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Yamareco

記録ID: 217848
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

五竜岳幕営山行(遠見尾根ピストン)

2012年08月18日(土) 〜 2012年08月19日(日)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
29:08
距離
14.9km
登り
1,597m
下り
1,570m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目:8:02リフト-9:32小遠見山9:39-10:00中遠見山-10:43大遠見山-11:37池塘11:50-12:07西遠見山-13:55白岳-14:00五竜山荘
2日目:5:55五竜山荘-7:08五竜岳7:25-8:11五竜山荘9:12-10:19西遠見山-10:28池塘44-11:07大遠見山-11:39中遠見山11:52‐12:09小遠見山-13:00リフト
天候 1日目:晴れ・曇り・雨
2日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東京からだと中央道・長野道ルートも、関越道・上信越道ルートも大差ない。ナビもその時によって違う。
今回は中央道経由で豊科下車。コンビニは安曇野を走行中に多数ある。五竜岳入り口交差点の少し手前のセブンが最後。
コース状況/
危険箇所等
遠見尾根の上部、五竜岳直下は鎖があるが、慎重に行動すれば危険なことはない。
遠見尾根は途中かなり痩せている個所がある。痩せているだけで足場が悪いわけではないが、距離が長いだけに気を抜くと危険。
登山道中には雪や氷はない。池塘の一部が凍結しているが、登山道からは外れている。水が汚いので、飲む気にはなれない。
今年は高山もとにかく暑い。夜明け前にテント内で17.8度もあった。暑さは堪える。
テレキャビン山頂駅
2012年08月18日 07:45撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
1
8/18 7:45
テレキャビン山頂駅
中には地蔵菩薩が
2012年08月18日 08:07撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/18 8:07
中には地蔵菩薩が
2012年08月18日 08:07撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/18 8:07
連絡すれば待っていてくれるのだろうか?
2012年08月18日 09:28撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/18 9:28
連絡すれば待っていてくれるのだろうか?
北側に巻き道がある。帰路は知らずにそっちを通ってしまった。
2012年08月18日 09:33撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/18 9:33
北側に巻き道がある。帰路は知らずにそっちを通ってしまった。
高山らしくなってきた。
2012年08月18日 09:59撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/18 9:59
高山らしくなってきた。
慰霊塔。24歳と25歳。若いよな。
2012年08月18日 10:00撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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8/18 10:00
慰霊塔。24歳と25歳。若いよな。
赤抜
2012年08月18日 10:00撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/18 10:00
赤抜
池塘。ここで休もうとしているとどしゃ降りになった。
2012年08月18日 11:40撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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8/18 11:40
池塘。ここで休もうとしているとどしゃ降りになった。
痩せ尾根を歩く登山者
2012年08月18日 12:19撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
3
8/18 12:19
痩せ尾根を歩く登山者
白馬市街地方面(だと思う)
2012年08月18日 12:23撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/18 12:23
白馬市街地方面(だと思う)
右の陰が五竜
2012年08月18日 13:18撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
1
8/18 13:18
右の陰が五竜
五竜山荘が見えてきた。左の雪渓の奥がが五竜岳。
2012年08月18日 13:30撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/18 13:30
五竜山荘が見えてきた。左の雪渓の奥がが五竜岳。
山荘を俯瞰
2012年08月18日 13:56撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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8/18 13:56
山荘を俯瞰
設営完了
2012年08月18日 14:54撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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8/18 14:54
設営完了
テント前の風景。真ん中の低い山は餓鬼山らしい。
2012年08月18日 14:54撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/18 14:54
テント前の風景。真ん中の低い山は餓鬼山らしい。
明日登頂する五竜岳
2012年08月18日 16:51撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
3
8/18 16:51
明日登頂する五竜岳
朝。天場からの風景。餓鬼山の奥に見えるのは、剱北方、祖母谷周辺の山。
2012年08月19日 04:56撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/19 4:56
朝。天場からの風景。餓鬼山の奥に見えるのは、剱北方、祖母谷周辺の山。
2012年08月19日 05:04撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/19 5:04
振り返ると、雲海のかなたに赤だけや富士も見えるのだが、縮小写真では無理。
2012年08月19日 05:05撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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8/19 5:05
振り返ると、雲海のかなたに赤だけや富士も見えるのだが、縮小写真では無理。
本日登頂する五竜
2012年08月19日 05:10撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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8/19 5:10
本日登頂する五竜
山荘を振り返る。
2012年08月19日 06:01撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
1
8/19 6:01
山荘を振り返る。
五竜岳。一時間で光の色が全く変わった。
2012年08月19日 06:19撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
2
8/19 6:19
五竜岳。一時間で光の色が全く変わった。
北に連なる白馬方面の山なみ。
2012年08月19日 06:40撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/19 6:40
北に連なる白馬方面の山なみ。
中央奥が小蓮華、左手に白馬と白馬鑓、手前の尾根が八方尾根、右端が雨飾山。
2012年08月19日 06:46撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
2
8/19 6:46
中央奥が小蓮華、左手に白馬と白馬鑓、手前の尾根が八方尾根、右端が雨飾山。
左奥が雨飾から妙高に連なる頚城山塊。その右手の台形の塊(手前の巨大な塊ではない)が戸隠連山。
2012年08月19日 06:46撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
2
8/19 6:46
左奥が雨飾から妙高に連なる頚城山塊。その右手の台形の塊(手前の巨大な塊ではない)が戸隠連山。
山頂も近い。
2012年08月19日 06:59撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/19 6:59
山頂も近い。
鹿島槍の奥に槍ヶ岳。
2012年08月19日 07:00撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
2
8/19 7:00
鹿島槍の奥に槍ヶ岳。
ズームすると
2012年08月19日 07:00撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/19 7:00
ズームすると
剱岳
2012年08月19日 07:03撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/19 7:03
剱岳
剱岳と立山
2012年08月19日 07:03撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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8/19 7:03
剱岳と立山
記念撮影。ここは硫黄島でもラバウル島でもない。
2012年08月19日 07:13撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
2
8/19 7:13
記念撮影。ここは硫黄島でもラバウル島でもない。
剱から左に針の木あたりまで映っている筈である。
2012年08月19日 07:15撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
8/19 7:15
剱から左に針の木あたりまで映っている筈である。
白馬方面
2012年08月19日 07:16撮影 by  Canon PowerShot A3300 IS, Canon
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8/19 7:16
白馬方面

感想

お盆休みの帰省ラッシュも終わったろうと、8/18&19に五竜岳にテントを担いで上がってきた。当初は八方尾根から唐松経由で予定していたが、天気予報でどしゃ降りの可能性があったので、急遽遠見尾根ピストンに短縮した。
10か月ぶりの幕営装備はさすがに堪える。暑さと相俟って身体は悲鳴をあげている。特にここ数回の山行は、左大腿四頭筋に何らかの外科的な障害でも生じているのか、この部分の猛烈な筋肉痛に悩まされる。今回の山行は幕営装備を担いでいるとはいえ、遠見尾根を二日に分けてピストンしただけの何でもないルートなのだが、テント内では左大腿四頭筋の突然の痙攣で飛び起き、下山後も他は全く何でもないのに、この部分だけ筋肉が強張ってしまって、下山後三日たった今現在でも歩行に違和感を感じる。本当なら2・3カ月は山を休んだ方がいいのかも知れない。
今回はゴンドラとリフトを乗り継いで、いきなり1600mからのスタートであるので、もう少し涼しいかと思ったが、今年は高山でも結構暑い。大量に水を消費しながらの上りとなった。小遠見を過ぎたあたりから空模様が怪しくなってきたが、かえって助かったのかも知れない。
ルートは日を遮るもののない痩せ尾根を延々とたどるもので、涼める場所は少ない。大遠見と西遠見中間あたりにある池塘が半分ほど凍結しており、ルート上で唯一のオアシスとなっている。ここで休憩している最中に俄のどしゃ降りになり、ゴアを着込んだが、御蔭で気温も大分下がったようだ。ただ、幅数十cmの痩せ尾根歩行が続くので、恵みの雨か無情の雨かは迷うところだ。
夜中にテントから出ると空の低いところは霧に巻かれていたが、直上は星空であった。二日目は山頂をピストンした後は遠見尾根を下るだけであるので、願わくば晴れてほしいものである。
朝4時前に起きるとテント内の温度は17.8度もあった。今年の気温は異常だ。
外に出ると今日は天気がよさそうだ。今日はルート時間も短いので、比較的ゆっくりと山頂を目指し、痩せた岩道でのすれ違いを繰り返しながら山頂に到達すると周囲はすっかり晴上っていた。北アルプスの名だたる山はすべて見える。頚城山塊や戸隠連山は勿論のこと、赤岳や富士山まで見渡せる。小屋に戻る中ほどで雲が上がってきたので、この時点ですれ違った方々はあの景色を堪能できなかったであろう。山の景色は運任せだ。
天場に戻り十分時間をかけてテントを乾燥させてから撤収し、軽く腹を満たして小屋を後にした。時間は余裕があるので、出来ればビールといきたいところだが、帰路は痩せ尾根の連続であるので自重してスポーツドリンクで我慢をする。
今日はほとんど無風だ。尾根筋を歩いているのに全く風を感じない。
下り道なのに本当に暑い。往路では感じなかったが、復路に着くと中遠見の上り返しが実にきつかった。すっかり汗を絞られた。中遠見には慰霊塔が設置されている。24歳と25歳だそうな。小生の娘たちよりも若い。山の事故はすべての人を不幸にする。以て他山の石と肝に銘じて中遠見を後にした。
中遠見を過ぎると、後はただ歩くだけ。小遠見を過ぎるとハイキング客が急に増える。
山を歩いていて一期一会で出会う人は、皆山仲間という親近感を覚えるが、小遠見を過ぎてから出会ったハイカーの方々は、どうも雰囲気が違う。
このように感じるのは小生だけであろうか?
下山して、さっさと車を走らせたが。Uターンラッシュの最後の日だったのであろうか帰路は東京まで8時間もかかってしまった。現地の日帰り湯で仮眠を取りながら、夜遅くなってから帰路に着いた方が、運転は楽だったように思える。

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