【甲斐駒ケ岳】黒戸尾根日帰りはきつかったぁ
山梨県
長野県
nanasana
その他1人 - GPS
- --:--
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 2,493m
- 下り
- 2,494m
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05:40 竹宇駒ケ岳神社
08:35 刃渡り
09:45 五合目
10:45 七丈第一小屋
12:05 八合目
13:10 甲斐駒ケ岳山頂
14:05 下山開始
15:45 七丈第一小屋
17:50 刃渡り
20:55 竹宇駒ケ岳神社
21:05 尾白渓谷駐車場着
| 天候 | 曇り時々小雨、ほんのちょっと晴れ間 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
国立府中I.C.〜須玉I.C. （駐車場） 竹宇駒ケ岳神社下の尾白渓谷駐車場（80台） 但し1台あたりのスペースは少し狭い |
| コース状況／ 危険箇所等 |
黒戸尾根ルートは日本三大急登に挙げられており、登り始めから比較的急な登りで標高差は約2200m（富士山の1.5倍くらい）。コースも比較的長く、日帰りの場合は長時間の登山となる。日帰りの場合、ある程度体力に自信のある経験者向けのルート。岩場・梯子・鎖場・ロープもあるため初心者や体力に不安のある人は下山にも時間が掛かる為、日帰り登山は避けたほうが無難。登りより下山時に注意したい。 五合目小屋後以降は岩場が梯子、鎖場、ロープが多くなるがしっかりと整備されている。雨の際は岩場で滑りやすくなる部分もある為、慎重な登山が必要。 とは言え、東京からもアクセスし易く、日本三大急登の一つを登りきった時の達成感は格別です。 （温泉） 道の駅 スパティオ小淵沢 延命の湯 入湯料（夜）400円 |
| 予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
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感想
夏山シーズンも終盤戦。まだ行った事のない南アルプスはどの山も行ってみたい魅力的な山ばかりですが、何度かその雄姿を遠くから眺めていつかは登ってみたいと思っていた「南アルプスの貴公子」こと甲斐駒ケ岳に行く事に。sjkさんも一緒に登れる事になりました。
但し家族持ちのサラリーマンの私にとってはどうしても日帰り登山がメインとなってしまい、今回の山行も日帰り。
甲斐駒ケ岳山頂まで北沢峠ルートで行くか、黒戸尾根ルートにするかで悩みました。北沢峠からの日帰りは帰りのバスの時間が気になり、黒戸尾根の日帰りは日本三大急登を日帰りで下山出来るかが気になりましたが、sjkさんも黒戸尾根に挑戦してみたいと言ってくれましたし、私も登山を始めて1年も経ち、そこそこ山に登った経験を積んできたので、自分の実力がどの程度になったのかを計る良い機会と思い、バスの時間を気にする事のない黒戸尾根を選択しました。
結果、かなりしんどかったデス。
夜24時立川駅で待ち合わせ、2時半に尾白渓谷駐車場に到着。車で仮眠するもバスが来たりで目が覚め、うたた寝程度。4時45分に起きましたが眠い眠い…
5時半に登山開始。晴れ間もあり気分は上々。竹宇駒ケ岳神社で安全登山祈願をして吊り橋を渡ります。
sjkさんが先頭を行きます。開始から比較的急な登山道ですが、sjkさんは夏休みの山行で実力がついたのかいつもよりやや早めのペースで登って行きます。刃渡りまでは長く展望の無い道を歩いて行きます。途中私は血糖値が下がったのか、寝不足なのかボーっとして来ました。休憩時にチョコを口にすると復活しました。sjkさんも睡魔に襲われ休憩中にうたた寝。アリナミンの錠剤を渡し、眠気を振り払います。
そうこうしている内に最初の難所の刃渡りに到着。刃渡りは登った皆さんがコメントされている通り、整備された鎖としっかりとした足場であまり怖さはなかったですね。
途中抜きつ抜かれつだった女性ソロの方が二人程いましたが、二人ともテントを担いで登っていました。途中お話する機会がありましたが、お二人とも色々な山に行っている強者でした。荷物の軽い我々と同じようなペースで歩いていました。
五合目過ぎると梯子、鎖場、ロープが連続します。前半の長い展望の無い登山道とは雰囲気が変わってきます。特に難しい訳ではありませんし、恐怖はあまり感じませんでしたが、やはり緊張はしました。高所にあまり強くないのかも知れません。
七丈小屋を過ぎた辺りから急に体が重くなってきました。高山病ではなさそうですが、体に余り力が入らなくなってきた感じ。八合目の手前の少しスペースのあった所で昼食休憩をすることに。食事を摂り終えると体が急に軽くなり、少し前とは雲泥の差で体が動きます。水分はこまめに摂っていましたが、途中行動食を余り取らず、今度は特に塩分が欠落していたんだと思いますが、軽いハンガーノックアウト状態みたいでした。
長時間の山行を成功させる秘訣の一つとして水分補給と行動食摂取はきちんと行うべきだという事を身をもって体験出来ました。
八合目あたりで晴れ間が出ますが、曇ったり小雨が降ったりと天気も逐一変化します。山頂までも岩をよじ登ったりしながら高度を上げていきます。山頂が見えたときは気分が盛り上がりますが、日本三大急登の本性をさらけ出し、中々山頂に辿り着きません。でも山頂手前で晴れ間が見えたときは心が躍り足早に駆けあがって山頂を目指します。13時過ぎに山頂に着くとガスの中。あきらめきれず1時間弱晴れ間を待ちますが、一向に晴れる気配無し。残念ながら14時にあきらめ下山を開始します。
岩場、鎖場、梯子の下山は登りより気を遣います。あまりペースも上がらず段々と日が傾いてきましたが、何とか明るいうちに刃渡りを通過することが出来ました。日が暮れてからはヘッドライトを付けケガをしないように非常にゆっくりペースで下山。脚も段々痛くなってきました。途中ガサガサっと音がした時は熊じゃないかとかなりビビリましたが、鹿でした。長い黒戸尾根をようやく下り切り、21時に下山完了。百名山そして日本三大急登は伊達じゃありませんでした。
それから温泉に入って、須玉I.C.近くのバーミヤンで食事。高速に乗ったものの眠くてP.A.で仮眠。結局朝7時過ぎに帰宅。長い1日でした。
十分な睡眠としっかり行動食を摂取を心がけ、もう一度このコースをリベンジして10時間以内で下山完了出来るように更に励みたいと思います。
あと七丈小屋では山バッチが売ってなかったので、次回山バッチも何処かで手に入れたいと思います。
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山バッチは、竹宇の駐車場の売店に売ってますよ〜
gryffonさん、情報ありがとうございます！ 助かります。
今回は下山も遅かったので売店が閉まっていたので、次回の挑戦で買いたいと思います！
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