富士山 幕岩・双子山


- GPS
- 03:34
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 589m
- 下り
- 587m
コースタイム
07:03 幕岩
07:33 四辻
07:49 下双子山 08:03
08:24 上双子山 08:33
09:16 大石茶屋 09:20
09:29 御殿場口新五合目
天候 | 晴⇔曇 目まぐるしく変化する |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝6時点で第1駐車場は満車。第2駐車場は余裕あり(かなり空いている)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
御殿場口〜幕岩以外は基本的に砂礫。 案内板はしっかりしていて迷うことはないと思う。 広い砂礫帯にも標柱がたくさん立ててあるので迷わないで済む。 でも濃いガスに包まれると・・・ 温泉・食事:富士八景 |
写真
感想
せっかくの連休なのに天気予報はずっと曇りと雨。
そしてどこへ行くにも車は渋滞電車は満席。すっかり意気消沈していたのだが、
ずっと家に籠っているのも堪えられないので、とにかくどこかに出かけようと決意する。
ヤマレコの山行記録を眺めつつ、近場で雲の上に出られるような高山があればいいのに・・・と思っていたら、
あるじゃないか、富士山が。
富士山なら五合目あたりでも十分に高山だ。
天気予報は午後から雷雨。
できるだけ早めに登り始めて、遅くとも午前中には下山する予定でルートを決める。
富士宮口から宝永山と大砂走りを経て御殿場口五合目に下りる、というコースが楽しそうだったが、
今の時期富士宮口には車で入れないし、バスだと時間が遅くなる。単独でタクシーは金額的にちょっと・・・
というわけで、アクセスの良い御殿場口五合目を起点にして、幕岩・双子山を歩くコースにした。
御殿場口五合目ならばマイカー規制はないし、御殿場口から山頂を目指す人は少ないから、きっと駐車場も空いているだろうし。
朝4時30分、やっぱり曇り空。
もし御殿場口五合目が雲の中だったらそのまま引き返して帰ろう、と思いつつ出発。
そして朝6時少し前、御殿場口五合目に到着。
第1駐車場は既に満車だったが、第2駐車場は空いていた。
天気は・・・晴!雲の上に出た。
下には雲海、上には富士山と宝永山、双子山が見えている。
朝6時出発。登山口の鳥居、ではなく幕岩への登山口は第1駐車場の奥にある。
車止めのゲートを乗り越えて、広大な砂礫帯をたくさん打ち付けてある杭に沿って歩く。
正面には富士山。
砂礫を少し歩いたら、すぐに樹林の中に入る。ここから幕岩までの約1時間は樹林の中の歩き。
森林限界が近いせいか、それ程暗い樹林ではなく、急坂もない歩きやすい道。
それから、鹿が多かった。
樹林に入ってすぐ、仲間への警報だったのか甲高い鳴き声が響いて、走り去る鹿の姿が。
富士山で動物を見かけるのを意外に思ってしまったが、森の中に動物がいるのは普通のこと。
富士山は木のない砂礫の山、という先入観か。
とりあえず熊鈴を取り出す。
幕岩までの1時間ほどの間に、遠巻きにじっとこちらを見て警戒している鹿を10頭くらいは見かけた。
溶岩が流れて固まったような岩の道に出ると、幕岩はすぐ。
幕岩は・・・緑に覆われていて一見してすぐにわからなかった。大岩壁を期待していたのだが・・・。
緑のない時期に来るともっと良く見えるのかも?
幕岩の看板脇の道を登って先に進む。水ヶ塚への分岐を通り過ぎて少しで幕岩上の分岐。
幕岩上の分岐を過ぎると、道は富士山らしい砂礫になり、そのうちに樹林から出て宝永山が正面に見えてくる。
広大な砂礫帯で、点々と打ち付けてある白い柱を目標にしながら進む。
四辻の分岐までもう少し、というところで、背後の南側から雲が押し寄せてきて、あっという間にあたり一面真っ白になった。
つい5分前まで、青空に宝永山がくっきりと見えていたのだが。
四辻で二ツ塚(双子山)の表示に従って右折。双子山の間の道を行く。道の脇にはまだ咲いていないがフジアザミが目立つ。
ここで雲が晴れる。時々下から雲が上がってきて須走の方に通り抜けていくようだ。
二ツ塚(双子山)への分岐から下双子山に登る。10分もかからずに二ツ塚のある下双子山。山頂は広々としている。
ここからの展望は・・・と思ったらまたしても雲に覆われて真っ白。何も見えなくなる。
雲が通りすぎるのを待って少し休憩。
雲が薄くなってきたら今度は上双子山に登る。上双子山へは100m強を真っ直ぐに直登する。
地図には30分と書いてあるが、そんなにかからないのでは・・・と思っていたら、結構きつかった。
急坂で深い砂礫になっていて歩きにくい。25分かかった。
上双子山の山頂は、少し強めの風が吹いていて心地よい。正面に宝永山、その奥の富士山山頂は雲の中。
大砂走りも見えるが上半分は雲の中。
反対側に目を移すとすぐ下に下双子山。広大な樹林の途中からは雲で真っ白。
遠くの方にはいつの間にか積雲がずいぶん高く伸びていて、西から東に流れている。
遠くに小さく見えている大石茶屋と御殿場口五合目の駐車場は、雲海の縁が近づいてきているようで、そのうちに飲み込まれそう。
あまり長居しない方が良さそうだ。
上双子山を降りて四辻に戻り、旧二合八勺の小屋まで登り返して砂走りの一部を通って大石茶屋に下る、というルートも考えていたのだが、
すでに旧二合八勺の小屋のすぐ上まで雲が迫っているようなので、上双子山を降りたらそのまま大石茶屋に下ることにする。
上双子山からの下りは登りとは逆に深い砂礫のおかげで歩きやすい。
あっという間に上双子山を降りて、下双子山の分岐を過ぎ、砂礫の坂道を下っていく。
杭にロープが張ってあり、そのロープに沿って歩けば大石茶屋に着く。
振り返ると双子山が良く見える。大石茶屋に近づくと雲の中に入って展望はなくなる。大石茶屋はすでに雲の中。
大石茶屋で少しだけ休憩して、御殿場口五合目の駐車場まで下る。
観光の人、降りてくる人、これから登る人、それなりに人が行き交っている。
そういえば、今日歩き始めてから大石茶屋までの約3時間、誰にも遭わなかった。
けっこう展望が良い気持ちの良いコースなのに、なぜ人気がないのか・・・
観光にはきつすぎるし山登りには楽すぎる、といったところなのだろうか。
御殿場口五合目の駐車場に着いたら時間はまだ9時半少し過ぎたくらい。
だがすでに富士山も宝永山も見えなくなっている。
早めに来てよかった、とおもいつつ今日の歩きは終了。
御殿場市街を通り過ぎて富士八景で温泉と食事。
町田の自宅に帰り着いたのは12時半過ぎ。
山歩きから帰ってきてまだ昼。ちょっと得した気分?
○コース参考
昭文社 山と高原地図 31 「富士山」(2009年版)
○すべての写真(Googleフォト)
https://goo.gl/photos/MPjsNpXrBM8ZNT9JA
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