鳳凰三山〜素晴らしい朝の南ア大展望〜


- GPS
- 30:01
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 2,699m
- 下り
- 2,677m
コースタイム
06:35 御座石温泉
↓
07:09 青木鉱泉
↓
08:35 南精進ヶ滝
↓
09:11 鳳凰の滝
↓
10:25 白糸の滝
↓
10:51 五色の滝
↓
11:49 鳳凰小屋
↓
12:44 鳳凰小屋分岐
↓
13:12 観音岳山頂
↓
13:51 薬師岳山頂
↓
14:22 観音岳山頂
↓
14:54 鳳凰小屋分岐
↓
15:33 鳳凰小屋(宿泊)
<2日目:8月28日>
06:28 鳳凰小屋
↓
07:10 地蔵岳、オベリスク
↓
08:08 アカヌケ沢の頭
↓
09:19 鳳凰小屋分岐
↓
09:56 鳳凰小屋
↓
10:52 燕頭山
↓
11:26 七合目道標
↓
11:57 石空川渓谷分岐、昼食
↓
12:36 御座石温泉
天候 | 27日:晴れのち曇り 28日:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場まではダート道あり、走行の際はご注意を。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
宿泊:鳳凰小屋1泊夕食+弁当(8000円) 帰りの温泉:ゆーぶる韮崎(700円) |
写真
感想
会社の休暇が月、火なのはあと2回のみ。というわけで先週は北アルプス満喫してきましたので、
今回は南アルプスをじっくり味わいたいと思って百名山の鳳凰三山に行ってきました。
前日に小屋へ電話して宿泊予約。「月曜日なのでお客さんは少な目ですね」という嬉しい状況でした。
「ドンドコ沢ルートは急だから御座石コースから来られた方がいいと思いますよ。」とのことだったが、
「滝」を巡ることのできるコースに期待を持っていたので青木鉱泉からドンドコ沢を登るルートを選択
した。また、駐車場は御座石なら無料とのことなので、車は御座石へ止めていったん青木鉱泉へ
向かうことにした。御座石までの車での道のりは八ヶ岳の桜平までのルートを思い起こさせる悪路が
一部にありますので気をつけて運転したほうがよいです。
駐車場に到着すると一匹の犬がトコトコこちらに近づいてきます。吠える犬は昔から嫌いなので、
どこか行ってくれないかと思っていたら、意外と静かにしてました。顔や背中を撫でても全く嫌がり
ませんでした。しばらくすると御座石鉱泉の方に犬は戻っていきました。準備完了して登山届けを
鉱泉の入り口で書こうとしたら犬がもう一匹いてワンワンワン吠えまくり。鉱泉の人が出てきて、
収まりましたが勘弁してほしいものです。
届け記入後、青木鉱泉へ出発。いきなりの急坂で堪えました。一つ山を越えて青木鉱泉に到着。
ドンドコルートにて高度を上げていきます。電話で連絡あったとおり、かなり急坂が多かったです。
しかもひたすら登山道なので景色を楽しめず、けっこう堪えました。そして最近シリオに履き替えて
から定番の「カカト部皮めくれ」がまたしても発生。バンソウコ張ってあったのですが効果なしでした。
南精進ノ滝まではなんとかなりましたが、鳳凰ノ滝で一旦靴を脱いで確認。水ぶくれができてました。
もう一度がっつり靴を締め込みなんとかマシになった気がしたのでそのまま歩行を続けました。
この日はカカトの痛みを気にしながらのイライラ登山でした。
そして「滝」についてですが今回の私見としては鳳凰ノ滝については寄り道しなくてもよい気がします。
経由して登山道に戻れないですし、滝までは沢を登っていかなければなりませんので。そして、
五色ノ滝については分岐ルートもありますが、ここから滝に向かうとアザミが途中にいっぱいあって
チクチクする場所を通らなければなりません。後で気づいたのですがそのままの登山道から向かう
ルートがありますのでそちらを通ったほうがよいです。(下調べ不足でした・・・。)
登山道を抜け、河原に出てしばらくしてようやく鳳凰小屋に到着です。小屋の周りにはヤナギランを
はじめとする花がいっぱい咲いていました。とてもきれいでした。とりあえず小屋の主人に声をかけられ
たので先に受付をすませます。空を見上げると、曇り空。ご主人に聞くと地蔵岳は「明日の朝の方が
いいよ!」と言われたので、次の日にピークを踏まない観音、薬師岳まで向かうことにしました。
1リットルポカリは空だったので粉ポカリと小屋のうまい水でポカリを作って再スタート。
地図上のショートカットっぽく見えるコースを上がっていきましたが、カカトの具合もあってか、キツイ。
ようやく稜線に出たところでは、雲をかぶった北岳が大きく前に見えていました。アカヌケ沢ノ頭と観音
方面もギリギリ見えていました。稜線歩きではそれほどの急坂も少なくなり、無事に観音岳・薬師岳の
ピークを踏むことができました。ガスが一瞬引いたときの、白砂の稜線が魅力ある場所です。
薬師岳から観音岳に戻り、小屋に戻ろうとしたそのときにオベリスクが姿を現し出しました。迫力ある
オベリスクを登る前に見れたので翌日の期待が膨らみました。小屋に戻ってベンチでコーヒータイム。
満開といってもよいヤナギランの花畑に囲まれたこの小屋に一泊泊まれてよかったです。
小屋の夕食後、御座石方面の富士見岩というところから富士山が見えるとのことで早速向かうと、
めたくちゃうっすら赤くなった富士山が見えました。すぐに雲がかかって結局夕方の最高の景色は
お預けでした。暗くなって空を見上げると月の光が明るいせいか星空の見え方は先週の北アルプス
よりも少なめでした。
鳳凰小屋のコタツでまったり談話してると19時40分ころでもう消灯とのこと。仕方なく、睡眠モードに。
夜中12時一度目覚めてしまい、その際に夜空をもう一度見てみましたがあまり変化なしでした。
そして寒かったので毛布を一枚押入れより拝借し、再度眠りモードへ。
翌朝4時頃バタバタしだして、起きてテラスを見ると真っ赤になった空が見えたのでこれはチャンスと
思って富士見岩へ向かうとすばらしい朝焼け。これまで撮影した富士山でも指折りの写真が撮れたと
思っています。朝焼けを満喫したら小屋前でモーニングココアを飲み、支度・トイレ等準備を済ませて
地蔵岳に向かいました。
地蔵岳までのルートもこれまたきつかった。後半は「アリジゴクのよう」とは聞いていましたが、まさに
そのとおりで歩きにくいながらも、一泊して疲れが多少疲れが取れていたせいか、かなりのハイペース
でオベリスクにたどり着けました。オベリスクからは360度の大パノラマが待っていました。今月7日に
登った仙丈のカールが見え、そのとき見れなかった北岳、甲斐駒の雄姿が見られて感激でした!
「オベリスクに登る人がいる」とのことだったので一週周って見ましたがちょっと自分には厳しそうなので
景色を満喫してアカヌケ沢の頭に向かいました。ここからはオベリスクと八ヶ岳をセットに見れる景色と
白峰三山がきれいに見えました。特に日本の標高第2位の北岳の威圧感には圧倒されました。帰りは
右手に白峰三山をずっと眺めながらのとても気持ちのよい稜線歩きでした。
小屋分岐に出て、一息ついてから小屋に戻りました。小屋のご主人に「いや〜もう最高でしたよ!」と
ご報告し、ポカリを追加作成&お持ち帰りで水筒に水を補給。小屋を後にし、燕頭山経由で御座石まで
下山。帰りも急坂多く、こちらから登ってもドンドココースと五十歩百歩の気がしました。
最後の分岐で小屋の弁当を頂く。でかいおにぎり3ツと天然水ポカリでパワーアップ。御座石鉱泉に
無事降りて来れました。到着するとワンちゃんがまたしてもお出迎え。また吠えられるかと思いましたが
なぜか自分から近づいたときは吠えない不思議な犬。撫でてやるのが癖になっているのか全く嫌がら
ない。そのまままた鉱泉に戻るとワンワン吠え出してました。
吠える犬はどうも昔から苦手なので鉱泉に浸かるのは止めて、ゆーぶる韮崎でゆったりくつろいで帰り
ました。露天風呂の横で気持ちよくなって1時間ほど熟睡しちゃいました。このせいか帰りの運転では
眠気に襲われることなく岐路につけました。めでたしめでたし。
あいごえ
aiqoeさん こんばんは<(_ _)>
お疲れさまでした
美しい花々・ヤナギラン畑と青空、それとなんと
いっても・・朝焼けに染まる富士山
素晴らしい!!最高
どこかの写真展に出展すれば・賞 間違いなしです
aigoeさん こんにちは
素晴らしい赤富士に遭遇しましたね
こういう美しい写真を見ると
何と言っても肉眼で見たくなります。
良い写真ありがとう
ibuki89さん、どうもはじめまして。
足の痛みを除けば本当に気持ちの良い2日間でした。
山小屋周りのヤナギランには到着時にビックリでした。
長い登りの後の至福の時間を過ごせました
自分でも自画自賛できる素晴らしい朝の眺望は、前日に
夕焼けで富士山が見えますよと教えてくれた小屋の方々
がいたからこそできたのだと感謝しております。
私はコンパクトカメラでの撮影でしたので後から一眼レフ
を持ってきていた方の写真はもっとスゴいのかも…
あいごえ
kmaxさん、お疲れさまです。
小屋周りに咲くヤナギランと朝焼け富士の絶景には言葉を失いました
富士山が見えるスポットを教えてくれた小屋のご主人には
本当に感謝しております。
大仙丈ヶ岳からの眺望、私は見られなかったのでうらやま
しい限りです。今回の山歩きで、ぜひとも北岳、甲斐駒には
行ってみたくなりましたね~
あいごえ
aigoeさん、初めまして。
朝焼けの富士山、まるで絵みたいですね。
同じ朝、私は南御室小屋に泊まっていたのですが、テン場を染める朝日の濃さに、これは稜線はきれいだろうなと思っていました。
後から南御室小屋近くでも朝日観賞ポイントがあったと聞き、aigoeさんのこの写真を見て、しまったあと思っています(笑)。
泊まった人から鳳凰小屋は展望全然ないと聞いていたのですが、こんな絶景ポイントがあるのですね。
今度泊まる機会があったら、ぜひ行ってみます。
ところで、かかとの靴擦れですが、登り始める前にテーピングテープを10cmくらい切って、かかとに直に貼っておくといいですよ。
私もすぐかかとが靴擦れするので、絆創膏や靴ずれ防止パッドを貼ったりしていましたが、やはりだめで…。
でも某小屋のご主人にアドバイスされてテーピングテープを貼るようになってから靴擦れ知らずです。
ダクトテープでもいいらしいですが、テーピングテープでしたらいざというときの救急用品にもなりますし、一石二鳥かと。
一度お試しください。
poniさん、どうもはじめましてです。
確かに鳳凰小屋の前からはこの景色は望めません。小屋から約6分ほど御座石方面に行ったところに富士山
かかと靴擦れはテーピング試してみました!
あいごえ
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