黒戸尾根から甲斐駒ケ岳
- GPS
- 31:15
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 2,369m
- 下り
- 2,368m
コースタイム
2日目 4:07テン場ー4:47御来迎場ー6:00甲斐駒頂上6:25−7:10御来迎場ー7:40テン場9:30−10:15五合目小屋跡ー11:00刀利天狗ー13:30竹宇駒ケ岳神社駐車場
天候 | 1日目 くもり一時あめ 2日目 晴れのちくもり |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
はしご、鎖場共にしっかりと固定されているので安心です。 垂直はしごの上にある鎖場を下山で通過するとき、左右にふられるので、注意が必要です。 刃渡りは、鎖の設置していないところの通過は慎重に。 全体的に少し緊張するところもありますが、体力さえあれば大丈夫です。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
kinopiが、真夜中暴風雨の中登ったという黒戸尾根、そんな冒険はできないけど、一度は登ってみたかった黒戸尾根。一人で行こうと思ったけど、高所恐怖症ぎみのoguriさんも行くというので、一緒にいってきました。
天気予報では、土曜日は、天気がいまいちだけど、日曜日は晴れの予報ということで、決行ということになりました。oguriさんは、ここ数日、緊張のせいで睡眠不十分とのことでした。
須玉インターで高速を降り、途中のコンビにで、朝食と昼食をゲットし、竹宇駒ケ岳神社へ向かいます。神社までの道は、日向山へ行く道とほぼ同様のため、oguriさんが、よく道を知っていました。駐車場には、10台くらいの車が止まっていました。タクシーで来る人もいます。
腹ごしらえ、足ごしらえをして出発です。最初、神社までの案内がなかったので、ちょっと戸惑いましたが、神社で安全祈願、だれかの娘さんの就職祈願?をして出発です。つり橋を渡り、さっそくつづら折の急坂です。急坂を登ると、少しトラバースぎみに水平道となります。突然、まつぼっくりがころころ斜面をころがってきましいた。何事かと驚いてみると、こちらに驚いたリスが、大慌てで木から木へと走り回っています。南アルプスって感じです。
お坊さんみたいな人とダブルストックのおじさんを追い越すと、もうひとつの神社からの道に合流。そこの道標に笹ノ平とありますが???です。ここから八丁登りのはじまりです。この八丁登り、結構きついです。そのあと、熊笹に覆われた平な道。ここが笹ノ平じゃないんのかな。
苔むした道が続くようになると、刃渡りに到着です。刃渡りは、最初の部分は、鎖があります。鎖場を越えても道はちょっと広くなりますが、左右切れていることには変わりがないので、少し緊張します。oguriさんは、端のしっかりした踏み跡ではなく、岩の真ん中を歩いたそうです。刃渡りを過ぎたあと、鎖場、はしごを通過すると、刀利天狗です。もっと広いところだと想像していたんですが、こじんまりしていました。
道が下りになって、しばらくすると五合目小屋跡にでます。周辺は、小屋にあっただろうものが斜面に散乱していてちょっと???そこをもうちょっと下ると屏風岩小屋跡。ここからはしご、鎖場の連続となります。
最初のはしごを登りきる寸前、突然左太ももが攣ってしまいました。上りが続いたあとの下りで、結構足を使っていたみたいです。幸い数分で、傷みが消え、元通りに動くようになりました。それから、はしごは、一歩一歩ゆっくりと登るようにしました。
そしてここからは、はしごと鎖場の連続です。はしご、鎖場以外にも変な橋があったりします。橋の上から日向山の方を見ると、ちょっと高度感がでてちょっとビビッてしまいました。
垂直はしごの上の鎖場は、スッテップが刻んであるので、ゆっくり一歩一歩足を置いていけば問題ありません。しかし、絶対に下は見ないこと。幸いこの日は、ガスっていましたので、oguriさんも安心です。
そこから、山を回りこむような感じで進むと、ぽっこりと七丈小屋に到着です。空模様もずいぶんと怪しくなり、さっきから大きな音で雷鳴が鳴り響いています。ビールをかって、早々にテント設営。テント設営中に雨が降り始めました。幸い雨は、大降りなることもなく、降ったりやんだり。テン場の眼前には、鳳凰三山と富士山を見ることができました。
翌日は、日の出前にテン場を出発。朝一から急坂を登って、御来迎場のあたりで、だんだん明るくなってきました。二本の剣が刺さった岩のあたりで、ご来光を迎えました。鎖場は、いくつかありますが、高度感もなく、すいすいって感じです。ふと前方に雷鳥が。近づいてもぜんぜん逃げません。この雷鳥、下ってきたときも同じ場所にいました。きっと甲斐駒のアイドル的存在の雷鳥かも。
快晴の甲斐駒の頂上に一番乗りで到着。360度見渡すことができました。北岳が、仙丈が、大きく見えます。快晴でも、ガスがわいてきて、ブロッケンが出現。そこへ、北沢峠からきたトレールランナーが到着。すかざずブロッケンを教えてあげた。あとで、仲間内で、おじさんに教えてもらったと喜んでいた。
テン場に戻ってくるころには、周りはガスだらけ。昨日テン場から見えていた鳳凰三山もガスの中。かんかん照りを下るよりはましということで、早速くだることに。
はしごや鎖場を通過し、長い長い下り。すべての足を使い切ったところで、沢の音が聞こえだし、一般ハイカーに遭遇するようになると、はじめのつり橋へたどりつきました。つり橋は、5名定員なので、つり橋渡り待ちということで、しばし待たされました。
今回の山行で、oguriさんが一番怖かったところは、垂直はしごの下りだそうです。なにもしないのに、足が震えてしょうがなかったそうです。あとは、「怖くない怖くない」と呪文を唱えて通過したそうです。刃渡りでは、へっぴり腰だったり、体がななめっていたりしていましいた。
黒戸尾根は、ちょっと緊張しますが、やっぱり体力勝負というような気がします。久しぶりの筋肉痛が、それを証明しています。怖がらずに、体力勝負です。
東京は、雷鳴響く荒天の中、最強の二人は、天気にも恵まれ、甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)登頂おめでとうございます。
oguriさん、隊長が緊張するコースを完登し、高所恐怖症もこれで克服! 重ねて祝福です。
隊長、素早いヤマレコアップに脱帽です。
高低差2,000m超のコースで記録もばっちり ベスト山行
oka123さん、ありがとうございます。
まだ、筋肉痛です。恐るべし黒戸尾根って感じです。
oguriさんの高所恐怖症、克服できたんでしょうかね?
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