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Yamareco

記録ID: 218497
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

塩見岳 鳥倉ルート

2012年08月03日(金) 〜 2012年08月04日(土)
 - 拍手
GPS
29:40
距離
23.5km
登り
2,404m
下り
2,401m

コースタイム

8月3日(金)
越路駐車場9:30−鳥倉登山口10:15−豊口山間のコル11:20−
水場12:00−豊口山分岐12:40−三伏峠小屋13:05

8月4日(土)
三伏峠小屋4:30−三伏山4:40−本谷山5:30−塩見新道分岐6:55−
塩見小屋7:10−塩見岳8:25−塩見小屋9:20−塩見新道分岐9:55−
本谷山10:55−三伏山11:50−三伏峠小屋12:00/12:45−
豊口山分岐13:05−水場13:25−豊口山間のコル13:55−
鳥倉登山口14:30−越路駐車場15:10
天候 8月3日(金)晴れのち曇り 夜間は強風
8月4日(土)快晴
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
越路駐車場は30台ほどのスペース。
塩見小屋の収容人数の少なさや三伏峠小屋の位置関係により、
変な時刻に混雑したり、変な時刻に空いていたりする。空いてるかは運かな。
夏のみ松川IC伊那大島駅経由鳥倉登山口間のバスが1日2本運行されている。
コース状況/
危険箇所等
塩川小屋ルートおよび塩見新道ルートは通行禁止。

<越路駐車場まで>
道は広い舗装路だが時々落石がある。

<越路駐車場〜鳥倉登山口>
九十九折の舗装路歩き。落石はかなり多くみうけられる。アブがとても多い。しかも超でかい。

<鳥倉登山道〜三伏峠小屋>
樹林帯歩き。危険箇所はないと思うが木の根には注意。
途中の水場は細いが涸れることはなさそう。

<三伏峠小屋>
テント場代は700円。テント・小屋利用者はトイレ無料。水はけはおおむねよさげ。
軽食・喫茶はないようだがカップメンやジュースは豊富に扱ってます。
水場は10分ほど下った場所にある。案内板あり間違うことはない。
水場は機械で汲み上げている?熊よけにラジオを鳴らしている。

<三伏峠小屋〜塩見小屋>
樹林帯のアップダウン。三伏山や本谷山からは展望がある。
危険箇所はなく距離はあるが基本的にゆるやかな登山道。
塩見小屋に出る手前で樹林帯のゴーロ。

<塩見小屋>
収容人数30名。要予約。売店あり。コーヒーなど喫茶は営業している。

<塩見小屋〜塩見岳>
1つめのピークを終えたあとガレ場の岩場歩きになる。
岩場下にストック等デポしてもいいと思われる。落石注意。2箇所くらい危ない。
アサギマダラ。
なぜいちご?小指の先程度の大きさ。鳥倉登山口からしばらくの樹林帯に結構なっていました。食べられるのかな〜。
なぜいちご?小指の先程度の大きさ。鳥倉登山口からしばらくの樹林帯に結構なっていました。食べられるのかな〜。
三伏峠まではこんな雰囲気の樹林帯。
三伏峠まではこんな雰囲気の樹林帯。
豚角煮丼マッシュポテト入りと味噌汁。うま。
豚角煮丼マッシュポテト入りと味噌汁。うま。
三伏峠水場から三伏山。
三伏峠水場から三伏山。
三伏峠水場から塩見岳。遠いな…
三伏峠水場から塩見岳。遠いな…
あさもやもや。
中央アルプスが朝焼けてます。左のガレが百間ナギかな。真ん中が空木岳。そこから右下に伸びてるのが池山尾根と思われます。
中央アルプスが朝焼けてます。左のガレが百間ナギかな。真ん中が空木岳。そこから右下に伸びてるのが池山尾根と思われます。
緑豊かで綺麗です。
緑豊かで綺麗です。
多分、仙丈・甲斐駒・北岳方面だと思うのですが…自信なし;
3
多分、仙丈・甲斐駒・北岳方面だと思うのですが…自信なし;
塩見小屋付近から。左のとんがりが塩見岳。
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塩見小屋付近から。左のとんがりが塩見岳。
塩見稜線から聖・光方面。
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塩見稜線から聖・光方面。
塩見東峰と雲海の中の富士山。SDメモリー切れで携帯画像ですみません;
2
塩見東峰と雲海の中の富士山。SDメモリー切れで携帯画像ですみません;

感想

長い道のりをひとりで黙々と歩きたくて塩見岳におでかけ。

越路駐車場からしばらくは舗装路歩きです。
高山植物が咲き乱れてアサギマダラの乱舞する道のりは
案外退屈しません。ただアブが多い;しかも強靭そうなでかいやつ。
てぬぐいを振り回して避けて進みます。

鳥倉登山口からは樹林帯歩き。黙々と歩みを進めます。
またアブはついてきますが、動いていれば刺されない?
行き違う登山者は少なく私のがおいしいのか
私にばかりまとわりつくアブ…
「虫のつかない女よりはきっといい…」と
意味不明の言葉を発しながら歩き、水場まで到着。

それはさておきあらためて本日の幕営地三伏峠に向かいます。
小屋に近づくと「三伏峠小屋まであと200歩」という看板が出現。
短足の私には240歩かかりました;
周囲はかなりガスってきていて一降りするかもな雰囲気。
テント設営して雨をやりすごさな食っちゃと小屋でテント場の受付。

40〜50張張れるテント場はまだ空いていて選び放題。
適当に場所を選んで設営し午睡を貪る。
雨が降るかと思いきや夕方ガスは晴れていい感じ。
夕食後、水場に翌日の水を汲みに行きます。
水場への下りの道は綺麗なお花畑と塩見岳への大展望!
小屋泊まりの人も散策気分で向かうのがオススメ。
で、水場…人の声が妙に響いてビビってたら
熊避けにラジオがかかっていたのでした;ここはこれが普通らしい。
水は電力で地下から汲み上げているのかな?
小屋が営業の間は水が涸れたりはなさげです。

夜には早くも夜露がテントに降りています。
翌朝テントベタベタかも?と思ったのですが
夜半より風が強く、朝にはテントがよく乾いていました。
月明かりのまぶしいほどの夜、その分、星はあまりみえず。

朝4時半、まだうす暗がりなのでヘッドランプを装備。
テントはデポして出発。ほんの数分で三伏山山頂に到着。
この数分でヘッドランプも要らない程度に日が登りました。
さらに淡々と歩いて本谷山です。
緑の多い登山道は心地よく、時々お花畑も。
季節的にマルバタケブキが多かったかな。
本谷山から塩見小屋へ向かうゴーロの登りのある斜面は幼木の樹林帯。
緑がとてもみずみずしくて…あっという間に樹林帯は切れ、
低木の中にある塩見小屋に到着。

塩見小屋は小さな小屋ですが、登山道途中に
黒板に売店メニューを掲げていたりして、寄りやすい雰囲気。
けど、休憩は山頂に登ったあと、ということで本峰に向かいます。
このあたりからは360度の大パノラマ。
北は仙丈・甲斐駒・北岳、南は聖・光。西には中央アルプス。
東は塩見岳で隠されて、その向こうは見えません。
南への眺望は本当によく小屋がいくつか見え、
「あそこまでまた来年行きたいな」と思いました。

山頂の手前の岩場の基部にストックはデポ。
岩場自体の難易度は低いですが、
2箇所ほどガレ場があり、落石が怖い感じかな。
けど、塩見岳は行程が長かったり、
小屋の位置が微妙だったりのせいか、入山者はほどほど、
落石を平気でガンガン落としてくるような人は居なさそう。
用心はするに越したことないと思いますけど。

岩場を登りきったら、塩見岳西峰に到着です。
ここまでは塩見岳で見えなかった富士山が
雲海から顔を覗かせて、登頂の充実感が得られました。
で、すぐ隣が東峰です。西峰と違って風が強い…
広さもないのですぐ撤収しました。

再び塩見小屋に向かって…塩見小屋前で小休止。
コーヒーを飲んで鋭気を養って下山開始。
下山はなんかあまり考えず、
気がついたら三伏峠小屋だった…という印象ですが、
途中やはりアブに追い回されましたが、今日の私は昨日とは違います。
なぜならストックという武器でアブを叩き落としまくったので。

三伏峠小屋で昼食、さくっとテント撤収して本格的に下山です。
途中白い凧のような布を持った方々とすれ違い、
訪ねてみると昆虫調査の為の採集道具だそうです。
夜、白布に光を当てて昆虫を集めるらしい。

もくもく歩いて、鳥倉登山口へ。
着いたところでバスが出発;駐車場まで1区間乗りたかった…
すると、またしても昆虫採集の方が。
この方は蝶を採集して見える様子。
話しかけたら、色んな蝶の種類を教えてくれました。
あとこの方はアサギマダラのマーキング調査をしてるそう。
だらだらした林道歩きもちょっと気分転換になりました。
やっとのことで越路駐車場に到着。

今回の山行は積雪期の下見にもなりました^^

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