甲斐駒ケ岳（黒戸尾根）テン泊
山梨県
長野県
umiyama7
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 2,378m
- 下り
- 2,371m
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尾白渓谷駐車場8:00- ？笹ノ平？−10:55刃渡り11:08−11:35刃利天狗ー？五合目跡-13:05七丈一小屋13:15−テン場 (幕営)
【8月4日】
七丈第一小屋04:50−05:40八合目(御来迎場)-05:50甲斐駒ヶ岳06:35−07:25七丈小屋(幕営撤収）08:25−09:40刀利天狗−10:00刃渡り10:10−11:00笹の平−12:05尾白渓谷駐車場
| 天候 | 【1日目】 晴れ 【2日目】 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
【往復】 慎重に進めば特に危険なところはない。水場がわかりにくい上、少ないので要注意。 【温泉】 すぐ近くの「べるが」という公園に「尾白の湯」があるが、夏の日曜とあって、車を入れるのも大変で断念。 |
| 予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
国道20号を曲がりあとちょっとで尾白渓谷駐車場。これから登る甲斐駒ケ岳が見え、登頂意欲をかきたてられる。素晴らしい天気だ。ウッヒョーー！
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キャンプ場の横を通過し、スタートとなる橋へ。どこもスタートが橋というのがスタート合図みたいでいいね、なんて考えたら大事な水を補給し忘れていた。大失敗でした！
尾根の裏側の暗い苔むした中に気持ちの悪い花を発見。一瞬、ギョッとしました。ユウレイタケもしくはギョリンソウ（銀竜草）って名前らしい。
こんな感じ。ハチが蜜を吸いに来てました。茎も花も白くて、こんなの初めて。「俺には気持ち悪い」ってのが正直な感想。でもこんな花もあるんですね。
茎も花も白くて、こんなの初めて。「俺には気持ち悪い」ってのが正直な感想。でもこんな花もあるんですね。
神々しい。素晴らしい朝、山、景色に感謝！
このきのこは行き（登り）でも気づいていたが、まだ土の中で頭だけかすかに見えていた。翌日、こんなに出てきているのを見てびっくり。これ毒々しいが食べれるらしいですね。
感想
夏、仲間と行った白馬岳はあいにくの天気と1泊2日と短く、ちょっと疲れ不足。
どうせ行くなら、きついとこに行きたいということで思い立ったのが、前から行きたかった黒戸尾根。
【1日目】8月4日 晴れ
しかし自分の悪い癖で前日夜から準備し、またもや寝不足の中、東京を出る。
渋滞前に相模湖を抜け、甲府に出ると、南アルプスがくっきり見える。
うひょー山びよりだーーー。
順調に尾白川渓谷に到着。案内のおじさんにうながされ到着。車は9割型埋まっている。トイレ、着替え8:00皇太子も昔、登られたという石碑を見て、出発。
神社で安全を祈願し、キャンプ場を通り過ぎ、高揚した気分のまま橋を通過し、登山開始してしまった。尾白川名水100選でどこでも汲めるだろうと思っていたこと、気分が高揚していたことからすっかり水を汲み忘れてしまった。
この後、これが原因で苦しむ。
奥深い中、下界の車の音が徐々に小さくなり、聞こえるのは自分の息遣いだけ。噂通りかなりきつい。蝉の声がひびくなだらなな登りを抜けるときつい登りとなった。汗が噴き出る。もってきた飲み物はスポーツドリンク500mLと野菜ジュース200mだけだ。気づくとスポーツドリンクは残り200mLになっていた。
期待していた水場にはまったく気づかずあっという間に刃渡りに到着。ここで一息入れ、野菜ジュースも飲んでしまった。もう小屋まで何もない。
下界からガスが上がってくる。
ここから、はしごや階段を超え、息は激しくあえぎながらきつい登りをひたすら登っていく。もう限界、のどが渇いた。小屋はまだか？
と思ったらやっと小屋に到着。冷たい水を一気飲み。生き返った。
無口なおじさんにテン場料金600円とビール代700円を払う。
第一テン場は混んでおり、少し上の第2テン場は空。いい場所にテント張り、ウォッカでしこたま酔う。
夜は缶詰と中村屋のインドカレーとポタージュスープ。缶詰の汁をテント内でこぼしてしまった。おかげで夜中生臭いにおいにつつまれた。
【2日目】
4時、まだ暗い中、自分のそばの岩場で朝飯をたべる人がいる。夜はいいが、朝早いうちは自分のテントで朝飯を作ってほしい。マナー違反だな！と思いながらも我慢して寝る。4:50ほぼ空身で出発。
5:03、日の出。雲海の上をオレンジ色の太陽が…。しばし息を飲む。素晴らしい朝に感謝。高揚した気分でじゃんじゃん上がる。
5:55、やったー登頂です。頂上はこれまたとても美しい景色、360度美しく、気づいたら35分たっていた。後ろ髪引かれるが、一気にテン場まで戻り朝飯食べてテント撤収。自分、テント撤収が遅い。1時間かかる。今日は、家で飲む分まで含め、水をたっぷりと汲み、下山開始。
「よう、登ってきたな」という急こう配をくだり続ける。朝日の木漏れ日の中、ひたすら下山する。刃渡りでチョコとソーセージを取り、またひたすら下る。とにかく長い。うんざりする。くだりを楽しくってのがなかなか難しい。頭の中はゴールすることばかり考える。とにかく長い。スタートの橋が見えた時は嬉しかった。
川も駐車場も避暑で遊ぶ人々であふれ、たった今歩いてきた2日間が夢のような気分となり、下界に引き戻されたのを実感。
すぐに近くのべるがにある「尾白の湯」に入ろうと思ったが、入場するのでさえ、車の列。あきらめ小淵沢の道の駅の温泉を目指す。温泉で黒戸尾根制覇の気分に満ち足り、ご褒美の天ぷらそばを食し、ALL FREEを飲みながら、家路に着いた。
【感想】
確かに距離は長い。もう1回行く？と聞かれると一瞬、返答に躊躇するが、素晴らしいコースに間違いはない。
長いコースでの水は大事だ。これが今回の反省点。
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