白山三山チャレンジ登山


- GPS
- 08:57
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,755m
- 下り
- 1,753m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
剣ヶ峰への登山道は明確なものはありません。踏み跡を辿り山頂付近のガレ場を登り切ればすぐ頂上です。あくまでも自己責任でお願いします。 |
写真
感想
今年初めて白山に登ってきた。仕事や休日の都合でなかなか出かける機会が無く、お盆には何とか白山に・・・と思っていたのだが、前半は天気に恵まれず今日になってしまった。
さて、行くに当たって別当出合のマイカー規制を調べた所、ポカッと穴が空いた様に16日は規制が無いではないか。17日の午前0時までに市ノ瀬を通過すれば別当出合に車を停めて登る事ができる。16日夜8時前に家を出て余裕で別当出合に到着、幸い私の後に後続車は無く深夜のライトに悩まされる事無く快適に眠る事ができた。
毎年必ず登っている白山ではあるが、ただ登って降りるだけではつまらないので今回は「御前峰」「剣ヶ峰」「大汝峰」の白山三山のピークハントにチャレンジしてみた。
シャトルバスの一番便が別当出合に到着するのは5時20分位だ。まだ人気のない別当出合を5時に出発、観光新道を黙々と高度を上げる。殿ヶ池避難小屋で初めて下山者と出会う。姫路から初めて白山に来られた年配のご夫婦だ。白山に憧れ、「長年の夢がようやくかなった」と大変喜んでおられた。奥さんに「山の名前を教えて貰えませんか?」と尋ねられ、別山、荒島岳、経ヶ岳、大長山、白山釈迦岳と時計回りに説明させてもらった。
室堂はいつも通り水の補給のみとし、まず一座目の峰「御前峰」を制覇。ここでガスが沸き始める、「ちょっ、ちょっと待って!」すぐに剣ヶ峰を写真に撮る。というのも剣ヶ峰は登った事が無いので道が判らない。地図にも載ってないので御前峰から見える剣ヶ峰の全容から、道を想定して登ろうと思っていたのだ。だが、ガスは何とか剣ヶ峰の姿までは消す事は無かった。どうやら翠ヶ池の淵から踏み跡が延びている様だ。
踏み跡を辿って剣ヶ峰へと進む、しかし上部はガレ場でペンキ印も何も無い。だが奥穂西穂間のあの頭が麻痺する様なガレ場に比べれば何て事はない。あれよという間に山頂標識に到着、難なく二座目も制覇。山頂は標識はあるものの楽に座れる様な広さは無い。因みに剣ヶ峰への登山道は明確なものは無いと思われる。踏み跡を辿って行くしかないと思われるが、道中高山植物といった自然を痛めるものは無い為、道については自己責任ではあるがチャレンジする価値はあると思う。
最後に「大汝峰」を登頂、無事に三山制覇。ここでの見所は山頂では無く、山頂からなだらかに続く北東の先端部だ。昨年ここから見た地獄尾根の姿に圧倒されてしまった。ちょうどお腹も空いてきたのでここで食事タイムとする。生憎のガスで尾根の姿は見ることが出来なかったが、誰もいない至福の時間を味わうことができた。
さあチャレンジ達成できたら後は下山のみ、ただ落とし穴が待っていた。黒ボコ岩を過ぎ延命水の辺りで雨が降り出し、その勢いは半端では無くなった。下界では見たことの無い大きな雨粒はやがて登山道を濁流の川に変化させてしまった。慌てて雨具を着込んだが、雨は甚之助を過ぎる辺りまで降り続いた。
この強い雨の中、夏休みと言うことで、子供連れのパーティーも何組か登って来た。そこで感じたのは子供の雨具の貧弱さだ。大人は山用のレインウエアーといったものをしっかりと着込んでいるのだが、反面子供達は通学時に着る様な黄色い雨合羽みたいな物や、百均で売っている様な透明のポンチョばかりで、皆下半身びしょ濡れになっていた。子供をこの様な高さの山へ連れて来るならそれなりの装備をさせてあげないと可哀想では無いだろうか?
別当出合近くでまた雨が降ってきたものの、そう大降りにはならず、駐車場に戻り帰り支度をし家路についた。
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