西岳、飯豊山を望む。
2012年08月03日 07:09撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 7:09
2012年08月03日 07:36撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 7:36
ハクサンシャジンとハクサンフウロの群落。
2012年08月03日 07:37撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 7:37
ハクサンシャジンとハクサンフウロの群落。
タカネマツムシソウ。
2012年08月03日 07:38撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 7:38
タカネマツムシソウ。
御西小屋から飯豊山への途中の残雪。「御鏡雪」と呼ばれ、溶けきらない残雪。深さは今もゆうに1mもあった。
2012年08月03日 09:11撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 9:11
御西小屋から飯豊山への途中の残雪。「御鏡雪」と呼ばれ、溶けきらない残雪。深さは今もゆうに1mもあった。
飯豊山神社。
2012年08月03日 10:06撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 10:06
飯豊山神社。
これはハクサンシャジンの青?
2012年08月03日 10:31撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 10:31
これはハクサンシャジンの青?
2012年08月03日 10:38撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 10:38
モグラ。亡骸だった。
2012年08月03日 11:09撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 11:09
モグラ。亡骸だった。
切合小屋で水と食事を補給。
2012年08月03日 11:37撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 11:37
切合小屋で水と食事を補給。
三国岳直下の剣ヶ峰を三国岳から見下ろすと、また趣が違う。
2012年08月03日 13:56撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 13:56
三国岳直下の剣ヶ峰を三国岳から見下ろすと、また趣が違う。
暑さの中歩いて、この地蔵水場が待ち遠しかった!
2012年08月03日 14:48撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 14:48
暑さの中歩いて、この地蔵水場が待ち遠しかった!
帰路は御沢口へのルート(本道)へ。横峰を過ぎると、こんなに抉れた道になる。人一人分。
2012年08月11日 06:34撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/11 6:34
帰路は御沢口へのルート(本道)へ。横峰を過ぎると、こんなに抉れた道になる。人一人分。
下十五里。あと少し。
2012年08月03日 16:12撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 16:12
下十五里。あと少し。
2012年08月03日 16:33撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 16:33
御沢口に到着、無事下山完了。やはりここからの道が飯豊山への「表参道」、石碑にもそう書いてある。
2012年08月03日 16:36撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 16:36
御沢口に到着、無事下山完了。やはりここからの道が飯豊山への「表参道」、石碑にもそう書いてある。
川入の集落の様子。
2012年08月03日 17:08撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/3 17:08
川入の集落の様子。
おまけ:会津盆地から見た飯豊山。やはり会津のシンボル的存在だ。
2012年08月04日 11:53撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
8/4 11:53
おまけ:会津盆地から見た飯豊山。やはり会津のシンボル的存在だ。
撮影機器:

感想

福島でやり残していたこと、その一つが飯豊山への登山。
会津盆地から見える雪をかぶった飯豊山は、会津の象徴にふさわしい。
また遠く磐梯山や安達太良山から見える姿も、福島の深山という感がする。
飯豊本山は新潟県・山形県側に張り出しているが、
飯豊山までの登山道(正確には御西小屋まで)が福島県の管轄であることに、
飯豊山は歴史的に自分たちの象徴だと考えてきた会津人のこだわりを感じる。

【初日】
前夜、麓の川入の民宿で宿泊。夕食は山菜尽くしだったが、子供のころ長野に行くとよく食べていたので懐かしかった。翌朝、民宿の車で栗の沢の登山口へ。大規模林道を折れると道は一台幅の未舗装道になり、初めて一人でここへ来るのは困難かも(現在は川入から先の大規模林道は一般車通行止。)。

栗の沢口からは、同宿だった女性や他の民宿の客ら7,8人が出発。準備体操やら何やらで自分は最後の出発となった。横峰までの道はなかなか急だが、道はよく整備されていて歩きやすい。1時間少しで、御沢口からの本道に出た。

間もなく地蔵水場。水量が豊富で冷たく気持ちが良い。一息つく。
地蔵山からの道と合流し、三国岳の手前の剣が峰にかかる。なかなかの難所。種蒔で合流する地蔵岳の尾根が見えるが、谷には雪が残っている。さすが飯豊山、8月になってもこの高度でなお雪が残っている。

三国岳に到達すると、視界が開けた。谷筋に雪を残した大日岳が西に見える。飯豊山の本山小屋と一ノ王子のケルンが見えるが、飯豊本山は種蒔山がかぶってしまって見えない。まだまだ遠そうだ。体力との相談でどこまで行けるか。できれば御西小屋まで行きたい。そうすれば翌朝大日岳を往復して、下山する行程が楽になる。
この日は天気に恵まれて遠くが見渡せた。朝日連峰、蔵王連峰、磐梯山が見渡せた。
三国小屋の管理人さんの話が面白くて、45分ほど休んでしまった。

ハシゴを登って七森、さらに種蒔山を越えると、飯豊本山がはっきり見えてきた。
種蒔山を少し下った種蒔からの光景は、飯豊本山を奥に、手前に緩やかな草原があり、所々の窪みには雪が残る。
とても穏やかな風景で、ずっとこの風景を見ていたい気分であった。非常に印象に残った。

ほどなく切合小屋に到着し、昼食。天気が良くてかなり熱かった。切合小屋には夏場だけ管理人が水を引いているが、ここでの水は大変ありがたかった。

切合小屋を出ると、ルート上に残雪があった。50mほどあったがゆっくり進む。
ここから草履塚まで一度登り、登ったらがっつり下る。上から鞍部を見ると赤い何かが見えたが、そこが姥権現で、赤いのはお地蔵さんだった。ここからうんざりするような登り返し。まず御秘所という岩場。通過して深い谷が望める場所に出ると、谷からの冷たい風がとても気持ち良い。この谷にも雪が残るが、雪渓を通ってくる風は、一様に冷気を含んでいるような気がした。熱中症になりそうな暑さだったので、涼風は何より心地良かった。

最後に迫る「御前坂」、よく名づけたものだ。一ノ王子のケルンが砦のように聳える。ただただ、足を止めずに一歩一歩登るしかない。飯豊山は古くから信仰の山・修験の山、たどり着くためには、いくつもの難所を越えなければならない。その最後がここだ。一ノ王子のケルン、誰がこんな石積みをしたのだろうか。

本山小屋の横には、飯豊山神社の奥社があった。麓の飯豊山神社が本社だそうで、以前はここに宮司が(夏の間?)常駐していたらしい。無事の登山を感謝しお参りし、山頂に向かう。山頂まではなだらかな道。

飯豊本山山頂からは360°の展望。登ってきた三国岳、切合小屋など主稜が見渡せる。その先にはうっすらと喜多方の街。そして西を見ると、飯豊連峰の最高峰・大日岳、そして谷に雪を残した縦走コースの烏帽子岳、北俣岳、ずっと奥に朳差岳が望める。素晴らしい風景だった。飯豊山に登ったという感慨に浸る。

時間的、体力的に余裕があったので、御西小屋まで行くことにした。御西小屋までの道沿いにはお花畑が続き、幾度も足を止めた。このあたりの尾根下にも残雪があったが、御西岳近くのそれは「御鏡雪」と呼ばれ、夏の間もずっと消えずに残っているという。暑さの中、本山までの登山で消耗したか気が抜けたか、御西小屋までの歩きはだらだらになった。

御西小屋には、7,8人が宿泊。水場は小屋から50mほどだが、かなり急な下りだった。水は大変冷たかったが、火照った体には気持ち良かった。腕、首の後ろがものすごく日焼けしている。

自分には初めての山小屋泊りだった。同泊の方々と食事&会話を楽しむ。
満月の夜だった。8時半には就寝。室内は少し熱いぐらいで、夜中にシュラフから体半分出していた。

【2日目】
日の出を受けて、大日岳が輝きだした。
前日の途中から同道していたTさんと大日岳に向かう。
一度下って、緩やかに登り返し、最後は急な登りだ。
草は朝露に濡れている。歩きで汗をかくので、濡れるのは悪くなかった。
大日岳までの道のりは、素晴らしい花畑になっている。
飯豊山〜御西小屋の間より、花の種類がずっと多い。往復で存分に楽しんだ。

朝の大日岳には我々だけ。縦走コースの山々とその足元の飯豊川(加治川)の深い谷が見えた。今まで歩いてきた飯豊本山までの尾根、御西岳もすべて望める。前日、三国小屋から大日岳を望んだが、ここまで来ることができて素直にうれしい。

御西小屋に戻り、荷物整理をして出発。下りの同道はTさん他2人、それぞれ自分のペースで歩いた。下山時にあらためて、御秘所、剣が峰の岩場は難所だと思った、雨が降ったらかなり滑って危険ではないか。切合小屋で棒ラーメンの昼食。地蔵水場で顔と体を洗って一息つく。

復路は長坂コースで御沢口に出た。このコースはかなり抉られていて、登りはかなりきついのではないだろうか。
昔からの伝統的な表参道である。古から飯豊山詣でに使われていたことを思うと、この道に歴史を感じる。

下山後、Tさんといいでの湯に寄って汗を流した。ぬるま湯の浴槽の方はいつまでも浸かっていられる。
充実した山行だった。

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