五竜岳幕営山行(遠見尾根ピストン)


- GPS
- 29:08
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,597m
- 下り
- 1,570m
コースタイム
2日目:5:55五竜山荘-7:08五竜岳7:25-8:11五竜山荘9:12-10:19西遠見山-10:28池塘44-11:07大遠見山-11:39中遠見山11:52‐12:09小遠見山-13:00リフト
天候 | 1日目:晴れ・曇り・雨 2日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今回は中央道経由で豊科下車。コンビニは安曇野を走行中に多数ある。五竜岳入り口交差点の少し手前のセブンが最後。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
遠見尾根の上部、五竜岳直下は鎖があるが、慎重に行動すれば危険なことはない。 遠見尾根は途中かなり痩せている個所がある。痩せているだけで足場が悪いわけではないが、距離が長いだけに気を抜くと危険。 登山道中には雪や氷はない。池塘の一部が凍結しているが、登山道からは外れている。水が汚いので、飲む気にはなれない。 今年は高山もとにかく暑い。夜明け前にテント内で17.8度もあった。暑さは堪える。 |
写真
感想
お盆休みの帰省ラッシュも終わったろうと、8/18&19に五竜岳にテントを担いで上がってきた。当初は八方尾根から唐松経由で予定していたが、天気予報でどしゃ降りの可能性があったので、急遽遠見尾根ピストンに短縮した。
10か月ぶりの幕営装備はさすがに堪える。暑さと相俟って身体は悲鳴をあげている。特にここ数回の山行は、左大腿四頭筋に何らかの外科的な障害でも生じているのか、この部分の猛烈な筋肉痛に悩まされる。今回の山行は幕営装備を担いでいるとはいえ、遠見尾根を二日に分けてピストンしただけの何でもないルートなのだが、テント内では左大腿四頭筋の突然の痙攣で飛び起き、下山後も他は全く何でもないのに、この部分だけ筋肉が強張ってしまって、下山後三日たった今現在でも歩行に違和感を感じる。本当なら2・3カ月は山を休んだ方がいいのかも知れない。
今回はゴンドラとリフトを乗り継いで、いきなり1600mからのスタートであるので、もう少し涼しいかと思ったが、今年は高山でも結構暑い。大量に水を消費しながらの上りとなった。小遠見を過ぎたあたりから空模様が怪しくなってきたが、かえって助かったのかも知れない。
ルートは日を遮るもののない痩せ尾根を延々とたどるもので、涼める場所は少ない。大遠見と西遠見中間あたりにある池塘が半分ほど凍結しており、ルート上で唯一のオアシスとなっている。ここで休憩している最中に俄のどしゃ降りになり、ゴアを着込んだが、御蔭で気温も大分下がったようだ。ただ、幅数十cmの痩せ尾根歩行が続くので、恵みの雨か無情の雨かは迷うところだ。
夜中にテントから出ると空の低いところは霧に巻かれていたが、直上は星空であった。二日目は山頂をピストンした後は遠見尾根を下るだけであるので、願わくば晴れてほしいものである。
朝4時前に起きるとテント内の温度は17.8度もあった。今年の気温は異常だ。
外に出ると今日は天気がよさそうだ。今日はルート時間も短いので、比較的ゆっくりと山頂を目指し、痩せた岩道でのすれ違いを繰り返しながら山頂に到達すると周囲はすっかり晴上っていた。北アルプスの名だたる山はすべて見える。頚城山塊や戸隠連山は勿論のこと、赤岳や富士山まで見渡せる。小屋に戻る中ほどで雲が上がってきたので、この時点ですれ違った方々はあの景色を堪能できなかったであろう。山の景色は運任せだ。
天場に戻り十分時間をかけてテントを乾燥させてから撤収し、軽く腹を満たして小屋を後にした。時間は余裕があるので、出来ればビールといきたいところだが、帰路は痩せ尾根の連続であるので自重してスポーツドリンクで我慢をする。
今日はほとんど無風だ。尾根筋を歩いているのに全く風を感じない。
下り道なのに本当に暑い。往路では感じなかったが、復路に着くと中遠見の上り返しが実にきつかった。すっかり汗を絞られた。中遠見には慰霊塔が設置されている。24歳と25歳だそうな。小生の娘たちよりも若い。山の事故はすべての人を不幸にする。以て他山の石と肝に銘じて中遠見を後にした。
中遠見を過ぎると、後はただ歩くだけ。小遠見を過ぎるとハイキング客が急に増える。
山を歩いていて一期一会で出会う人は、皆山仲間という親近感を覚えるが、小遠見を過ぎてから出会ったハイカーの方々は、どうも雰囲気が違う。
このように感じるのは小生だけであろうか?
下山して、さっさと車を走らせたが。Uターンラッシュの最後の日だったのであろうか帰路は東京まで8時間もかかってしまった。現地の日帰り湯で仮眠を取りながら、夜遅くなってから帰路に着いた方が、運転は楽だったように思える。
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