6:33 戸隠スキー場(1,310m)出発
自宅から1時間も掛からないのに、シーズン中にここへ来るのは3年ぶり。
前に来た時はまだ山スキーヤーではなくて基礎スキーヤーでした。
戸隠スキー場を登って飯縄へ行く人はあまり居ないと思うので、
念のために届け出てから出発。
※降雪直後は朝に圧雪作業している場合もあるので要注意。
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6:33 戸隠スキー場(1,310m)出発
自宅から1時間も掛からないのに、シーズン中にここへ来るのは3年ぶり。
前に来た時はまだ山スキーヤーではなくて基礎スキーヤーでした。
戸隠スキー場を登って飯縄へ行く人はあまり居ないと思うので、
念のために届け出てから出発。
※降雪直後は朝に圧雪作業している場合もあるので要注意。
スキー場最上部の瑪瑙山へ向けて出発!近くに見えているのは怪無山。
予報は悪くはなかったけど、空模様は曇り。でもなんとなく回復の兆しはありました。
今冬初のシール登行。感触を確かめつつ登ります。
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スキー場最上部の瑪瑙山へ向けて出発!近くに見えているのは怪無山。
予報は悪くはなかったけど、空模様は曇り。でもなんとなく回復の兆しはありました。
今冬初のシール登行。感触を確かめつつ登ります。
瑪瑙山へ直結している瑪瑙コースを登るつもりが、一つ手前の尾根にあたるしゃくなげコースを登ってしまいました。
途中で南側に瑪瑙コースの尾根が見えて間違ってたことに気付きました。3年ぶりでゲレンデの接続の記憶が不確かでした。
しゃくなげコースは中級向きで、久しぶりのシール登行には充分の登り応えでした。
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瑪瑙山へ直結している瑪瑙コースを登るつもりが、一つ手前の尾根にあたるしゃくなげコースを登ってしまいました。
途中で南側に瑪瑙コースの尾根が見えて間違ってたことに気付きました。3年ぶりでゲレンデの接続の記憶が不確かでした。
しゃくなげコースは中級向きで、久しぶりのシール登行には充分の登り応えでした。
7:44 1,632mピーク
しゃくなげコースを登ってしまい、瑪瑙山の北隣のミニピークに到達。
なんと瑪瑙山まで遠回りする羽目になってしまいましたが、これも体力づくりの一環と割り切ります。
これまた久しぶりのシール滑走で1,600mコルまで下りて、今度こそ瑪瑙山へ向けて登っていきます。
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7:44 1,632mピーク
しゃくなげコースを登ってしまい、瑪瑙山の北隣のミニピークに到達。
なんと瑪瑙山まで遠回りする羽目になってしまいましたが、これも体力づくりの一環と割り切ります。
これまた久しぶりのシール滑走で1,600mコルまで下りて、今度こそ瑪瑙山へ向けて登っていきます。
遠回りしたけど、瑪瑙山までやっとあと少しのところまで来ました。この頃にはリフト営業開始間近の案内や、この日に開催されていた神奈川・千葉技術選のアナウンスが始まっていました。自分は技選に出るレベルには遠く及ばなかったので、参加したことはありません。それはともかく、営業開始前にスキー場から脱出できる目途が立ってホッとしました。
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遠回りしたけど、瑪瑙山までやっとあと少しのところまで来ました。この頃にはリフト営業開始間近の案内や、この日に開催されていた神奈川・千葉技術選のアナウンスが始まっていました。自分は技選に出るレベルには遠く及ばなかったので、参加したことはありません。それはともかく、営業開始前にスキー場から脱出できる目途が立ってホッとしました。
8:18 瑪瑙山山頂(1,748m)
戸隠スキー場の最上部にあたる瑪瑙山山頂に到着。
ここで初めて見えてくる飯縄山には天使のハシゴ!
いよいよシールを剥がしてスキー場の外へ。
飯縄へ向かう夏道(もちろん雪に覆われてるので目視はできません)に沿うように、シュプールが付いていたのでなぞります。
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8:18 瑪瑙山山頂(1,748m)
戸隠スキー場の最上部にあたる瑪瑙山山頂に到着。
ここで初めて見えてくる飯縄山には天使のハシゴ!
いよいよシールを剥がしてスキー場の外へ。
飯縄へ向かう夏道(もちろん雪に覆われてるので目視はできません)に沿うように、シュプールが付いていたのでなぞります。
ノンストップという訳にはいかなさそうですが、コルまではどうにか滑れそう。
雪質は比較的固く締まっていました。トレースはないものの、瑪瑙山東斜面では雪の深さは大したことありませんでした。
夏道は埋まり切っておらず、部分的には横滑りで下りました。
コルまで下り切ったところでスキーを外しました。
飯縄までシートラで登ります。
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ノンストップという訳にはいかなさそうですが、コルまではどうにか滑れそう。
雪質は比較的固く締まっていました。トレースはないものの、瑪瑙山東斜面では雪の深さは大したことありませんでした。
夏道は埋まり切っておらず、部分的には横滑りで下りました。
コルまで下り切ったところでスキーを外しました。
飯縄までシートラで登ります。
9:20 1,639mコルでシートラに切換えて出発
コルで飯縄から来られた登山者と出会いましたが、その方が付けたスノーシューのトレースが本当に有難いものでした!
先日の南八ツ(編笠・権現・西岳)の反省から、今回は持ってきていたワカンをアイゼンと併用して装着しました。
でもコルより東側では想像より雪が深くて、スノーシューの必要性を感じました。
スノーシューは安い買い物ではないしいつでも使うものではないし、加えて消費税も重税。
できれば導入せずに済ませたい装備です。
この頃より空模様ははっきり回復してきました!
晴天の下で飯縄を目指せるとなって、テンション上がりました。
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9:20 1,639mコルでシートラに切換えて出発
コルで飯縄から来られた登山者と出会いましたが、その方が付けたスノーシューのトレースが本当に有難いものでした!
先日の南八ツ(編笠・権現・西岳)の反省から、今回は持ってきていたワカンをアイゼンと併用して装着しました。
でもコルより東側では想像より雪が深くて、スノーシューの必要性を感じました。
スノーシューは安い買い物ではないしいつでも使うものではないし、加えて消費税も重税。
できれば導入せずに済ませたい装備です。
この頃より空模様ははっきり回復してきました!
晴天の下で飯縄を目指せるとなって、テンション上がりました。
コル付近は比較的見通しが良く、黒姫がよく見えました。
遠目には雪がありそうですが、今冬は圧倒的に雪不足です。
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コル付近は比較的見通しが良く、黒姫がよく見えました。
遠目には雪がありそうですが、今冬は圧倒的に雪不足です。
対向の方が付けてくださった、有難いスノーシューのトレース。
これがなければ今回も目的地まで辿り着けなかったでしょう。
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対向の方が付けてくださった、有難いスノーシューのトレース。
これがなければ今回も目的地まで辿り着けなかったでしょう。
コルからの軟雪の急登を耐えると、ようやく瑪瑙山に近い標高まで登り返してきました!
優美な瑪瑙山、奥には凛々しい高妻山。かつて自分がスキーの練習よりも惹かれた絶景が広がっています。
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コルからの軟雪の急登を耐えると、ようやく瑪瑙山に近い標高まで登り返してきました!
優美な瑪瑙山、奥には凛々しい高妻山。かつて自分がスキーの練習よりも惹かれた絶景が広がっています。
9:58 (1,720m)
最初のまとまった急登が一段落し、飯縄までだいぶ近づいてきました。
でも時間が掛かるのはここからでした。
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9:58 (1,720m)
最初のまとまった急登が一段落し、飯縄までだいぶ近づいてきました。
でも時間が掛かるのはここからでした。
飯縄への本格的な登りが始まると軟雪が更に深くなって苦戦。
膝くらいまで踏み抜いたり、キックステップも決めにくいサラサラの雪でした。
本当に一気にペースが落ちました。
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飯縄への本格的な登りが始まると軟雪が更に深くなって苦戦。
膝くらいまで踏み抜いたり、キックステップも決めにくいサラサラの雪でした。
本当に一気にペースが落ちました。
休んでる回数と時間が段々長くなってきました。
でも着実に飯縄は近づいてきます。あと少し、あと少し…。
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休んでる回数と時間が段々長くなってきました。
でも着実に飯縄は近づいてきます。あと少し、あと少し…。
11:31 飯縄山と霊仙寺山の稜線に乗る(1,900m)
瑪瑙山を出発してから3時間近く!
やっとの思いで飯縄近くまで登り詰めました。見知ったところなのにこの達成感。そして疲労感…。
ちなみに山と高原地図では瑪瑙山→飯縄山は55分となっています。(夏道)
積雪期は雪の状態でCTは大きく変わることを改めて実感しました。
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11:31 飯縄山と霊仙寺山の稜線に乗る(1,900m)
瑪瑙山を出発してから3時間近く!
やっとの思いで飯縄近くまで登り詰めました。見知ったところなのにこの達成感。そして疲労感…。
ちなみに山と高原地図では瑪瑙山→飯縄山は55分となっています。(夏道)
積雪期は雪の状態でCTは大きく変わることを改めて実感しました。
11:36 飯縄山山頂(1,917.3m)到着!!
戸隠スキー場を出発してから5時間…。南登山道なら半分程度の所要時間で済むでしょう。今回は想像以上の難路。
馴染み深い山なのに、なんだか深山に登ったかのような不思議な感じでした。
帰りはだいぶ早いはずなので、とりあえずしばらくはゆっくりできそう。
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11:36 飯縄山山頂(1,917.3m)到着!!
戸隠スキー場を出発してから5時間…。南登山道なら半分程度の所要時間で済むでしょう。今回は想像以上の難路。
馴染み深い山なのに、なんだか深山に登ったかのような不思議な感じでした。
帰りはだいぶ早いはずなので、とりあえずしばらくはゆっくりできそう。
南峰越しに遥か下界の長野市街がよく見えています。
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南峰越しに遥か下界の長野市街がよく見えています。
好天での登頂であおいとひなたもごきげんに写ります。
雪は少なめでも、晴天での山頂はやはり気持ち良いものでした。
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好天での登頂であおいとひなたもごきげんに写ります。
雪は少なめでも、晴天での山頂はやはり気持ち良いものでした。
すっかり晴天になり、高妻もより美しく見えています。
もう少し雪があれば、近くで滑りたいところがあちこちあるのですが。
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すっかり晴天になり、高妻もより美しく見えています。
もう少し雪があれば、近くで滑りたいところがあちこちあるのですが。
今年初めて日本海が見えました。
そのうち新潟の山まで滑りに行きたいものです。
12:10 飯縄山山頂出発
すっかり落ち着いたので、ぼちぼち戸隠スキー場へ向けて引き返すことにします。
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今年初めて日本海が見えました。
そのうち新潟の山まで滑りに行きたいものです。
12:10 飯縄山山頂出発
すっかり落ち着いたので、ぼちぼち戸隠スキー場へ向けて引き返すことにします。
登りでは苦労した軟雪の急登を、半分ずり落ちるようにサクサク下りていきました。
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登りでは苦労した軟雪の急登を、半分ずり落ちるようにサクサク下りていきました。
下りは倍速のようなスピードでした。
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下りは倍速のようなスピードでした。
あっという間に瑪瑙山が近付いてきました。
見た感じではしっかり雪があれば飯縄からも滑って下りれそうです。
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あっという間に瑪瑙山が近付いてきました。
見た感じではしっかり雪があれば飯縄からも滑って下りれそうです。
13:15 瑪瑙山へ登り返しを開始(1,639mコル付近)
飯縄から最低コル(1,639m)までたった35分。
ちなみに登りではなんと2時間15分!
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13:15 瑪瑙山へ登り返しを開始(1,639mコル付近)
飯縄から最低コル(1,639m)までたった35分。
ちなみに登りではなんと2時間15分!
瑪瑙山から滑ったシュプールを見ながら、最後の登り返しを頑張ります。
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瑪瑙山から滑ったシュプールを見ながら、最後の登り返しを頑張ります。
あと少し、あと少し、もう一歩前へ…
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あと少し、あと少し、もう一歩前へ…
13:45 瑪瑙山山頂(1,748m)到着!!
最低コルから30分の登り返しで懐かしい瑪瑙山まで戻ってきました。
そんなに遠くないけど、難路だった飯縄を眺めて達成感を得ました。
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13:45 瑪瑙山山頂(1,748m)到着!!
最低コルから30分の登り返しで懐かしい瑪瑙山まで戻ってきました。
そんなに遠くないけど、難路だった飯縄を眺めて達成感を得ました。
朝と違って好天になった瑪瑙山山頂にて。
瑪瑙山山頂はリフト終点のすぐそばなので、スキーヤーにとっても立ち寄りスポット。
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朝と違って好天になった瑪瑙山山頂にて。
瑪瑙山山頂はリフト終点のすぐそばなので、スキーヤーにとっても立ち寄りスポット。
飯縄への登りは想像以上に苦しいものでした。
良い体力づくりになりました。
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飯縄への登りは想像以上に苦しいものでした。
良い体力づくりになりました。
14:33 瑪瑙山山頂出発
約45分の滞在でスキーに換装完了。
ここから先は足慣らしも兼ねてスキー場を滑って下ります。
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14:33 瑪瑙山山頂出発
約45分の滞在でスキーに換装完了。
ここから先は足慣らしも兼ねてスキー場を滑って下ります。
瑪瑙コースで下りようかと思ったけど、高妻の雄姿に誘われてお仙水コースへ。
一気に滑ってしまっては勿体ない絶景。登りで使った緩斜面をゆっくり下りていきます。
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瑪瑙コースで下りようかと思ったけど、高妻の雄姿に誘われてお仙水コースへ。
一気に滑ってしまっては勿体ない絶景。登りで使った緩斜面をゆっくり下りていきます。
1,630mコルからは面白そうな中斜面に入りました。
カメラを置けそうなところがあったので自撮りしてみました。
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1,630mコルからは面白そうな中斜面に入りました。
カメラを置けそうなところがあったので自撮りしてみました。
戸隠スキー場の下部はゆったりした緩斜面が広がります。
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戸隠スキー場の下部はゆったりした緩斜面が広がります。
長年続けてた基礎スキーヤーを引退して、通年営業の山ヤになる一つのきっかけとなった戸隠連峰の絶景。
自分の過去の経緯はともかく、戸隠は良いスキー場です。
白馬エリアのような華やかさはありませんが、落ち着いて練習できる雰囲気と環境が揃っています。
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長年続けてた基礎スキーヤーを引退して、通年営業の山ヤになる一つのきっかけとなった戸隠連峰の絶景。
自分の過去の経緯はともかく、戸隠は良いスキー場です。
白馬エリアのような華やかさはありませんが、落ち着いて練習できる雰囲気と環境が揃っています。
15:00 戸隠スキー場最下部(1,310m)到着
休み休みでも30分掛からずに下りてきました。
昼過ぎには下山の想定でしたが、終わってみれば8時間半の山行。
外に出ておられたパトロールの方に下山をお知らせしました。
清々しい達成感と疲労感に包まれて帰途に就きました。
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15:00 戸隠スキー場最下部(1,310m)到着
休み休みでも30分掛からずに下りてきました。
昼過ぎには下山の想定でしたが、終わってみれば8時間半の山行。
外に出ておられたパトロールの方に下山をお知らせしました。
清々しい達成感と疲労感に包まれて帰途に就きました。
おはようございます。
昨日、一昨日は雪がぱらつく寒さでした。
やつと滑れるスキー場が兵庫ではあるようです。
飯綱山はたしか
母上様も登られたのでは、、?
近くて良い山ですね
雪があるとまた風情が違い
格別ですね。
冬にスキーをするトレーニング
で山を始められたと
記憶します
すっかり冬も山屋さん、(^o^)
おかげで絶景を目にできます。
ありがとうございます。
尾根を一つ間違われたとか
珍しいですね
広ーいゲレンデではありがちです
雪があるとありグレードアップですね
一度は比良にいきたいので
来週狙ってますが、、、、美しい景色をありがとうございました
山スキーに変わる
原点の山とか
それだけ魅力ある景色ですねー
ありがとうございました
こんにちは、mayasanpoさん。
ご記憶のとおり、飯縄山は長野に引っ越して間もなく母と一緒に登りました。
あれ以来、初めての雪山登山の山でもあり、10回近くは季節を問わずに登っています。
雪はいろんな意味で大変ですが、雪山は他の季節では味わえない魅力にあふれています!
戸隠にスキーに行った折に、戸隠連峰をはじめ周囲の山々を眺め、
上達しないスキーに延々時間を潰してるより、冬も登山に取り組むべきではないかという思いが強くなりました。
結果的に長野に来たことで、ゲレンデのスキーを辞めることになりました。
今やスキー場は周囲にたくさんあるので、なんとも皮肉な結果です。
山を始めたきっかけは、ニュージーランドに渡航して現地で出会った“トランピング(登山)”です。
それからも長年、冬はスキーを頑張って共存してきた格好ですが、もう上達を望めなくなったことで、
スキーを続ける意味は失われ、それと同時に雪山に登りたい思いが反比例して強くなったのです。
でもスキーの経験は全て山スキーに転用出来てるので本当に結果オーライ。
雪山と山スキーのおかげで、今までより遥かに冬が楽しい季節となりました。
スキーで戸隠を訪れてたことで、上から滑る記憶はあっても、下から登ったのは今回が初めて。
尾根を一つ間違えるのは登山であってはならないことですが、過去の滑走の記憶を頼りに登ってしまいました。
おっしゃるとおり、戸隠スキー場は下部は本当に広いです。
やっとこさの寒波で広い地域で積雪が増え、比良も狙い目ですね!
来週は暖かくなるようですが、山の雪はすぐには消えないのではないでしょうか。
ぜひmayasanpoさんも雪山の比良をお楽しみくださいね!
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