比良山地縦走、暑さとの闘い(八雲ヶ原幕営)


- GPS
- 27:35
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 1,909m
- 下り
- 2,141m
コースタイム
18日 5:50八雲ヶ原ー6:42武奈ヶ岳6:50−7:38釣瓶岳7:45−8:30笹峠8:35−9:22横谷峠9:28−11:02蛇谷ヶ峰11:05−13:00てんくう温泉(グリーンパーク)
天候 | 晴れ、夜間にわか雨と遠くで雷 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
朽木てんくう温泉14:20発ー14:25朽木バス停14:37発ー15:00JR安曇川駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 平バス停ー八雲ヶ原 バス停から、南に戻れば登山口はすぐにわかります。登山口より権現山まで登りの1本道でわかりやい。蓬莱山まで稜線で迷うこと無し。打見山あたりは、ゴンドラがあり観光客であふれており、ここから平岳への道は少しうろうろして、やっとスキー場の道を見つけました。後は八雲ヶ原は看板通りにいけば、良いでしょう。 八雲ヶ原ーてんくう温泉 武奈ヶ岳、釣瓶岳、笹峠まではわかりやすく、迷うことはなかったです。笹峠からは、右への林道に引き込まれそうで注意が必要です。これは、事前にヤマレコの皆さんのレポートが大変役に立ち助かりました。もし、予習がなければ、間違えていたと思います。この後も林道がありますが、林道を避けてテープを頼りに尾根沿いに進めば問題ないでしょう。蛇谷ヶ峰からは、階段状の登山道で膝にはくるけど、安心して歩けます。しかし油断したせいで、最後の林道にでる所を直進してしまい詰めの甘さを感じました。 |
写真
感想
昨年、イン谷口より武奈ヶ岳に登り八雲ヶ原の長閑さに惹かれ、ゆったり寛ぎたいと思い、折角なので平バス停より比良山地を縦走することにした。
JR堅田駅より江若バスにて平バス停へ。他にも登山客はいたが、ここで降りたのは私1人であった。早速登山口より、歩き始める。樹林帯で風はなく汗がすぐに噴出す。この日は下界のmaxは35度なので、水は4.5L持参。水だけでは塩分不足の恐れがあるためナトリウム、カリウム、砂糖配合の補水液で挑む。補水液は、水分の吸収がいいので、この後も順調に汗はで続けて、熱中症にはならなかった。
風のないアラキ峠で水分とエネルギー補給。稜線上の権現山に着くと琵琶湖が見渡せ風も少しあるが、やはり汗は流れ続ける。ホッケ山では鹿とトンボが出迎えてくれ、見通しもよく一息入れる。小女郎峠あたりで、ゴンドラで上がってきた家族連れがちらほら。折角なので小女郎池を往復。こじんまりとした、静かな池で気持ちも落ち着く。
蓬莱山では、パラグライダーがとんでおりゆったりした気分にさせてくれる。ここから、打見山までは観光客も多くて、18kgのリュックを担いだ親父は場違いのようである。足早に去ろうとしたが、ここで夕立にあい、暫くとどまることになる。その間に、トイレで水を補給。雨も小粒になり、汁谷方面に下ろうとしたが、すぐにわからず少しうろうろして、スキー場を下ることがわかる。先ほどまでの喧騒は嘘のようで、だれもいなく強い日差しだけが照りつける。汁谷のキャンプ場からは、木陰があり直射日光は遮られるが、汗は流れる続けて、ズボンの膝近くまでずぶ濡れだ。おしっこをちびったみたいで、誰にも会わずによかった。
ここから、烏谷山までの登りも普通なら、どおってことないけど、暑さのせいでペースが落ちる。右手み見える琵琶湖を見るのが唯一の涼だ。熱中症にならないよう水分をこまめに取りながら、堂満岳分岐を経て金糞峠で歌川広重の風景を見て一息入れる。八雲ヶ原までは渓流にそってゆったり歩く。やっと、幕営地の八雲ヶ原に着くと池の周りで鹿が3頭出迎えてくれる。人気のある場所なので、何人もいるかと思ったが、どうやら貸切のようだ。1人で独占して申し訳ない感じだ。早速我が家を石のテーブルのすぐ近くの一等地に設営する。
汗だらけなので、衣服を着替えようとして靴の中を見ると、真っ赤である。どうやら、アラキ峠あたりで蛭にやられたようだ。しかも数箇所、献血の跡が残る。まあ、痛くも痒くもないので気にせず、近くの清流で冷やしたビールで疲れをとる。晩は、おにぎりとワンタンメンと缶詰で簡単に済ます。到着が遅れたためあたりも暗くなり始めるが星空は、期待できないようである。外気温は22度と心地よく、昼間の暑さを忘れさせてくれる。夜も更けると鹿の鳴き声だけが、聞こえてくる。雨も少し降り、うとうとしながら朝を迎える。
天気は上々、昨日の疲れは、寝られなかった割には取れている。昨夜は、このまま縦走しようか下ろうか悩んでいたことはすっかり忘れて、武奈ヶ岳に足は動いていた。武奈ヶ岳からは、360度の眺めで昨日歩いたコース、これからのコースを確認する。釣瓶岳、笹峠まではわかりやすく、景色見ながらのんびり歩く。笹峠過ぎではは、ヤメレコで事前に予習しておいた分岐にでて、林道に出ず直進して、うまく登山道に繋がった。地蔵峠も看板があり、尾根沿いに歩けば問題なかった。蛇谷ヶ峰少し手前の100mくらいの急登が、堪える。汗と昨日から付きまとう虻と蚋が、不快指数を上げてくれる。
蛇谷ヶ峰ではてんくう温泉から登って来た先客が1人。この2日間で登山客にあったのは、これが始めてだ。ここからは下るだけだが、下りは苦手で2時間近くかけてゆっくり、てんくう温泉に到着。ここで2日間の汗を流して、さっぱりして帰途に着く。てんくう温泉に着くまでは、気がつかなかったが、温泉からでると手、足、首など十数か所、蚋にくわれて、痒くてたまらない。これは、暫く続くので今回の余韻を十分満喫できるだろう。朽木のバス停では、大津の高校生が10人位いたので聞いてみると、彼らも昨日からこの近辺を歩いていたようだ。やはり、暑さで大変だったようである。
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